きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

しまなみ縦走(縦漕)2019・最終日

2019-05-21 19:55:09 | 遠くへ~少しだけ非日常
2日目。まだ残りが38キロ余りあるので、この日は前日のバスだとゴールまで行くにはやや苦しい。行けてもその後のごぞごぞで時間がかかることを考えると、やはり早くスタートできた方がいいということで。

JRの特急を使う。駅までは車。「車でトレイン」というサービスを使い、回数券を購入することで2日分の駐車料金を浮かす。回数券だから、残りは別の日に使えばいいし。で、5時過ぎのしおかぜに乗車。駅員さんにサポートしてもらい、車椅子専用シートへ。先に座っていた人がいたが移動して貰う。

今治駅到着。時間が40分ぐらいあるので、駅でトイレをすませ、ローソンで朝御飯もすませる。ここからはしまなみライナーで前日の瀬戸田PAへ。

瀬戸田PA着は7時前ぐらい。必要ならここで再びトイレを済ませることもできる。トイレに行かずにスタート。

県道まで降り、朝の生口島を漕ぐ。車が少ない。

ここにもトイレ。必要がないのでパス。もって漕ぐ訳にはいかんのが残念。最初のチェックポイントを無事通過する。ランのときは、ここは、昼ぐらいの通過で、近くの高校生がボラで世話をしてくれ、レモンケーキとかいただいた記憶がある。

瀬戸田のルートは長い。歩道は比較的整備されているので、とりあえずは歩道を行く。歩道の具合が悪くなると右側に移動して車道を漕ぐ。この繰り返し。ただ、この2日間は、歩道があっても車道の左側を漕ぐことが多かった。これはチャリが多いというイベントだから、抵抗なくできたりのかもしれない。

瀬戸田の街中。この先に人がたくさんいた。何かイベントをやってるらしい。

街を抜けて再び海沿いを漕ぐ。

毎回ここを通るたびに見る大きな家。この辺りで、昨日見かけたチャリ(ロードモデルでない普通のチャリ)に乗った方が声を掛けてくださる。その方は、2日かけて往復するらしい。ご安全にと云って別れた。

生口島のアプローチは割と記憶に残っていない。突然橋への道の表示。

生口島橋。ランの時はこの大三島から生口島が一番きつかったが、2日がかりだとイメージも違ってくる。

因島へ。昨日に比べて天気が良くなってきた。

ここで、降りてすぐが因島の街なので、店に入りトイレを探す。デオデオにはなく、結局セブンのを借りる。ドリンク一本購入。

因島の路肩の狭い道を必死で漕ぎ、ここから山へ。この先の海沿いコースも検討したが、とりあえず時間的に余裕もあるので。

峠を越えたところに、高速バスの乗り場がある。高速バスは、儂レベルの車椅子にとっては「使える」アイテムだが、高速道路上のバス停はこういうところが多いので、事前リサーチが必須。ここはもう完全に乗り降り不可である。

白滝山。ここも何故か毎回印象に残っているところ。

フラワーセンターで、地元中学生のお世話になる。これも毎回のこと。

下り道へ。途中、アスファルトの隙間からにょきにょきと生えた木を見つける。これはランのときには知らなかったか。

この辺り、まだかまだかという感じはランのときと同じ。一回目のときは野良君に会い、びっくりしたのを覚えている。

恐竜が見え、橋への道が見える。まあまあの急勾配。

この入り口の部分が一番傾斜はあったが、基本、一般道よりも橋へのアプローチの方が、自転車用に設計されているのか、極端な勾配が少ないことが分かった。確かに3パーセントぐらいだと思う。

因島大橋を通り、向島へ。

ここを降りてから、ランのときは階段でワープしていたが、今回は自転車の方のルートを通る。これが案外長かった。

チェックポイント内の未舗装は、なかなかしんどい。前に進まない。

あと少し。ここから珍しく歩道を行くが、しばらくして何となく車道へ。

先に出ていて正解。ここから車道には出られない。

岩子島へ行く赤い橋を過ぎるともうすぐ。

ここにもトイレがある。来年のためにチェック。

残り2キロ。まだ時間はたくさんある。

いつもの渡船へ。この桟橋の傾斜、結構勇気が要った。尾道に着いてからの傾斜もそこそこあったが、同乗の子供連れのお母さんが押してくれた。

最後のチェックポイントへ行き、駐車場でトイレを借りて、ローソンで麦を買う。バス乗り場を確かめる。バスの時刻はフェリーの待ち時間で検索した。結果40分で全部済ませられれば、ということで急いだ。

路線バスは、10分遅れで因島大橋バス停へ。ここは大浜PAに隣接している。まだ時間があるのでPAの様子を見に行く。

麦はなかった。また、建物の中には入れたが、それまでに道に完全に段差がないわけでもなく、今ひとつ不完全な感じ。でも土産に大西のブロイラーは買った。

まあ、何とか明るいうちにゴールできたので良し、である。昨日と同じバス便乗り継いでスタートしても余裕があったかもしれないが、それは分からない。

この後、しまなみライナーで今治へ行き、今治から特急バスに乗り換えて市駅へ。で予定より少し早めに帰宅する。

やってみれば、案外すんなり行けたようにも思うが、いろいろな事前のリサーチがあったから慌てなくて済んだのかもしれない。

とりあえず、完漕できて良かった。

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