けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

火・水・木

2007-09-25 22:25:37 | football
休むまもない厳しい日程。今週はミッドウィークにもリーガがあります。火曜日は先陣を切ってセビージャvsエスパニョールのUEFA杯ファイナルのリベンジマッチ。水曜日には大部分、8試合が行われます。バレンシアvsヘタフェは26日20時キックオフ。バルサvsサラゴサのミリート兄弟対決は26日22時。木曜日には残り1試合、マドリーvsベティスが21時から。某W様なりの努力で、放送は

【1】 バルサvsサラゴサ 9月26日(水) 深夜4:55~ 【191ch/BS-5ch】 LIVE
【2】 バレンシアvsヘタフェ 9月27日(木) 深夜1:55~ 【191ch/BS-5ch】 ON AIR!
【3】 マドリーvsベティス 9月27日(木) 深夜4:55~ 【191ch/BS-5ch】 LIVE

放映権問題はなし崩しに解決したんでしょうか…。


ラマダン
先日の試合放送中にも少し話題になっていたようですが、現在はラマダン、イスラム教の断食月に当たります。断食といっても大雑把に言うと日の出から日の入りまで水と食物を摂らないということで、決められた時間になれば食物を口にするものだそうです。ただしこれがサッカー選手となると、かなり大変な状況に。EL PAISにディアラの事情が記事になっていました。


イスラムの戒律を守り現在断食を実行中のディアラ。身体を酷使するサッカー選手にとって飲食の制限は、試合のパフォーマンスに直結する問題になりかねません。が、疲労回復を図り試合に出るだけのフィジカルを守るため、マドリーのメディコ、フィジコは様々なケアをしています。
この断食がフィジカルケアの上で問題になるのは、試合よりもむしろトレーニング。確かにマドリーの試合は日没後にやることがほとんどなので試合前の食事や給水は可能でしょう。でもトレーニングは午前中。通常のトレーニングでは選手は2リットルほどの水分を消費するそうですが、ディアラのためにトレーニングは特別メニューを組み水分をできるだけ消費しないようにしています。トレーニング中は心拍測定装置をつけ、試合後に体重を計ることで疲労の程度をチェック。先日のCLブレーメン戦にディアラがサスペンションでお休みだったのは、メディカル部門からすると非常に好都合であったとのことです。食事に関しても、夜に食べることができると言っても量を詰め込めば良いものではないしそれはそれで問題になってしまう。なので、浸透圧を調整して吸収を良くしたドリンクを処方し、タンパク質や炭水化物を摂らせるようにしているとのこと。

リーガにいるムスリムはディアラだけではなく、ラマダンへの取り組みもそれぞれ。セビージャのカヌーテやケイタなどもおそらくラマダン中でしょうが、一方でEL PAISによるとアビダルとヤヤ・トゥレ(共にバルサ)はラマダンを6月まで先送りにした様子。またこの時期はユダヤ教にも守るべき戒律があるようで、先日はデポルのアワテに関するこんな記事もありました。
日本に暮らしているとなかなか実感することができない、興味深い話題でした。たださすがにバジャドリに振り回されたあとなので、ディアラの回復状態は心配です。ベティス戦のピボーテはガゴ辺りでどうでしょう。


バレンシア
どこの世界もおば様という方たちは強い。昨日バレンシアのニュース映像をネットでチェックしていましたら、セビージャからの帰り、空港にいるチームの様子が映し出されていました。そこへ現れるおば様の一群。おば様の好みはキケとアルベルダ、モリエンテスでした。モレッティがカメラ係でした。おば様はマヌエル・フェルナンデスを捕まえ、「Amunt Valencia!」と言わせていました。スペインのおば様というのも素敵なものです。

ヘタフェ戦の召集選手です。
GK:ヒルデブラント、モラ
DF:ミゲル、アレクシス、マルチェナ、アルビオル、モレッティ、エルゲラ
MF:マヌエル・フェルナンデス、アルベルダ、サニー、アングロ、ホアキン、バラハ、マタ
FW:ビジャ、シルバ、モリエンテス、アリスメンディ、シギッチ

先日のベティス戦後は、アリスメンディが肩を痛めていたりモリエンテスが膝を強打していたりシルバの足首が痛かったりといろいろ問題はありましたが、それぞれ間に合ったようです。そしてついにシギッチが召集メンバー入り。ベティス戦でのプレイ時間が短かったモリエンテスと組むのか、ビジャと組むのか、いきなりひとりなのか、アリスメンディとカオスなコンビになるのか、ちょっと楽しみ。