あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

桜が散り始めてケヤキの新緑へ(埼玉・所沢)

2018-03-31 18:39:19 | 所沢だより
 2018年3月31日(土)

 暖かくて晴天の日が続き、一気に満開になったソメイヨシノももうかなり散り始め、所
沢市内での見ごろは過ぎた感じとなりました。

 今日の市内ウオーキングは、米軍所沢通信基地の西側周辺に向かいました。西武新宿線
の航空公園駅と新所沢駅との間、線路の東側です。

 国立リハビリテーションセンター(リハセン)の正面入口付近のソメイヨシノは、まだ
かなりの花を見せてくれました。


     



 そしてケヤキの芽吹きが進み、淡い彩りが日々色濃くなってきそうです。






 リハビリテーションセンターの南側一帯は防衛医科大学校で、そのグランド周辺のソメ
イヨシノもまだかなりの花を。


    

 グランドでは、サッカーの練習中のよう。


 リハセンと防衛医大グランドの間の広い道を進むと、米軍所沢通信基地そばのT字路に
なります。高いアンテナは米軍横田基地との連絡用とか。
     

 T字路を左折して北へ少しで、リハセンの構内道路に咲く桜並木が望まれました。


 さらに進み、次のT字路を越えた左手は所沢市民体育館で、構内東側のグランド沿いの
ソメイヨシノと米軍基地との間の道路のケヤキ並木が続きます。


      

     

     

 市民体育館の北側は所沢北高校で、そのグランド沿いを回って北に進み、県道5号・川
越所沢線沿いのスーパーで買い物をして、新所沢駅経由で自宅近くまで戻りました。

 六所(ろくしょ)神社前の地蔵堂付近に咲く若木のシダレザクラ。


     そばのボケも花盛り
    

         近くの民家にはカイドウが。
         

    

 東川(あずまがわ)の橋のたもとに立つ、1本だけのソメイヨシノ。


 そばの民家のミツバツツジ。


    

 きょうも快晴、この1週間は毎日花見ウオーキングを楽しみました。





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昨夜半の風で散り始めた東川の桜(埼玉・所沢)

2018-03-30 17:03:23 | 所沢だより
 2018年3月30日(金)

 22日(木)から1週間余り好天の続く所沢市内も、一気にソメイヨシノが見頃になり
ましたが、昨夜半から今朝にかけて10mを越えるや強い風が吹き荒れました。

 この風で花も散り始めたのではないかと思い、今日は市内中央部を西から東へと流れる
東川(あずまがわ)沿いの花見ウオーキングに出かけました。


 我が家から最寄りの桜といえば、六所神社とその前の児童公園周辺、やはり風でかなり
散ってはいましたがまだ見ごろです。
    



 東側を西武池袋線の下り特急レッドアローが通過しました。




 川沿いを下流(東)に進み、国道463号の金山町交差点に近い西友西所沢店と「弘法
の三つ井戸」の横の橋際の桜。


 少し先、武蔵野三十三観音霊場10番札所の新光寺に立ち寄りました。ソメイヨシノと
シダレザクラが花を見せてくれました。


     

         

     



 旧市役所庁舎の南側の川沿いは琴平公園という遊歩道になっていて、ソメイヨシノも何
本か続いています。


 西武新宿線の高架下を東に抜けると「東川桜通り」で、この先しばらくはソメイヨシノ
の並木が両岸の道路沿いに続いています。

 東川の桜といえばここで、ちょうちんも下がっています。





 流れの北側にある熊野神社に入り、鳥居に掲げられている魔除けのわら人形を拝見しま
した。
    

 拝殿前のソメイヨシノとプラムも見ごろ。




 東川沿いに戻り、左岸沿いにさらに進みます。




    



    

 西新井町の民家に咲くハナモモ


 流れにはレンギョウも。


 西新井町と東新井町との境、松井橋まで進みました。


    

 この辺りから先が、この川沿いでもソメイヨシノの見どころともいえるところ。




 やはり昨夜来の強風で、流れは花いかだが状態に。


     

 流れ沿いにはコブシも


    

 ところどころにナノハナも。


 学校橋周辺


 色濃いのはシダレザクラ




     

         



 北側の民家のハナモモ




 いつもの折り返し点、加美橋に着いたので右岸を折り返すことにします。






    

 気持ちよいケヤキの新緑も見られました。


 今日の東川沿いのウオーキングは、8㎞の行程でした。




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東綾瀬公園から葛西用水親水水路を歩く(東京・足立)

2018-03-29 18:39:47 | 江戸・東京を歩く

 所沢市内の花見が先になりましたが、その前の3月25日に出かけた都内のウオーキン
グレポートです。

========================================

 2018年3月25日(日) 
 
 東京の桜が満開となった翌日の今日、桜の新名所になっているという、足立区内の二つ
の旧農業用水路を結んで歩いた。


 JR常磐線の綾瀬駅に10時29分に着き、10時35分に北口をスタートする。線路
際を東に少しで、綾瀬小の手前から北に延びる都立東綾瀬公園に入る。

 東綾瀬公園は、綾瀬駅前から点在する広場を遊歩道でU字型につないだ公園。かつてこ
の辺りは水田だったが、区画整理事業で生み出した土地が都立公園となったもの。

 全長は約2㎞で、園内には、サクラ、ラクウショウ、ツツジなど季節感を味わえる樹々
が植えられ、西側の散歩道沿いには、花畑川を水源とするかつての農業用水を生かしたせ
せらぎが流れている。


 公園に入るとケヤキが芽吹き始め、あちこちのソメイヨシノがかなり花を見せていた。
でも、満開までには何日かかかりそう。
    


 複雑な屋根に目を引かれた東京武道館の横を、東側から北へと回り込む。




    
 その先のせせらぎに沿ったソメイヨシノは開花が進み、色濃い桜の下では何組ものグ
ループが花見の宴を楽しんでいる。ユキヤナギも満開である。


    

     




 車道の上を変形の橋で越えるとその先は広くなり、コブシが咲き野球のグランド近くの
ヤナギが柔らかな春の彩りを見せる。











 東京メトロ千代田線の支線、北綾瀬駅への高架下付近にボランティア花壇があり、ナノ
ハナやスイセンが咲いていた。
    


 高架下からスロープで上がる公園連絡橋で車道を越え、円形ループで下って南側の広い
公園エリアへ。


 東側にはテニスコートや野球場があった。この一角にも花壇があり、ナノハナはハナモ
モ、トキワマンサクなどが花を見せる。


 さらに東綾瀬公園の南端になる帯状の園路↓が南に延びるが、ここで公園と分かれた。



 集合住宅の多い団地東通りを500m前後東進して、東和三丁目の蒲原神社に寄る。

 蒲原神社は、蒲原新田の鎮守として文政年間(1818~30)の創建。万延元(1860)
年に当地に移築し、現社殿は昭和63(1988)年の再建という。

     
 境内のソメイヨシノがかなり開花し、摂社の瘡守稲荷と水神宮の社殿横には、足立区保
存樹木で移築以前からあったらしいイチョウの高木が、幹を傾け立っていた。
        

 南側の「八か村落し(はちかそんおとし)親水緑道」に回り、スーパーマルエツで弁当
を購入する。緑道沿いのソメイヨシノも見ごろに。
     

 東に隣接する円性寺(えんしようじ)に背後の墓地から入る。

 円性寺の開基は存秀和尚(元和元(1615)年没)で、現在の堂々たる本堂は昭和57
(1982)年の再建のよう。

 境内墓地際には、寛文4(1664)年造立の庚申塔を挟み、元禄4(1691)年と
宝暦0(1759)年銘の庚申塔があり、いずれも足立区登録文化財である。
       

     
 さらに八か村落し親水緑道を進み、親愛幼稚園そばの交差点から北に延びる車道を600m
ほど進み、環七通りの高架などと交差する六差路の大谷田橋交差点に出た。

 東側の広い緑陰は都立中川公園で、中川水再生センターの上を覆って緑化したところ。
12時40分に入った。

 手前の北西側広場のソメイヨシノが見頃で、木の下で花見を楽しむグループも。


 人道橋を上がった東側の広い一帯には、さらに大きな広場や子ども広場などがあり、芝
生地の間に木々が多く、ゆったりとした空間が広がっていた。


 公園の西北端近くに戻り、暑さを避けて緑陰で昼食にした。

 13時03分に公園の北西端から出た。そばの大谷田橋交差点を渡り、独特のスタイル
の展望塔の下に行く。
     
 ここから北に延びる通りの西側は「葛西(かさい)用水親水水路」が伸びていて、「銀
河の塔」と呼ぶ展望塔は、親水水路の完成を記念して造られたシンボルタワーのよう。


 らせん階段を最上部まで上がると、親水水路を覆うソメイヨシノの並木が続き、満開に
はもう少し先の花が見下ろせる。
     

 塔を降りてその親水水路を進むことにする。葛西用水は江戸時代に開削され、現在の羽
生(はにゅう)市で利根川から取水して埼玉や東京・足立区、葛飾区の農地を潤したとか。

 一時期は雨水や下水を処理する公共溝渠(こうきょ)になったため周辺住民から敬遠さ
れたが、平成4(1992)年に親水水路として復活したという。そして約290本の桜
が植えられ、「葛西用水桜通り」の愛称もついたようだ。
     

 花や流れなど眺めながら親水水路を300mほど進んで、大谷田三丁目の福寿院に行く。
福寿院は元和元(1615)年の創建で、東側の足立区立十二中のところにあったが、昭
和35(1960)年に学校の敷地拡張のため現在地に移転したという。

 門を入った左手のお堂には、「いぼとり地蔵尊」が祭られている。

 古くは「旧中川のいぼとり地蔵」として親しまれ「塩地蔵」とも呼ばれ、皮膚に病のあ
る人が塩を供えて治癒を祈り、その塩を患部にかけると効き目があるとされているとか。
さい銭箱の上には幾つもの塩の袋が奉納されていた。


 正面の本堂は昨年5月に改築したばかりとか。樹齢300年以上の木曽ヒノキの丸柱や、
美濃瓦の屋根など真新しく、富山県の彫刻の里、井波の彫刻師が彫ったという精巧な木彫
などに目を引かれた。



 親水水路に戻ってさらに続く桜並木の下を進み、和風建築の足立区立郷土博物館に入る。




 道路際に「郷愛」と題する農民像があった。この辺りはかつて中川と綾瀬川の清流に恵
まれた美しい農村地帯だったとか。だが都市化の波により昭和40(1965)年頃から
農業が難しくなり、近代的町造りのために区画整理を実施して整然とした町ができたので、
昔の面影を偲んでこの像を建てたという。
     

 博物館は普段は有料(大人200円・70歳以上は無料)だが、今日は無料の張り紙が。
入館して、「江戸東京と結ばれた農村の誕生」「東郊の近代的発展」「東郊の変貌」とい
うテーマの常設展と、企画展「谷文晁と二人の文一」を観覧した。




     




 館の西側には東渕江庭園があり、池を回る園路が設けられている。時計回りに一巡して、
植栽と池の眺めや、咲き出した幾つかの花などを観賞した。



 博物館前の広場には、庚申塔や道しるべなど区内に残る石像品が並ぶ。1時間近く過ご
して14時25分に郷土博物館を出た。

 そばの東渕江橋から北に伸びる水路際にトサミズキが続き、花も見頃である。



 その先からはソメイヨシノの植栽は若木となり、花の付きもまだ少ない。親水水路沿い
は木々の植栽が増え、六木(むつぎ)一丁目には「ちびっこつりばし」が架けられていた。


 六木一丁目と二丁目の北側で親水水路は東西に走る花畑川の上を通過する。

 花畑川は中川と綾瀬川を結び、船の往来の便のための運河として開削整備され、昭和6
(1931)年に完成したという。


 さらに桜並木の続く葛西用水親水水路を進む。東側の六木三丁目には六木中央公園があ
り、園内のソメイヨシノも三、四部咲きくらいの感じ。トイレはユニークな蔵造りである。





 間もなく親水水路の北端に達し、道路は都県境を流れる垳川(がけがわ)の桜橋を渡る
と埼玉県八潮市となる。ちなみに川向こうの地名は八潮市垳で、「垳」は全国で唯一の地
名である。


 橋を渡らず、東側の「六木水の森公園虹の広場」の横から、垳川の右岸沿いに続く「神
明(しんめい)・六木遊歩道」に入った。


     
 狭い遊歩道沿いにはスダジイやエノキ、ケヤキ、ムクノキなどが続き、その間を縫うよ
うに進むと、対岸の釣り人や寺院、垳川排水機場のタンクなどが望まれる。


     

 垳川の東端、排水機場に面して広くなった流れの南側に、「六木水の森公園水車広場」
があった。

 かつて使われていたらしいレンガ積み高架の水路と金属製水車が保存され、東側の池に
は大きな渦巻き方噴水がある。ここで最後の休憩とした。



 垳川↑が流入する中川↓の東には、大場川が水門の先から伸びている。



 垳川排水機場の東側から北に回り、八潮市立潮止中横を北進し、ゴールのつくばエクス
プレス八潮駅に15時56分に入る。


(天気 快晴、距離 10㎞、地図(1/2.5万) 草加、歩行地 足立区、八潮市、
 歩数 20,300)




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所沢航空記念公園のソメイヨシノが満開に(埼玉)

2018-03-28 19:14:49 | 所沢だより
 2018年3月28日(水)

 一気にやってきた春で、所沢市内のソメイヨシノも満開になりました。そこで今日は、
市内の花見ポイントの本命ともいえる所沢航空記念公園に出かけました。

 公園の西北側、市立図書館本館の背後から入ると、近くのプラムがまず目に入ります。


 市立図書館の南側は円形の丘になっていて、その周辺のソメイヨシノが見頃で、花見の
グループもたくさん見られました。








    

        



 園路を挟んで東側にもかなりの数のソメイヨシノがあり、花を競っています。




 その下から、広い芝生広場の向こうに展示されているC-46型輸送機を眺めたところ。


 南側に回り、沈床茶園と呼ぶ日本最初の飛行場の滑走路だったところを隔てての眺め。

 紅白のアンテナ塔は公園の北側にあるNTT東日本のビルのもの。

 所沢航空発祥記念館周辺の桜。


 沈床茶園の花壇と公園中央部の放送塔周辺の桜。


 航空発祥記念館の近くの芽吹き始めたケヤキ。


 その辺りから放送塔周辺を見ると、


 放送塔の南東側には花の丘と呼ぶ花壇があり、その東側に何本かのソメイヨシノと2本
のシダレザクラがあります。


 北側のシダレザクラはまだこれから。


      その木の一番花の多い部分。
     

 南側のシダレザクラはかなり見ごろになっています。


    

    

 花の丘の南側、斜面下のソメイヨシノ。


 東側の時計塔の方に向かいます。このソメイヨシノのそばには、大きなシャクナゲが。


    

     

    

 時計塔の南側、芝生地の中心には園内一の古木かと思われる木があります。


 時計塔の北東側の広場に並ぶソメイヨシノ並木。




 その広場の西側に1本だけ立つソメイヨシノ。


 時計塔の横から南に下る園路沿いもソメイヨシノが並んでいます。


 東側には日本最初の航空機事故で亡くなった木村・徳田中尉像が。
     

 さらに東側、休憩所近くの独立樹。


 公園の東端近くまで行ったので折り返すことに。バスケットコート前の木。


    

 南側を流れる「むさしの川」と呼ぶせせらぎ沿いのケヤキとヤナギの芽吹き。


    

         
 
 南側には大きなハクモクレンがあり、たくさんの花を見せていました。
     

        

 近くの子ども広場は、幼児をつれた家族のグループがいっぱい。



 その辺りから北東側の芝生広場を見上げ、公園を後にすることにしました。


 所沢航空記念公園のソメイヨシノは、ここ2,3日が見ごろではないかと思われます。





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小手指、砂川堀のシダレザクラがかなり見ごろに(埼玉・所沢)

2018-03-27 17:08:46 | 所沢だより
 2018年3月27日(火)

 午前中、市民健康診断に出かけた帰りに、西武池袋線小手指(こてさし)駅北口から近
い砂川堀(すながわぼり)の、シダレザクラの花状況はどうかと回ってみたら、木によっ
て違うものの、かなり開花していた木が多かったので一巡してみました。
     

 砂川堀のシダレザクラは、小手指周辺の区画整理の完成にあわせて植樹されたもので、
両岸約500mにわたり119本ののシダレザクラがあるようです。




      

     

 まだつぼみの多い木もありましたが、全体的には過半数を超える木が開花しているよう
に思われました。


       

     

 両側には戸建て住宅が並んでいて、それら住宅の花も春の到来を告げていました。
     

    

 近くの家のミツバツツジ


 シダレザクラは白っぽいのが多く、ピンクは比較的少な目で目につきました。
    

       





     

 西端の西武鉄道小手指車両基地近くまで進んで、ひとつ手前の橋から折り返すことにし
ました。


     

 流れの北側の住宅の路際にも、幾つかの花を見ることができます。
    

        

    

        





     

     



 これも民家の庭先のしだれ梅。


        

     







 桜並木の東端、D51型SLの保存されている小手指公園際まで戻り、砂川堀を後にし
ました。
     

 どうやらこの週末辺りには一層見ごろになりそうです。




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シダレザクラと春の花咲き競う金泉寺とその周辺(埼玉・所沢)

2018-03-26 18:19:03 | 所沢だより
 2018年3月26日(月)

 ほぼ毎年この時期に花見に出かけている、所沢市西郊、堀之内の早稲田大学所沢キャン
パス西側にある金泉寺(こんせんじ)の、シダレザクラが見頃になったのではないかと出
かけました。



 金泉寺は真言宗の寺で三ヶ島地区で最も古く、創建は平安時代までさかのぼるとか。シ
ダレザクラの樹齢約140年といわれていて、もうすぐ満開という感じでほぼ見ごろにな
っていました。






 境内には、シダレザクラの他にソメイヨシノやハナモモ、ヒカンザクラなどいろいろな
花があり、この時期はたくさんの花を見ることができます。まずはシダレザクラの木の下
に咲くミツマタを始め草花の幾つかを。


    

        

 カタクリも数が増えた感じ


    

       

 ショカッサイ


 クリスマスローズ


     

 東側のがけ際に並ぶ木々もいろいろ開花していました。
    

     

 南側にはコブシが


    
 うさちゃんやタヌキ君もシダレザクラを見上げてお花見のよう。
        

 ボケも負けじと咲き出しました。


      本堂の西側にも大タヌキが。
     


 その背後の色濃い桜
    

 さらにその後にも


    

 大師堂の背後のヒカンザクラは、もう少しで見ごろになりそう。


 境内西側は墓地で、その西側一帯にも花畑があり、スイセンやパンジーなど草花がいっ
ぱい。


    

        



    

         

 花文字が描かれていますが、花がよく育っていて何と書いてあるのか分かりません。


 その背後のミツバツツジ


 寺の西側から、比良の丘と呼ぶ高台に向かいます。そばの民家にはフキノトウが。
    

 少しずつ上がって行くと、ハナモモを中心にボケ、レンギョウなど多彩な彩りを見せて
くれます。
         











     



         



       

    

     

 大きなマンサク


     

 レンギョウ


 斜面の南側を見下ろすと


 

 花畑のそばの交差点際に立つお地蔵さん。
     

 西側から金泉寺の背後に回り、裏庭のカタクリも拝見。ここには珍しい黄色いカタクリ
が。


    

        

           

 金泉寺に戻り、1時間ほど経過したので帰ることにしました。


 階段際のアセビも満開でした。


 なお、4月1日(日)には桜まつりが開催されますが、シダレザクラの見頃は明日か明
後日辺りかもしれません。
     

 我が家からは往復12㎞、1時間のお花見と帰路途中の神社での昼食を含め、4時間余
りのウオーキングでした。

 なお、金泉寺の場所はこちらをご参照下さい。
  



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季節外れの寒さ、春分の日に雪が(埼玉・所沢)

2018-03-21 15:15:12 | 所沢だより
 2018年3月21日(水・祝)

 昨夕からの予報通り、今朝起きたら雨の中にちらほらほら混じっていた雪が、午前中に
は完全に雪になり、周辺の畠や屋根も2㎝前後の積雪で冬景色になりました。


 春分の日に雪になった記憶はなく、予定していた県内中央部・小川町の父母の墓への墓
参も昨夜のうちに中止の連絡を弟にして、家に引きこもっているところです。



 午後になったら気温が上がったのか雨になって少しずつ溶け始めたの、14時過ぎに撮
ったこれらの写真では、少し雪の量も少なくなっています。

 4月になると花を開くために芽の出始めたニホンサクラソウも、こんなで寒そう。


 玄関先で昨日まで見ごろだったスイセンは、寒いのか最敬礼してこれ以上降らないでと
祈っているよう。
    

        

 近くの家の、自動車の屋根も久しぶりに白くなりました。


 今夜は再び降りそうな予報なので、また積雪が増えるかもしれません。

 でも明日は、15度を超える暖かさに戻りそう。つぼみの膨らんだソメイヨシノの開花
ももうすぐになりそうです。




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宮古諸島・八重山諸島10島めぐり④ 小浜島から石垣島に戻り帰路へ(沖縄)

2018-03-18 18:46:47 | 国内旅行
 2018年2月22日(木)

 == 小浜島から石垣島に戻って観光後、羽田空港へ ==

 小浜島(こはまじま)のホテル「はいむるぶし」にて6時30分起床予定だったが、目
覚ましの設定を間違えて7時過ぎに起床した。急ぎ支度をして7時30分近くレストラン
に入り朝食をして、8時15分のホテル出発に何とか間に合う。メンバーの皆さんに迷惑
をかけずに済みホッとする。


 小雨模様のホテルをバスで出て、小浜港8時30分発の八重山観光フェリーに乗り、9
時08分に石垣島の南西端にある石垣港に戻る。雨は止んでいた。


 石垣島は、沖縄県で沖縄本島、西表島に次ぐ3番目に大きな島。石垣市は日本最南端の
市で、東京から2,252㎞、福岡から1,447㎞、那覇から420㎞離れているが、台
湾からはわずか277㎞とか。

 ハワイのホノルルとほぼ同緯度で、年平均気温は23.8℃の亜熱帯の島。八重山群島
(石垣島、西表島、与那国島など)の人口の90%が集中し、経済、行政、交通の中心地
で、人口は48,300人余り、面積228.9㎢、周囲162.2㎞という。


 9時24分に観光用のイーグルバスに乗り、最後の観光地である石垣島の中央部北西側
の川平(かびら)湾に向かう。川平湾近くの駐車場に9時50分頃着いた。


 川平公園の林間を少し進むと川平湾が見下ろせる。川平湾は、国蝶真珠の養殖で知られ
る石垣島随一の観光地で、全国でも8つしかない国指定名勝地に沖縄県で唯一選ばれてい
るようだ。


 急坂を少し下って白砂の砂浜に出て、観光用グラスボート「ぐるくん1号」に乗る。

 船の中央部のグラス面から海中が見下ろせるようになっていて、透明で浅い海中の様子
が眺められる。


    
 船長さんは見どころに行くと止めてくれて、のぞいていると熱帯魚が何匹も横切り、サ
ンゴもたくさん見られる。一瞬だが、大きなカメの通過も確認した。


    

        

    


 湾の中を30分前後回遊して10時32分頃船を下りた。





 駐車場近くにある「島の駅カビラガーデン」と呼ぶ土産店に入り、最後の買い物をする。
    





店内には、世界一大きいというシャコ貝が展示されていた。


 10時55分にカビラガーデンを後にして島の東部南よりの石垣空港に向かい、空港に
は11時30分に着いた。

 12時25分までに保安検査場を通過することになり、それまではフリータイム。空港
内の海鮮・島料理「源」という店で昼食を済ませて保安検査を受け、待合室で待機する。


    






 12時45分発羽田空港行きANA90便は、往路と同じB867-300型機
(270人乗り)でかなりの空席があり、12時50分に石垣空港を離陸した。
    





 途中揺れもなく順調に飛行し、到着予定時刻15時20分より20分余り早い14時
58分に羽田空港に着いた。

 20℃前後の亜熱帯の石垣島から戻った羽田の気温は真冬並みの3℃とか。小雨模様で
ある。

 15時35分発所沢駅東口行きの高速バスに乗り帰路につく。だが空港を出てすぐ渋滞
となり、しばらくはのろのろ状態が続く。所沢駅東口には、予定の17時20分より1時
間遅れの18時22分に着いた。 

                 (歩数 石垣空港保安検査前まで3,900) 【完】




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宮古諸島・八重山諸島10島めぐり③ 西表島、由布島、竹富島、小浜島(沖縄)

2018-03-17 17:39:24 | 国内旅行
 2018年2月21日(水)

 石垣島の南西部にあるグランヴィリオリゾート石垣島ヴィラガーデンで5時30分に起
床し、6時30分からレストランでバイキング朝食を済ませる。


 乗り合い形式のバスで8時13分にホテルを後にして、南東側すぐ近くの石垣港に8時
21分に着いた。


 今日は、フェリーで西方にある石垣島より大きい西表島(いりおもてじま)に行き、東
側に近接した小島・由布島(ゆぶじま)へ水牛車で往復し、昼食後にジャングルクルーズ
をして、西表島南西の大原港から東側、石垣島に近い竹富島(たけとみじま)を観光、さ
らにフェリーで宿泊地の小浜島(こはまじま)へという行程である。



 石垣港8時40分発の八重山観光フェリー「ちゅらさん」号は、エンジン音を響かせて
小雨模様の海上を西進する。



 途中で南側の黒島などが望まれ、西表島の南端にある大原港に9時30分に着いた。天
気は曇天である


 西表島は、人口2,300人余り、面積は289.27㎞で沖縄本島に次いで大きな島。
島のほとんどを山岳が占め、その90%以上が熱帯、亜熱帯の原生林に覆われているとの
こと。気候は亜熱帯というより熱帯に近く、降雨量は年平均2,600mm以上で熱帯雨林
の様相を見せているという。

 ジャングルにはイリオモテヤマネコ、カンムリワシ、セマルハコガメ、ヤエヤマヤシ、
サキシマスオウノキなど世界的に珍しい動植物が生息している。


 迎えに来ていた西表島交通のバスに乗り、9時40分に大原港を出た。バスは10分で
土産店「ショップ西表島」に着き、9時50分まで買い物タイムに。



 店内には、黒糖や泡盛「いりおもて」、たくさんのイリオモテヤマネコのぬいぐるみな
どが目についた。
    

 バスは島の東岸沿いを北に向かう。もう田植えの済んで田んぼもあり、木々の茂る小島
の転々する湾なども望まれた。



 10時11分に島の東端に近い由布島入口の美原に着き、10数台待機していた水牛車
のうちの2台に分乗する。



 私たちの乗ったのは「海(カイ)くん」という名の17歳の水牛で、乗務員は高嶺 力
さん。向こうに見える由布島に向かって、ゆっくりと移動を開始した。


       

    
 高嶺さんはユーモラスな口調で水牛のことなど説明したり、蛇皮線を弾きながら沖縄民
謡「安里屋ユンタ」を歌ってくれる。「アンコール!」の声に応えてさらに「花」も歌っ
てくれたが、終わらぬ10時33分に由布島に着いた。


 由布島は、人口22名、面積0.15㎢、周囲2.15㎞という小島で、海抜は1.5
mしかないとか。かつて竹富島や黒島からの移住者が対岸の竹富島での稲作で暮らしてお
り、その頃農耕用として活躍したのが水牛で、昭和7(1932)年頃台湾からの開拓移
民ともに石垣島に渡ってきたとのこと。

 昭和44(1969)年のエルシー台風で、大被害を受けた島のほとんどの人たちは対
岸の西表島美原地区に移り住み、西原正治おじい夫妻のみが島に残り、「島をパラダイス
ガーデンへ」のロマンを描きながら1頭の水牛で土や堆肥を運んでヤシや花を植え続け、
手造りの楽園を造り上げたという。

 現在、由布島にいる水牛はアジア水牛が40頭余りで、1頭ずつに名前がついていて、
食事は1日朝夕の2回とか。水牛車を引くには生後2~3年から調教を始め、早い水牛は
半年から1年でお客様を乗せて引けるるようになるという。

 水牛の体重は600㎏前後で、水牛車には16人前後、約2トンの重量を引くとか。寿
命は約30年で、水牛車を引くのは15~20年くらいのようだ。


 幾つもの水牛車で次々に上陸した観光客は、そばの水牛車待合所の建物に入りグループ
ごとに由布島水牛家系図などの説明を受ける。その後ガイドの案内で島の観光となった。


 ヤシの並ぶ周遊路を進むと「水牛之碑」がある。
    


 その先では水牛車の牛と一緒の記念撮影、さらにペアやグループごとの記念撮影と続き、
少し先の小屋ではなんと撮影した写真がもうプリントされていて、希望者はその場で購入
できる(1枚1,300円)。


 昔の水牛車の復元模型の横を過ぎ、温室になっている蝶々園に入る。

    
 数々のブーゲンビリアなど熱帯の華麗な花が咲き、バナナが花と実をつけ、スターフル
ーツも熟した実を見せる。
     

        



      

    
 国内が冬の時期だけ暖かいこちらに飛来するというアサギマダラ↑も見られた。


 池の横を回って水牛車待合所に戻り、店内の土産物や水牛の家系図なども眺める。




 待合所のそばには水牛の池があり、待機中の水牛や仔牛が体を休めていた。



 11時15分に待合所に集合して、再び水牛車に乗って西表島に戻る。帰りの水牛は7
歳の元気君。乗務員は名乗らなかったが、三重県鈴鹿市の出身でホンダの社員時代には水
牛のいる東南アジア2国に勤務したというが、なぜこの仕事に就いたかは聞き漏らした。

 11時30分頃対岸の西表島美原に戻り、バスは雨の中を東岸沿いを北へ、最東端の野
原崎を回り高那地区の「レストランたかな」に11時50分に入る。
 
 昼食は西表膳と呼ぶもの。地元の野菜、畜産物、海産物、西表そばや古代米などの膳を
おいしくいただいた。
    


 雨は止まず12時30分にレストランを出て、バスは東岸の往路を南下して戻り、大原
港に13時05分頃着いた。

     
 ちなみに、港に近い大原郵便局のそばの大原交差点の交通信号は、日本最南端の信号機
だという。


 大原港から13時発の仲間川マングローブクルーズ船に乗り、13時09分に出港した。

 クルーズ船はワンマンで、若い船長が操舵機を握りながらガイドも兼ねている。船は北
に回ってバスで戻った橋の下を通過して仲間川に入る。



 原始の姿をそのまま残す仲間川は、全長約17.5㎞、河口から10㎞までは海水の混
じる汽水域とのこと。マングローブ林の広さは約200㏊あり、日本最大級の規模を誇る
という。

 雨に濡れてしっとりしたマングロープ林が続き、船長は見所に来ると船を止めて説明し
てくれる。
     
     
 出港した頃は雨だったが途中から止み、見にくかった船の横を覆った雨よけのシートを
外したので、マングローブもよく見えるようになった。




 中ほどではかなり川幅が広がり、左にカーブして次第に狭まる。船長は最近、イリオモ
テヤマネコがこの川で泳ぐのを目撃したという。

 クルーズコースの最奥にある船着き場に13時45分頃着き、遊歩道を少し進むと巨大
なサキシマスオウノキが立っていた。平成12(2000)年に「森の巨人たち百選」に
選ばれた、全国でも珍しい巨樹・巨木のひとつ。
     


 幹回り3.6m、樹高20mあり、樹齢は約400年と推定されるという。大きな昆布
のような根元は板根と呼ぶらしい。
     


 クルーズ船に戻り、13時53分に往路を戻ることになる。帰路でも往路は通過したと
ころで停止して、説明をしてくれるところもあった。14時05分に大原港に戻る。



 西表島の観光を終え、大原港発14時30分のフェリー「ちゅらさん」号に乗り、今回
の旅での最西端の西表島を後にした。船中再び雨となり、海もかなり波立っている。

 船は朝出た石垣島方向に向かい、石垣島のすぐ西にある竹富島の北東側にある竹富東港
に15時15分頃着く。幸いに雨は上がっていた。

 竹富島は石垣島の南西6㎞余り、面積5.42㎢、周囲9.2㎞で、人口は約350名
とか。琉球石灰岩からなる島なので水に乏しく、水道と電気は石垣島から供給されており、
赤瓦屋根の家並みや白砂の道など、古き良き沖縄の姿とを残しているという。

 島内にあるATMは郵便局のひとつだけ、小中学校も1校のみで、信号機はないらしい。

 竹富島の観光は、竹富島交通の2台のマイクロバスに分乗して回ることになり、18号
車に乗る。バスは島の反対側、南西部にある遠浅の白い砂浜の海水浴場、コンドイビーチ
を車中から眺めた後、少し南の「星砂の浜」とも呼ばれる皆治浜(かいじはま)に15時
30分に着いた。

 ここでは、砂浜の湿った砂に指をつけると、くっついた砂の中に星の形をした小さな砂
が見つけられる。星砂は、海藻などに付着した有孔虫「ホシズナ」の遺骸が砂浜に打ち上
げられたものとか。10分前後の時間だったが10個前後見つかった。


 マイクロバスは島の北側中央部に15時52分に着き、沖縄県で初めて国の重要伝統的
建造物群保存地区に選定されている、竹富古民家集落を散策することにした。

 東に進むと神社のある広場に「世持御嶽(ユームチウタキ)」の説明板がある。

 琉球王朝時代の村番所跡で、竹富村誕生の大正3(1914)年から昭和13(1938)
年まで村役場があり、その跡地に火の神と農耕の神を祭ったのが世持御嶽だという。


 次の十字路際に「たけとみ民芸館」があるが、フリータイムが短いので入館は省く。


 石垣の塀が続きブーゲンビリアの咲く民家横などを進んだ3本目の交差点際には、島で
唯一という自動販売機が2台並んでいた。




 北側の通りからは観光用水牛車が近づく。


     
 西に折れて少し先の高台に、「なごみの塔」と呼ぶ竹富島最高点の展望台があり、そば
まで上がると国の重要伝統的建物群保存地区に指定された家並みが見下ろせる。




 眼下の民家には、オレンジ色の見たことのない花が咲いていた。
    

 近くのマンホールは、シンプルなデザイン。


 16時20分にマイクロバスに乗って竹富港に戻り、16時45分発小浜港行きのフェ
リー「サザンクロス5号」に乗る。


 フェリーは西北に進み、石垣島と西表島の間、西表島に近い小浜島(こはまじま)の東
岸、小浜港に17時15分に着いた。


 迎えのバスに乗り、島の南東部にある今日の宿「はいむるぶし」に17時25分に入る。

 小浜島は面積7.86㎢、周囲16.6㎞で、人口は約740名、サトウキビ畑と牧草
地が広がり、NHKの朝ドラ「ちゅらさん」で知られ、島の中央にある標高99mの大岳
(うふだき)に上ると、与那国島を除く8つの島が見えるという。

                               (歩数 9,500)




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東海道品川宿や京浜運河緑道公園、大森貝塚遺跡などを巡る(東京)

2018-03-13 22:22:43 | 江戸・東京を歩く
 2018年3月11日(日)

 東日本大震災から7年の今日は、カントリーウオークグループの第251回例会に参加
した。集合はJR山手線、東海道線などの品川駅。10時01分にスタートする。


 == 東海道品川宿を鮫洲公園まで ==

 東側の港南口を出て、超高層ビルの並ぶ品川インターシティ東側の遊歩道を南へ、東側
一帯は中央卸売市場の食肉市場である。
     

 南端の道路を渡ると「しながわ百景」のひとつ、小さなお堂の稲荷堂がある。
    

 南側に天王洲運河の西端近くが延びていて、観光用の屋形船が係留されていた。


 運河の手前を西進して、運河の西端で八ツ山通りに入り南東へ。「品川浦船だまりと」
呼ばれるところで、ここにも幾つもの屋形船が見えた。


 少し進むと小スペースの品川浦公園で、背後の利田(かがた)神社には鯨碑(鯨塚)が
ある。


 利田神社は、寛永3(1626)年に近くの東海寺の沢庵(たくあん)が弁財天を勧請
(かんじょう)したのが始まり。当地一帯を安永3(1774)年~天保5(1834)
年に南品川宿の名主、利田吉左衛門が開発したことから利田神社と称されているようだ。

    
 鯨碑は、寛政10(1798)年5月に暴風雨で品川沖に迷い込んだ鯨の供養碑で、鯨
の体長は約16.5m、高さ約2mの大鯨で、江戸中の評判になり、ついには11代将軍
家斉が浜御殿(現浜離宮恩賜庭園)で上覧する騒ぎになったという。

 次の交番のある交差点を入り、西側に平行する東海道に回って品川宿を南下する。

 東海道品川宿は、目黒川を境に南北の2宿で成り立っていたが、享保7(1722)年
に北品川宿の北に歩行新宿(かちしんしゅく)が加わり、3宿で宿場の任にあたったとか。

 日本橋を出て最初の宿場で、天保14(1843)年には北品川宿に本陣が1軒、南品
川宿と歩行新宿に脇本陣が1軒ずつあったという。


 少し進んだ品海公園の花壇には、北隣の民家に使われていた東海道品川宿の石垣石が残
っていた。石材は房総の鋸山産の凝灰岩(房州石)とのこと。

 近くのT字路際に東海七福神のひとつ、寿老人を祭る一心寺(いっしんじ)がある。創
建は安政2(1855)年で江戸三十三観音霊場第30番札所だが、境内はわずかである。


 T字路を西に入った突き当たりは、東海七福神・布袋尊の養願寺。創建は正安元(1299)
年と伝えられ、本尊の虚空蔵尊は「品川の虚空蔵さま」と呼ばれ、丑(うし)・寅(とら)
年生まれの守本尊として信仰を集めているようだ。


 少し先、東に伸びる細い歩道の入口に「品川宿本陣跡」の標石が立っていた。



 国道357号・山手通りを横断して品川宿交流館に入る。まちの有志の方々が運営する
無料お休み処で、懐かしい駄菓子を販売し、品川宿に関する展示などもある。


 すぐ南は目黒川の品川橋で、北品川宿と南品川宿の境になる。橋を渡らずに川沿いを上
流側へ。次の朱塗りの鎮守橋の北側が東海七福神・恵比寿神の荏原(えばら)神社である。
       


 和銅2(709)年創建の古社で、品川宿の総鎮守とか。天正19(1591)年には
徳川家康から神領を寄進され、明治元(1868)年の東京遷都の際は、明治天皇の内侍
所(ないしどころ・三種の神器のひとつ、神鏡を安置した所)になったという。
     


 鎮守橋を渡り、品川橋の南側で東海道筋に戻る。



 次の路地を西進して、突き当たりの海徳寺へ。



 境内にはヒカンザクラやミツマタが咲き、本堂近くにはハクモクレンに似た花も咲いて
いた。
       

    


 東海道浜松宿から贈られたという、黒松のある「街道松の広場」を過ぎる。近くには木
造2階建ての古い洋館が残っていた。


 都道421号・池上通りを過ぎ、京浜急行の青物横町駅を背にした東海七福神、毘沙門
天の品川寺(ほんせんじ)に入る。

 道路際に、都指定有形文化財で江戸六地蔵のひとつ、銅造地蔵菩薩坐像がまず目につく。
     
 この地蔵は、江戸六地蔵で最も古い宝永5(1708)年の造立で、像高2.75mあ
り、江戸中期の鋳造像では大作という。


 山門の手前に、亀かと思われるものに背負われた珍しい石灯籠がある。
     

 境内右手には、幹回り5.35m、樹高25m、推定樹齢約600年という「品川寺の
イチョウ」がまだ枯れ枝を高く伸ばしていた。
     


 品川寺は承応6(1652)年の中興、本尊の水月観世音菩薩は太田道灌の念持仏と伝
えられているとか。

 格天井(ごうてんじょう)に梵字など記された鐘楼に下がる大鐘は、明暦3(1657)
年の造立。高さ約1.5m、重さ約1トンあり、4代将軍家綱の寄進といわれる国の重要
美術品。
     
 慶応3(1867)年のパリ万博、明治4(1871)年のウィーン万博に出品後行方
不明になり、その後ジュネーブの美術館に保管されているのが分かり、昭和5(1930)
年に返還されたという。


 都道420号を横断し、南東側近くにある昼食地の鮫洲(さめず)運動公園に12時05
分に着いた。温かくなった日曜日とあり、園内は子ども連れの家族などで賑わう。


 == 京浜運河緑道公園から品川歴史館や大森貝塚遺跡へ ==
 
 昼食後ミーティングをして、 12時46分に鮫洲運動公園を後にする。東海道の東側
に並行する道を500m近く進んで東へ、勝島運河のカーブ地点に出た。


 すぐ北側に新しい公園があり、河津ザクラだろうか見ごろになっていたので、桜を背に
記念撮影をする。



 ナノハナの咲く勝島運河を少しで都道316号・湾岸通りの鮫洲橋を渡る。


 橋の南側に、たくさんのユリカモメが飛翔していた。


 湾岸通りが首都高1号・羽田線の高架下を抜けたところで東へ、京浜運河の右岸から車
の通れぬ斜張橋・かもめ橋を渡って左岸に回る。
     

 橋際のヤナギが早春の淡い彩りを見せ始めていた。



 左岸に沿って松などの植栽が続き、岸辺にはナノハナが咲く京浜運河緑道公園が伸びて
いる。小休止してから緑道を南下する。



 流れにはバンが泳ぎ、対岸の高架を東京モノレールの車両がひっきりなしに通過するの
が望まれた。

 次の勝島橋際まで進んで緑道公園を離れ、橋を渡って西に向かう。



 大井競馬場の北側や勝島運河の南端を進み、京急立会川(たちあいがわ)駅に近い南大
井一丁目の天祖諏訪神社へ。

 ここも東海七福神の福禄寿を祭るところ。北側の弁天池には厳島神社も祭られていた。


 境内の左手裏手に抜けて立会川を渡った北浜川児童遊園に、坂本龍馬像がある。
     
 ペリー来航の嘉永6(1853)年、19歳の龍馬は江戸で剣術修行中で、土佐藩は立
会川河口付近の下屋敷警備のため江戸詰の武士を動員し、龍馬もその中に加わっていたと
か。いわば龍馬の幕末の出発点ともいえる地のようだ。

 京急立会川駅際の高架下を通過して国道15号・第一京浜通りを横断し、アーケードの
ある狭い商店街を西に抜ける。


 立会川右岸沿いを少しで左折して浜川小前を過ぎる。校門には、東日本大震災7年を追
悼する弔旗が掲げられていた。

 JR京浜東北線のガード下を西へ、大井六丁目で都道421号・池上通りに出た。


 近くの品川区立品川歴史館に14時25分頃入館し、常設展示室で品川宿を中心に、区
内の原始・古代から現代にいたるまでの多くの歴史資料などの展示を観覧する。




 さらに企画展「災害と品川」の展示などを見て、14時50分に退館した。


 池上通りを南下して鹿嶋神社前を過ぎ、大井六丁目の大森貝塚遺跡庭園に入る。

 大森貝塚は、アメリカの動物学者モース博士が明治10(1877)年に貝の研究で来
日し、横浜から東京に向かう汽車の窓から発見し、発掘したところ。この発掘は日本初の
学術的発掘で、大森貝塚は「日本考古学発祥の地」だという。
       
 園内にはそのモース博士像をはじめ、縄文の広場を中心にモースの広場、貝塚学習広場、
縄文体験広場などあり、北側の線路側には貝塚跡が、東北側には発見当時の貝塚を復元し
た貝塚展示ブースなども造られていた。




 以前私は、NTT大森山王ビルのそばにある遺跡を見たことがあるが、この場所は初め
てだった。

    
 池上通りを南下して大田区に入る。そのNTTデータビル前には、貝塚発掘125周年
記念の、石を用いた展示物がある。

     
 ビルの横をJR京浜東北線の線路際まで下ると、「大森貝墟」碑が立ち、下る途中には
「モース博士と大森貝塚」の紹介パネルと、貝をデザインした「モースゆかりの地」碑が
並んでいた。


 ゴールのJR京浜東北線大森駅はすぐ近く、15時26分に着いた。

(参加 12人、天気 晴、距離 9㎞、地図(1/2.5万) 東京西南部、歩行地
 品川区、大田区、歩数 18,900)

 なお、この日の夜、NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の、ドラマ後のゆかりの地
紹介は品川宿だった。




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