あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路ふた旅第20日

2006-11-30 20:23:41 | Weblog
朝も盛り沢山で美味しい朝食と、お接待のおにぎり弁当をいただき、7時15分に民宿青岬を出発する。
車道を少しで遍路道に入る。石畳みに落ち葉が溜まり、最後は草の伸びたところをやぶこぎ気味で県道27号に下る。
大浜から中浜集落へ。中浜には、ジョン万次郎生誕地の碑があった。ここにもカツオ加工工場がある。
県道を横切り、林間の遍路道へ。こちらは広めの落ち葉道で、歩きやすい。土佐清水の市街に入り、三差路で打ち戻り道に向かう、京都のKさんと別れた。
土佐清水の中心街を通過して、足摺サニーロードと呼ぶ、国道321号を海沿いに進む。
あしずり港の外れの、海の駅あしずりには、万次郎と仲間たちの像があった。
落窪海岸には、南海地震で隆起した化石連痕いう、細いひだが沢山見られる岩礁が珍しい景観を見せていた。
一旦、山間を回り、益野川沿いに下る。
道の駅めじかの里土佐清水で昼食。小規模な道の駅で、販売している特産品なども少ない。
小規模な民宿や旅館の並ぶ竜串には、高知県立足摺海洋館があり、海岸も見所になっている。
下川口の漁港では、漁師が網をつくろっていた。
3っの長いトンネルを通過し、土佐清水市の西南端の大津の民宿叶崎に、15時22分に到着した。
このコースは、足摺岬の金剛福寺から次の延光寺まで72kmあり、ほかのコースより1日余計かかるが、今回は、明日の立ち寄り先に期待して、回ることにしたのである。
なお、日中に携帯電話は電池切れとなり、添付写真は撮れなかった。
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四国遍路ふた旅第19日

2006-11-29 20:52:25 | Weblog
また来て下さい、との、おかみさんの声に送られ、7時13分に久百々を出た。
県道27号を南に向かい、2箇所遍路道を抜ける。
長さ1、5kmほど続く砂浜、大岐海岸に下り、波打ち際を進む。ここも遍路道である。
以布利の港の先からは、流木の流れ着いた海岸や、常緑広葉樹の林を抜けた。
窪津漁港には、カツオ加工工場があり、蒸したカツオを木の箱に並べていた。
県道が1車線に狭まったが、車は少ない。何度か県道横の、畑作地帯や広葉樹林の遍路道を抜ける。
足摺岬まで5kmほどの津呂に、遍路休憩所があったので、休ませてもらう。
寝具、炊事用具、冷蔵庫などあり、簡易宿泊施設にもなっている。
県道は高みに上がり、海は魚つき保安林のはる下かになった。
足摺岬が近づき、ツバキの純林が県道を覆う。
12時過ぎ、足摺岬にあり、四国霊場再南端の、38番金剛福寺に着いた。
参拝後、納経所で、歩きですか、遠かったでしょう、と労いの言葉と、日本茶パックのお接待をいただいた。
足摺岬展望台で岬を見下ろし、そばのベンチで、宿のおかみさんにお接待いただいた、心づくしのおにぎりや、バナナ、ミカンなどをいただいた。
岬の南から西に向かい、岬を見下ろす景勝地、鵜の岬に近い、民宿青岬に15時近く、到着した。
夕食は、海の幸が盛り沢山。しかも、いずれの品も、おかみさんが腕を奮った料理を、きれいに盛りつけ下さり、今回の遍路中で、1番の夕お膳だった。
添付写真は、鵜の岬からの眺め。
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四国遍路ふた旅第18日

2006-11-28 21:00:21 | Weblog
朝6時48分、民宿日の出のベランダから、太平洋に上がる朝日を見て、6時58分に出発した。
1km余りで国道56号に別れ、松原大橋を渡る。流れに沢山のカルガモが見える。
その先は入野松原。若い黒松林が続いている。
砂浜はウミガメの産卵地なので、車の乗り入れはできない。
一面に広がるらっきょう畑の間を進み、県道42号に入る。
少し先からは、広域農道に入る。片側1車線ずつの道だが、車は少なめ。ところどころに見える紅葉が、上りの疲れを和らげてくれる。
谷間を下り、田園地帯に出て、ススキの穂の並ぶ農道を四万十大橋のたもとに出た。
そばにあったJAの店で、昼食に、また鯖の姿寿司を調達した。
四万十の流れは緩やかで、一昨日の豪雨で緑がかった水が、川幅一杯に流れていた。
川の右岸沿いの県道321号に入る。2Kmほどで川を離れ、 津蔵渕の民家横を抜ける。
谷間の上りが続き、肩にザックの重さがこたえる。新伊豆田トンネル手前で昼食をした。そばの新大師は、明日お祭りとのことで、飾りものなどの準備をしていた。
トンネルは長さ1620mあり、広めの歩道はあるが、通過に20分近くかかった。
こちらも川幅一杯に流れる下ノ加江川沿いに進み、河口近くの橋を渡る。下ノ加江海岸を見下ろす高みに上がり、海触景観と呼ぶ景勝を見下ろす。
遍路宿の中でも人気の宿、久百々に、15時08分に入った。同宿は昨日の宿と同じ3人。夕食をいただきながら、これまでのそれぞれの出会いなどを話しあった。
添付写真は、久百々海岸の眺めです。
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四国遍路ふた旅第17日

2006-11-27 21:05:05 | Weblog
昨日の激しい雨は上がったが、雲が低く垂れ込めている。
6時から岩本寺本堂でお勤め、天井画のことや、無理せずに歩くよう、お話をいただく。
宿坊からのお接待を頂き、7時30分に出発した。
町並みの外れで国道56号にでる。角で、大きな水車が回っていた。
5km近くのところで、遍路道に入り、片坂を越える。国道を挟んで一之瀬遍路道。杉林を下り、国道に戻る。
拳ノ川沿いに進むみ道のかたわらで、ヌルデの紅葉が色鮮やか。
佐賀温泉の先で、川の対岸の四国のみちに回る。
国道よりアップダウンが少なく、車も通らないので、晩秋の里山や、昨日の豪雨で増水した流れなどを眺めながら5kmほど進む。
伊与木駅に出て、休憩していたら、雨が落ちてきたので、雨具を付ける。
次の遍路道は、昭和14年まで県道だったていう、1車線だけの狭い車道。途中の熊井トンネルは、レンガ積みの趣きあるものだった。添付写真でご覧下さい。
土佐佐賀駅で昼食。近くのコンビニで買ってきた弁当を食べる。
佐賀の町を抜け、鹿島が浦沿いに半円形に回って、高みに上がると、海を見下ろす展望がよい。
この辺りは、幡多十景鹿島が浦と呼び、土佐西南大規模公園になっている。
青い海と、岩に砕ける白波の景観が続く。
すっかり晴れたので、雨具をしまう。
白波から灘へと、波打ち際に下り、国道は90度カーブして、西に向かう。
有井川に入ると、左手はるかに長い岬が、霞んで見える。明後日到達予定の足摺だろうか。
16時14分に民宿日の出に着いた。部屋のまどから、間もなく海に入る夕日が、良く見えた。
というわけで、今日、明日は、ひたすら足摺岬に向けて歩を進めるのみ。昨日の37番岩本寺から、足摺岬の38番金剛福寺まてで80Kmある。
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四国遍路ふた旅第16日

2006-11-26 21:05:48 | Weblog
今回の旅も、予定では後半に入った。この後も順調に歩けるだろうか。
今日は、一日雨の予報。強風注意報も出ている。昨夜半には、激しい雨音で眼を覚まし、こんな雨では、停滞かとも考えたが、朝は雨はほとんど止んでいた。
しかし、雨の完全装備をして、6時50分に民宿あわを出た。
JR予讃線沿いに進み、焼坂遍路道に入る。
自然石の敷石に落ち葉がたまり、斜度が急なところは、滑らぬよう注意が必要だ。
早くも大汗となり、メガネが曇る。
50分ほどで、標高228Mの焼坂峠に上がった。
下りは、落ち葉一杯の林間を緩やかな傾斜道が続き、気持よい遍路道である。
林道を経て、国道56号に入る。車が多いが、500Mほどで、JR線路沿いの遍路道に入る。
中土佐の町並みに入り、杉玉の下がる造り酒屋などのある狭い町並みを抜ける。
水のない大坂谷川沿いの桜並木は、葉が落ちて、枯れ枝になっていた。
川沿いに進み、奥大坂に入ったが、雨が激しくなったので、大坂遍路道を上がるのはあきらめ、国道56号にあがる。
後先になったが、そえみみず遍路道に進みたかったのだが、昨日、大善寺で、この道は、11月1日から再来年末まで、高速道路工事で通行禁止になったと聞き、あきらめた。
さて、国道に上がったら、歩道がない。高速で通過する車の水しぶきをまともに浴びる最悪の環境。
車に、減速して中央寄りを走行するよう合図しながら行くが、気にしてくれる車は少ない。
七子峠までの3、5kmほどが長く感じた。
峠にあるドライブイン七子茶屋で昼食。ご夫婦の歩き遍路も先着していた。
峠からの下り、2kmほどは、国道を離れ、山すそを回る遍路道。しかし、土道に雨が溜まり、あちこちに水溜まりが出来ている。
再度国道に戻り、窪川まで10km余り進まねばならない。
こちらは、歩道はあるが、雨が一層激しくなり、車道も歩道も2、3センチの水溜まりが出き、何十台か分からぬが、水しぶきの洗礼が絶え間ない。日曜なので、トラックが少ないのが、せめてもの幸いといわねばなるまい。
当然、靴の中にも水が入り、グチャグチャしながらひたすら歩く。
お陰で、予定より早い15時13分に37番岩本寺に着いた。
参拝し、今夜の宿である宿坊に入ってほっとした。
雨のため、携帯カメラの撮影どころではなかったので、添付写真はなし。
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四国遍路ふた旅番外1

2006-11-25 21:21:40 | Weblog
お昼は、何を食べているか。
徳島では、うどん店で何か所か食べましたが、高知にはないので、弁当が多いです。
コンビニ弁当では、同じようなメニューになるので、地元の店や、スーパーなどで買っています。
今日も地元の小さい店で買いました。
アジの姿寿司420円、赤飯おにぎり126円、牛乳63円計609円でした。
添付写真でご覧下さい。
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四国遍路ふた旅第15日

2006-11-25 21:01:53 | Weblog
天気予報は、午前50%午後70%の雨の予報だが、まだ降ってはいない。いつ降り出すだろうか。
民宿汐浜荘にザックを預け、青龍寺に向かう。
土佐大橋を渡り、宇佐湾に沿って横波スカイラインを進む。まだ明けきれず、少し暗さが残る。
蟹が池の湿地や、小さい石仏の続くミニ四国88か所を進み、35番青龍寺へ。
杉木立の中に古い本堂と大師堂がある。新しく小さい三重搭もある。
同じ道を民宿に戻り、ザックを受け取り、先に向かう。宿のおかみが、角を曲がるまで手を振って見送りして下さった。
今回は、前回通らなかった浦の内湾北岸をたどる県道23号を進む。
波静かな湾に、山影が投影されている。右へ左へと、カーブするごとに、海の景色が移りかわる。
深浦漁港では、水揚げしたタイを木の箱に詰めて、トラックに積み込もうとしていた。
立目集落は、ポンカンの里の表示があり、そばの畑にポンカンが沢山実っていた。
浦の内湾を過ぎ、県道314号を仏坂に向かう。県道といっても、車はめったに通らない。静かな田園と山間の道だ。
峠から、杉木立を下ると、仏坂不動堂がある。もみじが数本見ごろだった。
県道に戻って山里を下り、須崎港北岸へ。
須崎市街を進み、別格霊場大善寺に参拝する。高台の本堂前からは、須崎市街や須崎港の展望がよい。
国道56号を西に向かう。3っのトンネルを通過したが、いずれも歩道がない。近くでは、高速道路を建設中だが、その前に、歩く人のための歩道整備をして欲しいものだ。
雨に降られず、16時30分に民宿あわに着いた。
添付写真は、宇佐大橋からの眺め。
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四国遍路ふた旅第14日

2006-11-24 21:13:36 | Weblog
雨の上がった桂浜の民宿まさごを7時17分に出る。
初めて来たので、松林のそばから桂浜を見下ろす。
浦戸大橋の手前から浦戸湾南岸に下り、湾に沿って進む。風が強く、菅傘を押さえる。今日最初の寺は、33番雪けい寺。県道278号に面し、山門はない。本堂は、昨年最建で新しい。
県道を西に、ハルウララでおなじみの、高知競馬場入口を過ぎ、春野町へ。
田園地帯となり、車も少なく、歩きやすい。休耕田にはビニールハウスが多い。
水量豊かな新川川を越え、きれいな用水沿いに進み、34番種間寺に着く。
山門はなく、解放的な境内。納経所の大きなすずりが目に着いた。
更に用水沿いに県道を進み、仁淀川大橋を渡る。700m位あり、9分かかった。その名のように、淀んだような静かな清流だ。
東西南北に4、5本の通りが走る土佐市街を、間違えぬよう、遍路地図を逐一確かめ、北西に抜ける。
ミカンやポンカン畑の間を上がって、35番清滝寺に入る。
境内の大イチョウがきれいな黄葉を見せる。納経所そばからは、土佐市街や仁淀川などの展望がよい。
土佐市街を南に抜け、県道39号に出る。
塚地峠越えへんろ道の入口、塚地休憩所に着いたのは16時を過ぎた。峠越えは暗くなりそうなのであきらめ、837mの塚地トンネルを通過し、宇佐の町並みに入る。民宿汐浜荘に17時11分に着いた。
添付写真は、仁淀川大橋から上流の展望です。
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写真添付2 枚目

2006-11-23 21:28:42 | Weblog
2枚添付しようとしたら、ファイルサイズが大き過ぎてだめだったので、この投稿で竹林寺の紅葉を添付します。
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四国遍路ふた旅第13日

2006-11-23 21:23:26 | Weblog
一日雨の予報だが、まだ降っていない。7時39分に御免の稲吉屋旅館を出発した。
国分寺は昨日済ましたので、次の善楽寺への近道、県道249号を西に進む。車は少なく歩きやすい。
高知市に入り、国分寺からの道に合した。雨が落ちてきたので、歌先生の遍路小屋5号蒲原で雨具を付ける。しかし、雨は本降りにはならない。
逢坂峠の先から遍路道を下り、30番善楽寺に着く。
そばにある土佐一宮の土佐神社にも参拝。本殿はこけら葺き。朱塗りの鼓楼は国の重要文化財。写真を添付します。
神社参道道を南へ向かい、JR土讃線や国分川、舟入川などを越え、五台山に上がる。
牧野植物園の中を抜け、31番竹林寺へ。広い石段の途中や、五十搭周辺の紅葉がよい彩り。南国土佐で、こんな見事な紅葉が見られるとは。雨のうっとうしさを忘れてさせてくれる。この写真も添付します。
南へ下り、下田川沿いから、県道247号などを進み、32番禅師峰寺に上がる。
本堂前からは、これから進む浦戸大橋方面の展望がよい。
納品経所にて、用意してあるお茶と菓子のお接待をいただく。
本降りになった雨の中、西に急ぎ、トラックの水しぶきの洗礼もうけ、17時前に桂浜の民宿まさごに入った。
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