2016年7月9日
雨が降れば、うっとうしいし、晴れたらいきなりムッと、蒸し暑い
でも、出来る時に彫らなければ・・・という焦燥感で朝7時から作業場(駐車場)へ~
ノミを振うと、直ぐに、汗ダラダラ
ところで、『あの人は、荒削りな人』・・・とか遣うが、中削りとは余り言わない。
でも、ちゃんと工作方法用語では、『荒削り(主として工作物の仕上げに要する取り代(シロ)を残して切削すること)を施した後、加工によるひずみや熱処理ひずみなどが仕上げ加工精度に影響を与えない範囲で仕上げ代を残して切削加工すること。』とある。
つまり、僕の造語では無い事と、輪郭の塊から顔・目などを彫り出すのが今日の目的です。
荒削りをしていると、『猫の体の造り』への疑問は、次々に湧くモノで、家の中で『寅次郎』を捕まえては、写真撮影で知りたい部分を撮りためていました。
以下、しばらく『寅次郎の造り』・・猫の紹介ではありません。
スヤスヤと、気持ちよく、寝ているのに
足を曲げられ、弄られて・・・
『なにしてんだよ?勝手に人の体弄るなよ!』と目覚めて仕舞いました。
シッポやチンコまで弄られて・・・
『人の体を、いったいどうしたいんだよ!』と、この後不機嫌になっていました
つくりのイメージを、荒削りの塊に投影すると、またノミを入れます。
でも、ガンガンと削るでなく、手で 桂 カツラ を掌で押して削ります。
膝の上に置いて、グイッ、グイッと寅次郎を彫り出します。
彫刻刀に持ち替えて、だんだん表情を出していきます。
鼻の穴って、こんな感じ!
猫や犬は、口蓋裂なんで、口腔と鼻腔が交わっているから、それを綺麗に彫ることがネコらしさになる。
口は、上唇が被さっている、いわゆる『アヒル唇』と、初めて意識しました
目・眼球になって、失敗に気付いた
ネコの目を観察すると、眼球はビー玉の様に飛び出していたんです。
ネコはみんな、西川きよし です。
仕方なく、彫り下げて眼球の丸みを出しています。
思い返せば、間違いは、このノミの入れ方でした
この時、ポッコリと眼球を盛っておかねばならなかったのです。
耳の穴は概ね三角錐の外耳穴ですが、毛だらけで彫りようがありません。
無毛で三角錐の穴としました。
奥目が悔やまれますが、まあ寅次郎らしくなってきました。
後回しにしていた、後ろ足は荒削りからです。
シッポの巻き は、折れやすいので、まだ塊状態です。
シッポの付け根の年輪と相談しながら、ここまでって処まで彫りました。
獲物を狙う勇姿に近づいたかな
仕上げ彫り・完成は、ただいま整理中
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