何でも、安倍総理が自宅でくつろいでいる動画をアップしている、そうだ。
それについて、三つの弁証法で考えるなら以下のようになろう。
安倍総理の意図は、
新型コロナ感染拡大防止の為に、
国民に自宅でゆっくり過ごして下さいの想いを込めて、
総理自身が手本を示したのであろう。
先ず、コロナウイルスに関する個人的な「自然の弁証法」、
次に、社会的な拡散防止の為の「社会の弁証法」、
そして、自宅待機でストレスを軽減すべく「精神の弁証法」…
安倍総理でなく、安倍さんであれば、その動画も特に問題はない。
それは、国民にストレス軽減を求めてのモノだから、である。
しかし、安倍さんではなく、安倍総理という社会的立場なら…
その動画は少々問題化する。
ここに「社会の弁証法」が顔を出す。
その理由は何か?
それは、国民が自宅待機をゆっくりくつろげない社会的な理由にある。
その理由とは、社会において「働かざる者、食うぼからず」である。
自宅待機とは、収入減少につながり、生活困難へと向かう。
国家の指導的立場として国民にくつろげる自宅待機を欲するなら、
国民が、働かずに、自宅待機でも、食うに困らないようになり得る、
総理としての頑張っている姿を見せてこそ、
国民が自宅が自宅で安心して待機可能になる、というモノであろう。
総理大臣が頑張って、全国民の生活を保障しようとしている、
そんな姿こそが、的確な動画のアップとなろう。
もっとも…そこに結果が見えない場合は別であろうが…
弁証法の駆使とは、
自己の身体的な条件・状況、
社会的な立場・状況、
精神レベル・状況、
に即して用いてられてこそ、有効である。
すみません総理…
一国民が、こんな事を書いて…
頑張っている姿を、見せないよう、が和風、、
頑張っている姿を、分かってもらおう、が洋風、
周囲を無視して、自己中で頑張る、が中華風、
ここにも、三つの弁証法が…