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メセナフォーラム2010

2010-12-05 17:27:46 | インポート
 金曜日の午後から、東京商工会議所のホールで「メセナフォーラム2010 創造力が社会をひらく」が開かれた。

   

 まず、全国各地の企業が行ったメセナ活動を表彰する「メセナ アワード2010」。地域社会に生きる企業が地域文化の醸成やアートとの出会いづくりなどの活動を知ることができる。会場に着いたとき、ちょうど記念撮影に入ったところだった。

   

 指揮者の井上道義さんも受賞グループの一員として記念撮影に収まっていた。

 その後、シンポジウム「創造的で活力のある社会のために」、大阪大学の鷲田総長をコーディネーターに、企業メセナ協議会理事長で資生堂会長の福原さんや、企業メセナ活動に取り組んでいる2社の社長がパネラーとして出演した。

   

 企業メセナの意義・貢献、メセナ活動の企業における位置づけ、芸術文化発展に向けた企業、市民、地域の役割など、意見が発表された。
 
 ・ メセナは慈善活動ではなく、企業活動である。
 ・ 会社の得手な部分を生かした活動である。
 ・ 文化創造の主役が、上流階級から市民や企業に移ってきた。
 ・ アーティストの活躍の場が「特定」ではなく「生活」の場に求められてきている。
 ・ アートイベントは新しい社会性の象徴。
 ・ 「プロジェクト型」だと共通価値を持ってその目標を目指していかなければならない。「ゆるい共同性」が求められているのでは。

 などなど。

 実際に企業のトップで活躍している方のメセナの取り組みであるので、重みのある話を聞くことができた。

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