2020年9月上旬~10月中旬
1年前、ここは新規就農研修生が実習を終えたあと長靴を洗う洗い場で、20~30センチの段差がありました。
このままでは危ないと、資材は買ってもらうも一人でスロープ的に傾斜をコンクリートで塗り固めました。
最初は、セメントと砂を、園芸用の黒い容器(写真下)で混ぜていました。
見かねた同僚のKさんが『コンクリートミキサーなら、親父が使っていた物が納屋に眠っているから、それを使えばいい!』と家から運んでくれました。
コンクリートスロープづくり
無事に完成したのですが、お世話になったコンクリートミキサーはずっとそのままでした。
Kさんがくれるというので、実家に運んだのが、9月上旬でした。
鉄の塊は重たくて、一人で軽トラックから降ろすのも大変でした。
一番に取り組んだのは、簡単に移動できる台車づくりです。
ホームセンターから自在ゴム車(キャスター・ブレーキ付き・耐荷重150kg)を4個購入しました。(600kgあれば、余裕だろう!)
土・日曜日の農作業(栗収穫)の合間をみて、しゃしゃっと作り上げました。
採寸に間違いがなければ、綺麗に乗るはずです。
綺麗に乗りました。
使う頻度は少ないので、これで終わりでも良かったのですが、サビの浸蝕がひどいので、サビを取った後で塗装する事に決めました。
先ずは、内側に固まった積年のコンクリートをはぎ取ることでした。
石垣つくりの石をはつる、鏨(タガネ)を使いハツリました。
(毎回の作業で、綺麗に洗っておけば、こんな事にはならないハズ!もらい物なんで、非難は出来ません。)
ミキサーカップの北半球のサビがひどいです。
南半球には元の塗装が残っています。
モーターにスネーク連結コード、回転ワイヤーブラシを取り付け、ひたすらサビを落としました。
『アレーッツ!穴!』
決定的、問題が見つかりました。
サビが鉄板を浸蝕し穴が開いているのが見つかりました。
内側にこびりついたコンクリートを剥ぎ取ったために、ポンッと空いたのです。
写真の赤い棒は、溶接棒。赤いコードは電極です。
最初は溶接で穴を埋めようと試みたのですが、鉄板が薄くて、かえって新しい穴が空いてしまいました。
この日は、穴埋め作業は中断し、サビ落としを続けました。
トータル5~6時間をかけて、ほぼ全体のサビ落としが出来ました。
動画アップが出来ませんが、回転部分は回転させながら、サンダーやワイヤーブラシを当てて磨きました。
栗の収穫も終わり、やっとレストア作業に集中できます。
10月は天気に恵まれました。
緑の塗料を買ってきて、いよいよ塗装です。
1回目塗装の開始です。
動画アップが出来ませんが、回転部分は回転させながら、ペンキの付いた刷毛を当てて塗りました。
フレームも、台車も塗りました。
回転ハンドルも塗りました。
1回目の塗りが終わり、2回目は塗料が乾く次回にお預けです。
さて、その間もずっと穴の事を考えていました。
①バッテリー溶接を36ボルトから12ボルトに落としてみるか?
②鉄板を当ててそれを溶接するか?
③ハンダが着くなら、ハンダづけするか?
鉄板の溶接は、また穴が空く可能性もあるので断念しました。
かといって、ハンダ(鉛と錫の合金)では穴からポタポタと落ちてしまうはず!
そこで、銅線を渦巻き状に巻いたものを穴に当て、それをハンダで覆う事にしました。
それを表側から見ると、こんな感じです。
今度は、表側の塗装を磨き取り、表からもハンダ付けです。
少しずつ層を重ねるように銅線を覆っていき、完全に埋めることが出来ました。
2度塗りも終えて完成です!
ぱっと見、新品の輝きです。
作業の後始末
残ったペンキの缶は蓋を閉めると、ひっくり返して、内部塗料を蓋の内側に満たしてから、元に戻します。
こうすると、蓋に微妙な隙間があったとしても、蓋の内側に着いた塗料だけのコーティング固化で済み、中身全部が固化することはありません。
次に使った刷毛をラッカー洗浄液で綺麗に洗いました。
洗った液も処分はやっかいです。
こんな時には、一輪車の荷台に流し込み塗ります。
天気が良いとその内に塗装が出来、またサビに強くなります。
年金が出るようになったら仕事を辞めて、いろいろな場面に使いたいとワクワクしています。
~お願いイイネなら、『熊本県人気ブログランキング』をクリックして、投票して下さい。