けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

レジェンドたちが振り返る

2012-11-16 07:11:10 | football
クリスチアーノ、エジルも
代表戦が終わった木曜のトレーニング、スペイン代表たちもパナマから帰ってきて間に合ったようです。代表戦に出場したイケル、アルビオル、セルヒオ・ラモス、ペペ、ディ・マリア、バランは、別メニューで調整。左目強打のクリスチアーノ、足首の負傷により代表を回避した(ことになっている)エジルは、今週のピッチ上でのトレーニングに姿を表すのは初めて。普通に他の選手たちと同じに走っているようなので、たぶん問題ないんだろうと思われます。


マドリディスモ
14日かな。カタールにて、Futbol 7(フットサル)のレアル・マドリーvsバルサの試合があり、OBが集合。試合はペナルティでマドリーが勝ったそうですが、サルガドさんやイエロも元気そうで何よりです。そしてカタールということで、ラウルも登場。MARCAに、フットサルとは別に行われたシンポジウムでの様子が出てました。

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ラウル・ゴンサレスは、今も白いマドリディスタのことを考えている。現所属のアルサッドでの色がレアル・マドリーと偶然にも一致しているが、伝説の7番は、チャマルティンのクラブのDNAを、絶対の身の証として保ち続けている。

カタールで開かれたAspire4Sportsの会議への出席者たちは、Aspires Academy のバルテル・ディ・サルボが司会を務めた、レアル・マドリーのレジェンドたちというテーマのシンポジウムで、招待されたフェルナンド・イエロ、ペジャ・ミヤトビッチ、ゲオルゲ・ハジ、そしてラウルたちを目にすることができた。
そのシンポジウムは、フットボールの世界において最も敬意を払われているレアル・マドリーが、どのようにして作られたかを理解する助けになる、多くの逸話に満ちていた。フェルナンド・イエロが、自身のレアル・マドリーでのデビュー戦がどのようなものだったかを思い出して語り始めた。「プレシーズンのことだった。ヒホンのロッカールームで、カピタンが我々を集めて、すごく真剣にこう指摘したんだ。『諸君、我々はレアル・マドリーだ。我々はどんな試合であれ負けることはできない。それが公式戦であれ親善試合であれ。今日も同じだ』と。」
イベントの前も後も、ファンや参加者との写真撮影がひっきりなしだったラウルは、自身の最初の日から植えつけられてきた価値観を伝えた。「幸運なことに、僕はロッカールームのたくさんの父親たちに伴われてデビューしたんだ。僕の面倒をよくみてくれて、僕を甘やかしてくれた。イエロ、サンチス、ブージョ、レドンド、アルコルタ……。レアル・マドリーには親善試合は存在しない。常に勝つこと、しかし良いイメージを与えること、対戦相手に敬意を払うこと、価値観に従うこと……。そうした価値観は、ディ・ステファノや、他にも往時のファンタスティックなチームの彼の仲間たちから、繰り返し教えられてきたことだ。こうした価値観は、レアル・マドリーのユニフォームを着てプレイしていればいつでも、ライバルたちからの賞賛や敬意を感じさせるものだ。」

最大限の要求
ペジャ・ミヤトビッチは、選手として、またゼネラル・ディレクターとしての2つの経験から感じた、白のクラブの絶対的な要求について触れた。「莫大な予算があるとか、マドリーでプレイしたり管理したりするのは簡単などと考えるのは間違いだ。このクラブは唯一の存在だ。なぜなら、そこで受けるプレッシャーは独特のものであり、他の何とも比べようがないのだから。マドリーでは勝たねばならない、しかしその勝つ方法もだ。それは、ファンが重要視するものなんだ。」
イエロが、実例を挙げた。「想い出すのは、カーサでスポルティングと対戦した時のこと。チャンピオンズリーグを獲得した翌シーズンの、最初の試合だった。我々は2-0で勝ったが、試合は素晴らしいというものではなく、観客は我々にブーイングをしたんだよ!」
そしてラウルは、正確にその意味するところを指摘した。「レアル・マドリーはとても偉大な存在だ。非常に大きな要求が常に選手達を取り巻いているから。もしプレシーズンを中国で過ごしそこで良いイメージを残さないといけないのであれば、それはクラブにとって、また選手にとっても良いこと、ということなんだ。」

クラブのアイデンティティを伝えるものとしてのカピタンの役割は、議論の中心となったトピックのひとつだ。イエロがラウルについて冗談を言い出した。「私には彼が第2カピタンだったけれど、あれは第2カピタンでいるよりも最悪だったね。彼はいつも、僕に不満を言い、僕を締め上げてきたんだ。もっともっとできるって。」 これは観衆の笑いを誘った。
そこでイエロは、今度はより真剣に、リーダーシップを分け合う重要さについても強調している。「それはある種のグループであって、唯一のリーダーがいるとは思っていない。もし自分自身でわかったことがあれば、それは他の人たちにも伝えなければならないということなんだ。」 ミヤトビッチは、ラウルとロッカールームを共にした最初の日から、ラウルはレアル・マドリーのカピタンとなるよう運命付けられていたのだ、ということを明らかにした。「明白なことだった。ラウルは、私のこれまでの人生で出会った中でも、最高のパーソナリティを持つ若い選手だ。」 そして彼はまた、自身の意見では、この点についての後退が、フットボールに与えるものについて不満を述べた。「チームのために利益となるであろうものが、少し失われつつある。それが時には、そのものを損なうものだとしても。我々はそこに戻らねばならない。」
(ここもう少し何かうまく訳せると良かったんですが…)

仲間
そしてイエロは、新しいテクノロジーが手助けになるのではないということを伝えた。「現在、インターネットやソーシャルネットワークが、1日中手の中や部屋の中にある。でもそれが、グループの団結を実現するのをより難しくする。だから私は、チャビやイニエスタのようなベテランが、彼らのクラブの地域的な特性をどう伝達するかを素晴らしいと感じている。」 ラウルは、カペッロが監督であった頃、選手達がチャンピオンズの試合の前夜に一緒に集まったことを思い出していた。「それで僕たちは話をして、あらゆることを伝えあった。何を正さなければいけないか、戦術、対戦相手…特別な雰囲気があったよ。」
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フェルナンド・サンス、相変わらず顔が長い。



追加:
「ふえルンルンあるばむ」さんから色々な情報を頂きました。フットサルの試合のハイライトもあります。