Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

ターフテントの延命カバー縫製!

2021年11月06日 00時01分08秒 | 日曜大工

2021年7月~11月5日

これは、7年ほど前に自分で買った、通称:ターフテントっていうものですが、安物で骨はポキポキ何カ所も折れていました。
本来なら捨てても良いもの、それを何故に復活利用したのか?

2020年4月1日の健康増進法改正全面施行です。

教育機関の熊本県立農業大学校も、広大な敷地の中でわずか3箇所となりました。
社会人対象の研修部の1箇所の喫煙所は、目立たない自転車小屋の奥に追いやられました。
雨の露天はあんまりだと、研修生の喫煙者のために引っ張り出したのです。



風が吹くたびのフニャフニャのために、竹山から竹を伐り、骨組みで強化しました。
本当はこれで完成と、終わっても良かったのです。
ところが、猛烈な日光で夏の間に途端にテントが白けていくのが分かりました。
普通の家庭では、年間数日の使用ですが、年中張りっぱなしだと、1年で紫外線劣化し破れてしまうと思った時から虫が動き始めました。




(何か別のシートで上からカバーをかけたら2重となり長持ちするだろう?でも、材料は?ブルーシートは同じく1年でダメになると、熊本地震の経験で知っている。ならば何を使う?)

そんな事を、暑い夏の間ずっと考えていました。

また、設計も考えていました。
(この風抜きのトップは、カバーも開けないと、風を孕んで剥がされてしまう。裾野4面は台形を4枚繋げば出来る。トップは別の四角錐キャップを作って繋げる・・・・)



資材が見つかりました。
別の所の遮光にアルミホイルを窓に貼っているのを見た研修生が、農業資材のシルバーシートを提供してくれました。
材料の性能的には申し分ありません。

(この過程、写真無し)
大きな四角錐なので、裁断も角度をつけて大本テントと同じ傾斜角にしなければなりません。
メジャーを頂点に伸ばし、台形の形を図式し、角度を出しました。
先ず、裾野4面は台形を1m幅のロールから裁断しました。
ところが、台形の長辺3mなのに、9.2mなので、3枚しか切り出せません。
4枚目は、我が家から全く別のシートを使い作りました。

この写真は、ピラミッドのトップのキャップストーンの縫製後ですが、台形の切り出し端切れと相似形と図面で分かり、活用しました。



ミシンでの縫製糸には、露天に強いだろうと最初テグスを使っていましたが、ミシンの下糸のボビンに頻繁に絡んで仕事にならないので、普通の木綿糸にしました。
キャップストーンは端切れをとことん使い、摩擦に耐える二重の縫製としました。



布地が厚くなり、この段階で2本の針を折ってしまいました。



さらに、端切れから、キャップストーンと台形の裾野接合部を繋ぐ、サナダヒモを4本作りました。



キャップストーンと台形の裾野接合部を繋ぐ、サナダヒモの縫い付けです。



テントみたいなゴワゴワ布地の縫い付けは手ごわいです。
家庭用ミシンの胴元(右手を通す空間)に、手繰った布地がつっかえて、運針がうまく進みません。
同じところで足踏み縫いするので、右手で布地を向こうに思わず引っ張ります。
そうすると、針を布で曲げ 送り歯 のギザギザに当ててしまうのです。
これで簡単に『ポキッ』



手繰り寄せた布地は、表か裏かわからなくなったり、サナダヒモがねじれて縫い付けたりと、何度かミスをしました。



なんとか4面とキャップの縫い付けが終わり、試しに被せてみました。
採寸に間違いはありませんでした。




キャップから、風が抜けることも確認しました。
1週間ほど、様子を見ていました。
そして、台形の布地の中央が、ずり落ちてだらしない感じになると分かりました。
しかし、布地がもう無い!




2021年10月~11月5日

あるのは、台形1面足りなくて、自宅から持ってきた遮光シートの、三角端切れです。
4等分し二等辺三角形を4枚、長辺からサナダヒモ4本を切り出しました。




サナダヒモをキャップの4辺に頂点に向かって縫い付け、二等辺三角形の底辺を台形の短辺中央に縫い付け吊り上げる作戦です。



全然暇は無いので、誰も来ない始業前か、外は暗くなったアフターファイブで、62歳のヒゲおやじが一人ミシンしている風景がありました。



針が折れる原因はもう一つ、ジグザグ縫いでやっていたからです。
最後になって、直線縫いに変えました。
二重のキャップに、サナダヒモをねじれの関係にならない様に何度も確認して縫い付けました。




折れた針は全部で3本。
まあ、成果と比べたら安いものです。




何度一人で被せてみたことでしょう。
台風の時には、一人でも剥がせないといけないし、簡単に出来ないといけません。
その実証でもありました。



1面の台形を頂点越えで被せると、自重でスルスルと4面に広がります。
四隅をヒモで柱に結び付けてカバーの固定完了です。



あと2年間もてば、その後は知りません。
後任がどうにかしてくれるでしょう?
たぶん、誰もしませんね。
きっとその頃は、喫煙所撤廃です!


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