この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

チープさは無くなっていた『テリファー 聖夜の悪夢』。

2024-12-02 20:29:11 | 新作映画
 ダミアン・レオーネ監督、デビッド・ハワード・ソーントン主演、『テリファー 聖夜の悪夢』、12/1、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(映画の日にて鑑賞料金1000円)。2024年58本目。

 12月1日は映画の日!
 一年で一番映画を安く観ることが出来る日!
 ってことで映画のハシゴをしてきました。
 ユナイテッド・シネマトリアス久山に観に行くことにしたのは近場のイオンシネマなら敢えて映画の日に観に行かなくても割引サービスがいろいろあるからです。

 『テリファー』シリーズは一作目から見ています。
 でも劇場で観るのは今作が初めてです。
 シリーズ第一作を見て、「グロい」とは思っても、「怖い」と思うことはありませんでした。
 身も蓋もないことを言ってしまうと、不死身の殺人鬼なんて存在しないですよね。
 存在しないものを「怖い」と思うことは自分はないです。
 なのでシリーズ第一作への自分の評価はグロいだけで怖くも何ともないホラー映画というものでした。
 自分はホラー映画は怖いのは当たり前で、プラスアルファがないといけないと考えます。
 グロいだけの怖くも何ともない一作目への評価が低いのは当然でした。
 続く二作目はどうかというと、怖くはないのは変わらないのですが、ファンタジーの要素が加わったのが予想外でした。
 単純に監督のレオーネがホラー映画だけでなく、ファンタジー映画も好きなんでしょう。
 それが上手く行っているとはお世辞にも言えません。
 一作目ではそういった気配は微塵もなかったですからね。
 とはいえ、ファンタジーとホラーの融合という試みは面白いと思います。
 そして三作目となる『テリファー 聖夜の悪夢』ですが、基本的に二作目を踏襲した内容になっています。
 違うのはお金の掛け方!
 一作目の人体損壊シーンはかなりチープだった(印象がある)のですが、今作はチープさが感じ取れません。
 お金掛けてるなぁって感じです。
 ただ、、、一作目では見た目がピエロの殺人鬼だったアート・ザ・クラウンが、今作では地獄の使い魔みたいな存在になっているのです。
 アート・ザ・クラウンを地獄の使い魔にするためには地獄そのものを描写しなければいけません。
 そこまでの予算はないようで、今作の地獄の描写は一瞬だけでした。
 今作は思いっきり尻切れトンボで終わっています。
 ヒロインのシエナの姪っ子が地獄の穴に落ちたので、次回作でシエナは姪っ子を探すために地獄を巡ることになるのでしょう。
 でもどうなのかな、レオーネ監督に独創的な地獄を生み出すだけの想像力があるとは思えないのだけれど(ついでに予算も)。
 まぁ作られるかどうかも定かではない四作目のことをあれこれ言っても仕方ないんですけどね。笑。

 お気に入り度★★☆、お薦め度★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。

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