2022年12月晦日
2021年秋まで、実家の木戸口(入り口)は狭くて困っていました。
(親父は、「俺の目が黒いうちは!」と弄ることを許さなかったのです。)
2021年10月末の親父(96才)の施設入所を機に、拡張工事を始めました。
ところが施設入所してからわずか2週間で突然に亡くなってしまいました。
悠長に構えていた処に、49日の法事までには完成させねば親戚が来る!
と急いで完成させたのが、2021年12月18日でした。
でも、余った石の置き場に困り、ずっとただ積んだままにしていました。
今年のうちに、1年も放置したこの石をどうにか処分しなければなりません。
と言っても、時間が出来たのは既に晦日の30日です。
早朝から来て、作戦を練りました。
①余っている砂岩の丸石と阿蘇凝灰岩の切り石のうち、デカイ凝灰岩を出来るだけ使おう。
②砂岩の丸石は、たぶん余るが、いつでも動かせるので上に積もう。
で、作業開始です。
黒いホース(畑への道路横断配水ホース)から左側の丸石を、排除しました。
その空間に黒い凝灰岩を新たに筑きたいのです。
元の石垣の配置の記憶は無くなり、元の組み合わせは面(ツラ)も辺も合いません。
2次元の紙のパズルでもない、3次元の重たい立体です。
やり直しに石の向きを変えたり、諦めて石を入れ替えるにも一苦労です。
石垣築きは、見た目の面合わせも大事ですが、石の裏の見えない石垣の詰め物の石
『グリ石』が大事です。
並べた石の先(奥)には、引っ込み防止のための受け石は胴飼(どうがい)、
隣の石との△の空間を埋める、飛び出し防止の目止め石は、艫飼(ともがい)、
総称して飼石(かいいし)をして安定させねばなりません。
樫の木の叩き込み棒とハンマーで、胴飼を築込んでいきます。
台形や三角の面を試行錯誤で組み合わせて、だんだんと重ねていきます。
(撮影のたびに手袋脱がねばならないので、写真は数枚です)
おや~!自然薯が出てきました。
作業途中で、芋掘りしている暇は無いのですが~。
山芋掘り名人の技術は捨てて、仕方なくポキポキと折りながら、短時間で自然薯を確保しました。
畑への配水ホースから左側カーブをなだらかに出来ました。
残った砂岩の丸い石もつなぎました。
余った土は上から隙間に突きこみます。
(これからの雨で、だんだんと空間が埋まります)
余分な石がスッキリ無くなりました。
突貫工事で急いで、昼前半日で完成しました。
これで、正月が来ます。
そもそもの石余り原因となった、ちょうど1年前の拡張工事です。
木戸口(門)拡張工事(No4:完成)
ランキングに参加中です。 クリックして応援お願いします!
ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます