あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

イギリス・コッツウォルズ地方北部 ヒドコート・マナーガーデンの花

2018-08-25 18:40:17 | 英国旅行
 2018年8月25日(土)

 10日余りアップできませんでした。この夏は左目の結膜炎症状が何度か出て、その原
因が高温の日の外出時に顔の汗を拭うと、目にバイ菌が入って悪化したようなので、汗の
出そうな日は外出を最小限にしていたためでした。

 したがって電車での外出もせずに過ごす日がほとんどで、市内ウオーキングも買い物を
兼ねた僅かな距離しか歩かず、アップするものがありませんでした。

 そこで今日は、昨年(2017年)6月26日~7月7日に出かけた「イギリス8日間
の旅」の写真の中から、6月29日(木)午後に訪ねたコッツウォルズ地方北部、チッピ
ングカムディン郊外にあるナショナルトラスト「ヒドコート・マナーガーデン」の花を紹
介します。


 ヒドコート・マナーガーデンはチッピングカムディンの町の北郊にあり、1907年に
アメリカ人ローレンズ・ジョンストンが移り住んで約30年かけてつくられ、アーツ&ク
ラフト運動の影響を受けた「20世紀を代表する美しい庭園のひとつ」と賞賛されている
ようです。

 庭園の入口


 広い庭園内はイチイの生け垣により、趣の違う28の庭で構成されていますが、その一
部を巡った中で目についた花を紹介しますが、花の名はほとんど分かりませんでした。



       

     







 ユリの一種


 ハギのよう








       


 これもユリのよう
     

        

    



    

     

          



 モフモフしている花
     



        上の花のアップ
       

 スイレン咲く池




     



       

 私には名前の分からない花が、数限りなく咲いていました。


 




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 、
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イギリス8日間の旅で見た飾り花 

2017-09-30 22:54:47 | 英国旅行
 2017年9月30日(土)

 7月3日(月)にイギリス8日間の旅から帰ってもう3か月近くなりましたが、日々の
レポートでアップした以外にもたくさんの写真がありますので、それらを幾つかのカテゴ
リーに分けて紹介します。

 最初は、建物に吊されたり店の前などに飾られていた花です。

 雨になった2日目の6月27日(火)午前に訪ねた、湖水地方・グラスミアのジンジャ
ーブレッドと呼ぶ人気のしょうが入りクッキー状の菓子を販売している店に吊された花。
    

         同じグラスミアの、ある店の前に飾られた花。
        

 同じ日の午後、湖水地方・ボウネスからウィンダミア湖クルーズをして到着したレイク
サイドの船着場近くで。
         

 同じレイクサイドの船着場近く


 3日目の6月28日(水)も雨、チェスターの次に回ったウェールズ北東部にある世界
遺産ポントカサルテの水道橋に近い運河沿い。




 同じ日、最後に訪ねたイギリス最初の世界遺産で世界初の鉄橋というアイアンブリッジ
の町に飾られた花2つ。


         
    
 4日目の6月29日(木)、コッツウォルズ地方で2つ目に回った町・ボートン・オン・
ザ・ウオーターにて。


         

                

 この日の最後、コッツウォルズ地方北端、ストラトフォード・アポン・エイボンの町並
みの一角で。


 翌6月30日(金)、バース、オックスフォード観光後到着した、ロンドン・ヒースロ
ー空港近くの夕食をしたパブに飾られていたもの。


        

 6日目、7月1日(土)の午後、ロンドン郊外のウィンザー城観光をしたウィンザーの
バス駐車場近くに飾られた花。


          

 ウィンザー城観光から戻った、ロンドン中心街のピカデリーサーカス近く。
       

 今回の旅では、あまり市街地を歩く時間が無かったので、飾り花はこれくらいしか撮れ
ませんでした。





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イギリス8日間の旅⑦ ロンドン発機内泊して成田へ

2017-08-11 15:27:57 | 英国旅行
 2017年7月2日(日)~3日(月)
 ロンドンからのBA機で機内泊して羽田へ帰る

 連泊したロンドン、ヒースロー空港そばのホテル、ルネッサンス ロンドン ヒースロー
にて6時10分に起床し、7時頃からホテルのレストランで朝食をした。

 レストランからは目の前に、ヒースロー空港に駐機中の飛行機が望まれる。


 今回の旅では前半は雨だったが、帰国日の今日になって快晴となった。8時15分にホ
テル↑を出発してヒースロー空港に向かい、8時40分前後にヒースロー空港の出発ロビ
ーに入った。




 スーツケースを預けて出国審査を受け、帰国便であるBA(British Airwas)便専用のタ
ーミナル5へ、A14ゲート付近↓からTransit Trainと呼ぶ空港内移動用の車両で10時30
分前に移動し、搭乗するC53ゲート前で待つ。




     
 予定より遅れて搭乗し、誘導路から滑走路に向かう途中、かつての超音速旅客機コンコ
ルドらしい機体↓が駐機されているのが見えた。

 帰国後調べたらやはりそうで、製造番号208号・量産型8号機で、1984年にはワ
シントン~ニース間の最長航続距離を記録しているという。

 ちなみに、コンコルドはイギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機で、1969
年3月に初飛行し、原型機4機を含め20機が製造され、通常の旅客機の飛行高度の2倍
の高度55,000~60,000フィート(16,800~18,300m)を、音速の2倍
のマッハ2で飛行したが、採算ラインに乗らずに1976年11月に製造中止となり、
2003年11月26日のヒースロー空港着陸をもって全機が退役したという。

 さて、我々の乗った帰国便のBA007便、羽田行きボーイング777-300型機は、
予定の11時40分より遅れて12時10分にロンドン・ヒースロー空港を後にした。羽
田までは約11時間35分のフライト予定である。

 離陸後間もなく、左側の窓から見下ろすイングランド南東部の眺め。






 私たちの座席は主翼後部付近だったが、周辺の座席はかなり空席があったので空いてる
席に移動して、トイレに行くにも並んでいた人に迷惑を掛けずに自由に出入りすることが
出来た。

 最初の機内食は13時30分頃に出た。夜間帯になるとライト消えたがあまり眠れず、
座席前面のディスプレイで映像を見たりイヤホンで音楽を聞いたりして過ごす。

 イングランドから欧州西部を北上し、北欧のノルウェーからスウェーデン上空を経てシ
ベリア北部を西から東へと大半の時間通過して日本海に出る。北海道西部を南下する頃に
もう1度、朝食に相当する機内食が出た。

 羽田空港には、予定の翌7月3日(月)7時15分より早い6時52分に着陸した。空
港周辺は雨は上がっていたが雲が低く、機外に出ると蒸し暑い。


 預けたスーツケースも比較的早めに出てきて宅配便に依頼し、7時55分発の所沢駅東
口行き高速バスに急ぎ間に合う。

 高速バスは途中渋滞もなく所沢ICまで1時間足らずで通過し、所沢駅には9時19分
に着いた。高速バスの存在は知ってはいたが利用したのは初めて。乗換え無しで自宅の隣
の駅まで来られたのは何よりだ。

 久しぶりの蒸し暑さが気になったが、所沢駅前のスーパーで昼食などの買い物をして、
帰宅したのは10時15分だった。    (歩数 羽田空港途中まで 5,800)(完)

========================================

 行程に従っての今回の旅の紹介は終えましたが、ほかにまだ撮った写真がたくさんある
ので、幾つかのカテゴリーに分けて、さらに何度か紹介します。 




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イギリス8日間の旅⑥ ロンドン市内とウィンザー城へ

2017-08-09 21:27:43 | 英国旅行
 2017年7月1日(土) 曇後晴
 ロンドン市内とウィンザー城の観光

 ロンドン、ヒースロー空港そばのホテル、ルネッサンス ロンドン ヒースローで6時10
分に起床した。7時過ぎからホテルのレストランで朝食をして、8時14分にバスはホテ
ルを後にする。

 今日は、午前中にロンドン市街中心部の観光後、午後は自由行動で、希望者はオプショ
ナルツアーとして、英国王室の居城である郊外のウィンザー城の観光が計画されている。
     

 ロンドン西郊のヒースローから東に進んでロンドンの中心部に入り、やや北側にありロ
ンドンで最も美しい公園というリージェンツ・パーク(The Regent's Park)へ。

 公園の南側にあるクイーン・メアリーズ・ガーデンズ(Queen Mary's Gardens)のバラ
を見ることにして、9時10分頃にバスを下りた。

 リージェンツ・パークは王立公園で、総面積は約500エーカー(約2㎢)あり、公園
内には野外劇場や運河、スポーツ施設、学校なども設けられていて、バラ園のバラは約
400種類、3万本あるという。

     
 池の横を進んでゲートを入ると何色ものバラが見頃で、芝生地の間に色を競っている。

9時45分にゲート前に集合することにして、各々バラ園を巡って多彩な花の彩りを鑑賞
した。






     
 バラ園の横にはいろいろな花の咲く植え込みもあり、そちらにも回って眺める。
         







     


 バスは南東に向かい、大英博物館前で下車した。大英博物館は、世界人類の貴重な遺産
を数多く収集・展示しており、世界最大規模の博物館といわれている。

 たくさんのコレクションを見て回るには何日もかかるようだが、今日は10時05分か
ら約1時間だけしか時間がとれないので、見どころだけを観覧することになった。

     
 館内のガイドはイツコさん、イヤホンガイドで説明を聞きながら、ギリシア、アテネ、
アッシリア宮殿、エジプトのミイラ、イースター島関連の展示を中心に巡り、少しのフリ
ータイムもある。
          





          

     



     



        エジプトのミイラ
        

           イースター島のモアイ像
          


 11時10分に館内のライオン像付近に集合して、館を出てバスに乗る。
  

 中心街を南に進んでテムズ川(River Thames)沿いに出た。対岸に2000年のミレニ
アム記念に旧ロンドン市庁舎の前につくられたというロンドン・アイ(London Eye)が
望まれる。高さは135mあり世界最大級のよう。


 テムズ川の西側、ウェストミンスター橋近くでバスを下り、ウェストミンスター寺院
(Westminste Abbey)前に行く。
     
 ウェストミンスター寺院は、ウィリアム王から現在のエリザベス2世まで、ほとんどの
王の戴冠式が行われた場所とのこと。現在の建物は、エドワード王が1050年に建てた
ノルマン様式の修道院が原型で、その後13世紀にゴシック様式を取り入れて現在の姿に
建て替えられたという。




 背後には、イギリスの国会議事堂である時計塔のビッグ・ベン(Big Ben)とヴィクト
リア・タワーが望まれる。


 周辺は大変な観光客で迷子になりそう。イヤホンガイドを頼りに離れないように注意し
て12時ちょうどまで周辺の建物などを眺めた。



 
 再びバスに少し乗り、西側のバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)前で下りた。バッ
キンガム宮殿は、ヴィクトリア女王以来の歴代イギリス国王の宮殿で、いまのエリザベス
女王も週末にウィンザー城へ、夏にはスコットランドのパラモル城に行く以外はここに住
まれているという。



 もともとはバッキンガム公爵が建てた邸宅だが、1762年に当時の国王ジョージ3世
が購入し、現在の姿になったのは1912年らしい。部屋の数は650もあり、夏の間に
はその一部が公開されるよう。宮殿の前もたくさんの観光客で賑わい、そばの広場には幾
つかの彫刻があった。
     

         

     


 12時30分にバスに乗り、ウェストミンスター駅前↑から北へ向かい、ナショナルギャ
ラリー前↓を通過して、北側の通りにあるLulivoというレストランに13時頃に入り、13
時40分まで昼食をした。


 午後はフリータイムとなったが、自由にロンドン市内を回る3組6人以外の私たちを含
めた17人は、オプショナルツアーのウィンザー城観光に参加することにした。

 13時52分にバスは出発して高速道路M4号線を西へ、ヒースロー空港の北側を通過
してさらに進み、南に折れて間もなくの14時45分にウィンザー駅近くの駐車場で下車
した。


 ウィンザー駅の横を進んで賑やかなウィンザーの町並みを抜けて、台地上にあるウィン
ザー城(Windsor Castle)の南西側、ヘンリー8世門の前を緩やかに上がる。

 中央部南側にある入場門では空港並みの厳重なチェックを受け、日本語ガイドの案内で
城内に入った。

ウィンザー城は、イギリス王室の所有で約4万5千㎡の床面積を持ち、現存する城で人が
居住するものとしては最大という。城は11世紀にウィリアム1世により建てられた木造
の城が最初で、ヘンリー2世が木製の防壁を石造りにし、城の中心部である中央の塔も建
設された。

 1350年からエドワード3世により一部を残して取り壊されて再建され、その後も建
物の追加、改修が行われ、現在の形が完成したのは19世紀初めだという。(下のイメー
ジ図はウィンザー城の英文リーフレットから)


 ラウンドタワー(Round Tower)と呼ぶ中央の高い塔には、エリザベス女王が滞在中で
あることを示すエリザベス家の旗が上がっている。
     

 女王は週末にはほとんど、バッキンガム宮殿を出てウィンザー城で過ごされているよう
だ。


           
 門を入って緩やかに上がると、ジュビリー庭園と呼ぶ半円形の堀割にバラや草木の植え
込みが続き、その向こうに円筒形のラウンドタワーが近づく。


 
 ラウンドタワーの左手にあるノルマン門から建物内に入り、公開されているワーテルロ
ーの間、国王の客間、国王の正餐の間、王妃の公式会見の間、聖ジョージ・ホール、接待
の大広間など15を越える部屋を、20分近くで一巡して観覧した(建物内は撮影禁止)。

 城内のショップで、日本語の公式ガイドブックを求めた。オールカラーで72頁あり、
ウィンザー城の歴史、城内各部屋や展示物などの説明と写真が多数掲載されている。


 さらにガイドさんの説明を聞きながら門に向かい、門を出てフリータイムとなり16時
55分にウィンザー駅近くに集合することとなった。

 ヒースロー空港が近いので、ときどき上昇中の飛行機が望まれる。






 観光客で賑わうウィンザーのわずかな距離の町並みや、駅周辺を見て回る。駅構内には
古いSLが展示されていた。





 駅のホーム横を抜けてバスに戻り、17時過ぎにホテルに向けて出発した。


 テムズ川を渡って高速道M4号線に入る。夕方のラッシュ時となり途中一時渋滞したが
市内に戻り、ハイド・パーク↓やバッキンガム宮殿に接したグリーン・パーク横を通過する。


 中心街の広場、ピカデリーサーカス近くで自由行動の6人と合流して、18時50分に
The Bunch of Grapesというパブに入り夕食をした。

 19時50分を過ぎても、外はまだ明るい。

 19時52分にバスに乗って再び西へ、ヒースロー空港そばの連泊のホテル ルネッサン
ス ロンドン ヒースローには20時20分に戻った。          (歩数 8,100)




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イギリス8日間の旅⑤ バースとオックスフォード観光(後半)

2017-08-05 16:23:07 | 英国旅行
 2017年6月30日(金)
 バースとオックスフォード観光後ロンドンへ(続き)

 バース市街を出て、国道A46号から高速道M4号に入り、さらにA34号、A144
号線などを経て、バースの東北東約131㎞のオックスフォード(Oxford)市内に入り、
15時02分にバスを下りた。午後は大学の町オックスフォードの観光である。




 オックスフォードは13世紀に最初のカレッジが造られ、ケンブリッジととともにイギ
リスの学問の中心都市として知られている。

 オックスフォード大学と呼ばれているが、ひとつの大学ではなく、教授や学生が同じ寮
に寄宿しながら専門的な学問を学ぶ「学寮」(カレッジ)の総称で、市内には40余りの
カレッジがあるという。

     
 少し歩いてMartyrs Memorialという塔の前に出た。16世紀に悪名高いメアリー1世により
火あぶりの刑にされた、3人の英国教会の司教を追討する碑とか。


 さらに進むとイギリス国旗が掲げられ、1964年開業の5つ星ホテルというMacdonald
Randolph Hotelと、道路を挟んでアシュモリアン博物館(Ashmolean Museum)がある。


     
 ブロード・ストリート(Broad St.)に入り、皇太子妃雅子殿下が外務省入省後に留学さ
れたというベリオール・カレッジ(Bellil Collede)前を通過する。



 人混みの多い通りを進むと、チューダー様式の木組みの家が現れた。
 


 細い路地を進んでカヴァード・マーケット(Covered Market)に入る。
     


 1772年に造られたという屋根付きの市場で、食料品や野菜、果物、肉屋など、生活
用品が求められる小さい店がたくさん並んでいる。




 マーケット前から南進して、クライスト・チャーチ(Christ Church)の前に出た。
     
 オックスフォードに数あるカレッジの中でも飛び抜けた名門校で、何人もの首相も輩出
しているとか。
        

 12世紀に修道院として始まったのでチャーチと呼ぶようで、1546年にはヘンリー
8世が学寮と聖堂をひとつにした現在のカレッジを創設したという。


 門を入り広大な構内を巡る。広い芝生地や花咲く庭園のようなところを通過した。




     
 有料の見学用ゲートをくぐり、寮生たちが食事をする大食堂グレート・ホールに入った。



 そう広くはないが、周囲のシャンデリアの下に卒業した著名人らしい肖像がたくさん並
ぶ。テーブルには、すぐに食事が出来そうに食器などが用意されていた。
     








 広い中庭を眺めてから外に出た。


     
 近くには、皇太子浩宮殿下が2年間留学してテムズ川の水運史を研究されたという、マ
ートン・カレッジ(Merton College)がある。

 1264年にウォルター・ドゥ・マートンが設立した名門校で、オックスフォードでも
最も古い歴史を持つカレッジのひとつらしい。


 幾つかのカレッジを眺めながら進むと、次々と塔のある建物が望まれる。




     




 円形の塔の前に来た。ラドクリフ・カメラ(Radckiffe Camera)と呼び、隣接するボード
リアン図書館(Bodleian Library)の読書室で、医師ジョン・ラドクリフの遺産を投じて
1749年に建てられたという。


 さらに幾つかのカレッジらしい建物を見ながら進んで、インフォメーションセンターの
あるブロード・ストリート(Broad St.)に16時30分頃着き、17時までフリータイム
となった。
     

         



 近くの店のウィンドウには、オックスフォードの各カレッジのバッジが並んでいる。
 

    

        

    
 いろいろな店のウィンドウショッピングを楽しんだり、変化に富む建物などを見ながら
周辺を回った。
        




 17時03分にバス↑は出発してロンドンに向かう。国道A40号線に入って間もなく
の17時28分から40分までトイレ休憩となる(下は休憩したサービスエリアの一角)。


 すぐに高速道M40号線に入ったが、18時前後なので夕方の渋滞となり一般道に回る。
ロンドン市内に入ってヒースロー空港近くのホテルに近いパブ↓に18時37分に着き、
20時05分まで夕食をした。
       

 ヒースロー空港の滑走路が間近に見える今日から連泊のホテル、ルネッサンス ロンドン
ヒースロー(Renaissance London Heathrow)には20時10分過ぎに入る。

                                 (歩数 11,200)




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イギリス8日間の旅⑤ バースとオックスフォード観光(前半)

2017-08-03 23:13:57 | 英国旅行
 2017年6月30日(金) 晴一時曇
 バースとオックスフォード観光後ロンドンへ

 連泊したイングランド中部、コベントリーのメルキュール ブラントン ホール ホテルに
て5時50分に起床した。今朝は青空が見えて、テレビの天気予報でも雨は心配なさそう。


 今日は、午前中はコッツウォルズ地方の南東部のバースを観光後、午後は東北に移動し
て大学の町オックスフォードを観光し、ロンドンに向かう予定である。
    

 6時30分からホテルのレストランでバイキング朝食をして、7時50分にバスはホテ
ルを出発した。ところが、ジャガイモ畑の近くから国道に入って間もなく、ドライバーの
ロジャーさんがホテルに忘れ物したとのことで戻った。15分ほど予定より遅れ、添乗員
の佐々木さんは少しやきもきする。


 国道A40号から高速道M46号を経てM5号などを進み、9時44分から10分ほど
トイレ休憩でサービスエリアに寄る。




 コッツウォルズ地方らしい緩やかな丘陵や牧草地などの間を進んで、ホテルから約144
㎞走り、コッツウォルズ丘陵の南西端、エイヴォン(Avon)川畔のすり鉢の底のような地
形の中に市街地の広がる、世界遺産の町バース(Bath)に入る。


 バースは、1世紀頃ローマ帝国の支配下で保養地として繁栄し、ローマ式の大浴場や神
殿が建築されたが、ローマが撤退すると一時的に荒廃した。

 だが、エリザベス1世の時代に温泉地として復活し、特に18世紀のジョージ王朝時代
には、ロンドンの貴族や富裕層の保養地として大規模に再開発され、近隣の土地から産出
する石灰岩による多くの美しい建物群が建造された。

 当時の建築物は今も多く残り、町全体がユネスコの世界遺産に登録されていて、イギリ
スの観光都市ではロンドンに次ぐ2番目に観光客が多いという。


 北側から丘陵地を下ると斜面に建物の広がるバース市街が現れた。


 エイヴォン川沿いの低地に広がる市街地に向かって下り、10時40分に市街地北西部
のロイヤル・クレッセント(Royal Crecent)近くでバスを下りた。


 3階建ての建物の続く町並みを少し上がり、花咲く公園の横を進んでロイヤル・クレッ
セント前の広場に出る。

 ロイヤル・クレッセントは、建築家ジョン・ウッドにより18世紀後半の1774年に
完成した、貴族たちの住まいとして造られたテラスハウスで、世界一美しい集合住宅とい
われているとか。



 バース近郊で採れる乳白色の石を使い、114本のイオニア式という円柱が並び、緩や
かな弧を描く独特の建物で、その前には広い芝生地が広がる。


 ちなみに私は、バースには12年前の2005年6月7日に来ており、当日ここも訪ね
ており懐かしく眺めた。私たちはその2日後の6月9日にバースをスタートして、全長
162㎞の長距離トレイル「コッツウォルドウェイ」を7日間、前後半に分けて2年がか
りで、昨日訪ねたマナーハウスに近いチッピング・カムデンまで歩いた。


 ロイヤル・クレッセントの右手からさらに少し上がると、やはり半円形の集合住宅があ
る。そこで折り返して11時にロイヤルクレッセント下に戻り、バスに乗ってバース中心
街の南側に回り、バース駅↓近くで下りた。


 北に進んでエイヴォン川沿いにある公園を見下ろす。


   
 道路の西側近くには、バースで最古という1482年建築の建物がある。
       

 さらに進んで中世の教会建築の代表というバース寺院(Bath Abbey)のそばに行く。創
建は757年で、973年にはイングランドを統一したサクソン王エドガーの戴冠式が行
われたとか。

 1539年にはヘンリー8世の修道院解除令により市民のための教会となり、ゴシック
様式の現在の建物は1617年に完成したという。

 西に接するローマン・バース(The Roman Baths)は、西暦65~75年頃にローマ人が
築いた温泉地バースの発端ともいえるところ。

 今も残る浴場跡は、ヨーロッパでも有数の古代遺跡で、18世紀に発掘して復元された
という。ここは入場せずに周囲を通過するのみに留める。



 東に進んで広場を通過する。広場では大道芸人が音楽を演奏していた。



 バース寺院の正面に回って館内に入り、天井のファン・ヴォールトと呼ぶイギリス式後
期ゴシック様式の見事な装飾、ステンドグラス、パイプオルガン、祭壇などを12時まで
拝観する。以下は館内の様子を…
     

       



        天井のファン・ヴォールト装飾
       



     

  

        

          

        

     

 

 そばの広場周辺には観光客が多く、変わった展示物もある。



 12年前のコッツウォルド・ウェイのウオーキングの出発地となった広場前を通過して
駅前に戻り、ロイヤルホテルのレストランに12時5分過ぎに入って昼食をした。

 食事を終えた人は13時までフリータイムとなり、まずはバース駅構内に入って駅の設
備などを見る。バース駅も、2005年6月7日にロンドンから列車で来ているので、当
時のことを思い出す。









 西側の広場にはカラフルな傘が飾られ、公衆電話ボックスも生花で覆われている。
     

 近くの路地の上部にもカラフルな傘が並んでいた。



 バスは13時ちょうどにバース駅前を出発して、市街地の東側から台地に上がると、羊
の牧場や牧草地、広大な麦畑などの展望が広がる。



 バスは東北に進んで、大学の町オックスフォードに向かった。        (続く)




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イギリス8日間の旅④ コッツウォルズ地方を巡る(後半)

2017-07-25 16:57:55 | 英国旅行
 2017年6月29日(木) 〈続き〉
 コッツウォルズ地方の3つの町とマナーガーデンを巡る

 13時58分にボートン・オン・ザ・ウオーターの駐車場からバスは出発して、国道
A424号を西北へ。



 羊の遊ぶ牧場や牧草地などの横を通過して、コッツウォルズ北部のチッピング・カムデ
ン(Chipping Camden)の北郊にあるナショナルトラスト、ヒドコート・マナーガーデン
(Hidcote Manor Garden)に14時37分に着いた。

 このガーデンは、1907年に元アメリカ人のローレンス・ジョンストン(Lawrence
Gohnston)が移り住み、約30年を費やしてつくりあげたという、アーツ&クラフツ運動
の影響を受けた、20世紀を代表する美しいガーデンの最高のひとつと称賛されていると
のこと。

 庭園は、イチイの木の生け垣で仕切られていて、小部屋のように28もの趣の違う庭で
構成されており、生け垣をくぐると各々の庭の視界が開けてくる。





 小さな池のある庭、赤系統の植物だけの庭、200mの芝生が続く庭などがあり、とて
も全部を回りきれないので、入口に近い一部の庭園だけ巡ったが、どこにも何種類もの季
節の花が彩りや形を競いあっていた。






       







       


 隣接した牧場では、コッツウォルズ特有という顔の黒い羊がゆうようと草を食んでいる。



 コッツウォルズ地方に残るかやぶき屋根の建物もあり、それらも見ながら時間までに入
口に戻った。


       



 15時35分頃ヒドコート・マナーガーデンを出発して、バスは約20㎞北の今日最後
の観光地に向かう。

 沿道には緩やかな起伏の中に草原や大小の森が重なるように続き、はるか彼方まで展望
できる。





 30分ほど走るとナローボートの並ぶ運河が現れ、コッツウォルズ北端のストラトフォ
ード・アポン・エイボン(Stratford upon Avon)の町並みに入る。

 中心街の南東にあるホリー・トリニティ(Holy Trinity)教会のそばに16時02分に着
いた。今日もここで小雨が降り出した。

 ストラトフード・アポン・エイボンは、イングランド中部の田園地帯を流れるエイヴォ
ン川のほとりにあり、劇作家シェイクスピアゆかりの地。シェイクスピアはこの地に生ま
れ、ロンドンで名声を得た後、晩年に戻り最後を迎えているとのこと。

 街には木枠にしっくい壁の16世紀のチューダー様式の建物が連なり、シェイクスピア
時代に引き戻してくれるという。


 ホリー・トリニティ教会は13世紀初期に建てられ、シェイクスピアが生まれたときに
洗礼を受け、死後には埋葬されたところのよう。
     
 教会内に入り、周囲を彩るステンドグラスの数々や、大きなパイプオルガンなどを拝観
した。
        







 教会の前から西への通りを少し進むと、シェイクスピアの娘、スザンナ夫婦が住んでい
たという、ホルズ クロフト(Hall's Croft)↓と呼ぶ建物の前を通過する。







 次のT字路を右折して北に延びるChurch Streetに入ると、長いチューダー様式の建物が
現れた。ここはシェイクスピアの学校で、その建物に接してギルド教会がある。





 次の角にはレンガ造りの銀行と市庁舎のタウンホールが道路を挟んで並び立つ。










 その先の五差路で広い通りのHenry Streetを西北に回り込み、シェイクスピアの生家の前
に行く。

 シェイクスピアが1564年に生まれて青年期まで過ごした家↑のようで、16世紀の
建物がそのまま残っていた。


 五差路からタウンホール前に戻り、ここに17時45分に集合することとしてフリータ
イムとなる。






     
 周辺のチューダー様式の建物を眺めたり、五差路の東側に延びる幅広いBridge Streetの
建物をのぞいたりした。


 右の「VINTNER」の看板のある家には「Built 1490」と記されている。シェイクス
ピアの生誕より半世紀以上も前に建築されたとは…


 タウンホール前に全員集合して、市庁舎から東に延びるSheep Streetの中ほどにあるCAFE
ROUGE というパブに入り、夕食をした。


 18時54分に店を出て、観光バス駐車場からバスに乗る。国道A45号などを北へ約
29㎞のコベントリーに向かい、連泊のメルキュール ブランドン ホール ホテルには19
時25分に入った。


 今日午後訪ねたヒドコート・マナーガーデンは、チッピング・カムデン郊外ということ
なので、バスはチッピング・カムデンの中心部をを通過するのではないかと期待していた。

 というのも、チッピング・カムデンは、「やまさん」こと山浦正昭さんに誘われて参加
した、全長162㎞のナショナルトレイル(長距離歩道)「コッツウオルド・ウェイ」の
ゴール地で、明日訪ねるバースを出発して11年前の2006年7月10日に2年がかり
延べ7日間かけて歩いて到着したところで、ここに2泊して周辺のカントリーウオークな
どもしている。

 ゴール地点である町の中心部のマーケットホールなど、再び見られるのではないかと考
えていたのだが、町中を通らずにマナーガーデンに直行したので、ちょっと残念だった。

                              (歩数 12,500)




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イギリス8日間の旅④ コッツウォルズ地方を巡る(前半)

2017-07-23 21:33:16 | 英国旅行
 2017年6月29日(木) 曇後雨
 コッツウォルズ地方の3つの町とマナーガーデンを巡る

 イングランド中部、コベントリーのメルキュール ブラントン ホール ホテルで6時10
分に起床、7時過ぎからホテルのレストランでバイキング定食を済ませ、バスは8時56
分に出発した。


 今日は、ロンドンの西約200㎞の一帯に美しい丘陵地帯が広がるコッツウォルズの観
光で、まずはコベントリーから南南西へ約86㎞のバイブリー(Bibury)に向かう。
     

 コッツウォルズ丘陵は古代ローマ人が牧羊を飼育し、14~17世紀には良質な羊毛の
産地として栄えたが、18世紀になり産業革命により時代に取り残されて衰退した。

 しかし、19世紀後半にはウィリアム・モリスなど文化人たちにより再評価され、15
~16世紀のままの地元産のライムストーンと呼ぶ石灰岩の家の残る歴史ある町や村々、
そして何より素晴らしい田園風景が歴史的遺産として再発見され、1966年には特別自
然美観地域に指定され、今日までそのまま保たれているという。


 ホテルを出て間もなく、花盛りのジャガイモ畑の横を通過して高速道M40号に入る。


 しばらくして緩やかな丘陵地帯となり、国道A429号でモートン・イン・マーシュ↑ 
(Moreton in Marsh)を通過する。


 ストウ・オンザ・ウォルド(Stow on the Wald)でA424号に入り、10時30分に
小さな村バイブリー(Bibury)に着いた。

 詩人ウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい村」と称賛したとか。駐車場の
そばに、年間200万匹を養殖するというマスの養殖場が見える。



 村を流れる小川、コルン川には白鳥や黒鳥が泳ぎ、流れに沿ってコッツウォルズ特有の
ハチミツ色の民家が何戸か並び、庭にはきれいな花があふれている。






 流れの南西側、草地の向こうには14世紀の織物職人の住宅だったという、アーリント
ンロウと呼ぶ長く連なる建物が見えた。



 その建物に通じる道への橋際には、赤い花が咲いている。橋の近くには郵便局があり、
郵便関係だけでなく土産物なども販売していた。





 折り返してバスの駐車場に向かい、家々の前に咲く花や流れを眺めながら戻るともう集
合時刻が迫っていた。



 スワン(Swan)ホテル↑前で橋を渡る。養殖場のそばの大きな葉は何だろうか…。


 11時20分にバイブリーを後にして、北側のボートン・オン・ザ・ウオーター(Bourton
on the Water)に向かう。Bur Fordまで戻って西へ、A40号線を進んでNorthleachで北に延
びるA429号に入る。



 12時ちょうどにボートン・オン・ザ・ウオーターの町並みの北側にある観光バスの駐
車場に着いた。

 両側に高さ2mほどの石垣の続く細道を抜けて、中心街のハイ ストリート(High Street)
に出る。

 ボートン・オン・ザ・ウオーターは「コッツウォルズのヴェニス」と呼ばれ、ハイ ス
トリートに沿って浅いがキレイな流れがあり、その南側に古くからの建物が並んでいる。







 そのひとつ、「Vernes」というレストランに入り、昼食にした。


 昼食後はフリータイムで、13時50分までに観光バス駐車場に戻ることになる。すぐ
東側にも、細い通りが平行していたので回ってみた。


 
 きれいに飾り付けた花かごの下がる建物が多く、建物の入口付近を花で飾る家もある。
        






 小さい建物にインフォメーションセンターもあったので、少しの時間入って中をのぞく。



 北側の橋を渡ったところには自動車博物館があり、流れの傍らににツタで覆われた古い
自動車が展示されていた。


 橋のそばの広場には十字架の記念塔らしいのが立っていた。



 ハイ ストリートの西北部には聖ローレンス教会の塔が見えたが、時間が足りなそうな
ので教会には行かずに近くで折り返す。









 中心部のGift Timesという土産物店をのぞいたり、周辺のホテルや商店などの建物を眺
める。
    




 もう一度、石橋の続く流れの周辺も一巡して、石垣の間を抜けて駐車場に戻った。







                                    (続く)




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イギリス8日間の旅③ リバプール、チェスターと2つの橋へ(後半)

2017-07-19 18:39:57 | 英国旅行
 2017年6月28日(水) 〈続き〉
 リバプール、チェスター、世界遺産の水道橋と世界初の鉄橋へ(後半)

 チェスターの観光を終えてバスで10分ほど乗り、12時30分過ぎにチェスター郊外
にあるMollingtonホテルのレストランに入り、昼食をした。

 13時20分頃バスは出発して、チェスターから南西に約70㎞ほど走ってイングラン
ドからウェールズ北東部に入り、スタンゴスレン(orスランゴレン)(Llangollen)に14
時に着いた。

 ここには世界遺産ポントカサルテ(Pontcysyllte)の水道橋と運河がある。


 ディー川にかかる水道橋は1805年に完成し、長さ307m、幅3.4m、深さ1.6
mあり、内部が空洞の石造りの橋脚19本の上に、ランゴレン(Llangollen)運河の水道
が流れる鋳鉄製のトラフ(溝形)が架けられていて、高さは38mあるとのこと。

 この水道橋には年間1万艘(そう)以上のナローボートが航行し、2万5千人以上の歩
行者が渡るという。


 バスを下りたそばの運河は2つの流れが合して水道橋につながるため、その周辺水路幅
が広くて閘門(こうもん)もあり、ここに次々にナローボートが行き来している。
     



 2つの流れの合流点




 14時50分までフリータイムとなり、多くの人が水道橋を渡ることにした。橋の手前
から長い橋脚が見下ろせるが、下までは見えない。
     

 橋の左側に設けられた、人が交差するのがやっとなくらいの細い歩道を少しずつ進む。
     
 水路には、ときどきナローボートも通過するので間近に見ることができる。


     
 緑にに覆われた深い谷の底を流れるディー川は、目もくらみそうなはるか下に。


 川の両側や周辺の丘陵などは緑濃い木々や広い牧草地などが広がり、雨で煙る下流はる
かにはレンガ積みらしい橋脚も遠望できた。



 帰宅後調べたら、この橋はチャーク水道橋という高さ21m、全長220mの水道橋に
平行している鉄道高架橋らしい。

 この歩道は、もともとは船を曳く人や馬の通り道だったようだが、現在のナローボート
は自力で運行できるので歩道として活用されているようだ。

     
 渡り終えた対岸の辺りは歩道が少し広がり、その先で左カーブして流れは見えなくなっ
ていた。対岸からも、橋脚はわずかしか見られない。
     

          


 来る人との交差に注意しながらもとの場所まで戻った。


 橋の近くにある民家





 そばの緑地には、周辺へのフットパスの道標が立ち、ウェールズ独特のデザインらしい
2つの石像の彫刻が目に付いた。
    

       

              

 運河の上を小さい歩道橋で越えてバス乗り場に帰る。





 相変わらず雨は止まず、低い雲の垂れ込めた道をバスはイングランドに戻って南東に向
かう。沿道の麦畑は刈り入れ時の彩りを見せている。


 シュルーズベリー(Shrewsbury)を通過してテルフォード(Telford)から間もなくのと
ころまで約70㎞を走り、アイアン・ブリッジ(Iron Bridge)の町並みに16時に着いた。

 町並みに沿って流れるセヴァン川には、英国最初の世界遺産で世界初の鉄橋というアイ
アン・ブリッジが架かっている。

 アイアン・ブリッジは、建築家トーマス・ブリチャードの設計により、製鉄業者エイブ
ラハム・ダービーにより施行された全長約60mの橋で、世界最初の鋳鉄製のアーチ橋、
1779年に建築されて1781年に開通したという。

 もともとは鉄や石炭、石灰石を川の対岸に輸送するために使用されたが、現在は歩行者
だけ渡れるようになっている。

 イギリス指定建造物の第一級建築物に指定されていて、アイアンブリッジを含むアイア
ンブリッジ渓谷は、1986年に世界遺産に登録されている。

 この地域は産業革命の始まったところとされ、産業革命はエイブラハム・ダービーがコ
ークスを使って高品質の鉄を造り出す近代的製鉄法を発明したことから始まり、周辺の町
とともにこの地域が産業の中心となっていったという。

 橋は中央部が高い独特の形状だが、これはセヴァン川は重要な貿易路だったので船がひ
んぱんに往来しており、背高の船が往来できる高さを確保することが重要だったため、橋
脚が無く中央部が高いこのような橋が建設されたようだ。




     


 橋の手前でバスを下り、坂道沿いに並ぶ商店を見ながら橋際に行き橋を眺める。橋の周
辺には観光客向けの商店やカフェなどが並んでいた。





 橋を渡って対岸まで行き、周辺の建物や対岸の町並み、緑に覆われたセヴァン川の流れ
などを眺めて町並みの方に戻る。


 橋の上からの上流の眺め


 対岸に残る橋に関係する建物


    


 橋からの下流側の眺め



 坂道に沿って並ぶ商店などをのぞいたり、川沿いに並ぶ石造りやレンガ積みなどの家並
みを眺め、離れた場所で停車していたバスを待つ。


    

 橋際の土産物店


 16時45分にバスは出発して、東南東に約71㎞先の今日の宿のあるコベントリー
(Coventry)に向かう。

 高速道路M46号からM6号を進み、バーミンガム(Birmingham)の東方を通過する頃
は夕方のラッシュ時でやや渋滞した。


 さらに国道A46号に入って間もなくの18時10分頃、連泊するメルキュール ブラン
ドン ホール ホテル(Mercure Brandon Hall Hotel)に着いた。

 夕食後に撮った、正面から向かって右横からのホテル。

                              (歩数 13,400)




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イギリス8日間の旅③ リバプール、チェスターと2つの橋へ(前半)

2017-07-17 22:12:53 | 英国旅行
 2017年6月28日(水) 雨
 リバプール、チェスター、世界遺産の水道橋と世界初の鉄橋へ(前半)

 連泊したランコーンのホテル イン ランコーンで5時50分に起床、レストランで6時
50分からバイキング朝食をして、7時50分にバスでホテルを後にした。

     
 今日はイングランド中央部の都市、リバプール(Liverpool)とチェスター(Chester)を
中心の観光で、まずは北西に約24㎞のリバプールに向かう。

 今朝もかなりの雨で、気温は前日同様15℃以下と思われ涼しい。高速道路M56号か
らM53号を通過し、8時50分前後にリバプールの市街地に入った。

 リバプールは、ロンドンの西北約300㎞にあり、奴隷貿易に始まり繊維や鉄鋼産業で
繁栄し、人口約80万人のうち約45万人ほどが移民で、1700年代に貿易港となり、
世界最初の鉄道や運河による輸送などで20世紀まで賑わったが、航空機の発達などで衰
退したという。

 しかし、1960年代にビートルズにより町に活気が甦り、2008年にはヨーロッパ
文化都市に選定されたとのこと。スポーツではプロサッカーチームが2つあり、競馬やゴ
ルフも盛んなよう。


 9時頃、世界遺産のひとつリバプール大聖堂近くの駐車場でバスを下りた。リバプール
大聖堂は、1910年に聖母礼拝堂が完成し、1924年に主祭壇、内陣などが完成、英
国王ジョージ5世により献堂式が行われた。1942年には高さ100mの塔が完成した
という。
     
 9時35分までフリータイムとなったので大聖堂に入り、幾つもの大きなステンドグラ
スや祭壇、パイプオルガンなど堂内を一巡して拝観した。拝観は無料だが2£(ポンド)
程度の寄付が望ましいようなので、入口で納めた。
        

     

  

     

         大聖堂入り口上にある像
          


 外に出ると、二つの塔のある別の教会、近代的な展望塔、大きな観覧車などが望まれる。
     

 バスでリバプール市街の中心部に入り、ビートルズゆかりのマシューストリート
(Mathew Street)に行く。
       

     
 狭い通りの両側にはバーやパブ、ビートルズグッズの専門店などが並び、ビートルズの
写真やブロンズ像などが目に付く。


        ジョン・レノンの立像
       

    


 通りの中ほどにあるキャーヴァン・クラブ(The Cavern Club)が、ちょうど開店したと
ころ。添乗員の佐々木さんが交渉して、少しの時間だが店内を見せてもらえることになっ
た。

 ここは、ビートルズが活動初期に演奏していた店とのことで、階段を下って地下フロア
に入るとパブのような部屋だが、ビートルズが演奏した楽器や展示物などが残り、当時の
雰囲気がしのばれた。


    

        





 降り続く雨の中、市街地を少し回ってバスに戻り、10時13分に出発する。次の観光
地は南に約33㎞のチェスターで、10時50分頃市街地に入った。


 チェスターは、ローマ人が紀元74年頃にウェールズ侵攻の拠点として築いた町。全長
約3㎞の城壁がほぼ完全な形で街を取り囲み、メインストリートにはチューダー様式と呼
ぶ黒い木組みに白壁の建物が多く、イギリスの中でも最も中世の雰囲気がそのまま残って
いる街だという。



 最初に訪ねたのはチェスター大聖堂の前で、10時55分に着いた。チェスター大聖堂
は、10世紀にサクソン人が教会を築いたところに11世紀末、ノルマン人が建設を始め、
500年近くかけて建設されたのでゴシックのあらゆる様式が取り入れられているとか。


 大聖堂には入らずに市街地を先に進むことに。大聖堂前には荷を曳く馬の像があるが、
由緒などは分からない。



 大聖堂の前には市役所であるタウンホール↑があり、1階にはインフォメーションセン
ターも設けられている。




    


 中心街のあちこちに木組みの三角屋根のチューダー様式の建物が目に付き、その連なり
が中世の面影を伝えてくれる。







 大聖堂の南側を西に回って城壁↓に上がり、大聖堂を裏手から眺めてから南に向かう。
     

      大聖堂の裏手
     



          この先方に向かって進む。
           

     
 イーストゲート(East Gate)と呼ぶ時計塔のところで通りを横切ると、東側にもチュー
ダー様式の建物が望まれた。




 渡り終えて城壁を下り、見下ろしたその通りに連なるチューダー様式の建物を眺めなが
ら東に向かって進む。城壁を下って見上げる時計台。
     




 城壁の中の中心にある交差点ザ・クロスには、記念塔のようなものが立っていた。
     


 周辺の建物は2階部分のバルコニーが隣接する建物につながっていて、「ザ・ロウズ」
と呼ぶ通路になっているという。




     
 ここで12時20分までフリータイムとなり、周辺を見て回ることにした。


 ザ・クロスのそばからバルコニーに上がってザ・ロウズを少しだけ歩く。





 その後賑やかな周辺の街並みやチェスター大聖堂前のタウンホール周辺などを巡る。


 大聖堂の東側にあるショッピングセンターにも寄り、建物内にたくさんな並ぶ店を少し
だけのぞいて、時間までに大聖堂近くの駐車場に戻りバスに乗る。         

                                    (続く)




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