2017年6月~7月
実は、前々回報告の、 物干しハンガー の孟宗竹の余りが転がっていました。
妻がそれを見つけて、『この竹で、竹照明を作りたいから、半分に割って、節も皮も出来るだけ削って、薄くしておいて!』・・・・とリクエストしてきました。
『おやおや、”竹明かり”に影響されらしたつばい!オレにふって来るとは、都合のイイヤツ!』
と、前作の物干しハンガーは、全く喜んでくれなかったので、内心やる気は湧かなかったのです。
・・・・が、後が怖いのもあり、仕方なく時間を見つけて取り組みました。
半割りが済むと、内節を出来るだけ、金槌で叩き落としました。
さらに、ノミで削ろうとしますが、上向き曲面のため、刃先がつっかえてなかなか上手く削れません。
そこで、手作りの槍ガンナでやってみました。
槍ガンナの微妙な曲面の刃のお陰か、上向き曲面でもつっかえることなく、綺麗に削ることが出来ました。
ワイヤーブラシで、バリの粗削りです。
次いで、サンドペーパーの回転ブラシで、ツルツルに仕上げました。
表面も、槍カンナで、緑の部分が無くなる位まで、綺麗に削りました。
槍ガンナでは、やはり凸凹があるので、ベルトサンダーで、表面をツルッツルに磨きました。
ささくれだった所が一つも無い仕上がりです。
手を付けない半割りと比べると、こんな感じになるまで削り、磨きました。
光が漏れる穴のデザインは妻が描きました。
僕はそのとおりに、穴を空けるだけです。
穴を空けるには、ホールソーと、木工用ドリルの大小径を、ドリルに付けて、とっかえひっかえして、ひたすら空けます。
8種類くらい微妙な穴の違いを使い分けて、やっと穴空けが終わりました。
でも、穴空けのバリが飛び出て、危ないくらいです。
カンナかけをして、綺麗にしました。
木のカンナクズと違い、竹のカンナクズで指が切れたり、刺さったりする堅さと、鋭さがあるから危険です。
白っぽい竹の肌が綺麗で、良い臭いまでします。
さて、問題は、細長いLED照明器具をどの様に固定するかです。
これも、前回の竹の余りを引っ張り出し、カンナで綺麗にしました。
そして、3箇所の照明器具支持板の内径に合わせて、ノコでカットしました。
ただし、半割り竹の内側に接触する箇所の角度に合わせて、斜めにカットです。
3箇所の照明器具支持板は、内径に合わせて、斜めにカットしました。
右側の写真の様に、固定する前に上手くフィットするか試してみました。
LEDの細長い照明器具は、本体磁石と、受けの金属板により、固定される仕組みです。
3箇所の照明器具支持板(受けの金属板取付)に、小さなドリルを本体側まで通し、爪楊枝を刺し、固定しました。
木工ボンドをつけて、爪楊枝をカットしました。
竹に、色を塗るかどうかもありますが、とりあえずの完成です。
玄関に置くかどうかも、決定していませんが、とりあえずのイメージはこんな感じとなりました。
妻との協議が進み、設置が済んだら、またアップします。
今回の工作も、妻は喜んでくれました。
2打席ツーヒットって感じです。(笑)
これらは、使った道具等の関連ブログです。
お暇なときにご覧下さい。刃物づくりはお勧めです(笑)
物干しハンガー
竹割りナイフ(前編) 竹割りナイフ(後編)
槍ガンナ(前編) 槍ガンナ(後編)
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