この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

美容整形について思うこと。

2019-02-09 22:31:11 | 戯言
 今、巷では700万円かけて整形したアイドルのことが話題になっていますね(こちら)。
 記事のコメント欄を読むと、本人が納得しているならそれでいいとか、自分に自信が持てるようになるのはいいことだとか、好意的な意見が多く見受けられますが、自分は美容整形なんてものはするべきじゃない、そう思っています。

 何でだよ、美容整形をするもしないも本人の自由だろう、そう仰る方も多いと思いますが、自分は必ずしも本人の自由ではないと思うのです。
 といっても別に親からもらった身体なんだからメスを入れるべきじゃないとか、そういうことを言っているのではないのです。
 自分が考えるのはその先のことです。

 必死に働いて美容整形の手術のお金をためて、手術を受け、美人になって、イケメンのIT社長を掴まえ、結婚することになった。
 そこまではいいですよ、そこまでは。問題はその先。
 結婚して、仮に女の子が生まれたとしたら、その子は間違いなく母親とは似ても似つかない、不細工な子ですよね。
 父親がその子を愛せたらいいですよ。
 でも生涯のパートナーを顔で選んだ男が、妻に似ていない子を愛せるとは思えません。
 父親に愛されない子を母親は何と言って慰めればいいんでしょうか。
 ママは700万円かけて整形したんだから、あなたは大人になったら1000万円かけて整形をしなさい、それまでの我慢よ、とでも言うんでしょうか。
 美容整形をして幸せになったとしても、それは生まれてくる子の幸せを奪って幸せになっているいるだけだろうって思ってしまうんですよね。

 美しくなろうと努力すること自体を否定しているのではありません。
 美容に限らず、何かを努力すること、それ自体が美しいと自分は思っています。
 自己ベストを更新するために毎日遅くまで短距離走者が練習する姿はそれだけでとても美しいですよね。
 けれど速く走るためならば何をしてもよいというわけではありません。違法なドーピングをして速くなっても意味はありません。
 美容整形はドーピングのようなものだと自分は考えます。

 件の整形アイドルはメイド喫茶でバイトをしていた時、可愛い子ばかりが優遇されるのが悲しくて、そのことが外見へのコンプレックスになったそうです。
 まぁわかりますよ。今の世の中、外見で差別されるのは女性だけではないですからね。
 でも同時に、だから何だ、とも思いますね。見た目だけで判断するような人間は所詮その程度の人間だろう、と思うのです。

 昨日も久留米の某メイド喫茶に行ってきました。
 そこのメイドさんたちは可愛い子が多いです。
 でも、好きな子はいません。
 人間として、信用出来るかどうかわからない相手を好きになろうとはまったく思わないですね。

 昨日はメイドさんが二人いました。
 一人はやたら明るくてテンションが高く派手目な子。もう一人はどちらかというと地味目であまり化粧っ気のない子。
 どちらも可愛くはあるのですが、お客さんに人気があったのは派手目な女の子の方でした。チェキを求められるのはその子ばかりでしたしね。

 でも、だから何?とも思いますね。
 メイド喫茶でお客さんからチヤホヤされたとしてもそれで?って感じです。
 見た目よりもっと大切なことがあるだろう、って言いたくなります。
 例えば、優しさだったり、誠実さだったり、律義さだったり、そういった人間性ですが。

 自分は見た目で人を好きになることはないと思いますが、「せぷさんが薦めてくれた映画、見てみましたよ~、面白かったです🎵」とでも言われたその日には、一発でハートを射抜かれる自信がありますね。
 たぶんそういうことはないでしょうけれど。笑。
コメント (4)
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