この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

【プライマー】、その他二本。

2010-08-17 21:43:47 | 旧作映画
 お盆休みの間に、大人買いした(注:大人向けという意味にあらず)DVD十枚のうち、未鑑賞の作品を三本見ました。


 まず、一本目は【プライマー】
 これはいいですよ。
 例えば『インセプション』を観て、その複雑な多層的構造がツボだった、という人は気に入ると思います。
 いわゆるタイムトラベルものなのですが、過去の作品に比べ、非常に作りが理系的です。
 もちろん突き詰めて考えればタイムトラベルなんてありえないわけですが、本作の中では非常にタイムトラベルが説得力のあるものになっています。
 時間を跳躍するたびにもう一人の“自分”が増えていき、(見る者には)目の前にいる“自分”が現在の“自分”なのか、過去の“自分”なのか、それとも未来の“自分”なのかわからない・・・。
 非常に不思議な作品でした。
 全体的にざらついた感のある画作りもいい味出していると思います。
 カルト的人気があるのも充分納得の一本です。


 二本目は【フロスト・バイト】
 スウェーデン発の、そしてスウェーデン初のヴァンパイアホラー(とすると二本目が『ぼくのエリ』か?)。
 何ていうか、見ていてつらい。そしてつまらない。
 一生懸命頑張って作っているっていうのは伝わってくるんだけど、それがそのまま作品の評価に直結するのは幼稚園の学芸会まで!!
 作品自体には見るべきものが何もないんだけど(裏ジャケットの「氷雪の世界に次々と現れるクリーチャー」ってどこや!!ショボイのが一体しか出てこんぞ)、この作品で培われたホラー映画のノウハウが『ぼくのエリ』で役に立っているのかもしんない、、、立ってないかもしんない。


 三本目は【タイガー・ブレード】
 【フロスト・バイト】よりさらに見るのがつらかった。笑。
 『マッハ!!!!!!!』や『トム・ヤム・クン!』においてタイ映画のアクションの凄さをこれでもか!と見せつけられているので、当然本作にも期待するものがあったんだけど、本作のそれはかなりしょっぱい・・・。
 飛んでくる弾丸を刀で真っ二つ!!ってアクションをショボイCGで表現されてもな。
 ゴーカートによるカーチェイスシーンがあったりするんだけど、逃げる方も追う方もどーしてフツーの車で逃げない?(追わない?)ってツッコミたくなりました。
 まぁツッコミどころがありすぎてツッコミを入れる気にはなれないけどね。笑。


 さて、本記事で紹介した三本のDVDをまとめて一名の方にプレゼントします。
 基本的に送料を負担していただくのが条件ですが、ミクシィの創作連鶴コミュに参加している方は当方が送料を負担しましょう(その場合送付は著しく遅れるかもしれません)。
 欲しいって方はまずコメントをよろしくお願いします(一人も現れんかったら嫌だなぁ・・・)。
コメント (2)
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