きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

東京ホリデイ

2011-09-04 21:25:43 | 徒然に2010-2013
バスや電車での移動時に、よく本を読む。小説より軽いエッセイっぽいのが好きで、文庫本を一冊かばんに入れておくと安心する。
先日、海沿いを走ったときも、荷物になるにもかかわらず、文庫本を持参した。

ノンフィクション好きなので、基本的に紀行ものは好きである。

東京といっても多摩地区にある大学に四年間通っていたので、この本の吉祥寺とか西荻とか下北とか割合なじみがある。デートしたわけではなく、街ブラをよくしていた。東京の私鉄は安いので、特に目的もなくぶらぶらと出かけた。走ってはないがよく歩いた。特に吉祥寺は近かったので、一人でもよくうろうろしたし、この本にも出てくる「いせや」で明るいうちから同級生と飲んだりしていた。特に単車を買っても一年ぐらい余り乗らなかった(車が多くて道幅が広くて怖かったので)ので、結構電車で移動していた。儂がよく利用したのが京王線。今、地元の私鉄は京王線の車両が走っている。それを今、通勤時に利用しているのだから、不思議な縁を感じる。
とにかく、懐かしかった。海岸沿いを走る汽車が、江ノ電のように思えてきたりして、というのは言いすぎか。

今日は、電車に乗らずに午前午後走る。風が強い。台風で東西に伸びる幹線国道が通行止めになることはめったにない。何十年ぶりじゃなかろうか。孤立した集落もあると新聞が言っていた。被害が少ないことを祈るのみ。

東京に比べ地方は何かと脆弱に見える。でも多分そうではない。華(はな)があって端(はな)もあり、個ではなく孤が見えるのは実は東京。ただ、地方は何といっても人が少なくなりすぎているのは確かだろうと。
儂みたいに、何年か住んでUターンし、懐かしむぐらいでいいと思うんだが、どうなんだろう東京。毎日ホリデイというわけにはいかないが。時々行きたくなるのは確かなのだが。

ちなみに何となく大阪ではなく東京好き。ただまあ京都には憧れたか。