2014年12月25日(木)
東京駅開業100年から5日目の今日は、東京駅丸の内北口にある「東京ステーション
ギャラリー」で開催中の「東京駅100年の記憶」という展覧会を鑑賞しました。
この入場券は、JR東日本の「大人の休日倶楽部」で募集した招待券が当選して送られ
てきたたもの。通常の入場料は900円です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/2d/fafb3ec3194561cfbe3b46161dc90c4f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/8c/de08af52188eadf9e38d01f983f8751b.jpg)
こちら↑は、この展覧会のリーフレット。上の写真は、1911年の宮内幸太郎氏作品
「東京駅中央停車場建築」と呼ぶ写真の部分です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/5b/33d1cc2a829dc12f1d19421a2154f952.jpg)
東京ステーションギャラリーの入口。東京駅丸の内北口改札を出て、右手すぐのところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/60/2519437d43c082022b100efecc812eba.jpg)
入口を入った1階は受付のあるエントランス部分とロッカールーム、それに化粧室だけ
で、展示室はエレベーターで上がった3階と2階です。
まず3階の展示室へ。展示室内は撮影禁止ですが、3階の展示室の中の木製のジオラマ
だけは撮影可能でした。これは、開業当時の1914年の東京駅とその周辺の模様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/5c/db3c21a75b55bb97d6d64a373a671fdf.jpg)
駅周辺にはまだなんの建物も無く、北東の所に幾つかの官公庁の建物があるだけだった
ようです。
50年後の1964年の東京駅と丸の内側ビル群の模様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/d7/84470a14763ecdf999691aa424b80b5c.jpg)
東京オリンピック開催当時ですが、周辺の建物の高さは31m以内に制限されていた頃
でした。南口(左)すぐは東京中央郵便局、北口(右)を出たところは国鉄本社ビル、正
面は丸ビル(左)と新丸ビル(右)です。年配の方は記憶に残っておられることでしょう。
そして2014年、現在の超高層ビル群と、2年前に開業当時の姿に復元された東京駅。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/a3/02821731756a9b47c82c46486f174f19.jpg)
30分ごとだったかに室内照明が暗くなり、1914年と1964年のジオラマに照明
が点灯されます。こちらは1964年当時のジオラマ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/7f/742573da0c9e8140f1fdd60a898c3cb1.jpg)
3階の展示室ではほかに、設計した辰野金吾博士の作品集図絵、年代により変わる丸の
内の空中写真、関東大震災直後の東京駅周辺や戦後の東京駅周辺の空中写真、画家による
東京駅や周辺の建物の絵、中央停車場(東京駅)建物建築図、東京駅のトピックを告げる
新聞紙面、戦後の復旧工事中の東京駅周辺の写真などが展示され、映像上映もありました。
3階の展示を観覧後、階段を下りて2階に向かいます。天井から吊された優雅な照明。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/40/c750ad870f53f6bb220edd510fa0dd1d.jpg)
3階から2階への階段周辺のレンガ壁はむき出しになっていて、国の重要文化財になっ
ているレンガ壁の一部が間近に見られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/54/b65ecce3f32c447f4cb885786522b5a3.jpg)
レンガが白っぽく感じられるのは、もともとは漆喰(しっくい)が塗られていたようで、
漆喰が食いつきやすいようにするため、レンガの表面には傷(削り跡)がついていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/7b/f0b08bec37cad20351decae9a3011b4b.jpg)
鉄骨も見えますが、丸の内駅舎は鉄骨煉瓦造りで、約3100トンの鉄骨が使用されて
いるとか。また、黒く見えるのは「木(もく)レンガ」で、腰壁などを固定するために、
そのネジやクギを受ける木製のレンガが1945年5月25日の空襲で焼けて、炭化した
ため黒くなっているとのことです。
途中の窓からは駅前広場が望まれます。こちらは超高層化された丸ビル周辺。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/91/e06849497f0943ae2678802af67364c2.jpg)
南側の、やはり超高層化された「きって」と呼ぶビルなど。左下の部分の東京中央郵便
局は、以前の姿で外壁などが残されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/e0/5a74932c28f126b0b157ba248db8fb63.jpg)
2階の展示室でも、画家による東京駅の絵画とか、ラッシュアワーの写真、東京駅を描
いた図書などの原画や雑誌の付録、東京駅で狙撃された原首相、濱口首相や新幹線開業を
告げる新聞紙面など、東京駅100年にちなむ興味ある展示がたくさんありました。
冒頭の展覧会のリーフレットの裏面にあった絵画の一部を以下に幾つか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/0d/c4d330bf44f97c22b702b244c5f27d34.jpg)
吉田初三郎の描いた東京駅(「東京旅行案内」1924年)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/3d/368541ba09f0d4b0bd48de664f1f4d35.jpg)
「東京駅と美人」(山川秀峰1942年)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/39/e243114e9bc279f817215d27ec3142bc.jpg)
林唯一の「少年帝都復興双六」(「日本少年」1924年1月号)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/37/46acb0617966b15c2ec74b532ef44a4c.jpg)
恩地孝四郎「東京駅」(「新東京百景」より、1931年)
1時間あまり観覧して2階の展示室を出ると、丸の内北口ドームを一巡できる回廊にな
っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/2e/5edcde4fed41489b566f33329ff81ed9.jpg)
回廊から見下ろす丸の内北口1階の床面など。床にこんな模様があったとは…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/7a/9ac6aed9ed9f6130f58ccd8070399c58.jpg)
少し上、目の高さくらいにカメラを向けてみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/cf/15ee248aaad991536b50ea98f1df50ff.jpg)
見下ろした丸の内北口改札口。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/05/84e22d2c358c48f0306cc4b4acfa482c.jpg)
大手町方面出口。大手町に職場があった頃は、現在の東京メトロ丸ノ内線の大手町駅か
ら通勤していましたが、市内出張の行き帰りなどの際にはよくこの出口を利用しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/95/d98bfe61dcab12fbb4c9c694f97100f0.jpg)
皇居方面への出口。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/29/ca75e37571049720c9687f1341049dbe.jpg)
回廊を回り、1階の受付ギャララリー上部にあるミュージアムショップを通過します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/f0/9740603e81823d03fccf9b092335389f.jpg)
東京駅にちなむ図書や、関連の品物がたくさん並んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/57/30c6a2dc5536fb8d16ae12c956e8f935.jpg)
ギャラリーからまた階段を下って、1階に下りて行きます。この壁面も煉瓦がむき出し
になっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/0e/7b0e9cc86b8db14d0a503fd56c7ace43.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/ce/2973255a7f448cb1cfae9732726166dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/75/5ae209548af8e5e92d5131834cface86.jpg)
東京ステーションギャラリーを出て、もう一度見上げる丸の内北口ドーム。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/eb/40592e6dfced24ef4d0083179698adad.jpg)
2年前復元を終えた、穏やかな彩りのドーム天井の彩り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/33/7f89834355d27146512f3bd646a0de0c.jpg)
この後、八重洲地下街で昼食を済ませ、次の予定の銀座の伊東屋と小川町の東京都ウ
オーキング協会に歩いて回り、東京メトロ御茶ノ水駅から帰路につきました。
なお、この展覧会は2015年3月1日(日)まで開催されています。
旅行・観光 ブログランキングへ
![にほんブログ村 旅行ブログへ](http://travel.blogmura.com/img/travel88_31.gif)
にほんブログ村
東京駅開業100年から5日目の今日は、東京駅丸の内北口にある「東京ステーション
ギャラリー」で開催中の「東京駅100年の記憶」という展覧会を鑑賞しました。
この入場券は、JR東日本の「大人の休日倶楽部」で募集した招待券が当選して送られ
てきたたもの。通常の入場料は900円です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/2d/fafb3ec3194561cfbe3b46161dc90c4f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/8c/de08af52188eadf9e38d01f983f8751b.jpg)
こちら↑は、この展覧会のリーフレット。上の写真は、1911年の宮内幸太郎氏作品
「東京駅中央停車場建築」と呼ぶ写真の部分です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/5b/33d1cc2a829dc12f1d19421a2154f952.jpg)
東京ステーションギャラリーの入口。東京駅丸の内北口改札を出て、右手すぐのところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/60/2519437d43c082022b100efecc812eba.jpg)
入口を入った1階は受付のあるエントランス部分とロッカールーム、それに化粧室だけ
で、展示室はエレベーターで上がった3階と2階です。
まず3階の展示室へ。展示室内は撮影禁止ですが、3階の展示室の中の木製のジオラマ
だけは撮影可能でした。これは、開業当時の1914年の東京駅とその周辺の模様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/5c/db3c21a75b55bb97d6d64a373a671fdf.jpg)
駅周辺にはまだなんの建物も無く、北東の所に幾つかの官公庁の建物があるだけだった
ようです。
50年後の1964年の東京駅と丸の内側ビル群の模様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/d7/84470a14763ecdf999691aa424b80b5c.jpg)
東京オリンピック開催当時ですが、周辺の建物の高さは31m以内に制限されていた頃
でした。南口(左)すぐは東京中央郵便局、北口(右)を出たところは国鉄本社ビル、正
面は丸ビル(左)と新丸ビル(右)です。年配の方は記憶に残っておられることでしょう。
そして2014年、現在の超高層ビル群と、2年前に開業当時の姿に復元された東京駅。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/a3/02821731756a9b47c82c46486f174f19.jpg)
30分ごとだったかに室内照明が暗くなり、1914年と1964年のジオラマに照明
が点灯されます。こちらは1964年当時のジオラマ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/7f/742573da0c9e8140f1fdd60a898c3cb1.jpg)
3階の展示室ではほかに、設計した辰野金吾博士の作品集図絵、年代により変わる丸の
内の空中写真、関東大震災直後の東京駅周辺や戦後の東京駅周辺の空中写真、画家による
東京駅や周辺の建物の絵、中央停車場(東京駅)建物建築図、東京駅のトピックを告げる
新聞紙面、戦後の復旧工事中の東京駅周辺の写真などが展示され、映像上映もありました。
3階の展示を観覧後、階段を下りて2階に向かいます。天井から吊された優雅な照明。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/40/c750ad870f53f6bb220edd510fa0dd1d.jpg)
3階から2階への階段周辺のレンガ壁はむき出しになっていて、国の重要文化財になっ
ているレンガ壁の一部が間近に見られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/54/b65ecce3f32c447f4cb885786522b5a3.jpg)
レンガが白っぽく感じられるのは、もともとは漆喰(しっくい)が塗られていたようで、
漆喰が食いつきやすいようにするため、レンガの表面には傷(削り跡)がついていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/7b/f0b08bec37cad20351decae9a3011b4b.jpg)
鉄骨も見えますが、丸の内駅舎は鉄骨煉瓦造りで、約3100トンの鉄骨が使用されて
いるとか。また、黒く見えるのは「木(もく)レンガ」で、腰壁などを固定するために、
そのネジやクギを受ける木製のレンガが1945年5月25日の空襲で焼けて、炭化した
ため黒くなっているとのことです。
途中の窓からは駅前広場が望まれます。こちらは超高層化された丸ビル周辺。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/91/e06849497f0943ae2678802af67364c2.jpg)
南側の、やはり超高層化された「きって」と呼ぶビルなど。左下の部分の東京中央郵便
局は、以前の姿で外壁などが残されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/e0/5a74932c28f126b0b157ba248db8fb63.jpg)
2階の展示室でも、画家による東京駅の絵画とか、ラッシュアワーの写真、東京駅を描
いた図書などの原画や雑誌の付録、東京駅で狙撃された原首相、濱口首相や新幹線開業を
告げる新聞紙面など、東京駅100年にちなむ興味ある展示がたくさんありました。
冒頭の展覧会のリーフレットの裏面にあった絵画の一部を以下に幾つか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/0d/c4d330bf44f97c22b702b244c5f27d34.jpg)
吉田初三郎の描いた東京駅(「東京旅行案内」1924年)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/3d/368541ba09f0d4b0bd48de664f1f4d35.jpg)
「東京駅と美人」(山川秀峰1942年)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/39/e243114e9bc279f817215d27ec3142bc.jpg)
林唯一の「少年帝都復興双六」(「日本少年」1924年1月号)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/37/46acb0617966b15c2ec74b532ef44a4c.jpg)
恩地孝四郎「東京駅」(「新東京百景」より、1931年)
1時間あまり観覧して2階の展示室を出ると、丸の内北口ドームを一巡できる回廊にな
っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/2e/5edcde4fed41489b566f33329ff81ed9.jpg)
回廊から見下ろす丸の内北口1階の床面など。床にこんな模様があったとは…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/7a/9ac6aed9ed9f6130f58ccd8070399c58.jpg)
少し上、目の高さくらいにカメラを向けてみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/cf/15ee248aaad991536b50ea98f1df50ff.jpg)
見下ろした丸の内北口改札口。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/05/84e22d2c358c48f0306cc4b4acfa482c.jpg)
大手町方面出口。大手町に職場があった頃は、現在の東京メトロ丸ノ内線の大手町駅か
ら通勤していましたが、市内出張の行き帰りなどの際にはよくこの出口を利用しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/95/d98bfe61dcab12fbb4c9c694f97100f0.jpg)
皇居方面への出口。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/29/ca75e37571049720c9687f1341049dbe.jpg)
回廊を回り、1階の受付ギャララリー上部にあるミュージアムショップを通過します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/f0/9740603e81823d03fccf9b092335389f.jpg)
東京駅にちなむ図書や、関連の品物がたくさん並んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/57/30c6a2dc5536fb8d16ae12c956e8f935.jpg)
ギャラリーからまた階段を下って、1階に下りて行きます。この壁面も煉瓦がむき出し
になっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/0e/7b0e9cc86b8db14d0a503fd56c7ace43.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/ce/2973255a7f448cb1cfae9732726166dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/75/5ae209548af8e5e92d5131834cface86.jpg)
東京ステーションギャラリーを出て、もう一度見上げる丸の内北口ドーム。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/eb/40592e6dfced24ef4d0083179698adad.jpg)
2年前復元を終えた、穏やかな彩りのドーム天井の彩り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/33/7f89834355d27146512f3bd646a0de0c.jpg)
この後、八重洲地下街で昼食を済ませ、次の予定の銀座の伊東屋と小川町の東京都ウ
オーキング協会に歩いて回り、東京メトロ御茶ノ水駅から帰路につきました。
なお、この展覧会は2015年3月1日(日)まで開催されています。
![](http://blog.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_1310_1.gif)
![にほんブログ村 旅行ブログへ](http://travel.blogmura.com/img/travel88_31.gif)
にほんブログ村