入院期間中は、とりあえず行動記録をメモに取っていた。これは前回の交通事故(3年前)とその手術で入れたプレートを外すために入院した時(2年前)と同じ。因みにこれを打ち込んでいるのはまだ入院中の10月8日(日)。まだ今日の段階では見通しも何も立っていなくて、本当は何もかも終わってからやりたいのだが、終わったら終わったでやることはたくさんある。逆に今は「何かをしないとしんどい」ぐらい、やることはあまりない。ネットサーフィンとか読書とかだけでは限度限界はある(何処にも移動できないこともあり、逆にこの2つぐらいしか娯楽はない)。もちろん、トイレとか移動とか一つ一つのことに時間がかかるのは確かなのだが。
で、前回に引き続き、記録を起こしてみる (一部、前回の記録と重なる)。
1日目:9月21日(木)
0時過ぎ、救急車で搬送。道後の救急病院(O病院)へ。救急隊員の対応に本当に有り難さを感じる。気持ちが楽になる。この時点では左足が微かに動くのみ。右は完全にアウト。
1時過ぎ、病院に到着。CT、MRI撮影、採血。膀胱に直接管を入れて尿を出す。管を入れるときに、前回の事故の時は結構激痛だったが、今回は痛みがない。感覚の麻痺で、これは脊髄の疾患故にということだと後で理解する。1リットルぐらい出たらしい。助かった感がある。検査の結果、脊髄2カ所に影があったが、ここでは対応できないということで、前回事故でお世話になった病院とこの近くの総合病院のどちらかを打診される。前回の病院に決定。ドクターも救急車に乗り搬送。MRIを出てから、左足も完全に動かなくなる。
4時前、病院到着。CT、MRI、レントゲン。インターンと思われる先生方が丁寧に対応してくださる。体の感覚を、先生方が入れ替わり立ち替わり、次から次へと調べられる。受け答えははっきりできる。この時から主治医のO先生がいた(この後いつ休むのかと思うぐらい毎日顔を出していただいていて過労死ラインなんか「何の話?」っていうぐらい24時間働いていて何か凄いというか自分はまだまだ何て思った記憶がある)。再び採血し、造影剤入れてのMRI準備。その前に、血液の炎症を調べるため腰椎穿刺検査。これは正直かなり怖かった(今でも思い出すと怖い)。麻痺で感覚があまりなかったこともあり、痛みは思ったほどではなかったが。
8時ぐらいになり、HCU病室へ移動。ベッドが柔らかくて楽になる。ヨメさんに職場への連絡をお願いして少し寝る。O先生に「朝御飯を食べておきなさい」と言われるも、食べる気にならず、牛乳とリンゴのも頂く。ヨメさん一時帰宅。大きなことになったなと思う。
10時に、ヨメさんが来る。9時半に造影剤でのMRIを予定していたがまだ。
10時50分、MRI開始。1時間ぐらいで終了。寝ていた。病棟に補聴器と眼鏡を置いていったが、検査室では、顔を近くにしてもらい、口を見せて貰って指示を確認した。
11時50分、昼食。野菜の煮物、御飯(半分)、おひたし(?)、野菜の肉巻き(肉を残す)。
13時40分、結果がすぐに出ず、O先生会議になるため、ヨメさん一時帰宅。
13時50分、病棟師長さん来られる。ここ(HCU)はスマホとか携帯とか一切駄目ということもあり、またテレビも許可が出ていないということもあり、お持ちの本を貸してくださる。「ペコロスの母に会いに行く」岡野雄一著。頭痛がする。17時ぐらいまで断続的に続く。造影剤の副作用か。読みながらしばし寝る。10月、11月の仕事やランの予定を考える。全部チャラにせんといかんなと思う。不安とか悔しさとかそういうのはない。なるようにしかならないという気持ちが強い。
15時、理学療法士T先生が来る。若い方。1回目リハビリを20分ほど。頭痛やや治まる。終了後寝る。ペコロスあっという間に終了。
18時、ヨメさんが来る。主治医の説明が始まる。「珍しい」脊髄梗塞の疑い、血流が流れていない部分があるが原因がはっきりしない。細菌感染とかによる炎症でないことは確からしい。一方で脊髄内に出血があるのでこちらの対応を優先し、梗塞をとる薬を少なめにしてステロイドで脊髄の「腫れ」を抑えると言われる。現時点では元通りに回復するかどうかはいえない、とのこと。再度造影剤のMRIをと言われる。
18時20分、夕食。ここからメニューを記録する。御飯200(1/2に)、豆腐酢味噌餡掛け、スペイン風オムレツ(ケチャップ付)、ほうれん草のおひたし、バナナ。以上で630カロリー。
19時40分、脳外科にも意見を貰うためとのことで急遽CTへ。結果明日のMRIは延期に。
20時、ヨメさん帰宅。タブレットは駄目だったが、電子書籍リーダーは許可が出る。また、メモ帳とペンを持ってきて貰う。病棟でA4の紙を貰う。些細なことだが、有り難い。
21時、消灯時間前だが、電気を消して貰う。
21時、左足、膝を中心に左右に回転するような動きが戻る(!)。結局、ほぼ両足が動かなくなって18時間後、処置を始めて12時間後ということになる。
2日目:9月22日(金)
6時、電気が着く。起床。すぐに血圧などのチェック。背中が痛い。声がやや出しにくく、呼吸が弱い感じ。パラマウントベッドのリクライニングを使って体を起こす。ベッドは、クッションが効いていて、体の向きを変えやすい。記録を書き始める。1時間ぐらいして姿勢に慣れる。何故か背中が痛い。基本的に胴体の感覚はない。腹から下については左はびりびりとした感じが残る。右は全く感覚がない。胸(乳頭部辺り)から上はほぼ正常だが、胸と腹の間に少しだけ感覚過敏になっているところか左右共に帯状にある。
7時20分、朝食。御飯200(1/2に)、のり、コンソメスープ、肉団子(3個)プラスブロッコリーとにんじんの付け合わせ、リンゴ、牛乳。以上で598キロカロリー・糖質107グラム。20分で。胃薬と整腸薬が出る。歯磨きとイソジンのうがいをする。
8時、O先生、W先生、K先生回診。左足が動くのを見て貰う。終了後、眠くなり横になって寝る。
9時、清拭をしてもらう。左の感覚が増しているのが分かる。
9時10分、職場へとりあえず来週の仕事に関する急ぎの指示をFAXで送ることにし、書き綴る。疲れる。
10時、寝る。
10時50分、看護師さん来る。髭剃り。
11時、読書。汗をよくかく。少し頭痛。
12時、昼食。御飯200(1/2に)、胡瓜酢物、揚げハタ餡掛け、南瓜と高野豆腐の煮物、オレンジ。以上で654キロカロリー・糖質100グラム。20分で。終了後歯磨き。
13時30分、理学療法士T先生リハ。ベッドで1時間みっちりやる。
14時30分、読書。痰が絡む感じがするが、うまく排出できない。誤嚥の心配もあるな厳しいなと感じる。生活のこと(長期的な見通し)、当面の仕事のこと(短期的に対応が必要なこと)をいろいろ考える。仕事はせないかんのは確かだが、半分アーリーリタイヤみたいな感じで、ガツガツやるのを止める(というか止めざるを得ない)ということも考えていかないかんと思う。
15時、横になる。看護師さんに足を動かしてもらう。うがいをする(ステロイド投与で感染力低下しているため必要だとか)。
15時30分、寝る。
17時、起きる。ぼんやり。
17時10分、W先生、K先生回診。
17時40分、O先生回診。
18時、夕食。御飯200(1/2に)、ほうれん草炒め、親子煮、豚肉シャブサラダ、スタミン(ヤクルトのらくれん版)。以上で720キロカロリー・糖質100グラム。20分で。終了後歯磨き。
18時15分、ヨメさんが帰る(いつから来ていたのか記録漏れ)。
18時30分、テレビを入れて貰う(!)。BSを見る。歴史秘話ヒストリア北斎、小布施。テレビを見ながら上半身を動かしたり、左足を動かしたりする。昼夜の区別がないなと思う。ベッド上でしかも自由のない世界を痛感する。おなかが少し張る感じアリ。
21時30分、寝る。入院前夜の4号の動きのことを考える。あいつはわかっとったんかなと。
3日目:9月23日(土)(この項打った後で、奇麗に消えたため、再入力した。対策考えな)
6時40分、起床。お腹が張る。背中が痛い。夜中3時間ぐらい腰が気になった。それでも、左膝がかなり立つ。右は動きはないものの、お腹以外は感覚が少し戻ってきた気がする。
7時20分、朝食。前日夜に献立調整して貰い、今日から朝はパン75、昼夜の御飯は100グラムに変更して貰う。ロールパン75プラスいちごジャム、味噌汁、ハム野菜炒め、オレンジ、牛乳。以上で600キロカロリー・糖質83グラム。20分で。胃薬(パントシアン散)と整腸薬(モサプリト)、歯磨きとイソジンのうがい(これらは毎回になるので以下、記録は省略)。
7時50分、終了、お腹が張る。少し頭痛。寝る。
8時30分、突然、右が少し動く。但し左と連動しての動きのような気がするのと、体幹からの捻りの動きのようにも思える。それでも、右の太股の感覚は出てきた。足自体も手で持ち上げる必要はあるが動かしやすくなった感じがする。
9時、W先生、K先生回診。右足が動くのを見て貰おうとするが動かず。以降、手で押しながら何度か動かすも動かし方が分からなくなり、消滅。
9時40分、清拭をしてもらう。
10時40分、O先生回診。右脇腹辺り、びりびり感が発生。昨日の左に近い感じ。胸はまだ感覚がないが、ところどころ触感は感じた。
11時、テレビ見ながら寝る。
12時、昼食。御飯100、豚肉の中華春雨、フレンチサラダ、コーンスープ、バナナ。以上で487キロカロリー・糖質70グラム。20分で。食べながらTV(BSでレッサーパンダ、リトルホース)。
13時、職場と国体ボラへ連絡メモを作成する。まだスマホが使えないので、職場にはFAX、国体の方には手書きメモをヨメさんが来たときに写真にとり、メールで送ってもらうことにする。
13時40分、ヨメさんと田舎の親が来る。
14時30分、3人が帰る。テレビでBS。高速トラックの旅、華族の闘い、広島巨人戦を立て続けに。テレビ三昧の日。寝たり起きたりしながら。右足は、手で持ち上げれば曲がるようになった。軽くはなっている。左は足先が上がった(動いた)。
18時、夕食。ちらしずし100、キャベツ和え物(コールスロー風)、切り干し大根、焼き豆腐の海鮮餡。以上で492キロカロリー・糖質64グラム。30分で。食べながらBSランスマを見る。「暑熱順化」「走った後の糖質70グラムタンパク質20グラム補給」をメモ。佐倉市に金メダルジョギングロードというのがあるらしい。知らなかった。考えてみれば、この先仕事にいろいろ穴を空けただけでなく、県外出張(夜走ろうと思っていた)や高野山参道ランとか断念して、何だかなあという気になってしまった。
19時、テレビみながら、電子書籍で多少の文字を読む。
20時、下剤服用。
21時、寝る。午前3時まで熟睡できた。寝たり起きたりの1日の割にはよく寝た。まだ頭痛が時々ある。自分の中では昨日今日と「V字」ぐらいの回復。
4日目:9月24日(日)
6時、起床。頭痛あり、再度寝る。30分ぐらいで回復。頭痛は昨日からよく起きている。空調1度上げて貰う。お腹が張る。読書(昭和の犬:姫野カオルコ)
7時20分、朝食。黒糖パン75プラスマーガリン、トマトスープ、厚焼き卵と大根おろし(醤油付)、リンゴ、牛乳。以上で575キロカロリー・糖質66グラム。20分で。
7時50分、横になる。左の可動域は広がっている。右は変化なし。胴体も。
8時50分、浣腸。そのまま30分ぐらいベッドで過ごすが出ない。
9時30分、清拭。少し浣腸液が出た様子。
9時40分、W先生、K先生回診。右脇腹外側、冷たい感覚が過剰で冷気を当てられている感じ。
11時、寝る。痛い、は案外多い。頭も腕(点滴)も。
11時、点滴の箇所入れ替え。うまく行かず未完了。
12時、昼食。御飯100、鯵の塩焼きと白葱、おろし和え(醤油付)、肉団子汁、オレンジ。以上で355キロカロリー・糖質49グラム。20分で。
13時、点滴左足へ。痛いので30分後ナースコールで抜いて貰う。
13時40分、ヨメさんが来る。
13時50分、看護師さん交代して右手に点滴チャレンジ、うまくいかず。
14時20分、再交代して左手に。うまくいかず。ヨメさん帰る。
15時、再交代して左手に。やっとOK。7回目。3日過ぎると変えなければならないらしいが、どうしたもんかと暗い気持ちになる。元々血管が細く出てこないので入りやすい方ではないし。
15時20分、テレビ。BSでロッテ日ハム戦。井口引退試合。9回のホームランを目の当たりにする。その後路線バスの旅。
18時、夕食。御飯100、ビーフカレー、赤魚の餡掛け、野菜盛り合わせ。以上で585キロカロリー・糖質69グラム。20分で。食べながらテレビを見るが、飽きてきた感大。ネットの方が選択肢がありそうに思える。
18時30分、少し横になる。疲れやすい。
19時30分、テレビ(BSで巨人ヤクルト)
20時20分、寝る。
21時、起きる。
21時30分、寝る。夜中2時ぐらいから、半身(寝返り)になってそれぞれ1時間。この間は目がさえていて寝ていない。今日は収穫があまりなかった。痛いとか(お通じが)なかったとか、そういう日だった。
5日目:9月25日(月)
6時30分、起床。寝ぼけ眼で採血。痛い部分は多い。起き上がりテレビ。
7時、再び横になる。手元から届くのがテレビだけで、何をするにも全く自由はないとつくづく感じる。反面、清拭とか完全介助。頭が下がる。
7時20分、朝食。ロールパン75プラスブルーベリージャム、味噌汁、ツナ野菜炒め、オレンジ、牛乳。以上で598キロカロリー・糖質77グラム。20分で。歯磨きをするが、この3日間でかなり出血が減った気がする。2分半から3分ぐらい磨いているせいだろうか。終了後、少し横になり、寝る。まだまだ寝ることが多いのは頭痛のせい。
8時20分、O先生回診。毎日来られている。いつ休むのだろうと思う。一般病棟への移動が決まる。
8時50分、清拭、浣腸。2~3回に分けて出るが今ひとつ。片手ぐらい出てますとのこと。当然ベッドの上でおむつの上で。これも今ひとつ感覚的にはよろしくない。仕方がないが。
9時30分、最後の方に、かなり柔らかいのが出て、とりあえず終了。ずっと動いていないからか、今ひとつ残っている感じがする。力を入れて力むという感覚が分からない。
9時40分、W先生、K先生回診。右の胴真ん中側のみまだ感覚がない。右側の胴と太股の麻痺している部分の過剰な冷や冷や感は昂進している。
10時、点滴交換。10度から12度と記されたステロイド系(?)は入ってくるときに冷たく、痛い(でも、後になってこれより痛いのはいくらでも経験することになる)。テレビを見る。30分ぐらい寝る。
12時、昼食。御飯100、豆腐ハンバーグと人参のグラッセ(ウスターソース付)、野菜巻き、焼きビーフン、なし。以上で512キロカロリー・糖質75グラム。20分で。食べながらTV(BSで沖縄栄町)。食べ終わった後もそのままテレビ。
13時10分、T先生リハ。右足を動かしてもらう有り難さ。この日は終了後の血圧170より下がらず(この日以降ずっと高めが続く)。
14時、ベッド移動、4階HCUから9階西一般病棟へ。テレビが見れなくなるなと思う。有料になるだけだが。それよりスマホとかが使えるようになるのは有り難いと思う。
14時50分、引っ越しが落ち着く。まだサイドボードの位置とか机の上とか自分ではうまく片付けられないので、そのままにする。本を読む。四人部屋なので、周囲がよく動いているのを感じる。カーテンで仕切られているのだが。結構、ほったらかしだなあと感じる。必要なときはきちんと呼ばないかん。しかし、ナースコールも緊急、できればおねがい、ゆっくりでいいから、見たいに段階別のがあればもっと呼びやすいように思う(実際はよく鳴るようになると思うから今のまんまが看護師さんとしてはいいんだろうなと思う)。
17時40分、夕食。一般病棟に入ると、食事の開始時間がだいたい20分ぐらい早くなるようである。御飯100、大豆五目煮、焼き蕎麦中華風、もやし辛子胡麻酢和え。以上で458キロカロリー・糖質60グラム。20分で。
18時10分、ヨメさんと義母が来る。診断書のコピー取ったり、持参物の確認したり。
18時50分、帰る。この後記録なし。何していたんだろう。
21時、寝る。夜の点滴が痛かった。
早く落としすぎると痛い。後2つになると痛い。
最終的にどれぐらい後遺症が残るのだろうと思ったりする。
入力完了:2017年10月9日(月)。
で、前回に引き続き、記録を起こしてみる (一部、前回の記録と重なる)。
1日目:9月21日(木)
0時過ぎ、救急車で搬送。道後の救急病院(O病院)へ。救急隊員の対応に本当に有り難さを感じる。気持ちが楽になる。この時点では左足が微かに動くのみ。右は完全にアウト。
1時過ぎ、病院に到着。CT、MRI撮影、採血。膀胱に直接管を入れて尿を出す。管を入れるときに、前回の事故の時は結構激痛だったが、今回は痛みがない。感覚の麻痺で、これは脊髄の疾患故にということだと後で理解する。1リットルぐらい出たらしい。助かった感がある。検査の結果、脊髄2カ所に影があったが、ここでは対応できないということで、前回事故でお世話になった病院とこの近くの総合病院のどちらかを打診される。前回の病院に決定。ドクターも救急車に乗り搬送。MRIを出てから、左足も完全に動かなくなる。
4時前、病院到着。CT、MRI、レントゲン。インターンと思われる先生方が丁寧に対応してくださる。体の感覚を、先生方が入れ替わり立ち替わり、次から次へと調べられる。受け答えははっきりできる。この時から主治医のO先生がいた(この後いつ休むのかと思うぐらい毎日顔を出していただいていて過労死ラインなんか「何の話?」っていうぐらい24時間働いていて何か凄いというか自分はまだまだ何て思った記憶がある)。再び採血し、造影剤入れてのMRI準備。その前に、血液の炎症を調べるため腰椎穿刺検査。これは正直かなり怖かった(今でも思い出すと怖い)。麻痺で感覚があまりなかったこともあり、痛みは思ったほどではなかったが。
8時ぐらいになり、HCU病室へ移動。ベッドが柔らかくて楽になる。ヨメさんに職場への連絡をお願いして少し寝る。O先生に「朝御飯を食べておきなさい」と言われるも、食べる気にならず、牛乳とリンゴのも頂く。ヨメさん一時帰宅。大きなことになったなと思う。
10時に、ヨメさんが来る。9時半に造影剤でのMRIを予定していたがまだ。
10時50分、MRI開始。1時間ぐらいで終了。寝ていた。病棟に補聴器と眼鏡を置いていったが、検査室では、顔を近くにしてもらい、口を見せて貰って指示を確認した。
11時50分、昼食。野菜の煮物、御飯(半分)、おひたし(?)、野菜の肉巻き(肉を残す)。
13時40分、結果がすぐに出ず、O先生会議になるため、ヨメさん一時帰宅。
13時50分、病棟師長さん来られる。ここ(HCU)はスマホとか携帯とか一切駄目ということもあり、またテレビも許可が出ていないということもあり、お持ちの本を貸してくださる。「ペコロスの母に会いに行く」岡野雄一著。頭痛がする。17時ぐらいまで断続的に続く。造影剤の副作用か。読みながらしばし寝る。10月、11月の仕事やランの予定を考える。全部チャラにせんといかんなと思う。不安とか悔しさとかそういうのはない。なるようにしかならないという気持ちが強い。
15時、理学療法士T先生が来る。若い方。1回目リハビリを20分ほど。頭痛やや治まる。終了後寝る。ペコロスあっという間に終了。
18時、ヨメさんが来る。主治医の説明が始まる。「珍しい」脊髄梗塞の疑い、血流が流れていない部分があるが原因がはっきりしない。細菌感染とかによる炎症でないことは確からしい。一方で脊髄内に出血があるのでこちらの対応を優先し、梗塞をとる薬を少なめにしてステロイドで脊髄の「腫れ」を抑えると言われる。現時点では元通りに回復するかどうかはいえない、とのこと。再度造影剤のMRIをと言われる。
18時20分、夕食。ここからメニューを記録する。御飯200(1/2に)、豆腐酢味噌餡掛け、スペイン風オムレツ(ケチャップ付)、ほうれん草のおひたし、バナナ。以上で630カロリー。
19時40分、脳外科にも意見を貰うためとのことで急遽CTへ。結果明日のMRIは延期に。
20時、ヨメさん帰宅。タブレットは駄目だったが、電子書籍リーダーは許可が出る。また、メモ帳とペンを持ってきて貰う。病棟でA4の紙を貰う。些細なことだが、有り難い。
21時、消灯時間前だが、電気を消して貰う。
21時、左足、膝を中心に左右に回転するような動きが戻る(!)。結局、ほぼ両足が動かなくなって18時間後、処置を始めて12時間後ということになる。
2日目:9月22日(金)
6時、電気が着く。起床。すぐに血圧などのチェック。背中が痛い。声がやや出しにくく、呼吸が弱い感じ。パラマウントベッドのリクライニングを使って体を起こす。ベッドは、クッションが効いていて、体の向きを変えやすい。記録を書き始める。1時間ぐらいして姿勢に慣れる。何故か背中が痛い。基本的に胴体の感覚はない。腹から下については左はびりびりとした感じが残る。右は全く感覚がない。胸(乳頭部辺り)から上はほぼ正常だが、胸と腹の間に少しだけ感覚過敏になっているところか左右共に帯状にある。
7時20分、朝食。御飯200(1/2に)、のり、コンソメスープ、肉団子(3個)プラスブロッコリーとにんじんの付け合わせ、リンゴ、牛乳。以上で598キロカロリー・糖質107グラム。20分で。胃薬と整腸薬が出る。歯磨きとイソジンのうがいをする。
8時、O先生、W先生、K先生回診。左足が動くのを見て貰う。終了後、眠くなり横になって寝る。
9時、清拭をしてもらう。左の感覚が増しているのが分かる。
9時10分、職場へとりあえず来週の仕事に関する急ぎの指示をFAXで送ることにし、書き綴る。疲れる。
10時、寝る。
10時50分、看護師さん来る。髭剃り。
11時、読書。汗をよくかく。少し頭痛。
12時、昼食。御飯200(1/2に)、胡瓜酢物、揚げハタ餡掛け、南瓜と高野豆腐の煮物、オレンジ。以上で654キロカロリー・糖質100グラム。20分で。終了後歯磨き。
13時30分、理学療法士T先生リハ。ベッドで1時間みっちりやる。
14時30分、読書。痰が絡む感じがするが、うまく排出できない。誤嚥の心配もあるな厳しいなと感じる。生活のこと(長期的な見通し)、当面の仕事のこと(短期的に対応が必要なこと)をいろいろ考える。仕事はせないかんのは確かだが、半分アーリーリタイヤみたいな感じで、ガツガツやるのを止める(というか止めざるを得ない)ということも考えていかないかんと思う。
15時、横になる。看護師さんに足を動かしてもらう。うがいをする(ステロイド投与で感染力低下しているため必要だとか)。
15時30分、寝る。
17時、起きる。ぼんやり。
17時10分、W先生、K先生回診。
17時40分、O先生回診。
18時、夕食。御飯200(1/2に)、ほうれん草炒め、親子煮、豚肉シャブサラダ、スタミン(ヤクルトのらくれん版)。以上で720キロカロリー・糖質100グラム。20分で。終了後歯磨き。
18時15分、ヨメさんが帰る(いつから来ていたのか記録漏れ)。
18時30分、テレビを入れて貰う(!)。BSを見る。歴史秘話ヒストリア北斎、小布施。テレビを見ながら上半身を動かしたり、左足を動かしたりする。昼夜の区別がないなと思う。ベッド上でしかも自由のない世界を痛感する。おなかが少し張る感じアリ。
21時30分、寝る。入院前夜の4号の動きのことを考える。あいつはわかっとったんかなと。
3日目:9月23日(土)(この項打った後で、奇麗に消えたため、再入力した。対策考えな)
6時40分、起床。お腹が張る。背中が痛い。夜中3時間ぐらい腰が気になった。それでも、左膝がかなり立つ。右は動きはないものの、お腹以外は感覚が少し戻ってきた気がする。
7時20分、朝食。前日夜に献立調整して貰い、今日から朝はパン75、昼夜の御飯は100グラムに変更して貰う。ロールパン75プラスいちごジャム、味噌汁、ハム野菜炒め、オレンジ、牛乳。以上で600キロカロリー・糖質83グラム。20分で。胃薬(パントシアン散)と整腸薬(モサプリト)、歯磨きとイソジンのうがい(これらは毎回になるので以下、記録は省略)。
7時50分、終了、お腹が張る。少し頭痛。寝る。
8時30分、突然、右が少し動く。但し左と連動しての動きのような気がするのと、体幹からの捻りの動きのようにも思える。それでも、右の太股の感覚は出てきた。足自体も手で持ち上げる必要はあるが動かしやすくなった感じがする。
9時、W先生、K先生回診。右足が動くのを見て貰おうとするが動かず。以降、手で押しながら何度か動かすも動かし方が分からなくなり、消滅。
9時40分、清拭をしてもらう。
10時40分、O先生回診。右脇腹辺り、びりびり感が発生。昨日の左に近い感じ。胸はまだ感覚がないが、ところどころ触感は感じた。
11時、テレビ見ながら寝る。
12時、昼食。御飯100、豚肉の中華春雨、フレンチサラダ、コーンスープ、バナナ。以上で487キロカロリー・糖質70グラム。20分で。食べながらTV(BSでレッサーパンダ、リトルホース)。
13時、職場と国体ボラへ連絡メモを作成する。まだスマホが使えないので、職場にはFAX、国体の方には手書きメモをヨメさんが来たときに写真にとり、メールで送ってもらうことにする。
13時40分、ヨメさんと田舎の親が来る。
14時30分、3人が帰る。テレビでBS。高速トラックの旅、華族の闘い、広島巨人戦を立て続けに。テレビ三昧の日。寝たり起きたりしながら。右足は、手で持ち上げれば曲がるようになった。軽くはなっている。左は足先が上がった(動いた)。
18時、夕食。ちらしずし100、キャベツ和え物(コールスロー風)、切り干し大根、焼き豆腐の海鮮餡。以上で492キロカロリー・糖質64グラム。30分で。食べながらBSランスマを見る。「暑熱順化」「走った後の糖質70グラムタンパク質20グラム補給」をメモ。佐倉市に金メダルジョギングロードというのがあるらしい。知らなかった。考えてみれば、この先仕事にいろいろ穴を空けただけでなく、県外出張(夜走ろうと思っていた)や高野山参道ランとか断念して、何だかなあという気になってしまった。
19時、テレビみながら、電子書籍で多少の文字を読む。
20時、下剤服用。
21時、寝る。午前3時まで熟睡できた。寝たり起きたりの1日の割にはよく寝た。まだ頭痛が時々ある。自分の中では昨日今日と「V字」ぐらいの回復。
4日目:9月24日(日)
6時、起床。頭痛あり、再度寝る。30分ぐらいで回復。頭痛は昨日からよく起きている。空調1度上げて貰う。お腹が張る。読書(昭和の犬:姫野カオルコ)
7時20分、朝食。黒糖パン75プラスマーガリン、トマトスープ、厚焼き卵と大根おろし(醤油付)、リンゴ、牛乳。以上で575キロカロリー・糖質66グラム。20分で。
7時50分、横になる。左の可動域は広がっている。右は変化なし。胴体も。
8時50分、浣腸。そのまま30分ぐらいベッドで過ごすが出ない。
9時30分、清拭。少し浣腸液が出た様子。
9時40分、W先生、K先生回診。右脇腹外側、冷たい感覚が過剰で冷気を当てられている感じ。
11時、寝る。痛い、は案外多い。頭も腕(点滴)も。
11時、点滴の箇所入れ替え。うまく行かず未完了。
12時、昼食。御飯100、鯵の塩焼きと白葱、おろし和え(醤油付)、肉団子汁、オレンジ。以上で355キロカロリー・糖質49グラム。20分で。
13時、点滴左足へ。痛いので30分後ナースコールで抜いて貰う。
13時40分、ヨメさんが来る。
13時50分、看護師さん交代して右手に点滴チャレンジ、うまくいかず。
14時20分、再交代して左手に。うまくいかず。ヨメさん帰る。
15時、再交代して左手に。やっとOK。7回目。3日過ぎると変えなければならないらしいが、どうしたもんかと暗い気持ちになる。元々血管が細く出てこないので入りやすい方ではないし。
15時20分、テレビ。BSでロッテ日ハム戦。井口引退試合。9回のホームランを目の当たりにする。その後路線バスの旅。
18時、夕食。御飯100、ビーフカレー、赤魚の餡掛け、野菜盛り合わせ。以上で585キロカロリー・糖質69グラム。20分で。食べながらテレビを見るが、飽きてきた感大。ネットの方が選択肢がありそうに思える。
18時30分、少し横になる。疲れやすい。
19時30分、テレビ(BSで巨人ヤクルト)
20時20分、寝る。
21時、起きる。
21時30分、寝る。夜中2時ぐらいから、半身(寝返り)になってそれぞれ1時間。この間は目がさえていて寝ていない。今日は収穫があまりなかった。痛いとか(お通じが)なかったとか、そういう日だった。
5日目:9月25日(月)
6時30分、起床。寝ぼけ眼で採血。痛い部分は多い。起き上がりテレビ。
7時、再び横になる。手元から届くのがテレビだけで、何をするにも全く自由はないとつくづく感じる。反面、清拭とか完全介助。頭が下がる。
7時20分、朝食。ロールパン75プラスブルーベリージャム、味噌汁、ツナ野菜炒め、オレンジ、牛乳。以上で598キロカロリー・糖質77グラム。20分で。歯磨きをするが、この3日間でかなり出血が減った気がする。2分半から3分ぐらい磨いているせいだろうか。終了後、少し横になり、寝る。まだまだ寝ることが多いのは頭痛のせい。
8時20分、O先生回診。毎日来られている。いつ休むのだろうと思う。一般病棟への移動が決まる。
8時50分、清拭、浣腸。2~3回に分けて出るが今ひとつ。片手ぐらい出てますとのこと。当然ベッドの上でおむつの上で。これも今ひとつ感覚的にはよろしくない。仕方がないが。
9時30分、最後の方に、かなり柔らかいのが出て、とりあえず終了。ずっと動いていないからか、今ひとつ残っている感じがする。力を入れて力むという感覚が分からない。
9時40分、W先生、K先生回診。右の胴真ん中側のみまだ感覚がない。右側の胴と太股の麻痺している部分の過剰な冷や冷や感は昂進している。
10時、点滴交換。10度から12度と記されたステロイド系(?)は入ってくるときに冷たく、痛い(でも、後になってこれより痛いのはいくらでも経験することになる)。テレビを見る。30分ぐらい寝る。
12時、昼食。御飯100、豆腐ハンバーグと人参のグラッセ(ウスターソース付)、野菜巻き、焼きビーフン、なし。以上で512キロカロリー・糖質75グラム。20分で。食べながらTV(BSで沖縄栄町)。食べ終わった後もそのままテレビ。
13時10分、T先生リハ。右足を動かしてもらう有り難さ。この日は終了後の血圧170より下がらず(この日以降ずっと高めが続く)。
14時、ベッド移動、4階HCUから9階西一般病棟へ。テレビが見れなくなるなと思う。有料になるだけだが。それよりスマホとかが使えるようになるのは有り難いと思う。
14時50分、引っ越しが落ち着く。まだサイドボードの位置とか机の上とか自分ではうまく片付けられないので、そのままにする。本を読む。四人部屋なので、周囲がよく動いているのを感じる。カーテンで仕切られているのだが。結構、ほったらかしだなあと感じる。必要なときはきちんと呼ばないかん。しかし、ナースコールも緊急、できればおねがい、ゆっくりでいいから、見たいに段階別のがあればもっと呼びやすいように思う(実際はよく鳴るようになると思うから今のまんまが看護師さんとしてはいいんだろうなと思う)。
17時40分、夕食。一般病棟に入ると、食事の開始時間がだいたい20分ぐらい早くなるようである。御飯100、大豆五目煮、焼き蕎麦中華風、もやし辛子胡麻酢和え。以上で458キロカロリー・糖質60グラム。20分で。
18時10分、ヨメさんと義母が来る。診断書のコピー取ったり、持参物の確認したり。
18時50分、帰る。この後記録なし。何していたんだろう。
21時、寝る。夜の点滴が痛かった。
早く落としすぎると痛い。後2つになると痛い。
最終的にどれぐらい後遺症が残るのだろうと思ったりする。
入力完了:2017年10月9日(月)。
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