きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

案外、支障になっていること

2019-05-14 20:20:59 | 脊髄内血管腫との邂逅
「せきそん(脊髄損傷)」の場合、歩けないことを中心とした移動時の支障が目に付く。実際、行けないところは多いから、これは確かなのだが、本人にしか分からないこともある。

これが排泄関係。何せ下の感覚がないので、失敗も多々起こる。感覚がない割に「痛み」は感じるから理解されにくい。
適切な管理維持の方法は、病院では案外教えてくれない。自分で調べて工夫することが多い。病院関係者もよく分からないのではないだろうか。
尿関係では、儂の場合、導尿カテーテルを日に2~4回。尿漏れはどうしても起こるので、トイレに2時間ぐらい行けない場合は、躊躇せず処置するようにしている。それ以外は、下腹部を思いっ切り押して出す。これが相当疲れる。カテーテルを入れるときの違和感+痛みもさることながら、下腹部を押すのも一度のトイレで2回3回ではないので、兎に角疲れる。ただ、これで一定量は出るのでまだマシなのかもしれないが、トイレに行くインターバルを常に計算していなければならないので面倒ではある。
便関係では、車椅子の方々の中には、2~3時間ぐらいトイレに籠もって(但し週に2回ぐらいのようだが)、という話を目にする。外出時は前の日の食べ物も注意するとかも。儂の場合は、浣腸、座薬の使用もあるが、基本、摘便である。理由は、出ないという事実がストレスになるのと、時間をそんなに取りたくないためである。これも、病院では推奨はされていない筈だが。
最近、ユーチューブとかウェブで、こうしたことをカミングアウトする若い人たちをよく目にするが、勇気あるなあというのと同時に結構多いんやなあと、それが正直な感想だったりする。
それぐらいその辺りのことは「闇」なのかもしれない。

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