2011年9月17日
9月3日の1回目開催から2週間後~(1回目の様子)
http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/cf73a9c581b971eb429916a30a57bdf1
炭焼き体験2回目~今回も土日のたびに天気はドンヨリと天気に恵まれない。
『雨男は誰だ~』と、声が飛ぶ
今回は新規参加者のNさんが宇土市より来た。
湯前町のTさんはぎっくり腰のため欠席。
先ずは、樅木先生の挨拶『前回、みなさんに出していただいた窯が空いていますので、今日は準備した材を詰めて頂きます~』
と言って始めたのは、お茶の準備と茹で卵にお昼の鍋掛け
これも大事な段取り(笑)
今回の鍋には、豚の骨汁。背骨を一つ一つ切り離し、塩だけで味付けする。
これが実に豚骨味が出てウマイのだ~。
もちろんお茶は火にあぶって枝ごとヤカンに煮出す”山茶”これもウーロン茶に似て味わいがある。
一方、助手の溝口さんは、青竹をコップ大に切って、湯のみ作りもちろん、焼酎も注がれる
今回は皮を8角形に削ぐバージョン。
滑り止めの効果唇に竹の味わいが青竹よりも感じられる。
さて、作業開始
前回雨のために出来なかった”玉切り”(材の切り出し)が、代わりに準備されていた。
今回はこの材の窯入れから始めます
列に並んで、バケツリレーならぬ、木材リレー
これには順番がある。一番奥には、雑木の柔らかい材を入れ、その後、良質の堅い樫~
材は乾いている程、灰になりやすいので、伐採後あまり期間が空いているのもいけないこの様に材にコケや銭かずらが青く残っている生シイものが良いとのこと
この辺りは、樫の木を並べているところ。窯の中はまだほんのりと暖かい。
これが、空きっぱなしで湿気がこもると、焚き木の量はたくさん必要になり、良い炭は出来にくくなるそうだ
だんだん入口近くになって来たので、『今度は、やわらかい雑木を持って来て~』との号令がかかる。
こんなデカイのになると20kgくらいになる。
日頃は一人で、出たり入ったりで運び込んでいるそうだから、大変な重労働
入口付近はこんな大径木で埋められるが、これらのほとんどは灰になる
さて、今度は焚き口を塞ぐための、壁塗り赤土の準備。
前回塞いでいた赤土は再利用されるが、高温で焼かれると粘りが減るということで、新しい赤土を3割程度混用して練る。
水と程良く混ぜ~
十分に足踏みで捏ねる。これが汗をかくほどキツイ
今度は、赤土ダンゴリレー。両手のひら掴み位を先生に届ける。
奥の壁をレンガで筑いていく。
これも、参加者交代で左官に変身
だんだん筑上がった。
最後は、先生の仕上げ。
この空間(窓)から、手前で焚く炎が中の材の頭に触れ、乾燥→着火→蒸し焼き→炭化~と変化させていく
さて、今度は手前の壁(焚き口)づくり。
同じようにレンガを積むが、カマド用の鋳物の焚き口が付く。
この一番下の穴は意味がある。燃焼室に溜まって来る炭を描きだすところ。
中央の小さなレンガを外して、炭掻き出しのスコップが入る広さになる。
手前の壁は、奥の壁よりも慎重に密閉度を高めなければならない。赤土ダンゴを投げつけて、小さな穴まで完全に塞いでいく
仕上げには、レンガが見えなくなるまで、赤土を重ねていく。
薪を入れ、新聞紙を入れ、着火準備完了。
神事として、お神酒を窯に上げる
『灰になりませんように、綺麗な炭が焼けますように~』と祈る
実際、不具合があると、開けてビックリ、全てが灰になっている失敗も人によってはあるとのこと~全ての苦労が、灰になるのだ
いよいよ着火
実はこの後が大変
次々に薪をくべ続けなければならない。
つづきは、後篇で
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