けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

先を考えること

2008-05-10 10:58:55 | football
気の向くままに記事をいくつか。

「ラウル セレクシオン!」
イケル「我々はルロをEUROに連れて行くべきだ」
ルート(ラウルが代表に入っていないのが)「理解できないし、そう思っているのは自分だけではないはず。決断を下す監督というものは時にミスを認めるものだが、彼はそれができないか間違いを正したくないのだろう」
セルヒオ・ラモス「友人として、チームメイトとして、そしてスペインのファンとして、ラウルは代表にいてほしい。ルイス(アラゴネス)は最高の選手を呼ばなければならないし、ラウルはその中に入ると僕は思う。カピタンは規律であり、彼はそれを示してきた。それにEUROで彼の年齢が問題になるとは思わない」

余談ですが「ルロ」とはマドリー内でのラウルの愛称。以前何かの記事で「ルロ」と呼ばれているというのを見た記憶がありますが、本当に使ってたんですね。Rulo(英訳: roller, curler)。無理やり日本語にすると、カールちゃんとかクルクルちゃんとかそんな感じでしょうか。見たままですね。閑話休題。

リーガ優勝を果たし、クラシコも圧倒したマドリーが次に望むもの。近い将来の展望としてこの記事が言いたいのは「ラウルをEUROに連れて行こう!」という希望です。リーガ優勝を決めた直後のチームバスの中では、ファンの声と同様に選手たちも「ラウル・セレクシオン!」と騒いでいました。マドリーの選手、チーム関係者は、代表に戻りたいというラウルの熱い思いを誰よりも理解し、ラウルがEUROに到達し輝けるために(アラゴネスに呼ばれるために)できることは何でもしようという思いを持っている、というわけです。
もう大きな目標はなくなったリーガの残り2試合、シュスターはこれまで先発が多かった選手たちには休養を与え、控え選手中心で試合に臨むことを考えているようです。例えばサモラがほぼ決定的になったイケルは、残りをお休みする模様。1日休んでトレーニングを再開したマドリーでは、ガゴやセルヒオ・ラモス、ロッベンが別メで調整していたそうです。ペペとエインセがサスペンションでいつもどおり人手不足の最終ラインはどうかわかりませんが、ガゴやロッベンも休養になるかもしれません。(ただしペペのカードは取り消される可能性あり)。
ずっと休みなしで出場し続けている、しかも常に先発長時間プレイしているラウルも、本来なら真っ先に休養をもらえる立場のはず。しかし代表への最後のアピールのためということを理解して、シュスターは残りの試合(少なくとも今週末のサラゴサ戦)にラウルを出場させるつもりのようです。

ピチチのトップにいるグイサにはもう追いつけないでしょうが、ラウルはここまで18ゴールをあげてピチチ3位。スペイン人としては2位になります。あと2点を積めれば久しぶりの20点台、それを狙うのもいい。でも、リーガを制したチームのカピタンであり、個人としてもこれだけの成績を残し、常にチームに献身し決して手を抜かない、そんな選手が代表に入るために、いったい何をまだアピールしなければならないのでしょうか。最後まであきらめないラウルを信じつつも、もっともらしいことをごちゃごちゃ言ってマスコミを怒鳴り倒すアラゴネスが目に浮かび、どうせまた…という思いがぬぐえないのが寂しいです。



そういえばまだ見ていなかった
リーガ優勝、クラシコ快勝!で忘れていましたが、そういえばまだリーガカップをもらっていませんでした。最終節のレバンテ戦、ベルナベウでのこの試合の時に、ようやくもらえるようです。カップ授与に場内一周ご挨拶、花火、紙ふぶき、映像によるシーズンの振り返り、優勝とセレブレーションの模様……。そして忘れてはいけないのが、ラウルのあれ。まだ見ていないラウルのあれ。ピンクと黄色のカポーテを振るラウルが見られるのはレバンテ戦です。
LFPの方からはクラシコでのカップ授与の打診もあったそうですが、マドリー側はパシージョをしてもらうだけで十分、意気消沈するバルサの前でそこまで歓喜してみせる必要はない、と断ったそうです。
シーズンの全日程終了後、昨年同様に市庁舎や州知事を訪問しての優勝報告が予定されているそうです。


覆水盆にかえらず
思い出したようにバレンシアの話題です。アルベルダがクラブに対しての訴訟を取り下げると、弁護士が発表。クーマンが去りボロが監督となり「状況がノーマルに戻ったこと」、アルベルダが「合意に達すること、今シーズンはバレンシアでのプレイに戻れること」を希望していたこと、などから今回の決断に至ったそうです。
シーズン最後のわずかな時間ではありますが、狂いに狂った歯車が再び元の動きを取り戻そうとしている…そんな風に言うこともできる。でも、例えばサラゴサ戦で再びメスタージャに姿を現したアルベルダには、拍手とともに少なからず非難の声も送られた。アルベルダ、カニサレス、アングロのキャリアは完全に傷つけられてしまい、それは元に戻すことができません。
las provinciasのインタビューに答えたアルベルダは、自身の将来はバレンシアから離れた場所にあることを認めています。

ダビド・アルベルダ
「ここに残るかって? それはわからない。まだ3年の契約があるけれど、現在のフロント、経営陣がクラブの将来に僕を入れていないことは非常にはっきりと理解している。それだから(移籍の件を)合意に至らせやすくするだろうし、そうすれば僕は自信の将来を他に求めることができる……でもわからないよ……彼らとは多くのことを話し合わなければならない。」


グラン・フィエスタ

2008-05-08 07:03:03 | football
07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 36
Real Madrid C.F. 4-1 F.C. Barcelona

マドリーの得点:ラウル・ゴンサレス・ブランコ(11)、こけたロッベン(20)、イグアイン(62)、ファン・ニステルローイ(76=PK)

前線の取るべき選手が点を取り、ルート復帰試合にもなり、試合を通じて圧倒し、まさにフィエスタ。実にいい試合、いいクラシコでした。


後から追加:試合概観
スネイデル、グティなどが絡んだゴール前のパス回しからラウルの左脚で先制、グティのFKからロッベンの(いろいろな意味で)貴重なカベッサ、ディアラの右サイドからのボールを入ったばかりのイグアインが最初のタッチで3点目、復帰したばかりのルートが、こちらも入ってすぐに任されたペナルティを決める。
ゴールを決めた選手ばかりではありません。GK間のサモラ争いは、4点対1点でイケルの勝ち。負傷から復帰のグティは先制と2点目をアシストし、交代で下がる際にはマドリディスタたちの「Guti Oe!」の歌で送られました。シーズン中は信頼を落とした感もあったディアラは、ここへ来て攻撃の才能を示しています。イグアインのゴールにつながった右サイドでボールを奪いゴール方向を目指すプレイは秀逸でした。これ以上ない、カンペオネスを祝うに相応しい完勝のクラシコでした。リーガを制したという誇り、ベルナベウの観客の前で優勝の報告をしたいという思い、クラシコを戦う栄誉を得たこと、そんなポジティブな気持ちがマドリーの選手たちからそれぞれのベストパフォーマンスを引き出し、それが最高の形でチームとしてまとまったのではないかと思いますた。とにかく今日は褒めちぎってます。

では拾えるままに選手コメントをいくつか。
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イグアイン
「とても幸せだよ。このチームと僕たちのファンを誇りに思う。今日はリーガタイトルなどとっていないかのようにバルサに向かった。僕たちには向上したいという強い望みがあり、それをうまく実現した。
(スタジアムのファンが喝采で迎えてくれたことについて)ベルナベウでこんな風に迎えてもらうのは信じられないほどすごいことなんだ。そして、そのおかげで物事がうまくできるようになる。
ボールへのファーストタッチでバルサに対してゴールができた。夢を見ているようだよ。
今日は派手に喜べなかった。なぜなら、ライバルに屈辱を与える必要はないからだ。僕たちは勝利し、それを祝う。でも誰も辱めたりはしない。」

ペペ
「僕たちはプロフェッショナルとして、これを続けていかなければならない。
最初は難しい試合だった。でもラウルのゴールでラクになっていった。バルサのプレイは悪くなかった。何が起きたかということなら、チャンピオンを相手にそのスタジアムで戦うのは容易ではないということなんだ。
試合の最初は僕たちは相手を研究し始めた。でも僕たちは試合に上手く入っていけた。それがうまくできたから、僕たちは勝てたんだ。
イグアインのゴールは素晴らしかったし、それがこの試合でもリーガのほかの試合でも助けになっていた。チームすべてが非常にうまくやっていた。」

イケル
「このチームはサモラ賞以上だ。全員がひとつになって、負けないチームとなるために精神的な準備をしてきた。結果的にはゴールキーパーの栄誉かもしれないが、チーム全員の仕事のおかげだ。
今日は何よりも重要な試合だった。ビクトル・バルデスとは成績が接近していたし、僕たちが手にしたこの結果でほぼ決まりのところまで来たと思う。サモラは素晴らしいトロフィーで僕が欲しいものだ。でも何よりもチーム全員の仕事のおかげだということを理解している。
僕たちはパシージョを振り返らなかったし、諍いを作りたくなかった。仲間たちの敬意がうれしい。チャンピオンに値する行為に感謝している。
バルサは落胆してはいけない。非常に難しい状況だし、プレイするのが容易ではない状況だったのだから。」

エインセ
「ラウルのゴールが何よりだった。パシージョを作ったことで彼らの心は沈んだだろう。僕たちは明らかにリーガのウィナーだ。スポーツマンシップが100%に達し、そしてピッチの中では僕たちが先にゴールした。
バルサは悪い時期にあり、僕たちが先にゴールすれば彼らは顔を上げるのが大変なことだっただろう。それにもかかわらず、彼らは最後の時間まで戦った。バルサは非常に偉大なチームだ。僕たちもが通りうる悪い時期を過ごしてはいるが。
今日、僕たちは8ヶ月の努力を実らせて掴んだものを祝っている。パシージョのことは僕には問題ではない。僕は幸せだ。チャンピオンになったから。そして人々が楽しんでいたから。でも僕の目的はこの試合に勝つことだった。
重要なことは、こういった試合で真剣に試合を戦うこと。僕たちは、することすべてが上手くいく時を過ごしているが、最後までそれを楽しむ必要がある。」

グティ
「バルサの選手たちは紳士だった。ピッチの中だけでなくピッチの外でもそうだし、選手だけでなくライカールトもそうだ。彼らと同じ状況で僕たちがパシージョをしなければならないとしたら、もちろん気持ちは大きく揺れ動くだろうけれど、今回ほどの重要性をおく必要はないだろう。
この数年間は僕たちも同じような厳しい時期を過ごしてきた。リーガでの可能性をなくしCLに敗退したばかりで、選手たちはピッチの中で耐えている。でも今後も物事は続いていくことを考え、このシーズンはできるだけ早く忘れることだ。
(交代で喝采が送られたことについて)エキサイティングだった。家族がいて友人たちがいて、そして結果としてタイトルを取った。とてもスペシャルなことだよ。
成功の鍵はカシージャスやラウルのような選手の「献身」、そして新しい選手たちがコンビネーションを作ろうとする「意欲」、それが結果につながった。これが多くのタイトルの最初の1つになるよう願っているよ。
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結果を喜ぶだけでなく、苦しい時期にいるライバルのバルサを気遣うコメントが多く、それだけ現実を見つめながら今シーズンの栄誉を掴んだんだと思います。昨シーズン途中まではチームはボロボロでしたし、今シーズン後半も苦しい時期がありました。何のタイトルも取れなかったのは、ほんの2、3シーズン前のこと。マドリーの中心の選手たちはそのことを良くわかっているし、その意識が他の選手にも共有されているのではないかと思います。





順位の行方
今節を終わって、2位のビジャレアルと3位のバルサの間には勝ち点7の差がつきました。残りはあと2試合。ビジャレアル、CLストレートインが決定しました。


小さく朗報?
Parte Medicoからモリエンテスの名前が消えました。まだ万全とはいかないようですが、本日より全体練習に合流。

プレビア・クラシコ

2008-05-07 23:42:16 | football
パシージョ。優勝を決めたクラブの栄誉をたたえて、次の対戦相手が試合前に拍手で出迎えてくれるというアレ。(参考画像。あ、バレンシア…)。これをバルサがやるんだぜ~というのでマドリー寄りスポーツ紙は大騒ぎ&大喜びです。


本日のMARCAの表紙。「ここにバルサが並びまーす」って意地悪~。


もしカンプ・ノウだったら、バルサがパシージョをすっぽかしても特に文句を言われたりはしないと思いますが、今回はなにしろベルナベウ。マスコミだけでなくベルナベウに集まるマドリディスタがどれほど大騒ぎするかと思うと……バルサとマドリー、選手同士に関しては特段仲が悪いなんてこともないと思いますが、これは複雑ですね。
ちなみに「バルサがマドリーにパシージョするのは史上2度目(1回目は1988年)」という記事もありますし、バルサに対してパシージョをしているマドリーの選手たちの画像(1991年)もMARCAにありました。こういった悔しさとか屈辱が積み重なってリーガの歴史があり、チームの歴史があるわけですね。

とパシージョの話ばかり先行しているようですが、試合前にどれだけ拍手しようがされようが、試合の中身とはまったく関係ありません。とりあえず予想布陣をMARCAから。



オサスナ戦でのエインセのアマリージャが取り消しとなり、エインセは出場可能となりました。いつもの何かが効いたのか…というよりは、正当な取り消しだとしておきましょう。相手に抱え込まれたのを振り払っただけでタルヘタでしたから。
お蔭様でバックラインには少し気持ちの余裕ができました。MARCAは中をペペ&トーレスとしていますが、それはない気がする。elmundoでは、左からエインセ、ペペ、セルヒオ・ラモス、ミゲル・トーレスという並びになっています。シュスターはあまりミゲル・トーレスを左で使いたがらないから、この並びがいちばん可能性が高そうですね。左にミゲル・トーレス(もしかしたらマルセロ)を置いて、エインセを中に、右にセルヒオ・ラモスなんてのもありかもしれません。バルサの左はアンリ、右サイドをお留守にしがちなセルヒオ・ラモスよりはミゲル・トーレスの方が良いかも。
中盤には、グティが復帰予定のようです。優勝が決まったオサスナ戦に出られなかったグティでしたが、マドリディスタには何より重要なこの試合には間に合わせてきました。底にガゴを置いて上がり目にグティとスネイデル、前目にはロッベン、イグアイン、ラウルの予想。

シーズンの疲労がここにきて一気に出てきたらしいカンナバーロがお休みですが、他はほぼ勢ぞろい。ファン・ニステルローイも出られそうな状態です。バルサはエトオにイニエスタ、デコ、ロナウジーニョと欠席者が多め。勢いはマドリーにあり、とはいえバルサは前節どこぞのチームに大勝したそうですし(どこか知りませんが)、CLストレートインは逃すわけにいかない。マドリーは気の緩みが……まさかクラシコで気が緩む人なんていないですよね。がんばれマドリー。

それからこの試合、サモラがかかっているイケルとビクトル・バルデスの直接対決になります。毎試合、毎シーズン、すちゃらかマドリーディフェンスの被害を最小限に食い止めてくれている神様・仏様・イケル様に、個人タイトルなんていうささやかなお祝いがあっても良いのではないかと思います。守り倒せ、ディフェンス陣。


おまけ
残留争いしてる白と黒のとこ、死ぬ気でがんばれ。

めでたいリンク

2008-05-06 14:09:34 | football
後から増えていきそうなので、めでたいリンクを独立させました。

MARCA特集
El Pais特集
20minutos特集
elmundo.es特集
AS特集

plus.esからの動画
試合ハイライト
試合を決めたゴール
試合終了直後
La fiesta del Campeón:飛行機の中など、比較的近くで選手たちの喜びの表情を伝えています。イケルはディアラに何をしたんだろう…。

2年連続31回目

2008-05-06 01:01:08 | football

昨シーズンの優勝が決まったのが6月18日。まだ1年たってないんだなーとあちらこちらの記事を見たり画像や動画を眺めたりしながら、思いのほか早く決まったカンペオンをしみじみ味わっています、少々遅ればせながら。

下の記事で既に触れているように、録画しておいた試合を見る前に既に事の顛末は知っていました。が、「勝ったんだ、よしよし良くやった」と軽く思っていたのが、試合を見た後は「よく勝ったな…ほんと、良くがんばった」と優勝を決めた重みをしっかり感じた次第です。まだ3試合残していてベルナベウで決めることもできたのかもしれませんが、調子があがらない試合、退場者も出て先制される苦しい展開を逆転で勝ちきったところは、1つ1つの勝利を積み重ねてここまでのシーズンがあるのだという意味で良い決め方だったように思います。


07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 35
Osasuna 1-2 Real Madrid C.F.

オサスナの得点:プニャル(PK=82)
マドリーの得点:ロッベン(87)、イグアイン(89)


降格圏から抜け出せるか否か、殺気立つナバラ王国スタジアム。前節活躍したというサビオラ(まだ見てないのです…)をトップに置いてやや後ろにラウルとロッベン、中盤はグティが膝の靭帯捻挫でお休みなので、ガゴ、ディアラ、スネイデル。オサスナの選手たちの出足、プレスが早く厳しいこともあって、こと攻撃の形としてはあまり機能していなかったように思います。パスがよく回るシーンもありましたが、プレッシャーを避けるためにボールを動かしているだけで、マドリー側の攻撃の意図が表れたパス回しではなかった。ただ、ディアラはパスの出し方が少し上手くなったかなと思いました。前へ、という意識が出ていたように見えるので。

守備に関しては、ガゴの動きが印象が良かったです。シーズン後半から何度か褒めていますが、この試合でも精力的な動きと思い切りの良い守備チャレンジは健在。いろいろなところに顔を出して身体をはり、パスコースを妨げ、オサスナの足元のボールを狙いにいくことで守備全体としてかなり助かっていたのではないかと思います。シュスター絶賛の最終ラインだったはずが、セルヒオ・ラモスが上がりまくり、カンナバーロがきつすぎるタックル2つで退場になり、エインセがペナルティを与える文字通り出血大サービス、とどうも落ち着かない様子でした。スタジアム全体がプー●・マドリーの大合唱、イケルのいるゴールマウスはゴミだらけ、今シーズンはわりと大人しいと思っていたオサスナがオサスナらしい荒さを存分に発揮。オサスナがペースを握っていたこともあり、守備はやりづらかったでしょう。カンタレホが紙を存分に撒いたおかげで次節出場停止者が2名になってしまいましたが、なんとか1失点で収まってよかったです。

試合展開は後半30分過ぎまで0-0で持ちこたえていたのが、セットプレー中のエインセのハンドを取られ、ペナルティによる先制を許す。しかし残り少ない時間の中で、しかも1人少ない、攻撃の枚数を削った状態で追いつき、交代で出たイグアインが勝ち越す。昨シーズン終盤のミラクル連発とは比べられるものではありませんが、ここ一番で弾け飛ぶような力が出せるのはさすがマドリーだと思います。
余談ですが、イグアインと交代で下がったラウルがスネイデルに何かアドバイスをしている様子は、監督であるかのような気配が。落ち着かなかったんだろうなあ。

そんなわけで試合終盤にバタバタとスコアが動き、マドリーは18年ぶりのリーガ連覇達成となりました。最後まで●゜ータを忘れないオサスナファンにはさすが、と申し上げておきます。オサスナにはできれば降格してほしくないので、がんばれ。


パンプローナからシベーレス広場まで

粋なことにシュスターはトップチーム所属の選手25名全員をパンプローナまで連れて行ったそうです。ピッチの上で少々騒ぎ、お借りしているロッカールームでもシャンペンなど抜いてみて、でも本格的なフィエスタはマドリーに戻るまでお預け。
MARCAのminuto a minutoが、試合後の選手の動きを詳細に載せております。
試合が終わったのが22時50分、選手がスタジアムを出るバスに乗ったのがおよそ1時間後。0時30分ごろにはラ・サエタの機内に収まり、飲めや歌えや…。約1時間後にバラハス空港に到着。空港を出たのが1時50分、2時30分頃にベルナベウに到着。ここでバスを乗り換えます。そして3時、ようやくシベーレス広場付近に到着。ラウルは例のごとくクレーンにスタンバイし、女神にキスをしてフラッグ&マフラーを贈呈。ただ、今回はさすがにそれほど長くはフィエスタはできなかったようですね。3時20分頃にはシベーレス広場を離れ、レストランに……昨年もそうでしたけど、この時間から祝勝会だったようです。


セルヒオ・ラモスのシャツには、「SIEMPRE CON NOSOTROS:常に俺たちと共に」の文字とアントニオ・プエルタの顔写真


ラウル
シーズンを通して調子が良かったラウル、この試合こそ途中交代で優勝が決まる瞬間にピッチの上にいることはできませんでしたが、充実したシーズンではなかったかと思います(代表の件は別ですが)。実に楽しそうに歌い踊るカピタン「7」を見て、そんな風に感じました。ま、シーズンの総括は全部終わってからで良いですね。


MARCAのトップにもなっていますが、この画像いいですね。



めでたいリンク
MARCA特集
El Pais特集
20minutos特集
elmundo.es特集
AS特集


さてクラシコ
7日、水曜日です。なんでまたこんなアホなスケジュールを……。ということで選手たちは、本日18時からきっちり練習。

ただいま

2008-05-05 14:32:59 | 
帰ってきました。なんかどこぞでフィエスタがあったそうですね。

旅程

まずは日本からファン・ニステルローイとスネイデルとロッベンとドレンテの故郷へ。といってもここは乗り換え地。スキポール空港に前バレンシア監督を細身にしたような人(たぶん別人)のポスターを見かける。もそもそした気分になる。

実際の目的地その1は、



ミュンヘンに住んでいる友人に会いに行くのが、今回の旅の第1目的でありました。モナコファンとして知り合った、頼もしいサカ友です。
が、目的は他にもあるのです。ミュンヘン到着の翌日にこの友人と一緒に長距離バスでのんびり出かけていったのが、

 

チェコ、プラハでした。ミュンヘンからはバスで6時間ほどで行けてしまいます(しかもお安い)。プラハで3日ほど過ごし、ミュンヘンに戻ってまた3日ほど過ごし、行きとは逆の道程を辿って帰ってきました。

で、これだけユニフォームを並べておいてなんですが、今回の旅の目的にサッカーはまったく関係ありません。ビール飲んでちょっと観光してビール飲んで美味しいもの食べてビール飲んでちょっとお買い物してビール飲ん……でました。どれもこれも美味しかったです。


さてこの後は
姿勢を正した上で謹んでビデオを拝見し、皆様のフィエスタに追いつきたいと存じます。