この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

アクション映画として最高だった『グレイマン』。

2022-07-29 21:33:09 | 新作映画
 アンソニー&ジョー・ルッソ監督、ライアン・ゴズリング主演、『グレイマン』、7/29、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(ACチケットBA5、鑑賞料金1000円)。2022年27本目。

 7/29は『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の公開日!
 というわけでさっそく観に行ってきましたよ、『グレイマン』。
 いや、最初まったくノーマークだったんですけどね、『グレイマン』、存外にyahoo映画での評価がよくて。
 急にその存在が気になって上映館を調べたら、九州には上映館が四館しかなくて、そのうちの一館がうちから最寄りのイオンシネマであるイオンシネマ筑紫野だったのです。
 これはもう、自分が観るべき映画なのだと運命を感じましたね(←運命を感じるレベルが低すぎ)。

 主人公は「シエラ・シックス」というコードネームを持つCIAの工作員です。
 「シックス」ってことは「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ」のナンバーの工作員がいた、ということでしょう。
 でもシエラ・シックスとシエラ・フォーはお互いの存在を知らないのです。
 そんな事ってあり得ないですよね。
 同じ人物にスカウトされて、同じ施設で訓練をして、同じチームに所属していて、同じ仕事をしていて、でもお互いの存在を知らないなんて。

 斯様に設定はツッコミどころが多々ある作品ではあります。 
 お話も既視感バリバリでしたね。
 予想外のことが何一つ起こらないのです。

 じゃあ『グレイマン』は観るべき価値のない映画なのか?
 いえいえそんなことはありません。
 『グレイマン』、アクションが最っ高でした。
 アクション映画のアクションで満足したのっていつぐらいぶりだろう、、、少なくともここ一二年で観たアクション映画の中ではピカ一の出来でしたね。

 拷問シーンがあり、そういったものが苦手という方には薦められませんが、そうでないという方には自信を持って薦められるエンターティメントムービーです。
 ただ如何せん、公開館が少ないんですよね。
 なぜ公開館が少ないかというと、本作は元々ネットフレックスでの配信用に製作された作品だからです。
 配信用に製作されたものが出来がよすぎて劇場で公開されることとなったのでしょう。
 しかしそうなると、そもそも映画って何?という根幹的な疑問を覚えずにはいられません。
 もし本作が劇場で公開されることなく、ネットで配信されるだけの作品であったら、その場合は映画ではなく、配信用のドラマだということになります。
 配信用のドラマでも、劇場で公開したら即映画になるのか。
 この疑問に対する答えは自分の中でまだ出せていません。
 いつか出せる日が来るのでしょうか…。

 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする