この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

懲りずにまた「ガタカ」ネタです。

2021-08-11 23:09:18 | 旧作映画
 懲りずにまた「ガタカ」ネタです。

 ジェロームが次のようなセリフを口にするシーンがあります。
「ヘアカラーの会社がいつもと違う色を送ってきた。(中略)返品はききそうにない。」
 このセリフ、よく考えると、いや、よく考えなくても変ですよね。
 これが「ヘアカラーの会社に間違った注文をしてしまった。(中略)返品はききそうにない。」であればわかります。
 もしくは、「ヘアカラーの会社がいつもと違う色を送ってきた。(中略)返品の手続きが面倒だ」というのであってもまぁわからないでもない。
 でも、「ヘアカラーの会社がいつもと違う色を送ってきた。(中略)返品はききそうにない。」というのはあからさまにおかしいです。
 注文とは違うものを勝手に送り付けておいて返品に応じない会社ってありえないですから。
 自分は誤魔化したいことがあるジェロームが慌てたせいで不自然なセリフを発したのだ、とこのシーンを解釈しました。
 自分は自分と解釈の異なる方から、あなたの言っていることは思い込みだ!とか、決めつけだ!と言われることも多いのですが、さすがにこの解釈は間違っていないと思います。

 実は、ってことの程ではないですが、このシーン、ジェロームのセリフは「ヘアカラーの会社がいつもと違う色を送ってきた。(中略)返品はききそうにない。」ではなくても、それこそ「ヘアカラーの会社に間違った注文をしてしまった。(中略)返品はききそうにない。」であっても特に問題はないんですよね。
 その後の展開に支障があるとか、そういうことはありません。
 ではなぜジェロームは不自然なセリフを口にしているのか。
 それは『ガタカ』の監督であり、脚本も書いたアンドリュー・ニコルが、観客にこのシーンの重要性を知らしめるためだろう、と自分は考えます。
 観客の為にわかりやすくフラグを立ててくれたのですね。
 この解釈もおそらくは間違っていないでしょう。

 しかし先日考察記事にコメントをした方は、このシーンは重要な伏線などではなく、ジェロームはヒステリーを起こしたのでそのセリフを口にしたのだ、というふうに主張しました。
 どういうふうに『ガタカ』を見ていれば、このセリフがヒステリーによるものだと思えるのか、自分には謎です。
 同じ映画を見ているとはとても思えません(同じ映画を見ているとは思えないということに関しては、そのミスター・ヒステリーにも同意してもらえました。)。

 今回の件でわかったのは、自分の「ガタカ』の解釈は人と異なることが多いのですが、それは自分が重要だと思うシーンを軽く流してしまう人が多いからなのだな、ということです。
 他にも流していると思われるのが、アントンがプールで泳いでいるシーンですかね。
 あのシーンに意味がないとは思わないですけどね。

 今でもミスター・ヒステリーはあのセリフがヒステリーによるものだと考えているのかな。
 そもそも自分は、言葉の矛盾を指摘しているだけで、態度や言葉遣いを問題視しているわけではないんですけどね。
 
                                続きます。
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9月、10月の予定は…。

2021-08-10 22:07:42 | 日常
 9月は三連休に山梨の富士急ハイランドに行こうと思っていました。
 自分は絶叫マシンが好きなので、絶叫マシンの聖地である富士急ハイランドには一度行ってみたかったんですよね。
 ただ、山梨って陸の孤島みたいなところがあるので、九州から直接は行けないんですよ。
 いったん東京に行って、それからバスに乗っていくことになります。
 東京には格安航空で行くのが一番現実的ですが、6月の時点で「まだ三ヶ月もあるし余裕♪」と思っていたら、あえなくチケット争奪戦で敗れてしまいました。
 コロナの影響で便数が少なかったというのもあるようです。
 富士急ハイランド行きは来年以降となりました。

 富士急ハイランド行きが中止になったので、代わりにってわけではないですが、10月に兵庫でスカイダイビングをしようと思ってました。
 自分はこれまで三大スカイアクティビティのうち、パラグライダーとバンジージャンプをやったことがあるので、残るスカイダイビングもなるべく早くやりたいなと思っているのです。
 なぜ10月なのかというと、10月に大阪で社員総会が行われるはずだったんですよね。
 社員総会の翌日、兵庫に行ってスカイダイビングをする算段でした。
 が、コロナの見通しが立たないことを理由に今年の社員総会が中止されるという連絡がつい先日送られてきました。
 スカイダイビングのチャレンジは来年以降となりました。

 9月11日は北九州の小倉で開催される北九州将棋フェスティバルか、熊本の益城で行われる将棋日本シリーズ2021年度二回戦第二局渡辺明名人対木村一基九段戦に行こうかと思っています。
 将棋のイベントなんて九州ではそんなにしょっちゅう行われるわけではないのに、どうして同じ日に?と思わざるを得ません。
 しかも自分の住んでいる鳥栖は小倉と益城の中間地点なんですよね。
 どちらかのイベントに行く、といってもまだどちらの当選通知も来てはいないのですが。
 一方しか当選しなければ、当選した方のイベントに行くだけで、どちらも落選すれば、どちらも行かないだけですが、問題は万が一どちらも当選した場合ですね。
 楽しいのは間違いなく将棋フェスティバルの方なんですよ。
 ただ、レベルの高い対局が観れるのは間違いなく将棋日本シリーズの方で、、、さて、どちらに行こう?
 うん、捕らぬ狸の皮算用、だね。笑。

 9月18、19、20日(のうちのいずれかの日)は【第37回富士町古湯映画祭】に行ってこようかと思っています。
 古湯映画祭は佐賀の片田舎で開催される市民映画祭なのですが、何気にゲストが豪華なんですよね。
 過去には藤原紀香や役所広司、哀川翔といった著名な俳優がゲストで来たこともあります。
 去年はコロナの影響で中止になり、今年もたぶん無理だろうと思っていたのですが、どうやら開催の方向で話は進んでいるようです。

 あとは、【湯布院カントリーロードホステル】主催のツアーである「城島高原パーク フラッシュバトル攻略」(9月26日開催)か、「絶壁の大眺望 津波戸山」(10月31日開催)に参加しようと思っています。
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フルフラットを探して。

2021-08-09 19:52:38 | 戯言
 注:「フルフラット」といっても『重戦機エルガイム』に登場するキャラクターではありません(ボケがわかりにくいよ!)。

 先日、愛車のクロスビーの車中泊モードを公開したところ、麦さんから(いつもコメント、ありがとうございます!)「どうしてコンパネではなく、布団を持ち込まないのか?」という質問が寄せられました。
 その質問にお答えしましょう!
 自分がクロスビーにコンパネを持ち込む理由、それはクロスビーがフルフラットではないからです。
 麦さんは後部座席を倒すとフラットになる箱型タイプの軽自動車に乗っていらっしゃるとのことなので(麦さんが乗っているのはホンダのN-VANと見た!)、座席を倒してもフラットにならない車のことがピンと来なかったのでしょう。

 スズキのクロスビーに乗るようになって三年になります。
 その前はホンダのフィットに乗っていました。
 自分はフィットをすごく気に入っていて、このまま動かなくなるまで乗っていよう、そう思っていました。
 ただ、ある時期を境にトランクルームに水がたまるようになっちゃったんですよ。
 トランクルームに水がたまるような欠陥車なんて乗ってられないですよね。
 電気系統のトラブルも怖いし。
 でも水がたまるようになった原因が、自分が駐車場のポールに後ろをぶつけたせいかもしれない、ということがわかりました(はっきりとはしない)。
 車の構造的な欠陥ならともかく、自分の運転技術の未熟さのせいで水がたまるようになったのであれば、それを理由に乗り換えるのは非情かなぁと思ってしまい、最初に乗り換えをしようと考えてから、実際乗り換えるまで、かなりの月日が経ちました。
 その間、正月になると毎年各ディーラーをまわって福袋をもらいまくっていました(こちら)。
 車を買い替える気は充分あったので、別段やましいことをしていたわけではないのですが、最終的にクロスビーを買ったスズキ以外のディーラーさんからしたら、迷惑な客だったかもしれません。

 話がちょっと横道にズレましたが、とにかく自分は車を買い替えるまでにかなり時間をかけたので、車のことはそれなりに調べました。
 それなりに調べた、といっても別に専門的なことを調べたわけではなく、自分の希望に叶う車があるかどうかを調べた、ってだけですけどね。
 自分の希望というのはつまり、車中泊がしやすいように座席を倒したらフルフラットになる普通自動車です。
 軽自動車でも構わないというのであれば話は早かったのですが、軽自動車は高速道を運転するとき怖いというイメージがあって、最初から選択肢に入れませんでした。
 一車種ぐらいはあるだろうと思ったのですが、いやぁ本当になかったですね、フルフラットになる普通自動車。
 本当にないんですよ、試しに【自動車 フルフラット】で検索するとこういったサイトがヒットしますが、ハスラー、ウェイク、N-VANに続いて、なぜかノアとか、ヴォクシーが紹介されてますからね。
 中間の車はないんかい、と言いたくなります。

 フルフラットになる普通自動車がないことは本当に不思議です。
 車中泊がちょっとした、、、いや、ちょっとどころじゃないブームなのですから、車中泊用に座席を倒したらフルフラットになる普通自動車を作ったら、めちゃめちゃ売れると思うんだけどなぁ。
 ミニバンや軽自動車で出来て、普通自動車では出来ない理由って何だろ?

 今乗っているクロスビーは最低でも10年は乗るつもりですが、次に乗る車はフルフラットになる普通自動車が希望です。
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地上波のバラエティも侮れないことを再確認した『YES/NOで謎を解け!思い込み脱出ミステリー』。

2021-08-08 20:55:53 | テレビ
 問題です。
 Q.男の趣味は囲碁だったので、合コンで連絡先を聞きやすくなりました。それはなぜでしょう?

 地上波のテレビは見ない、地上波のバラエティはくだらない、という声をよく聞きます。
 すべての地上波のテレビ番組が面白いというわけではありませんし、すべての地上波のバラエティ番組が見る価値があるというつもりもありませんが、時に地上波のバラエティ番組を見ていて、「ほぉ」と感心することもあります。
 先日たまたま見た『YES/NOで謎を解け!思い込み脱出ミステリー』はまさにそうでしたね。
 通常のクイズ番組では問題文から回答者が答えを導き出すのですが、このクイズ番組では問題文にかなり端折られた部分があるので、MCにイエス、ノーで答えられる質問をすることでその部分を補い、最終的に答えにたどり着く、というスタイルです。
 まぁあれですね、一時期流行った『ウミガメのスープ』と同じですね。

 冒頭の問題で、まず気づかなければいけないのは、囲碁が趣味である男と、合コンで連絡先を聞きやすくなった人物は別人である、ということです。
 日本語ではしばしば主語が省略されます。
 二つ上の文章、「気づかなければいけない」のが誰なのか、省略されています(答えは「この問題を解く人」です)。
 二つの文章の主語が別人であるということに気づかなければこの問題は永遠に解けません。

 合コンによく参加する方であればこの問題はそれほど難しくないかもしれません。
 私たちが合コンに参加するとして、最終的に連絡先を交換するとしたらどうするか?
 今どき、電話番号をメモに書いて渡す、というようなことをする人はいないはずです。
 ではどうするか?
 一方のスマホにQRコードを表示させ、相手のスマホで読み取らせて、連絡先を交換している、そうではありませんか。
 そう、QRコードが鍵なのです。

 問題の答えは、QRコードの発明者は囲碁をしていてそれを思いつき、我々はその恩恵を受け、合コンで連絡先を好感しやすくなったから、です。
 まぁ答えというか、問題文の欠落した部分を補ったと言った方が正しいのかもしれません。

 では第二問。
 Q.どんな壁でもすり抜けることが出来る超能力者が銀行強盗の罪で捕まり、刑務所で10年の時を過ごした。それはなぜか?
 答えは、A.「壁をすり抜けるのに10年かかったから」です。 
 答えを聞いて、なるほど!と思うのも、何じゃそりゃ!と思うのも人それぞれだと思います。
 自分がどちらなのかはあえてノーコメントとさせてもらいます。
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聖地発見。

2021-08-07 21:58:38 | 街で見かけた・・・。
 自分は漫画好きですが、漫画好きなら読んで当然、という作品でも読んでないものがあります。
 例えば『ワンピース』、『HUNTER×HUNTER』、『ナルト』などがそうですね。
 ジャンプ連載作品以外だと『進撃の巨人』も読んだことがありません。
 正確には、床屋などでちょこっと読んだりもしているので、まったく読んだことがないわけではないんですけどね。 
 なぜ上述の作品を積極的に読まないかというと大した理由はないのですが、まぁ一言で言えばひねくれ者だから、ですかね。笑。

 さて、上述の作品に加えて、「キングダム」も未読です。
 映画は見たのですが、今一つピンと来ませんでした。
 原作を未読で、映画もピンと来なかった自分ですが、「キングダム」の聖地を見つけましたよ。

   

 佐賀県の基山某所にあるコンビニっぽいお店。
 お弁当も売っていれば、アイスも売っているのですが、コンビニではないのです。
 じゃあ何のお店なのかと聞かれても正直よくわかりません。

   

 店内に『キングダム』の等身大パネルが置いてありました。
 デッサンが狂っていたので、ファンの人が描いたのかなと思ったのですが、お店の人によると『キングダム』の作者である原泰久氏の直筆なのだそうです。
 デッサンが狂っているなんて言ってゴメンなさい。

 店内には他にも原氏の落書きがありました。

   

 さらには店外にも。

   

 よく見ると看板に原氏のサインが見て取れます。

 聞いたところによると、原泰久氏は基山の出身でお店のオーナーの弟さんと懇意にしているのだとか。
 正直原氏にはいいイメージがなかったのですが、有名になった後も昔の知り合いと変わらず仲がいいと聞いて、少しだけ自分の中でイメージアップしました。
 『キングダム』ファンの方であれば、聖地としてお店に行ってもよいのではないでしょうか。
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ミスターお歯黒の憂鬱。

2021-08-06 20:56:49 | 戯言
 7月の終わりから8月の初めにかけて三回、歯医者に行きました。
 6月に治療したところが欠けてしまったんですよね。
 6月に治療したところが7月に欠けるって、どんな藪医者だよ、と思われるかもしれませんが、事前に先生には言われていたんですよ。
 同じところを何度も治療しているので治療箇所がもろくなっています、次に何かあったら根本的な治療をしましょうって。
 まぁその「次」が一ヶ月ちょっと先だとはさすがに思っていませんでしたが。笑。
 とにかく今回は根本的な治療をしたので(その分治療費もそれなりに高額でした)、しばらくは歯医者にお世話になることもないでしょう。

 歯医者が苦手じゃないって人はどれぐらいいるんでしょうね?
 自分も含め、大概の人は歯医者が苦手なんじゃないかと思いますが、じゃあ歯医者が苦手な理由は何かというと、まず痛いのが嫌だから、ではないでしょうか。
 自分も痛いのは嫌です。
 嫌ですが、今通っている歯医者ではあまり痛い思いをしたことはないんですよね。
 なので痛いから行きたくないというわけではないのです。
 ではなぜ行きたくないのか。
 自分の場合、あることを言われるんじゃないかと思って、それで歯医者に行くのが憂鬱なのです。
 そのあることとは、タバコを吸っていますか?です。

 タバコ、吸ったことはありません。
 吸いたいと思ったこともないです。
 しかし、、、自分の歯はまるでヘビースモーカーの歯の如く真っ黒なんですよ。

 これで歯を磨いてないから、歯が汚れている、というなら自業自得なのですが、自分の場合、毎日食後に三回歯磨きをしているのです。
 にもかかわらず歯が汚れていて、、、何でやねん、って思いますね。
 まぁ自分の歯の磨き方がなってないというのもあるとは思いますが、一番の理由は虫歯になりやすい歯なのだ思います。
 うちの会社に昼休みに歯磨きをしない奴がいて、歯磨きはしないの?と聞いたら、しない、虫歯になったことがないから、って言ってましたから。
 そりゃ虫歯にならないなら、歯は磨かないよね、そりゃそうだ。

 今の歯医者に行くようになって一度も言われたことはなかったのですが、今回とうとう「タバコを吸っていますか?」と聞かれてしまいました。
 何事もないかのように「吸ってませんけど」と答えましたが、内心傷ついてはいたのです。

 全国の歯医者さんにお願い。
 どれほど歯が真っ黒で、ヤニで汚れているように見えても、タバコを吸ってないって人はいるのです。
 そういう人にタバコを吸っているかどうか確認するのはひどく傷つくことかもしれません。
 確認しなければいけないことだから確認するのであれば、事前に問診票で喫煙の習慣を尋ねればいいんじゃないですかね。
 ミスターお歯黒からのお願いでした。
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『Horizon Line』という映画を知っていますか?

2021-08-05 21:56:03 | 新作映画
 『Horizon Line』というタイトルで何の映画かわかった方は相当な映画通なのではないかと思われます。
 『Horizon Line』は現在公開中の『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』という映画の原題です。
 『Horizon Line』という原題の映画が『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』という邦題で公開される、、、何ていうか、誰しもが「何でやねん」とツッコミを入れたくなる案件だと思うのですが、実はこの邦題に決定する前に一悶着がありました。
 元々『Horizon Line』は『元カレとセスナに乗ったらパイロットが死んじゃった話』というタイトルで公開される予定だったのですが、権利元の誤認識があったため、『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』というタイトルで公開されることになりました。
 どういう語認識があれば、『元カレとセスナに乗ったらパイロットが死んじゃった話』はNGで、『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』はOKなのか、気になるところですが、噂によると劇中登場する小型飛行機がセスナ機ではなかったためだとか(セスナ機はセスナ社製の飛行機を指す)。
 正直、それぐらいいいじゃないか、って思いますね。
 それをいうならテトラポッドは登録商標だから「消波ブロック」と言うべき?
 ホッチキスは「ステープラー」?
 小型飛行機がセスナ機という名称で一般的に認識されているのであれば、それでいいと思うけどなぁ。
 実は、って程のことでもないですが、自分はネットで「ダサい」だの、「ラノベみたい」だの、散々叩かれた『元カレとセスナに乗ったらパイロットが死んじゃった話』という邦題、そんなに悪くないんじゃないかと思っているんですよね。

 外国映画は日本で公開される際、原題ではなく、日本オリジナルの邦題で公開されることも多いです。
 例えば8月に新作が公開される『ワイルド・スピード』シリーズですが、元々のタイトルは『The Fast and The Furious』でした。
 でも「Furious」といっても日本人には何のこっちゃなので(直訳だと「激怒」です)『ワイルド・スピード』というタイトルで公開されることになったのです。
 『The Fast and The Furious』というタイトルのままだったら、日本でのヒットは望めなかったでしょうね。


 本来であれば外国映画は原題で公開されるのが望ましいとは思います。
 でも多くの外国映画が日本独自の邦題で公開されます。
 それはひとえに日本人の英語力の低さに起因します。
 日本人が「『The Fast and The Furious』?あぁ、「白熱化する」って意味ね」と理解するのであれば、『ワイルド・スピード』というタイトルで公開されることはなかったのです。

 とはいえ、「『Horizon』の意味ぐらいはわかるのだから、『Horizon Line』は原題のままでもよかったのではないか」という人もいるでしょう。
 そういう人たちに「『Horizon Line』と『Horizon』の違いは何?」と問うてみたいです。
 果たしてわかりやすく違いを説明してくれるのかどうか…。

 というわけで、『Horizon Line』という原題の映画を『Horizon Line』というタイトルのまま公開するのは止めることにした配給会社の判断は必ずしも間違っているとは思いません。
 では『元カレとセスナに乗ったらパイロットが死んじゃった話』、及び『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』というタイトルが最適解なのかというと、それは違うかもしれませんが、努力賞ぐらいはあげてもいいんじゃないかと思うのです。

 じゃあ自分だったらどんなタイトルにするか。
 そうだなぁ、、、『オチたくないっ!!』っていうのはどうですかね。
 この場合の「オチたくないっ!!』はセスナ機、訂正、小型飛行機で海に落ちたくないという意味もありますし、元彼と再び恋に堕ちたくないという意味もあります。
 結構シャレているタイトルなのでは、、、え?全然シャレてない?『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』の方がまだマシ?
 そうですかねぇ、自信があったんだけどな。

 そんな『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』は現在全国の映画館で絶賛公開中ですが、近くの映画館では公開されないので個人的に観に行く予定はありません。
 こんなオチでオチたくないっ!!
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旅のしおり、唐津旅行編。

2021-08-04 22:31:39 | 旅行
 時が経つのは早いですね、この前阿蘇に旅行に行ったと思ったら、もう唐津旅行まで10日を切っていますからね。
 まぁ一ヶ月と間を置かず旅行の計画を立てていれば、そりゃ次の旅行まですぐなのも当たり前ですが。笑。

 というわけで唐津旅行の旅のしおり(スケジュール)です。

 ○8/13
 8:30、自宅を出発。
 
 9:00、那珂川の某スーパーにてまささんを拾う(今回の旅行は珍しく同行者がいます)。

 12:00、【そば処 田なか 】にて昼食。
 知らなかったのですが、唐津って案外蕎麦どころのようで、「蕎麦の神様」と呼ばれる名人の蕎麦屋もあれば、予約しても三年待ち(!)の蕎麦屋もあるようです。
 その中で【そば処 田なか 】を選んだのは、蕎麦が一際美味しそうだったから、、、ではなく、ぶっちゃけ予約可のお店だったからです。
 この後の予定もあるので、蕎麦を食べるために二時間待つ!というような芸当は出来なかったんですよね。
 美味しいといいな!

 13:00、【岸岳窯 三帰庵】にて体験陶芸。
 三帰庵には実は去年も行って陶芸をしました。
 満足する作品が出来たことは出来たのですが、唯一難を言うと思ったよりもちっちゃくて実用性がほぼないんてすよね。
 今年は同じデザインでもう少し大きめのものを作りたいです。
 ちなみに去年作ったティーカップとマグカップがこちら

 17:00、この日の宿である【民宿 大慶】に到着。
 魚が美味しい宿ということなので今から楽しみです。

 ○8/14
 10:00から【ふれあい自然塾ひぜん】でシーカヤックをします。
 今からとても楽しみなのですが、10日間天気を見ると、当日の降水確率は90%!
 う~ん、どうなることやら。。。

 唐津の旅行に関してはこれぐらいしか決めていません。
 のんびりとした旅行になればいいなと思っています。
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できるかな?

2021-08-03 21:39:13 | 折り紙・ペーパークラフト
 折り紙が趣味です。
 でも折り紙が趣味だと言うと失笑されることも多いですけどね。
 いい年をした大人が折り紙が趣味って信じられな~い、みたいな?
 いや、それはあなたの被害妄想でしょ、と仰る方もいるかもしれませんが、はっきり言われたこともありますよ。
 去年、ユースホステルに泊まった時、年配の女性から、折り紙って、折って、それでどうするの?って。
 折って、それでどうするかだって?
 どうもしないよ、ただの自己満足だよ!
 でもそれを言うならほとんどの趣味って自己満足じゃないの?
 登山って、山に登って、それでどうするの?
 読書って、本を読んで、それでどうするの?
 ほとんどの趣味はそれでどうするのか聞かれたら、答えに窮すると思うけどなぁ。

 それにしても趣味としての折り紙の不人気ぶりは筆舌に尽くしがたいものがあります。
 どうしてこんなに人気がないのか、自分には理解出来ません。
 だって折り紙にはこれといった欠点がないですからね。
 まず、お金がかからない。
 場所も選ばない。
 初心者でもできる。
 その一方でどこまでも奥が深い。
 達成感がある。
 それに頭も使いますしね。
 そうそう、昨今、クイズやパズルのちょっとしたブームじゃないですか。
 それなのにパズル的な要素がある折り紙が流行らないのは納得しがたいです。
 いや、折り紙には本当にパズル的な要素があるんですよ。
 例えばこんなの。

   

 折り紙で平面上に立方体を出現させました。
 折り紙の知識がない人がこれをあっさり再現出来たら、その人は相当頭のいい人だと思うなぁ。
 応用というわけではないけど、こんなものも出来ます。

   

 これももちろん一枚の紙を折って出来ていますよ。

 今考えているのがこれ。

   

 一枚目の画像のものが出来て、二枚目の画像のものも出来るなら、このイラストの作品も折り紙で出来そうな気がするのだけれど、試し折りをした段階で言えるのは無理だな、ってこと。
 でも折り紙では無理だと思ったことが発想の転換で出来ることもあるのでもうちょっとやってみるつもりです。

 できるかな?
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実は痛快作である『マーターズ』。

2021-08-02 21:22:36 | 旧作映画
 バズっていると言うほどではないのですが、最近アクセス数が多いのが【『マーターズ』最終考察、その1。】という記事です。
 今から10年以上前に公開された映画の、7年前に執筆した考察記事が今になってアクセス数が増えるのは何だか不思議な気がしないでもありません。
 もしかして、今密かにネットで『マーターズ』ブームなんですかね?(←それはない)

 難解で、不条理で、グロテスクといわれる『マーターズ』ですが、グロテスクというのはともかく、自分は『マーターズ』を難解だと思ったことも、不条理だと思ったこともありません。
 マドモアゼルはなぜ自ら死を選んだのか、ネットで様々な意見が見られますが、答えはそんなに難しくないんですよ。
 マドモアゼルは死ぬ直前、従者に対し、「疑いなさい」と言っています。
 「疑いなさい」と言ったということは彼女自身が疑っていることに他なりません。
 自身で疑っていない人間が他人に対し「疑いなさい」というのはおかしいですからね。
 では彼女は何を疑っていたのか。
 これは文脈から「死後の世界の存在」だということがわかります。
 ではなぜ「死後の世界の存在」を探る組織の首領であるマドモアゼルが「死後の世界の存在」を疑うようになったのか。
 これはアンナの今際の言葉を聞いてマドモアゼルは疑念を抱いた、と考えられます。
 それ以外のきっかけはちょっと考えにくいですからね。
 このことからアンナの今際の言葉は死後の世界に関することではなかった、ということがわかります。
 アンナが死後の世界に関することを呟いて、マドモアゼルがそれに対し疑念を持つというのは筋が通らないからです。
 このように『マーターズ』はヒントを一つ一つ拾っていけば、決して難しい映画ではありません。
 前述の、マドモアゼルの自殺の動機ですが、一言で言えば「疑ってしまったから」です。
 例えば新興宗教の教祖が自らが崇拝する神の存在を疑ってしまったとしたらどうでしょう?
 生きていけない、ですよね。
 多くの供物や生贄を捧げてきたのだとしたら猶更です。
 マドモアゼルが疑ったことを理由に自ら死を選んだとしてもそれほど不可解なことだとは思いません。

 『マーターズ』が不条理な映画だと思われている理由の一つは後半アンナがひたすら暴力を振るわれるからではないでしょうか。
 もしあの暴力に意味がなければ、『マーターズ』は不条理な映画であるというレッテルを貼られても仕方がないかもしれません。
 しかしあの暴力にはちゃんと意味があるのです。
 なぜアンナは延々と暴力を振るわれるのか、それはあの暴力が彼女の犯した罪の大きさを表しているからです。
 あの終わりなき暴力は仏教でいうところの無間地獄なのだと自分は捉えています。
 決して意味がないわけではないのです。

 ここだけの話ですが、胸糞悪い映画の代表作として知られる『マーターズ』ですが、自分は案外痛快作ではないか、と思っています。
 何を言っている、『マーターズ』のどこに痛快な部分があるというんだ、頭がおかしくなったのか、と仰る方もいるかもしれませんね。
 でも、巨大な悪の組織を無力と思われていた少女が言葉の力だけで崩壊させたとしたら、それって痛快なことではないですか?
 もちろん作中、組織が崩壊する様が描かれているわけではありません。
 マドモアゼルには後継者がいて、彼女の死も組織にとっては特に痛手ではなかったかもしれません。
 けれど逆に彼女の死によって組織が崩壊した、とも考えられるわけです。
 どちらにも考えられるのであれば、より痛快な方を選択する方が賢明ではありませんか?

 まだまだ『マーターズ』に関しては語りたいことがあるのですが、切りがないので今日はこれぐらいで止めておきます。

ps.これだけ語っておいてなんですが、『マーターズ』はホラー映画の到達点であり、ホラー映画によほど耐性がある人でない限り見ない方がよいと思います。
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