2017年3月29日(水)
ソメイヨシノのは開花したものの、寒さの戻りで満開はもう少し先になりそうだが、
23日(木)~31日(土)の9日間限定開催の「あるいて とまって みつけよう 新座さ
くらウオーク」と称するJR東日本の「駅からハイキング」にでかけた。
スタート・ゴールは、JR武蔵野線の新座(にいざ)駅、改札を出たところで受付を済
ませ、10時08分にスタートした。
このコースは、学生が考えた「駅からハイキング」の一つで、コースにも組み込まれて
いる跡見(あとみ)学園女子大の学生が考えたもの。受付もそのメンバーのようだ。
北口を出て北へ、大和田小の先の民家に咲くコブシ。
県道109号・川越街道に出て北西にすぐ、「鬼鹿毛(おにかげ)の馬頭観音」と呼ぶ
馬頭観音が、杉の古木の下の観音堂に祭られていた。
元禄9年(1696)の建立で、新座市内では最古最大の石造丸堀り馬頭観音立像とか。
傍らに、名馬鬼鹿毛にまつわる伝説が記されていた。
川越街道の東側には、ケヤキなどの屋敷林を持つ古くからの農家らしい風景が望まれる。
その先のT字路を右折して北へ、近くの民家の庭先にボケなど3色の花が咲き競う。
カワヅザクラか、近くの色濃いサクラには花の蜜を吸う鳥の姿も。
県道113号に出て、新座柳瀬高校(東)入口交差点の横から参道を入って大和田(お
おわだ)氷川神社へ。
延暦21年(802)の創建といわれる古社。この辺り大和田一帯の鎮守で、7月下旬
の夏祭りには大変賑わうとか。
再建新しい拝殿の右手奥には、熊野神社も祭られている。
拝殿奥に残る本殿の壁面には、精巧な木彫が施されていた。
境内左手の色濃いサクラが満開。
境内右手の石像には、文化元年(1804)と刻まれていた。
西側すぐ近くには、普光明寺(ふこうみょうじ)がある。神社に近い方のお堂は地蔵堂
のよう。
普光明寺は大同元年(806)の開山と伝えられ、江戸期には周辺の7ヶ寺を末寺や門
徒寺として持つ寺院だったという。
西側の山門と地蔵堂との間に、カワヅザクラとコブシが咲いていた。
新座柳瀬高の東側を進んで、柳瀬川にかかる歩行者と自転車の専用橋、柳瀬川ふれあい
橋を渡る。端から見る上流側。
こちらは下流側。どちらにもソメイヨシノの並木が見えるが、花はまだのよう。
下流側から橋の下を見下ろすと、コイがいっぱい泳いでいた。
橋を渡って国道463号を歩道橋で越えて、西武台中と西武台高の北側の坂に向かう。
西武台中のそばにもカワヅザクラらしいのが咲いていた。
右手斜面の中腹には、ハクモクレンが咲いている。
坂を上がって台地上に出て南西へ、畑の向こうに跡見学園女子大の建物が見え、そばの
畑にはスイセンが咲く。
小さい花弁のサクラの咲くところで右カーブして国道254号・川越街道の信号を渡り、
跡見学園女子大 新座キャンパスの正門を入った。
跡見学園女子大の構内には昨年3月の時点で189本のサクラがあり、サクラはこの大
学のシンボルとか。これらのサクラの大半は、開学当初の昭和40年(1965)に京都
の佐野籐右衛門氏の桜苗園から取り寄せ、その後卒業生からの寄贈や(財)日本花の会か
らソメイヨシノなどを導入するなどして追加植栽されたとのこと。
桜の種類としては、野生種はヤマザクラ、エドヒガンなど6種類、栽培品種は37種類
あり、未同定のものも2種類あるという。構内を一周してそれら桜の数々を見て回ること
にした。
正門に近い、グリーンホール際に咲くイトザクラ(シダレザクラ)。
図書館の背後周辺に咲いていたサクラ。
早咲きの桜はもう咲き終わり、新緑になっていた。
中央部のグランドを囲んで、何種類ものサクラが並んでいるが、何れも見頃にはもう少
しといった感じ。
グランドの北端辺りには、何株かのユキヤナギが咲いていた。
グランドの北側、花蹊メモリアルホールと3号館との間には、たくさんのクリスマスロ
ーズが咲き競う。
学内を一巡した頃にはちょうど正午近くなったので、グリーンホールにある食堂に入り、
買ってきた弁当を持ち込んで食事をさせてもらい、12時10分に正門を後にした。
ちなみに、正門の守衛所で「跡見学園女子大学の桜」という構内サクラガイドをもらえ
ると知ったので、退門するときに記名していただいた。
これには、構内に咲くサクラ40種の写真と解説があり、ほかの場所での花見にも参考
になりそう。
ここからは帰路となり、折り返して国道254号・川越街道を南東へ。近くに古くから
の農家らしい、2階建ての納屋を持つH家の前を通過した。
台地を下って英(はなぶさ)インターで国道463号の上を通過する。
インターに続く柳瀬川の英橋を渡って国道を右に分け、県道109号・川越街道を500
mほどで往路に戻り、さらに川越街道を進むと、最初のポイント、鬼鹿毛の馬頭観音の先、
大和田小学校交差点のそばに神明神社があった。
3つ続く鳥居の真ん中のものには、享和元年(1801)と刻まれている。
神明神社は、川越街道野火止宿(のびどめしゅく)上分(じょうぶん)の鎮守として創
建されたとのこと。
境内にある「彰忠碑」の字は、太平洋戦争後にA級戦犯となった荒木貞夫陸軍大将の揮
毫(きごう)だった。
近くの民家に咲く黄色い花。
野火止交差点で県道40号・志木街道を横断し、JR武蔵野線の高架下を抜ける。コン
ビニ・ローソンの近くにサンシュユが咲いていた。
次の信号のある野火止中交差点で右折して、野火止用水沿いの遊歩道に入る。
用水の流れはわずかだが、流れに沿って桜の若木が植えられ、トサミズキも何本か花を
見せていた。
200mほどで遊歩道を離れ、近くの「ふるさと新座館」に入る。
ここには市民ホールや公民館、地元農産物の直売センター「とれたて畑」などがある。
「とれたて畑」をのぞいてから小休止後、館を後にしてゴールに向かう。
ゴールの新座駅には、13時53分に戻った。南口の広場には、かつて市内の川で用い
られていたと思われる大きな水車が飾られていた。
(天気 晴、距離 8㎞、地図 駅からハイキング地図、歩行地 新座市、歩数
15,500)
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ソメイヨシノのは開花したものの、寒さの戻りで満開はもう少し先になりそうだが、
23日(木)~31日(土)の9日間限定開催の「あるいて とまって みつけよう 新座さ
くらウオーク」と称するJR東日本の「駅からハイキング」にでかけた。
スタート・ゴールは、JR武蔵野線の新座(にいざ)駅、改札を出たところで受付を済
ませ、10時08分にスタートした。
このコースは、学生が考えた「駅からハイキング」の一つで、コースにも組み込まれて
いる跡見(あとみ)学園女子大の学生が考えたもの。受付もそのメンバーのようだ。
北口を出て北へ、大和田小の先の民家に咲くコブシ。
県道109号・川越街道に出て北西にすぐ、「鬼鹿毛(おにかげ)の馬頭観音」と呼ぶ
馬頭観音が、杉の古木の下の観音堂に祭られていた。
元禄9年(1696)の建立で、新座市内では最古最大の石造丸堀り馬頭観音立像とか。
傍らに、名馬鬼鹿毛にまつわる伝説が記されていた。
川越街道の東側には、ケヤキなどの屋敷林を持つ古くからの農家らしい風景が望まれる。
その先のT字路を右折して北へ、近くの民家の庭先にボケなど3色の花が咲き競う。
カワヅザクラか、近くの色濃いサクラには花の蜜を吸う鳥の姿も。
県道113号に出て、新座柳瀬高校(東)入口交差点の横から参道を入って大和田(お
おわだ)氷川神社へ。
延暦21年(802)の創建といわれる古社。この辺り大和田一帯の鎮守で、7月下旬
の夏祭りには大変賑わうとか。
再建新しい拝殿の右手奥には、熊野神社も祭られている。
拝殿奥に残る本殿の壁面には、精巧な木彫が施されていた。
境内左手の色濃いサクラが満開。
境内右手の石像には、文化元年(1804)と刻まれていた。
西側すぐ近くには、普光明寺(ふこうみょうじ)がある。神社に近い方のお堂は地蔵堂
のよう。
普光明寺は大同元年(806)の開山と伝えられ、江戸期には周辺の7ヶ寺を末寺や門
徒寺として持つ寺院だったという。
西側の山門と地蔵堂との間に、カワヅザクラとコブシが咲いていた。
新座柳瀬高の東側を進んで、柳瀬川にかかる歩行者と自転車の専用橋、柳瀬川ふれあい
橋を渡る。端から見る上流側。
こちらは下流側。どちらにもソメイヨシノの並木が見えるが、花はまだのよう。
下流側から橋の下を見下ろすと、コイがいっぱい泳いでいた。
橋を渡って国道463号を歩道橋で越えて、西武台中と西武台高の北側の坂に向かう。
西武台中のそばにもカワヅザクラらしいのが咲いていた。
右手斜面の中腹には、ハクモクレンが咲いている。
坂を上がって台地上に出て南西へ、畑の向こうに跡見学園女子大の建物が見え、そばの
畑にはスイセンが咲く。
小さい花弁のサクラの咲くところで右カーブして国道254号・川越街道の信号を渡り、
跡見学園女子大 新座キャンパスの正門を入った。
跡見学園女子大の構内には昨年3月の時点で189本のサクラがあり、サクラはこの大
学のシンボルとか。これらのサクラの大半は、開学当初の昭和40年(1965)に京都
の佐野籐右衛門氏の桜苗園から取り寄せ、その後卒業生からの寄贈や(財)日本花の会か
らソメイヨシノなどを導入するなどして追加植栽されたとのこと。
桜の種類としては、野生種はヤマザクラ、エドヒガンなど6種類、栽培品種は37種類
あり、未同定のものも2種類あるという。構内を一周してそれら桜の数々を見て回ること
にした。
正門に近い、グリーンホール際に咲くイトザクラ(シダレザクラ)。
図書館の背後周辺に咲いていたサクラ。
早咲きの桜はもう咲き終わり、新緑になっていた。
中央部のグランドを囲んで、何種類ものサクラが並んでいるが、何れも見頃にはもう少
しといった感じ。
グランドの北端辺りには、何株かのユキヤナギが咲いていた。
グランドの北側、花蹊メモリアルホールと3号館との間には、たくさんのクリスマスロ
ーズが咲き競う。
学内を一巡した頃にはちょうど正午近くなったので、グリーンホールにある食堂に入り、
買ってきた弁当を持ち込んで食事をさせてもらい、12時10分に正門を後にした。
ちなみに、正門の守衛所で「跡見学園女子大学の桜」という構内サクラガイドをもらえ
ると知ったので、退門するときに記名していただいた。
これには、構内に咲くサクラ40種の写真と解説があり、ほかの場所での花見にも参考
になりそう。
ここからは帰路となり、折り返して国道254号・川越街道を南東へ。近くに古くから
の農家らしい、2階建ての納屋を持つH家の前を通過した。
台地を下って英(はなぶさ)インターで国道463号の上を通過する。
インターに続く柳瀬川の英橋を渡って国道を右に分け、県道109号・川越街道を500
mほどで往路に戻り、さらに川越街道を進むと、最初のポイント、鬼鹿毛の馬頭観音の先、
大和田小学校交差点のそばに神明神社があった。
3つ続く鳥居の真ん中のものには、享和元年(1801)と刻まれている。
神明神社は、川越街道野火止宿(のびどめしゅく)上分(じょうぶん)の鎮守として創
建されたとのこと。
境内にある「彰忠碑」の字は、太平洋戦争後にA級戦犯となった荒木貞夫陸軍大将の揮
毫(きごう)だった。
近くの民家に咲く黄色い花。
野火止交差点で県道40号・志木街道を横断し、JR武蔵野線の高架下を抜ける。コン
ビニ・ローソンの近くにサンシュユが咲いていた。
次の信号のある野火止中交差点で右折して、野火止用水沿いの遊歩道に入る。
用水の流れはわずかだが、流れに沿って桜の若木が植えられ、トサミズキも何本か花を
見せていた。
200mほどで遊歩道を離れ、近くの「ふるさと新座館」に入る。
ここには市民ホールや公民館、地元農産物の直売センター「とれたて畑」などがある。
「とれたて畑」をのぞいてから小休止後、館を後にしてゴールに向かう。
ゴールの新座駅には、13時53分に戻った。南口の広場には、かつて市内の川で用い
られていたと思われる大きな水車が飾られていた。
(天気 晴、距離 8㎞、地図 駅からハイキング地図、歩行地 新座市、歩数
15,500)
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