8月14日(金) 曇後晴
=バッハラッハからハーゲンへ=
お城の中とは思えぬ快適なバッハラッハのユースホステル、6時過ぎに
目を覚ますと外はガス模様。朝食後、10時にライン川の船着場に集合
まで自由時間というので、8時過ぎにユースホステルを出る。
昨日上がってきた来た道を下る途中で左折、谷間に向かって下って行く
と、塔のような建物が見える。そばに行ったが閉鎖し、上がれなかった。
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谷間の小集落には花に飾られた古い民家やペンションが並ぶ。
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石積みのゲートをくぐって進んだ対斜面の小道の横は、一面のブドウ畑。
幹の下の方にだけ実らせたブドウの実は、ワインの原料になるのだろう。
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そのブドウ畑の中に立つ城塞の展望台に上がる。宿泊した城や、ねず
み色のかわら屋根のバッハラッパの町並み、ライン川の流れなどが見晴
らせ、宿泊したバッハラッハ城(ユースホステル)も間近に望まれる。
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眼下の教会は塔の修理中で、最上部に金ピカの風見鶏を取り付けて
いた。
一番山側を通る古い通りに下って、石畳の細い通りを数百m往復する。
自動車がなければ何世紀か前にタイムスリップしたような家並みが続き、
木組みの家や花で飾られたの建物が幾つも目につく。観光案内所もゲー
トのある古い建物だった。
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国道下をくぐり、芝生と伸び伸びとした木々の多いライン川沿いの公園
に出る。ライン川には、長い観光船などが次々に通過するのが見える。
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船着き場に行くと、近くの広場に30人くらいのサイクリストが到着して
休憩していた。よく見ると高年の方が多いが、みな元気そう。
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桟橋に接岸した10時15分発コブレンツ(Koblenz)行きライン川遊覧船
LORELEY(ローレライ)号に乗り、最上部の展望デッキの全部に上がる。
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船が動き出すと風がやや冷たく感じ、皆上着を1枚着用する。北方、下
流にある終点のコブレンツまでは約50㎞、3時間に近い船旅である。
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両岸に次々に現れる城や古い家並み、教会、行き交う観光船や輸送船、
両岸を走り抜ける列車などに目を奪われ、右に左に移動してはシャッター
を切る。
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船内で昼食を済ませることにして、ユースホステルで用意してもらった
「ランチパケット」と呼ぶ弁当の袋を開ける。今日は生人参も入っていた。
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10㎞余り進むと右岸に現れたのが、この船名にもなっているローレライ。
大きく右カーブする地点に、高さ132mの巨大な岸壁がそびえる。
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その先の左岸には、幾つかのオートキャンプ場も見えた。
40分ほど乗ったST.GOARでは、日本旅行のツアー客数十人が下船、入
れ違いの乗船客も多く、船はしばらく停泊した。
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3分の2近く進んだ左岸斜面にはブドウ畑が増えてきた。次第に乗客が
降り、船上は人が少なくなってきた。
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やがて川の上150mの高台に、レイン川沿いの城砦(じょうさい)として
は最もよく保存された古城という、マルクスブルク(Marksburg)城が見えて
きた。
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乗船以来ひとつも無かった橋が続いて三つ現れ、その下をくぐると終点の
コブレンツ(Koblenz)。モーゼル(Mosel)川との合流点近くの船着場に、定刻
の13時10分に到着した。 (続く)
=バッハラッハからハーゲンへ=
お城の中とは思えぬ快適なバッハラッハのユースホステル、6時過ぎに
目を覚ますと外はガス模様。朝食後、10時にライン川の船着場に集合
まで自由時間というので、8時過ぎにユースホステルを出る。
昨日上がってきた来た道を下る途中で左折、谷間に向かって下って行く
と、塔のような建物が見える。そばに行ったが閉鎖し、上がれなかった。
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谷間の小集落には花に飾られた古い民家やペンションが並ぶ。
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石積みのゲートをくぐって進んだ対斜面の小道の横は、一面のブドウ畑。
幹の下の方にだけ実らせたブドウの実は、ワインの原料になるのだろう。
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そのブドウ畑の中に立つ城塞の展望台に上がる。宿泊した城や、ねず
み色のかわら屋根のバッハラッパの町並み、ライン川の流れなどが見晴
らせ、宿泊したバッハラッハ城(ユースホステル)も間近に望まれる。
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眼下の教会は塔の修理中で、最上部に金ピカの風見鶏を取り付けて
いた。
一番山側を通る古い通りに下って、石畳の細い通りを数百m往復する。
自動車がなければ何世紀か前にタイムスリップしたような家並みが続き、
木組みの家や花で飾られたの建物が幾つも目につく。観光案内所もゲー
トのある古い建物だった。
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国道下をくぐり、芝生と伸び伸びとした木々の多いライン川沿いの公園
に出る。ライン川には、長い観光船などが次々に通過するのが見える。
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船着き場に行くと、近くの広場に30人くらいのサイクリストが到着して
休憩していた。よく見ると高年の方が多いが、みな元気そう。
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桟橋に接岸した10時15分発コブレンツ(Koblenz)行きライン川遊覧船
LORELEY(ローレライ)号に乗り、最上部の展望デッキの全部に上がる。
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船が動き出すと風がやや冷たく感じ、皆上着を1枚着用する。北方、下
流にある終点のコブレンツまでは約50㎞、3時間に近い船旅である。
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両岸に次々に現れる城や古い家並み、教会、行き交う観光船や輸送船、
両岸を走り抜ける列車などに目を奪われ、右に左に移動してはシャッター
を切る。
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船内で昼食を済ませることにして、ユースホステルで用意してもらった
「ランチパケット」と呼ぶ弁当の袋を開ける。今日は生人参も入っていた。
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10㎞余り進むと右岸に現れたのが、この船名にもなっているローレライ。
大きく右カーブする地点に、高さ132mの巨大な岸壁がそびえる。
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その先の左岸には、幾つかのオートキャンプ場も見えた。
40分ほど乗ったST.GOARでは、日本旅行のツアー客数十人が下船、入
れ違いの乗船客も多く、船はしばらく停泊した。
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3分の2近く進んだ左岸斜面にはブドウ畑が増えてきた。次第に乗客が
降り、船上は人が少なくなってきた。
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やがて川の上150mの高台に、レイン川沿いの城砦(じょうさい)として
は最もよく保存された古城という、マルクスブルク(Marksburg)城が見えて
きた。
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乗船以来ひとつも無かった橋が続いて三つ現れ、その下をくぐると終点の
コブレンツ(Koblenz)。モーゼル(Mosel)川との合流点近くの船着場に、定刻
の13時10分に到着した。 (続く)