黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

まぼろしの山上城

2020-05-15 21:55:51 | 群馬県・旧勢多郡

ひめちゃんと獅子丸は、岩神沼に着きました。

クンクン、誰が通ったのかな?

今朝はサギさんいません。

カモさん、一羽だけいました。

 

そのまま、北上して新沼を目指します。

きれいな花が咲いています

借景で、はいポーズ

ウツギの花かな?

満開の時に、初めて遭遇です。

 

新沼にも、鳥の姿はありません。

あちこちで田植えの準備が始まって、みんな出張しているのかな?

 

 

 

常広寺文書に、最初はなんだか分からない一枚の図面がありました。

画像の重さの関係で3枚でアップです。

 

左半分です。

鏑木さん、重要な所に住んでます

山上藤七郎氏秀ですって

家臣団の一覧では、たしか山上藤七郎正秀でした。

さすが修験者さま、稲荷大明神も祀ってます。

 

左半分の上のおまけ部分です。

 

右半分です。

 

先日見返して、ハタとひらめきました。

たくさんの家臣団を抱えた、山上城の図面です。

城地3万余坪とあります

御殿を中心に親族や家臣団の屋敷があります。

 

妙珠川って、何処だろう?

妙珠殿もあります。

あ、そうだ

善昌寺の院号は、妙珠院だった

善昌寺付近をイメージして、山上城と家臣団の屋敷を配置していたのです

いわば、まぼろしの山上城です

家臣団は名前を並べただけでなく、更に具体的に広大な山上城に配置されようとしていたのです

どうもまだ案をねっている途中だったようです。

 

修験者・鏑木武七正保さん、かなり有能な作家の才能をお持ちだったようです

そして、かなりの法力もお持ちでした

いまだに山上城家臣団の一覧に、心躍らせている人もたくさんいます。

「わしの法力もたいしたものよのう」と、カンラカラカラと笑っていることでしょう

 

 

善昌寺は何度か訪れています。

新田義貞の首塚とかいう五輪塔群の他にも、見所はたくさんあります

 

境内の東にある、薬師堂です。

茅葺きの屋根がいいですね

石仏の薬師様です。

大切に祀られています

 

古い石造物の山です。

羽生衆・木戸玄斎の墓があるという話もあり、かなりしつこく探しました。

やっぱり、わかりませんでした

 

弁財天堂です。

本堂から見えますけど、直接はいけません。

隣の建物の通路、それも板をまたいで行くのです。

その板は、どうしても外れないのだそうです

まるで、異次元の世界に入るようです

そして弁天様は、弁財天堂の裏の石宮様なのです。

石宮様は古代の古墳の面影があります

 

これらの風景は、修験者・鏑木武七さんが、山上氏と山上城に思いを馳せた風景の一端でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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