在京磐高同窓会

　１０日土曜日、午後4時から上野精養軒で「在京磐高同窓会」が開かれた。

　　　

　小生、上司の代役で諸々状況報告をしなければならなかったので、東京へ出張。ただ、午前中がもったいないので、平　６：５８発のスーパーひたちで上野に向かった。途中、羽鳥駅の手前で見慣れた風景。そう、3月11日、小生は東京へ向かう電車の中で被災した。それから、半年である。
　9時25分には上野に到着、早速、国立西洋美術館と東京国立博物館で企画展・特別展を見学。詳細は、後ほど。

　午後4時前に、会場到着。意外に若い同窓生が多い。ただ、名簿を見ると、小生の同級生達は、誰も出席していないようだ。磐高卒の在京大学生が、「little　いわき」というボランティア集団をつくり、大学祭でいわきの産品を使った豚汁を販売するとのことだ。益金は、すべていわきに寄付をするそうだ。なんと頼もしいことか。ただただ感謝するのみ。

　総会のあと、小生、震災後のいわき市の現状をお話した。その後は、懇親会となる。

　　　

　小生の回りには、在京磐高同窓会の幹部の皆さん、校長先生、同窓会長、同窓会館の館長など、蒼々たる面々がお座りになっている。

　隣に座られたのが、在京の名誉会長で玩具メーカー・タカラ（現在は、タカラ・トミー）の創始者・佐藤安太さん。現役を引退後、人材育成に尽力され、工学博士号を取られたそうだ。名誉会長をはじめ、多くの皆さんに色々とお話を伺うことができた。また、昨年末に亡くなった叔父の同級生の方にお声がけいただいた。

　スパリゾートハワイアンズのフラガールも出演。華麗な舞を見せてくれた。10月からスパも一部再開するとのこと、全国行脚したその成果を期待したい。

　会に参加しながら、室尾犀星の「ふるさとは、遠きにありて思うもの」という一節を思い出した。我々、いわきに住んでいる者は、いわきに居ることそのものが日常であることから、生活感覚で物事を捉えている。しかし、いわきを外から見ている方々は、小生に熱き思いを語りかけてきた。外からの刺激は大切である。

　締めは、校歌斉唱。何年ぶりだろう、母校の校歌を歌ったのは。在京の皆さんは、毎年歌っているのだなぁーと思いつつ、会場を後にした。