2023年4月1日
元同僚のTさんから『高菜出来ているから、貰いに来ないね。』
とお声がかかりましたので、30kg貰うことが出来ました。
今日は、高菜漬けの下漬け(塩漬け)をしました。
高菜漬けは、母が漬けるのを手伝っていましたので、流れは分かりますが、全部一人でするのは初めてです。
先ず、硬すぎる地際部分や、混じった雑草、黄色い葉などを分別・切り落とし、綺麗な原材料にしました。
次に、泥汚れや、たまに居る昆虫を洗い落としました。
下漬けの塩は、4パーセントなので、30kgに対し1.2kgの塩を計りました。
『こなし』 と言ってました。
コナス・コナシとは、虐める・イジメる・クタクタに揉む・・・と言う意味があります。
兄弟がいると、『上の兄ちゃんが、下の弟をコナス』『末っ子は、上の兄ちゃん達にコナされて育ったので、逞しい』という遣い方です。
ちなみに漢字で書けば 『熟す』 で、美味しくなるイメージがあります。
一夜漬けでも、『袋の中に入れて良く揉む』という工程がありますが、高菜漬け(三池高菜)の場合、特に重要です。
大きなビニル袋に洗った高菜を数株入れて塩を振り、足で踏み踏みしてコナシました。
特に、地際部分の硬いところを入念にコナシました。
塩してコナシましたので、あれだけかさばっていた3樽の高菜が、シンナリと一つの樽に収まりました。
一般的に漬物を置く場所は『冷暗所』とか言われますが、実家の蔵の中は最適です。
重たい樽と、都合30kgの重石を運び込みました。
高菜と同じ重さの漬物石30kgを乗せて、フー~です。
一月後の5月初めには、本漬けをします。
漬物づくりって、楽しみの創造って感じです。
実は、塩もみでコナシた高菜の一部を家に持ち帰って、その夜小さな漬物容器で漬けていました。
翌朝、こちらもしっかりと『水があがって』いました。
実家の蔵の樽も、おそらく水があがっているはずです。
その一株を上げて、サッと水洗いして刻みました。
これに、ゴマをかけて準備OK!
さっそく炊きたてのご飯にのせてパクつきました。
『美味い!日本人で良かった~』と、つくづく思います。
一月後の5月には、本漬け作業をしますので、こうご期待!
本漬けしました!
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