2015年7月4日
栗園・柿園の下草刈りは、毎年の事ではあるけど、今年は意識的に(作業を中断しながらも)写真を撮影したので、遅ればせながらアップする事にしました。
栗園・柿園の下草刈りは、通常年2~3回します。
梅雨に入る前に1回、夏に1回、栗園だと9月収穫前に1回。柿園だと、秋の収穫前に1回の下草刈りをします。
もちろん除草剤って方法もありますが、うちは使わないんで、その作業は半端ない大変さです。
ただ今年は、段ボールを使った遮光防草実験をしました。
生分解性素材の紙なので、数年もって分解されて土に還ります。
小面積でも試してみようと、やってみました。
なにせ、山間地の畑の栗園。面積は30aですが、刈り取り面積には土手(法面:ノリメン)が、1.5倍くらいありますので、刈り取り面積は45a程度になります。
職場で出た段ボールに目を付け、燃えるゴミで捨てるのをもらって、数ヶ月かかって取り置きしていたものです。
実家から軽トラックを借りて、1台分運んだものの、広げてみるとわずかな面積しかありませんでした。
3週間もすると、遮光部分はモヤシのように枯れ始めているのが確認できました。
2015年7月25日~26日
第2回目の夏草刈りを、親父としました。
内心、『親父との草刈りも、今年が最後かも?』と、毎年の様に思ってきましたが、元気なものです。
90才になっても、刈り払い機をしょって、バリバリします。
世の中には、60代でも、寝たきり・痴呆症が居る中で、ありがたい事です。
こっちは、たまの土日仕事で、暑さには音を上げます。
夏は、2~3日の晴天でカラカラになります。
今年の着毬(チャッキョウ)は、良いようです。
栗園が終わったら、柿園です。
梅雨の長雨で、今年の草の伸びは半端ない生長です。
『1度刈っていたのに、なんでこうなるの?』って、愕然とします。
柿園は、2枚の段々の畑に植栽しています。
つまり土手は3面ありますが、刈るべき土手は2面です。
(通常、自分の畑に面した土手を草刈り管理する暗黙の約束があるので、下の畑の土手は、うちは刈る必要はない。)
この2面の畑が長い!そして、土手が2~4mもあります。
30aの畑ですが、刈り取り面積は50a程になります。
土手は、体を斜めにして、刈り払い機を振り上げて刈り落とすため、平坦と比べて格段にキツイ仕事です。
つまり、親父は平坦をさせ、土手担当です。
2mを越すと、2回に切り分け往復します。
柿の品種は?ただの渋柿で、毎年、佐賀県から買い取りに来ます。
つるし柿(干し柿)加工用なので、こんだけしても、労賃考えたら元は取れません。
柿や栗があるから、親父はボケずに長生きするのか?
年金受給平均年齢を超えて、長生きしているから、栗・柿の所得あっての、年金所得かもしれない。
2日掛けて、やっと2枚の柿園が終わりました。
鬱蒼と雑草に埋もれていたのが、向こうまで見えるようになりました。
やっと終わったと座り込んだ所です。
刈り払い機の仕事では、汗だくはもちろんですが、ズボンが草の切りくずで洗濯しても落ちない汚れになります。
そんな汚れは気にせず、『あ~終わった~』と、達成感で叫んで、まぶしい太陽を見上げた直後~
今度は、『あ~っ!無い!』と叫んでしまいました。
メガネにマグネットで装着する、サングラス(6,480円)が無いのです!
せっかく終わったものの、今度は、サングラス探し~親父を先に帰して、自分が刈り取りに動き回った跡を、2時間くらい探しましたが見つかりません。
失意のうちに帰宅しました。
2015年8月2日
諦めきれず1週間後~今日は、刈り払い機を熊手に代えて、捜索専門。
100mくらいの土手を探るも~無い。
平坦の柿園も、草に埋もれていては、干し草の中に針を探すようなもの!
熊手で柿の根本に草を集め、ローラー作戦的に探しました。
暑い猛暑の中、諦めの誘惑は何度となく襲ってきます。
この日も、見つからず、失意帰宅。
2015年8月9日
また、次の週~もう、草はカラカラに乾いています。
見つかりやすくなったかも?と希望を抱いて、再捜索。
一度集めた草を、再度開いて、結局、上の畑全面をほじくり回すも、無い!
諦めて、上の畑から下の畑をボーっと観る。
『無くしたのは、上の畑だし~下の畑には行ってもいないしあるわけない~でも、これだけ探して無いなら、下の畑かも?』
と、それまで探していなかった下の畑の土手の沿線を、奥から半信半疑で探し始めた。
ず~と探すも無い!もう少しで、畑も終わり~
その時、地面にキラッと光る物が飛び込んできたのです!
『あった~』
なんで、ここに?
無くす前日に草刈りしたところに、どうして飛んでいったのか?
原因は分かりませんが、ともかく無傷で見つかって良かった!
こうやって、今年の夏草刈りは終わりました。
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