この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

いろいろと感心した『アラジン』。

2019-07-08 21:19:02 | 新作映画
 メナ・マスード主演、ガイ・リッチー監督、『アラジン』、7/6、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13にて鑑賞。2019年28本目。


 大ヒット上映中の『アラジン』を公開5週目にしてよーやく観に行きました。
 なぜこんなに観に行くのが遅くなったかというと、6月は大阪旅行やら何やらで忙しかったというのもあるし、ある程度波が引いてから観に行こうかな、と思ったのもあります。

 読めていなかったのは、公開5週目に至っても、波は全然引いてなかったってことですね。
 上映開始一時間半前で、自分たちが観ようと思った回はほぼ満席でした。
 『アラジン』の人気ぶりにはびっくりです。

 さて、今回の実写版『アラジン』はアニメ版『アラジン』のストーリーをおおむね踏襲しています。
 ただ、いくつか変更点があって、自分はなかなか気が利いているなと感心しました。

 アニメ版の『アラジン』では語り部は謎の行商人です。
 この行商人の正体は最後まで謎のままで、なぜ彼がこれほど「アラジン」について詳しいのか、その理由はわかりません。
 一方実写版の『アラジン』の語り部は船乗りです。
 なぜただの船乗りが「アラジン」について詳しいのかというとそれにはちゃんと理由があって、、、
 こういう変更点はいいですね。

 またアニメ版の『アラジン』では最終的に王位を継承するのは誰か、アラジンなのか、ジャスミンなのか、はたまた別の誰かなのか、はっきりしませんでした。
 一方実写版の『アラジン』では王位継承者はジャスミンだと宣言されています。
 この変更は現実の世界ではありえないと思いつつも、だからこそよいですね。
 『アラジン』はアラビアの世界を舞台にしたお話ですが、実写版の『アラジン』をアラビアの王族の人が見たら卒倒することでしょう。笑。

 実写版の『アラジン』でもう一つ触れておきたいのは、今年の2月ぐらいに初めて実写版『アラジン』の予告編が公開されたときのことですね。
 今となっては信じがたいことですが、ウィル・スミスの青いジーニーがやたらバッシングされていました(こちら)。
 今検索してもあまりきついバッシングは見つからないんですが、2月の時点では相当叩かれていた記憶があるんですけどね。
 似たようなことは結構あるのです。
 〇〇というキャラクターの声をお笑い芸人がするのは許せないとか何とか。
 観てから言えよ、と言いたくなりますね。
 ウィル・スミスのジーニー役をバッシングしていた人たちって実際に実写版『アラジン』を観てどんな感想を抱いたのか、知りたいところです。


 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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