ASより、ビセンテの記事
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もう我慢できない。彼の声は、最後の負傷(メディカルスタッフが見つけることができない)から失った18日間の悲しみを示している。ビセンテ・ロドリゲスは昨日ASに対して、バレンシアのメディカルサービスから受けている治療への信頼がもはや存在しないことをぶちまけた。
「僕の精神状態は最悪だ。ドクターたちへのすべての信頼を失っている。僕は2年間彼らを擁護してきた。でも何の改善も見られていない。ひとつの怪我から抜け出せず、そして次の怪我を負ってしまう。彼らは僕に注射をしたけれど、痛みが出て1週間動けなかった。そしてさらに、僕の怪我はもはや存在しない、つまり心理的なものだということを聞かなければならなかった。とても辛い、もうこれ以上我慢できない。僕はドクターに対する信頼を失っているけれど、僕はドクターや誰かにダメージを与えたいのではない。でもここで一番ダメージを受けているのは僕だ。フットボールができず、僕の仲間たちを助けることもできない。僕がただ求めるのは、20試合続けて試合に出たいというだけなんだ」
ビセンテは、パテルナから聞こえてくる「怪我は存在しないんだろう」という嫌味に対して怒りを示している。
「最初は、そういった話が聞こえてきても少しイラつくだけだった。でもそれが内部から聞こえてくると…(一文わからないので割愛)。僕は身体的な怪我を負っているんだ。プレイすると痛むし、歩いている時はそうではない。この点について真実がわかるのは唯一僕だけだ。僕は痛みがどんなふうに感じられるかよくわかっているし、こういう重要なことを取るに足りないささいなこととすることはできない。言い訳をしたりするよりも、僕の治療について考える方が良いだろうに」
ビセンテは夏のバカンスをカットして、仲間たちよりも1週間早くトレーニングをスタートさせた。回復トレーニングの期日の取り決めもなく、彼ができるならいつでも、プレイすることを強要もしない。ただ痛みがあった。
「速くトレーニングしろとか、必要なことを僕がしていないとか、プレイすることに向けて前に進んでいないとか、誰もそんなことは言わないだろう。僕は予備的なトレーニングをするために自発的に休暇を削った。でもだからこそ、良くなっていないとすればその価値は何もなかったように見えてしまう。これまで僕に関してはっきりしているのは、筋肉の負傷から回復するために行われている治療が有効ではないということだ」
ビセンテ・ロドリゲスはプレシーズンでは公式戦1試合でプレイしただけだ。彼はエルフスボリに対して先制となるゴールを上げ、スウェーデンのディフェンスを破壊した。昨シーズンで、ビセンテは度重なる筋肉の怪我を負っていた。最終的に4ゴール6アシスト。度重なる負傷でリーガでは22試合にしか出場できなかったにも関わらず、好成績を残した。
「それが何よりも悪いんだ。最低限の状態でもプレイするチャンスをもらえば、良い結果を残しチームを助けることができるとわかっていることが。使える選手だという条件にあるのに常に別の問題でプレイできない、そんな状態を想定することは難しいだろう。それでも僕は、良いシーズンになるということを、あらゆる問題を忘れてしまうということを、まだ信じているんだ」
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(二重否定が難しくて、うまく訳せていなかったり訳し間違いがあるかもしれません、ご了承ください)
厳しい状況です…。長期に渡って同じ箇所の怪我を引き摺り、治療の結果が思わしくなく、さらに負傷の存在すら疑われてしまった。ビセンテの我慢も限界に達しているようです。ずっと外部にもらさずにいたことを今ここまでぶちまけてしまったこと、場合によってはクラブからお咎めがあってもおかしくないような内容を言ってしまったことからも、ビセンテの苛立ちが伝わります。
本当に我慢強いというか頑張り過ぎな性格なのか、この夏も昨夏もバカンスはまともに取っていなかったように思います。リハビリと基礎トレーニング、今度こそ…の繰り返しで、それが治らない。見ているこちら側がどうしてあげることもできないのが歯がゆいです。ただ信じて待つしかない。