けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

受難

2007-09-02 18:18:04 | football
放映があるかどうかわからない状況ではあまり試合のプレビューをする気も起きないのですが…まずはマドリーから。

マドリー、カンテラ受難
ルベン・デ・ラ・レー:ヘタフェへ完全移籍。ただし2年内の優先買戻し権付き。
エステバン・グラネロ:ヘタフェへレンタル移籍
アドリアン・ゴンサレス:セルタへレンタル移籍
アグス:セルタへレンタル移籍
ハビ・ガルシア:オサスナへ移籍。買い戻し権付き。

ミゲル・トーレス:ビジャレアル戦に召集されず

プレシーズンでトップチームに帯同していたカンテラの選手たちは、8月30日31日に片端から放り出されていきました。マドリーを出た方が試合に出場するチャンスがあるし力も発揮できるから良いだろうと思う部分もあるのですが、押し迫ってから「やっぱりイラナーイ」という感じの売り出し方には、まったくカンテラの選手への敬意が欠けているというか大切にされてない都合の良い存在なんだなという印象を受けてしまいます。若手で残ったのはバルボア、ソルダード、ミゲル・トーレス。昨シーズントップに定着しチームに貢献してきたミゲル・トーレスも、エインセとドレンテを補強されていとも簡単に枠外に。「カンテラ受難の時代」は今に始まったわけではありませんが、それはこの先も当分続いていきそうです。

ということでビジャレアル戦の召集選手です。
GK:カシージャス、デュデク
DF:エインセ、メツェルダー、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、サルガド
MF:ディアラ、ガゴ、グティ、スネイデル、ドレンテ、ロビーニョ
FW:ラウル、バチスタ、ソルダード、サビオラ、ファンニステルロイ

マドリーの公式によるとペペとロッベンは負傷による非召集、マルセロ、トーレス、バルボア、イグアイン、コディナは監督判断による非召集になります。大方の先発の予想は、バックラインが左からエインセ、カンナバーロ、メツェルダー、ラモス。中盤がディアラ、グティ、スネイデル、ロビーニョ。トップがラウルとルート。ディアラが過労死しないように、スネイデルによく動いてもらうことになると思います。見られるかどうか最後までわからない試合は、本日21時よりエル・マドリガル。


バレンシア、歓迎
バレンシアはフエラのアルメリア戦。土曜日にアルメリアに移動したバレンシアは空港などでずいぶん熱心な歓迎を受けたそうです。アルメリア在住バレンシアファンなのかアルメリアファンなのか…歓迎してくれるならお土産に勝ち点もください。3ポイントほど。
前節のロハ×2によりビジャとホアキンがお休み、ガビランが負傷…ということでまた先発予測がしやすい状態になってしまいました。前線はトップがモリエンテスとシルバ、左がマタ、右がアングロになるのではというのが大方の見方ではないかと思います。ピボーテはアルベルダ&バラハ、後ろは左からモレッティ、マルチェナ、アルビオル、カネイラかミゲル。マルチェナよりはエルゲラかアレクシスか使っても良いように思いますが、キケだとたぶんマルチェナ。放送は、ありません。Canal9のラジオに期待するか、寝て果報を待つか、どちらかにしたいと思います。

アルメリアってどこにあるんだろう、と探したついでに今シーズンのリーガ地図。



いつも12人
2007 UEFA Super Cup
AC Milan 3-1 Sevilla FC


UEFAのサイトで無料で試合を放送してくれまして、見ることができました。疲労と心労のせいでしょうか、セビージャの選手たちにはあまりキレがなく、増えていくビハインドを跳ね返すことはできませんでした。終始セビージャの選手たちは、プエルタと共に戦っていました。移籍問題で揉めていたアウベスもこの試合は先発フル出場。必至に突破を試みたりカカの攻撃に食らいついていく姿勢が見られました。でもミランの守備は堅かったし強かった。ミランは優勝杯を掲げるときも喜びが控えめで、セビージャとプエルタへの敬意が常に見られた、良い試合でした。
セビージャには、月曜日にアテネで延期されたCL予備予選2nd-legを戦い、勝ち抜きを決めるという仕事がまだ残っています。それを終えたらインターナショナルウィーク。代表に呼ばれていない選手たちは、そこでようやく休息し落ち着くことができるでしょう。