先日の話。
夕焼け小焼けラインという道がある。
向かう途中、「夕日が立ち止まる町(だったか・・・忘れた)」みたいなキャッチコピーがちょこちょこ見られる。以前、日帰りのツーリングでも時々ここを選んで走った。単車で遠距離通勤している時でも気分転換にここを通って帰ったことがあった。ヨメさんと一緒に、子どもたちと一緒に、犬もひっくるめて家族で一緒に、通ったことがあった。久々に訪れた。
二本の脚で走ったのは初めてである。
県南部に向かう幹線国道を走り、でっかいバナナがある所から海に向かう道に入る。
JRと高速道路が交差する。夏の終わり。蜻蛉が行き交う。部活帰りの中学生が坂道の手前で自転車を押す。
少しずつ少しずつ坂を上り、小さな峠にさしかかる。こんなに家が固まっているところだとは知らなかった。遠くに高速道路が見えた。
峠を越え坂を下りる。海が顔をのぞかせる。思わず声が出る。しかし、なかなか海岸沿いにたどり着かない。しばらく我慢し、ようやく海に会う。
この道は、延々と海の傍にある。ゆっくりと進むことにする。国道脇のJAで買ったお値段少し高めのソフトクリームを摂取したおかげで今のところ疲れはない。ちなみに、愛すべき炭酸スポドリは夏も終わろうかというこの日に今年初めて手にした。もう製造中止になったのかと思っていた。
どこまで行くかは決めてなかったが、以前よく夕日を見に行った公園までは頑張ろうと思う。疲れたらJRで戻ればいい。
整備された新道の脇を旧道らしき道が通っている。気まぐれに時々入る。山の方に入って行っては困るので、全部は走らなかったが、これがなかなか風情がある。
すぐそこに海がある。その安心感で、旧道を楽しむことができるのかもしれないと思う。海とは儂にとってそういうもん。気がつけば海はあまり見ていない。でも海の存在は感じている。
川に出る。少し向こうにJRの鉄橋が見える。写真は撮らなかったが、この時に、羽織袴で下駄の若い兄ちゃんが歩いていた。詳細不明だが、はまっていて面白かった。
目指す公園の前を通る。以前、日帰りツーリングでよく立ち寄った。それからもう最近はしていないが、我が家では、初日の出ではなく大晦日の日の夕日をよく見に行っていた。それがここ。
ここで終わっても十分満足だったが、まだ行けそうなので、行けるところまで行くことにする。
漁業で生計を立てる家が多いようで、海や魚に関する地名が多い。
歩道もこの通り。
しばらく走り、そこそこ有名な無人駅に着く。「下灘」という。丁度鈍行が到着していた。といっても特急はここを通らないのだが。
海に近い駅である。
ここからは、古い家が多くなる。旧道には、慰霊碑や供養塔らしきものがよく見られる。魚を供養するものもあった。
思わず走りたくなるような線路。線路の向こうには海。
山のあちこちに墓も建っている。景色がいいだろうなあと思う。
田舎は田舎、なんだろうが、JRが通っているというのは心強い。民営化で今は影も形もなくなってしまった路線は多いんだろうが、この歳になって、そういう路線に乗ってみたかったなあと思ったりもする。
この川が境界になるらしい。所用でよく出かけているO市に入る。広すぎて全然別のところなのだが。
工業団地の辺り、何故かこういうものが立っている。どこかから持ってきたのか、わざわざ作ったのかはよく分からない。今回の写真で一枚だけミスマッチというか、まあ、面白いので載せる。
そろそろ区切り、という感じで、N駅で終わることにする。以前、単車が壊れ、O市のバイク屋さんに預けて帰ったとき、市内から約15キロぐらい離れたここで降り、寄り道ランして取りに行ったことがある。この道はこの先も続くが、JR通ってないし、行く機会があるのかなと思ったりもする。とはいえここまで来れるとは思ってなかったので満足。ありがたいことに駅手前にコンビニがあったので、ガリガリ君で労をねぎらう。
帰りの汽車まで時間があるので、近くの海まで行き、さらに労をねぎらう。
ホームには、近くの高校生が汽車待ちをしていた。毎日海を見ながら通学しているわけやね。うらやましい。
で、ドキンちゃんに乗って帰った。
ついで走りではないので、ジャーニーラン扱いとした。内容は日記とそう変わったもんじゃないけど。タイトルは、海岸通りとしてみたが、海を見たときにいつも頭の中で響くイルカの海岸通りではなかった。本当は、海岸通りというのは、もう少し違うイメージがあるのかもしれないなと思った。ともあれ、十分旅に出た気持ちになった日帰りラン。完。
夕焼け小焼けラインという道がある。
向かう途中、「夕日が立ち止まる町(だったか・・・忘れた)」みたいなキャッチコピーがちょこちょこ見られる。以前、日帰りのツーリングでも時々ここを選んで走った。単車で遠距離通勤している時でも気分転換にここを通って帰ったことがあった。ヨメさんと一緒に、子どもたちと一緒に、犬もひっくるめて家族で一緒に、通ったことがあった。久々に訪れた。
二本の脚で走ったのは初めてである。
県南部に向かう幹線国道を走り、でっかいバナナがある所から海に向かう道に入る。
JRと高速道路が交差する。夏の終わり。蜻蛉が行き交う。部活帰りの中学生が坂道の手前で自転車を押す。
少しずつ少しずつ坂を上り、小さな峠にさしかかる。こんなに家が固まっているところだとは知らなかった。遠くに高速道路が見えた。
峠を越え坂を下りる。海が顔をのぞかせる。思わず声が出る。しかし、なかなか海岸沿いにたどり着かない。しばらく我慢し、ようやく海に会う。
この道は、延々と海の傍にある。ゆっくりと進むことにする。国道脇のJAで買ったお値段少し高めのソフトクリームを摂取したおかげで今のところ疲れはない。ちなみに、愛すべき炭酸スポドリは夏も終わろうかというこの日に今年初めて手にした。もう製造中止になったのかと思っていた。
どこまで行くかは決めてなかったが、以前よく夕日を見に行った公園までは頑張ろうと思う。疲れたらJRで戻ればいい。
整備された新道の脇を旧道らしき道が通っている。気まぐれに時々入る。山の方に入って行っては困るので、全部は走らなかったが、これがなかなか風情がある。
すぐそこに海がある。その安心感で、旧道を楽しむことができるのかもしれないと思う。海とは儂にとってそういうもん。気がつけば海はあまり見ていない。でも海の存在は感じている。
川に出る。少し向こうにJRの鉄橋が見える。写真は撮らなかったが、この時に、羽織袴で下駄の若い兄ちゃんが歩いていた。詳細不明だが、はまっていて面白かった。
目指す公園の前を通る。以前、日帰りツーリングでよく立ち寄った。それからもう最近はしていないが、我が家では、初日の出ではなく大晦日の日の夕日をよく見に行っていた。それがここ。
ここで終わっても十分満足だったが、まだ行けそうなので、行けるところまで行くことにする。
漁業で生計を立てる家が多いようで、海や魚に関する地名が多い。
歩道もこの通り。
しばらく走り、そこそこ有名な無人駅に着く。「下灘」という。丁度鈍行が到着していた。といっても特急はここを通らないのだが。
海に近い駅である。
ここからは、古い家が多くなる。旧道には、慰霊碑や供養塔らしきものがよく見られる。魚を供養するものもあった。
思わず走りたくなるような線路。線路の向こうには海。
山のあちこちに墓も建っている。景色がいいだろうなあと思う。
田舎は田舎、なんだろうが、JRが通っているというのは心強い。民営化で今は影も形もなくなってしまった路線は多いんだろうが、この歳になって、そういう路線に乗ってみたかったなあと思ったりもする。
この川が境界になるらしい。所用でよく出かけているO市に入る。広すぎて全然別のところなのだが。
工業団地の辺り、何故かこういうものが立っている。どこかから持ってきたのか、わざわざ作ったのかはよく分からない。今回の写真で一枚だけミスマッチというか、まあ、面白いので載せる。
そろそろ区切り、という感じで、N駅で終わることにする。以前、単車が壊れ、O市のバイク屋さんに預けて帰ったとき、市内から約15キロぐらい離れたここで降り、寄り道ランして取りに行ったことがある。この道はこの先も続くが、JR通ってないし、行く機会があるのかなと思ったりもする。とはいえここまで来れるとは思ってなかったので満足。ありがたいことに駅手前にコンビニがあったので、ガリガリ君で労をねぎらう。
帰りの汽車まで時間があるので、近くの海まで行き、さらに労をねぎらう。
ホームには、近くの高校生が汽車待ちをしていた。毎日海を見ながら通学しているわけやね。うらやましい。
で、ドキンちゃんに乗って帰った。
ついで走りではないので、ジャーニーラン扱いとした。内容は日記とそう変わったもんじゃないけど。タイトルは、海岸通りとしてみたが、海を見たときにいつも頭の中で響くイルカの海岸通りではなかった。本当は、海岸通りというのは、もう少し違うイメージがあるのかもしれないなと思った。ともあれ、十分旅に出た気持ちになった日帰りラン。完。