東伏見稲荷神社に参拝後、青梅街道を西北進して田無神社の南側正面に着いた。
一の鳥居を入り、階段を上がってケヤキなどの並ぶ参道を進む。
二の鳥居の手前には、田無神社のパワースポット、五つの龍神のひとつ「白龍」が。
参道を挟んて手水舎があり、手水鉢はきれいな花手水に覆われている。
すぐ横には、良縁結びに御利益の「道祖神」と、良縁を念じて結んだカラフルな紐も。
二の鳥居をくぐり正面の拝殿前へ進み、何人かの参拝者の後に並び参拝した。
拝殿と本殿とが一体になった社殿は東京都指定文化財(歴史的建造物)で、拝殿を見上
げると精巧な龍の木彫がたくさん目に入る。
拝殿の左手前にはご神木の大イチョウが立ち、その下にこのような大きなものが。
「一楽萬開」と記されているが、当社では11月23日の新嘗祭~2月3日(今年は2
日)の節分祭まで、この文字を書いた五角形の木札「一楽萬開札」を授与しているという。
そばから見上げた大イチョウ
ご神木の北側には、「小彦名神社」が祭られている。
境内西側、舞殿横にはカフェの出店も。
「小彦名神社」の奥には、厄除け祈願のたくさんの絵馬が奉納されていた。
さらに奥の龍神には、若い女性の参拝者が多い。
その後に並んで少し待ち、石積みの上に祭られた「黒龍」に参拝する。
近くには、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が祭神という「津嶋神社」も。
境内西側の出店や「おみくじ処」
そばの龍神池の龍神。
境内中央部の南東側、東参道の鳥居際には「撫龍」が祭られ、「龍と玉を撫でて 昇運を
お授かり下さい」と記されていた。
傍らには「田無神社と五木寛之」についてのパネルが。
拝殿の右手には「大鵬土俵」と呼ばれる土俵がある。
昭和の大横綱、大鵬関が引退後の1993年に五穀豊穣を祈念して寄付したものとか。
その背後、社殿寄りには、金色の鳥居の奥に大黒様と恵比寿様を祭る社殿があった。
さらに右手には「稲荷神社」↑や安産祈願のためのお社↓も。
大鵬土俵寄りに戻ると、「大鵬」と刻まれた大鵬自身が揮毫(きごう)した碑が立つ。
そばのよしず掛けの小屋に祭られていたのが、パワースポットひとつ「青龍」像と、戦
の神として崇められた「楠木正成公像」。
小屋に接して立つ「日露戦役祈念碑」は明治40(1907)年の建立。
碑文は、日露戦争の際、元帥陸軍大将として満州軍総司令官を務めた大山巌(おおやま
いわお)の揮毫によるもの。
田無村では、日露戦争に71人が出征して3人が戦死し、68人が凱旋帰国したという。
大鵬土俵の南側の「特別授与場」とその前面には、たくさんの御札や御守、破魔矢など
が並んでいる。
私は「長寿健康御守」(700円)をいただいた。
境内中ほどから西側に出る冠木門の向こうに、火の見櫓(やぐら)が残っていた。
境内をほぼ一巡したので退社することにして、表参道に向かう。
右手、国の登録有形文化財になっている「参集殿」の入口には精巧な木彫「九頭龍」が
あり、奉納者はレスリングのオリンピックメダリストの三宅義行、宏美父子だった。
後になったが、近くにあった境内図
一の鳥居を出ようとしたら、手前左手に並ぶ人がいるので回ると「赤龍」が。
入ったときには気付かずに通過したのだった。
12時30分過ぎに田無神社を後にした。
ちなみに、田無神社の詳細についてはこちらのサイトを。
そばにあった、周辺の商店街マップ
道路を挟んで西側は、長い塀で囲まれた真言宗智山派の「田無山 総持寺」。南側の塀沿
いに延びる細道「やすらぎのこみち」を西進する。
道路には、西東京市の木や、市の花のデザインマンホールが続く。
南側中央部の山門前に出た。
総持寺の創建年代は不詳のようだが、元和年間(1615~24)に法印権大僧都俊栄
和尚が、谷戸に法界山西光寺として創建し、慶安年間(1643~51)に現在地へ移転
したと伝えられているよう。
江戸時代は尉殿権現社(現・田無神社)の別当寺を勤めていて、明治8(1875)年、
西光寺と近隣の密蔵院、観音寺の3寺が合併して創建し、田無山総持寺と改称したという。
山門の左手前には、昭和20(1945)年4月12日に当地が空襲に襲われた際の
「戦災者慰霊塔」があり、その上に平和観音が祭られている。
大きなちょうちんの下がる山門を入ると、左手には「無我」と刻まれた大きな石碑が。
まずは正面の大本堂に参拝した。
本堂の左手には妙見堂があり、開扉されていたので中を拝観させてもらう。
本堂の右手前方には、近年改築したらしい鐘楼が。
境内を一巡したので山門を出ることにした。山門の境内側には、広目天と多聞天がにら
みを利かせている。
近くのサザンカに花が残る。
12時50分過ぎに総持寺を後にして、青梅街道を田無駅に向かう。
少し進んだ北側のビルに「シンエイ動画」の看板があり、1階入口横にドラえもんなど
のパネルや人形が並んでいる。
ここで、これらの動画を製作しているようだ。
ウィンドウの前にあったチラシの表と裏
ちなみに西武鉄道では、この映画の公開に因んだスタンプラリーを2月7日(金)から
開催するよう。詳細はこちらのサイトをご参照下さい。
次の交差点を左折して南へ、6階建てのビル地階にあったスーパー西友系の「LIVIN」
に入り、少しの買い物を。
南西側が西武新宿線の田無駅、駅ビル「Emio」の2階に見えた「洋麺屋 五右衛門」で
少し待って入店する。
「月見とろろと納豆のねばねば」(1,150円)という洋麺を注文して、昼食に。
私好みの味で、おいしかった。
田無駅に14時11分に着いた。
14時19分発の西武新宿線下り本川越行き電車に乗里、15時06分に帰宅した。
〈了〉
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