昨日3月3日は桃の節句「ひな祭り」でした。
去る2月28日のルネのお誕生日には、facebookのルネ・ファン・グループ「Condor, c'est toi : pour René Simard」の私の投稿にたくさんのメンバーさんたちからお祝いコメントが寄せられました 単独で投稿してくださったルネ友の年友さんやソルさんのお祝いメッセージにもメンバーさんからたくさんのコメントが投稿され、グループを挙げてルネのお誕生日を祝うことが出来ました!! ルネに直接送ったメッセージには既読が付きましたよ
また、PassionSimardやFacebookの「La famille Addamsアダムス・ファミリー」の公式ページに加え、7Jours等のメディアからもお誕生祝いのメッセージが投稿され、ルネ・ファンは大変盛り上がっていました
余談ですが、ファン・グループのメンバーさんたちの9割以上がケベック在住なので、その時差に悩まされつつも、管理人としてメンバーさんの初投稿の承認と、「いいね」や返信を少しでも早く行うために寝不足のシマ姉でした(爆)。でも、ルネ・ファンにとっての一大イベントを終えて、達・成・感!!
そして、ルネが出演する舞台劇『Le Dîner de cons 奇人たちの晩餐会』の今年最初の公演が、一昨日3月2日(木)に始まり、3日(金)と本日4日(土)にモントリオールの Espace St-Denisサン ドゥニ劇場で午後8時から開演されています
さらに追加公演で、以前過去ログでご報告した日程以外に有りました!
3月 9日(木) モントリオール 午後8時 EXTRA
3月10日(金) モントリオール 午後8時 EXTRA
3月11日(土) モントリオール 午後8時 EXTRA
なお、6月以降の詳しい上演予定については過去ログを書き変えましたので「舞台劇『Le Dîner de cons 奇人たちの晩餐会』2023年上演予定」でご確認ください。太字になっている日程は、過去ログで紹介した時には無かったものです。2024年の予定も有りますよ
※過去ログ「舞台劇『Le Dîner de cons 奇人たちの晩餐会』2023年上演予定」参照
来年10月に公演されるミュージカル「La famille Addamsアダムス・ファミリー」の 𝗣𝘂𝗴𝘀𝗹𝗲𝘆 パグスリー役のオーディション映像も、facebookの公式ページ「La famille Addams 」で公開されています 私も『Condor コンドル』の収録曲の紹介記事を頑張らないとね!!
そして今回は、ルネの53枚目のアルバム『Condor コンドル』の収録曲7曲目で、Sylvain Cossette シルヴァン・コセットとのデュオ、「Plus fort より強く」を紹介いたします
SYLVAIN COSSETTE シルヴァン・コセットは、ケベック州グランメール出身のフランス系カナダ人の歌手です。 彼は、1984 年にケベックを拠点とする英語のバンド Paradox パラドクスの創設メンバーであり、1994 年までにフランス語のソロ・アーティストになりました。
Sylvain Cossette – Site web officiel Sylvain Cossette | ディスコグラフィー | Discogs
プリュ フォール スィルヴァン。コセットゥ
Plus fort en duo avec SYLVAIN COSSETTE
(SYLVAIN COSSETTE)
ジュ テクリ セ モ
Je t’écris ces mots
メーム スィ テュ ネ プリュ ラ
Même si tu n’es plus là
ドゥピュイ ロンタン
Depuis longtemps
ジュ トゥ レッス メ パンセ
Je te laisse mes pensées
メーム スィ セ トゥロ プー
Même si c’est trop peu
トゥロ タール
Trop tard
カン ジェッセ ドゥーブリエ
Quand j’essaie d’oublier
ル ミロワール ム ランヴォワ
Le miroir me renvoie
デ ジマージュ ドゥ トワ
Des images de toi
カン ジュ ヌ トゥルーヴ パ レ モ
Quand je ne trouve pas les mots
セ タ ヴォワ キ レゾンヌ アン モワ
C’est ta voix qui résonne en moi
マルグレ レ ザネ
Malgré les années
ア ヴィーヴル コム デ ゼトゥランジェ
À vivre comme des étrangers
ム サンティール スール アン タ プレザンス
Me sentir seul en ta presence
マ ランデュ プリュ フォール
M’a rendu plus fort
マルグレ ル スィランス
Malgré le silence
エ ランディフェランス
Et l’indifférence
ム サヴォワール スール アン タ プレザンス
Me savoir seul en ta presence
マ ランデュ プリュ フォール
M’a rendu plus fort
カン ジュ ドヌ サン コンテ
Quand je donne sans compter
セ タ マン
C’est ta main
キ ス プロロンジュ アン モワ
Qui se prolonge en moi
カン モン クール サタンドゥリ
Quand mon coeur s’attendri
ス ソン テ ラルム
Ce sont tes larmes
ク ジュ ペーヌ ア レトゥニール シャク フォワ
Que je peine à retenir chaque fois
(refrain)
より強く
僕はあなたに この言葉を書きます
たとえあなたがもうここに
ずっと前から居なかったとしても
僕はあなたに 僕の気持ちを残しておきます
たとえそれが少な過ぎて
手遅れだったとしても
あなたを忘れようとすると
鏡が僕に思い出させるのです
あなたの姿を
言葉が見つからない時に
僕の中に響くのはあなたの声
何年経っても
他人のように生きるのなら
あなたの前で 孤独を感じることが
僕をより強くしました
沈黙と
無関心にもかかわらず
あなたの前で 自分が一人きりだと知ることが
僕をより強くしました
期待せずに与えるのなら
それは 僕に差し伸べられた
あなたの手なのです
僕の心が和むのなら
それは いつも僕が止めるのに苦労した
あなたの涙なのです
(コーラス)
ルネの53枚目のアルバム『Condor コンドル』は、60年の人生を振り返り、作詞家と作曲家に依頼してそれぞれの歌に想いを込めました。その中には、子供たちや妹ナタリーへのメッセージの歌も有るということでした。私は最初、この曲を愛の歌ととらえていました。しかし、何を思ってこのような歌詞になったのかを考えた時、この『Plus fort より強く』こそが、一度壊れた関係を修復することが出来た妹ナタリーへの歌だったのではないかと推測しました。しかし、「60 ans et déjà 50 ans de carrière」の「Entrevue avec René Simard ルネ・シマールへのインタビュー」を訳していくと、亡き父ジャン=ロック・シマール氏に捧げる歌であることが分かりました!
私が最初、この歌詞から感じ取ったものは、「赤ちゃんの時から泣けばあやし、幼い頃からずっと可愛がっていたナタリーと、一緒に芸能界で生きて来ながら、あることをきっかけに関係が壊れ、兄妹でありながら疎遠になってしまったことを、ずっと思い悩んでいたルネ」のことでした。そして、ナタリーと一緒に活動することが無くなり、歌手としての活動が壁にぶつかった時、ルネはミュージカル俳優の道を模索し、さらにプロデューサーや監督の仕事にも挑戦して再び注目されるようになりました。また、新しい家族との絆を大切にし、ルネ自身が強くなって、ついにはナタリーと手を取って関係を修復することが出来た、ルネの人生の中での大きな出来事が詩の背景に有るのだと、私は考えたのです。
しかし実際は、同じことを経験してきたシルヴァン・コセットと、父親について話すことで出来た歌詞であることが分かりました。ルネの亡き父ジャン=ロック・シマール氏は、アルコール依存症が原因でシマール家を出ていきました。それはルネが望んだことでしたが、その後ふたりは関係を修復することが出来ました。そのことについては、ルネのインタビューの中で語られています。
そう捉えてもう一度この歌を聴き直すと、感慨深いものが有りますね。
詩は翻訳者の解釈の仕方、訳し方で内容が微妙に変わってきます。ルネはいつものことながら、私の拙い翻訳は参考までにとどめて、ルネの歌を楽しんでいただければ幸いです(^^♪
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