けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

貴重な

2007-09-09 08:16:17 | football
この後10時から、もしくは月曜日18時から某W様にて放送がありますので、まずは試合前の画像から。アントニオ・プエルタを偲び、昨年スウェーデン戦でスペイン代表デビューした時につけていた15番の赤いユニフォームを着て黙祷。







では結果。本当はパエリア画像でも載せようかと思ったほどです。

EURO2008 Qualifying Group F
Islandia 1-1 Espana

アイスランドの得点:Hallfredson(40)
スペインの得点:アンドレス・イニエスタ(86)

ネットでだいたい見ることができたので雑感。
いろいろ問題点があることは相変わらずではありますが、今日の試合に関してはやはり何よりもシャビ・アロンソの退場。効きましたね、これは…。
前半19分、相手陣内でシャビ・アロンソがヴィダルソンと交錯。バランスを崩したアロンソは体勢を立て直しつつ、ヴィダルソンの腹もしくは太腿辺りを踏みつけるというかキックするようにして去っていく……というふうに見えました。テレビ画面でちゃんと見ればもう少しどうなっていたかはっきりすると思います。ただ判定が厳しい…というよりも、そんなことしないでも済んだことのように思えますから、今はアロンソの重大ミスとしか言いようがありません。
前半19分でスペインは10人に、その5分後にアラゴネスは左ラテラウに入っていたペルニアを下げてアルベルダを投入しました。事前に、アイスランドがそれほどハードな相手ではないという認識があったためか中盤はチャビ&シャビ・アロンソでいくという報道があって、ああアルベルダ休めるなー良かったなー、と思っていたらいきなりお仕事がやってきてしまいました。次もアロンソが出られないわけですから、アルベルダはフル出場になるんでしょう…。
前半のその後の時間帯はかなりスペインがやられていました。練習なんてしたことがないであろう3バック。バランスが取れずラインも乱れたり、なかなか感覚が掴めないようで、再三ピンチに陥りました。そして前半40分、スペインの左サイドを攻めこまれ、ゴール前に入れられたクロスに逆サイド寄りにいたHallfredssonがフリーでダイビングヘッド。先制。スペインの守備は人数不足。攻撃のほうのチャンスは、2~3回くらいあったかなあという程度で、非常に厳しい状況でありました。
ハーフタイムを挟んで少し落ち着落ち着いた印象でしたが、それでも人数のビハインドはそのまま不利な状況につながってしまい、度々チャンスを作られる。サン・イケル大活躍。攻撃に関しては、左ラテラルが抜けたせいかシルバが大変そうな感じで目立てない。中に入ったり右に寄ったりいろいろやっていましたが。チャンスメイクは右サイドのセルヒオ・ラモスとホアキンが中心。あとは中盤チャビからパスが出てビジャが飛び出すとか……惜しいチャンスもあるにはあるのですがアイスランドの守備も堅くて跳ね返される。FKやCKのチャンスがけっこうあったのに、これもまったくチャンスになる気配がない。非常にもったいないというか、とにかくトータルで絶望的な状況であります。しかしそれでも86分。


神様仏様イニエスタ様。本当に良いところで点取りますね、代表のイニエスタは。後ろからパスを出したのが誰かちょっとわかりませんが(ビジャかな?)、ペナルティエリア内で体勢を完全に崩しながら、それでも来たボールにちゃんと合わせてゴール。もう負け試合だと思っていたのですが、貴重な勝ち点1をゲットしました。

格下と見ていたはずのアイスランドに勝ち点1。これがどの程度貴重かといいますと、今日のほかの試合の結果が

スウェーデン 0-0 デンマーク
ラトヴィア 1-0 北アイルランド

首位のスウェーデンがホームでデンマークと引き分け、2位の北アイルランドがラトヴィアに敗戦。もちろんここで勝ち点3を取っていればスペインはもう少しラクな状況になれたわけですが、それでも1ポイント積んだことで北アイルランドと勝ち点も試合数も並んで2位(得失点差では上回れるはず)。絶望的に近い状況からは、少し救われたことになります。

だとしてもかなり情けない試合であったことは確かですが。次は12日にオビエドのヌエボ・カルロス・タルティエレにラトヴィアを迎えます。