この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

世紀の大誤植!?クリスチャン・ベールは彼じゃない!

2016-02-06 22:26:40 | 新作映画
 来月の4日から『マネー・ショート 華麗なる大逆転』という映画が公開されます。
 ウォール街を舞台にした、サブプライムローンの崩壊を描いた作品なのですが、あらすじを読んで、あれ、どこかで聞いた話だなぁと思ってました。
 それも道理で、原作がマイケル・ルイスの著作『世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち』だったんですよね。
 マイケル・ルイスは好きな作家の一人で、すべての著作を読んでいるわけではないのですが、一応チェックはしているのです。
 マイケル・ルイスがどんな作家かというと、元々は経済畑を得意とするノンフィクション作家だったのですが、近年はそれにとどまらず、野球を題材にした『マネー・ボール』やアメリカンフットボールのスター選手を取り上げた『ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟』なども上梓しています。『マネー・ボール』は傑作ですよ。野球好きなら必読だと思います。

 さて、今日イオンシネマ筑紫野に映画を観に行ったら、通路に『マネー・ショート』のポスターが貼ってありました。
 

   

 そのポスターを見て違和感を覚えたんですよね。
 何かがおかしい…。
 しばらくしてそれが何か気づきました。

 ポスターには4人の男たちの姿があり、その下に左からクリスチャン・ベール、スティーブン・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラット・ピットと4人の俳優の名が記されています(小さくて見にくい場合は公式サイトで確認してください)。
 4人の登場人物の下に4人の俳優の名があるのですから、当然その登場人物とそれを演じた俳優の名とが一致すると思うじゃないですか。
 それが違うんです。
 サンダルを履いた一番ラフな姿をした男の下にはスティーブン・カレルとありますが、彼はクリスチャン・ベールで、ポケットに手を突っ込んだ不機嫌そうな男は逆にクリスチャン・ベールではなく、スティーブン・カレルなのです。
 つまりクリスチャン・ベールとスティーブン・カレルが入れ替わっているってことですね(ライアン・ゴズリングとブラット・ピットは合ってる)。

 ただ、必ずしも誤植をしているというわけではなさそうで、どうやら4人の俳優の名前はタイトルの一部のようなのです。
 そのタイトルの上に4人の姿があるので、まるで誤植しているかのように見えるのです。

 まぁクリスチャン・ベールはある程度有名な役者なので見間違えようがないですが、これがもしスティーブン・カレルとライアン・ゴズリングが入れ替わっていたら映画に詳しくない人はそのまま鵜呑みにしちゃうんじゃないかなぁ。

 などと知った風な記事を書いてますが、実は自分が知らない間にクリスチャン・ベールがスティーブン・カレルみたいな外見になっていたのだとしたらどうしよう…。何しろ彼はカメレオン俳優ですからね、、、ってことはさすがにないですよね。クリスチャン・ベールがスティーブン・カレル化せずともスティーブン・カレルがちゃんといるんですから。笑。

 誤植か否かはさておき、紛らわしいポスターであることには間違いないと思います。
コメント (2)
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