goo blog サービス終了のお知らせ 

きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

まだいくな

2016-11-01 19:59:00 | 徒然に2016-2017
1号が倒れたと聞き、ヒヤッとする。昨日のこと。

幸い大事には至らず、病院にも行ったらしい。でも2号のときと同じように、どこまで治療するか迷う。もうそこそこいい歳だし、ヨメさんと意見が一致しているのは、残りの日々を苦しまずにできるだけ穏やかに過ごさせたいということ。積極的に治療したら1年ぐらいは余計に長生きはするらしいが、さて。金ではない。要は中身の充実。2号の時は、何度か生死を乗り越えて半分覚悟ができていたし、最期はそれほどしんどくはなかったようにも見えたし。
ただ、2号が旅立ってからまだ初めの月命日にもなっていない。もう一寸待ってくれというのが正直な気持ち。

朝、出勤ラン残り3キロ辺りの国道に出る手前の住宅街の道。周りは漸く明るくなってきている。
前方の道の真ん中に横たわるかの如き物体を見る。
本当に横たわっていた。ねこ。こねこ。
振り返る。綺麗な顔で目を見開きこちらを見る。
どきどきする。もしかして。
30メートルぐらい逡巡する。引き返す。

あかんのか、お前。

身体はまだ綺麗なままである。身体も柔らかい。車の通りは少なくはないからとりあえず路肩に寄せとこう。まだ今なら、綺麗なままで、と思ったが、顔の半分・・・。
でも。
持っているタオルハンカチをかける。下半身は見えてしまう。
ごめん。ここまで。ここまでしか。ごめん。
ぐしぐししながら職場に向かう。まだいかんでもいいのに。いきたくなかったろうに。

ちっちゃいまんまいった3号を想い出す。
まだいくな。1号。おとーさん結構辛い。
49にもなってみっともないと思うが、辛いもんは辛い。


コメントを投稿