Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

年忘れ石垣築き!

2023年01月13日 22時31分15秒 | 日曜大工

2022年12月晦日

2021年秋まで、実家の木戸口(入り口)は狭くて困っていました。
(親父は、「俺の目が黒いうちは!」と弄ることを許さなかったのです。)
2021年10月末の親父(96才)の施設入所を機に、拡張工事を始めました。
ところが施設入所してからわずか2週間で突然に亡くなってしまいました。

悠長に構えていた処に、49日の法事までには完成させねば親戚が来る!
と急いで完成させたのが、2021年12月18日でした。

でも、余った石の置き場に困り、ずっとただ積んだままにしていました。



今年のうちに、1年も放置したこの石をどうにか処分しなければなりません。
と言っても、時間が出来たのは既に晦日の30日です。
早朝から来て、作戦を練りました。
①余っている砂岩の丸石と阿蘇凝灰岩の切り石のうち、デカイ凝灰岩を出来るだけ使おう。
②砂岩の丸石は、たぶん余るが、いつでも動かせるので上に積もう。

で、作業開始です。



黒いホース(畑への道路横断配水ホース)から左側の丸石を、排除しました。
その空間に黒い凝灰岩を新たに筑きたいのです。
元の石垣の配置の記憶は無くなり、元の組み合わせは面(ツラ)も辺も合いません。
2次元の紙のパズルでもない、3次元の重たい立体です。
やり直しに石の向きを変えたり、諦めて石を入れ替えるにも一苦労です。

石垣築きは、見た目の面合わせも大事ですが、石の裏の見えない石垣の詰め物の石

『グリ石』が大事です。
並べた石の先(奥)には、引っ込み防止のための受け石は胴飼(どうがい)

隣の石との△の空間を埋める、飛び出し防止の目止め石は、艫飼(ともがい)

総称して飼石(かいいし)をして安定させねばなりません。
樫の木の叩き込み棒とハンマーで、胴飼を築込んでいきます。




台形や三角の面を試行錯誤で組み合わせて、だんだんと重ねていきます。
(撮影のたびに手袋脱がねばならないので、写真は数枚です)




おや~!自然薯が出てきました。
作業途中で、芋掘りしている暇は無いのですが~。




山芋掘り名人の技術は捨てて、仕方なくポキポキと折りながら、短時間で自然薯を確保しました



畑への配水ホースから左側カーブをなだらかに出来ました。



残った砂岩の丸い石もつなぎました。
余った土は上から隙間に突きこみます。
(これからの雨で、だんだんと空間が埋まります)




余分な石がスッキリ無くなりました。



突貫工事で急いで、昼前半日で完成しました。
これで、正月が来ます。




そもそもの石余り原因となった、ちょうど1年前の拡張工事です。

木戸口(門)拡張工事(No4:完成)

 

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