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アンケート中間報告その2


「レニングラード国立バレエ(ミハイロフスキー劇場)及びバレエファンへの質問」のWEBアンケート及び、私信でご協力いただいたみなさま、ありがとうございます。
年度替りでお忙しい中でのご協力、とても嬉しく思っております。
WEBアンケートの回答の中から、理由コメントのブログへの掲載OK分をまとめましたので、ご報告いたします。




レニングラード国立バレエ(ミハイロフスキー劇場)及びバレエファンへの質問 中間報告
(2012年3月18日現在)


質問1 コールドバレエについて
とても良い 2票
良い    9表
普通    2票
悪い    0票
とても悪い 0票



質問2 よろしければ上記を選んだ理由をご記入ください
とても良い;
☆ワガノワメソッドが好きなので観ていて心地よいです。ダンサーのスタイルも美しいと思います。

☆2007年以降、一時的にひどくなったが、最近は長身の美しいダンサーが揃ってきてレベルの高いパフォーマンスを見せてくれている。脇の小芝居も最高。昔ほど暖かみはなくなったかもしれないと感じる。

良い;
☆一時期(メンバーが大量に入れ替わった時)どうなるかと思いましたが、また良くなってきたと思います。

☆2007年に新体制に移行した直後はダンサーの入れ替わりも多かったようで、
容姿のよいダンサーが増えた割にはレベルが落ちたようにも思ったけれど、
今は、だいぶまとまりが出てきたように感じます。
ただ、リハ・本番ともにデュアトの作品を踊る時間が増えていく中で、クラシック
レパートリーでの今後のパフォーマンスはかなり不安です。

☆バレリーナの体型は素晴らしく、ワガノワの伝統を保持している。ロシアのこの街のバレエ団だけがもっているものです。形式を重んじるバレエ団によるある種恐ろしいほどの静謐さみたいなものはまだ感じられない。

☆理由ではありませんが、「バヤデルカ」のコールドを、また観たいです。


☆ルジマトフが芸監になった頃に比べたら、だいぶ揃ってきたと思います。コールド(だけ)で物語の世界を確立できるまでもう少し!


普通;
☆悪いとまでは思わないが、他のバレエ団と比べて良いとまでも思わないというところです。
動きがあってないとかというわけではなく(コールドはぴったりそろえば良いというだけのものではないと思っています)、一人ひとりのレベルもあまり高くなく、コールドとしてのまとまりが強く感じにくいです。
コールドが多く出演する演目の場合、他のバレエ団(マリインスキーとか)なら主役が誰であっても(むしろ好きでないひとでも)コールド目当てに見に行きますが、ミハイロフスキーの場合はそこまでしなくてもいいかなと思うのです。

☆なんとなく。



質問3 ソリストについて
とても良い 4票
良い    8票
普通    1票
悪い    0票
とても悪い 0票


質問4 よろしければ上記を選んだ理由をご記入ください
とても良い;
☆日本公演で主役に起用されているダンサー全員が全て素晴らしいとは思いませんが、プリンシパルもソリストも才能豊かだと思います。

☆毎年観ているので愛着があり応援モードです。以前からのメンバーをもっと見たい。
(今年のシーズンは寂しかった)

☆ラインも容姿も美しく、身体能力が高く才能もあり、ポテンシャルもあると思う。ただ、バレエに対していまひとつ欲がないのかも。配役に偏りがあると感じるときも。

☆今のソリストはレベルの高いダンサーが揃っているけれど、最近は主演にキャスト
されるダンサーに偏りがあり、実力を発揮できないでいるダンサーがいるのが残念。

良い;
☆観た感想そのままです。

☆ダンサーの技術はどの人も大変高いと思います。芸術性が際立って高いのかといわれると少し考えてしまいます。何度観てもまた見たいというソリストは多くはないと思います。このバレエ団に限らずかもしれませんが。

☆「好きか?嫌いか?」の質問には自信を持って「好き」と答えられますが・・・

☆ファン視線ではとても良い!なんですが、マリインスキーやボリショに比べると、世界のトップに立つ重責がないぶん、ツメが甘い部分があると思うので、あえて-1の評価で。競争の激しさがない暖かさが魅力のひとつでもあるんですが。

普通;
☆プリンシパルの下がいっきにレベルが落ちるというか、次のプリンシパルが育っている感じがしないです。
ちなみにここでいうプリンシパルには最近の移籍3人は含んでいません。あくまで従前からのメンバーです

質問5 カンパニーについて
とても良い 1票
良い    12票
普通    0票
悪い    0票
とても悪い 0票


質問6 よろしければ上記を選んだ理由をご記入ください
とても良い;
☆カンパニーの雰囲気がよい。ライバル意識よりも仲間意識の方が強そう。ダンサーの個性が出やすいので、毎回楽しみです。

良い;
☆劇場総裁や芸術監督が変わり、クラシックのレパートリーに関しては、以前のほうが良いと思います。新しいものが必ずしも良いとは限らないと思います。
モダン作品の広がりや、現役で活躍している著名な振付師がカンパニーに常時いる、それも芸術監督がその立場であるのは、プラスなことではないでしょうか。


☆芸術監督が変わったりして、カンパニーが少し迷走している気がしますが、やはり大好きです。


☆毎年来日してくれ、団員・オケともに素晴らしい舞台を見せてくれるから。主役だけでなく、脇やコールドも力を存分に出してくれるところ。演目に古典が多く、全幕の細部まで忠実に守り、バレエの楽しさを伝えてくれるところ。


☆デュアドによる変化は良いところも多いと思っています。ロシア系がナチョ踊ると美しいと思います。
もちろん、あまり良くない変化だと思うところもありますが(ロシアでの同じ演目が何日も続いているスケジュールとか、キャストがほとんど同じとか)、ロシア系古典ばかりでもちょっと…
古典中心のカンパニーであってほしいのですが、一定程度はコンテも欲しいなと思っています。


☆ワガノワ出身者による基本レベル(容姿も含め)が高いダンサーが揃い、クラシックの全幕作品を比較的リーズナブルな価格で毎年持ってきてくれるから。


☆デュアトの任期中にカンパニーがどれだけ変っていくのかは正直予想もつきませんが、
どれだけモダンのレパートリーが増えても、ペテルブルグ派のクラシックを高いレベルで
上演できるカンパニーでいて欲しいです。


☆経営者の目的は何であれ、才能のあるダンサーに刺激を与える環境にあるということは素晴らしい。ただ、クラシックの作品を向上させていくような「しかけ」はみえてこない。今の時代芸術なんて言葉は存在しないのかもしれないけれど、本当の芸術としての古典バレエを大切に育てて欲しい。観客と劇場やダンサーが心でつながっているような何かを求める。アナニアシビリの日本でのカーテンコールで感じるような、言葉の介在しない繋がりのような関係。今はないと思う。


☆ロシアバレエ! 大好きです!! ですから
デュアトを芸術監督に迎えた事に、とても不安を感じてしまいます。『レニらしさ』が失われてしまうのではないかと。観客側が口を挟むべき事ではないのでしょうが。
ロシアバレエフリーク(だと思うので)=レニバレエフリークで良いですよね?





質問7 レニングラード国立バレエを観る頻度について(夏冬含みます)
年間1回    1票
年間1~3回  3票
年間4~5回  0票
年間6~10回 0票
年間10回以上 9票

質問8 レニングラード国立バレエファン度について
自分はレニングラード国立バレエフリークである 7票
自分はバレエフリークである          2票
その両方である                3票
自分はナチュラルなバレエファンである     2票
レニングラード国立バレエは機会があれば観に行ってもいい  2票

質問9 レニングラード国立バレエ観賞歴について
回答 初来日1981年から観ている  0票
再来日の1991年から観ている   5票
1995年ごろから観ている     1票
2000年ごろから観ている     6票
2007年ごろから観ている     1票
2012年の公演が初めて      0票





改めまして、ご協力ありがとうございました!!!!!
みなさまの回答や、メールなど、どのご意見にも大きくうなずき、また、涙腺を刺激されたりの日々です。



以前こちらのエントリでちらりと触れましたが、ミハイロフスキー劇場ではナチョ・デュアト監督による新作や、メッセレル氏のリダクションによる「ドン・キホーテ」製作など、(もうひとつの古典の新作については、正式発表までしばしお待ちくださいませ)ダンサーも毎日忙しい日々過ごしているようです。

古典とコンテンポラリーを両方こなしていくこと、そしてその両者を高いレベルで観客に披露していくことは、
非常に難しいことだと思います。
パリ・オペラ座のような大所帯ならまだしも、あの人数ですから怪我などの心配もあります。


劇場総裁が変わり、芸術監督が二転三転し、カンパニーの方向性は必ずしもダンサーたちがプロとしてのスタート地点に選んだものとは一致しない状態かもしれません。(もちろん今の体制になってから入団・移籍してきたダンサーもいます)
ファンも期待と不安で複雑な思いを抱いていますが、渦中のダンサーはもっと大変だと思います。
いろいろな面で折り合いをつけて、踊っている人もいると思いますし、
劇場の変革期に関わることができて、逆に発奮するダンサーも多いと思います。


私の本音は、そりゃー、日本でばんばん踊ってちょーだいよ!
ではありますが、今までが自分は幸せすぎたんだよな、、、、、、と頭ではわかっています。
ですので、ダンサーの方々に伝えたいのは、、、、
今経験していることは、次に経験する人(後輩のこともそうですが、未来の自分自身も含みます)のために役立つことだと思って、日々頑張ってくださいと、心から祈ってます。
日本に来て欲しー、という思いはとりあえずおいといて、
ロシアだろうがユーロだろうが、北米だろうが、観客に魔法をかける、素晴らしい芸術家でいて欲しいです。




ちょっと抽象的な表現になりますが、、、、、、、、

ええと、人間の能力の総量というものは、誰もが一定・平等だと思います。
(てなことを昔習ったのですけど、誰の理論かは忘れた・汗)
五輪に出場するような運動選手も、市井の人も、トータルの能力は同じで、どの部分が突出しているかが、その人の個性なり、才能なり、、、そういうものだと思います。
その与えられた能力の中で、ある人は運動神経に優れているだとか、勉学に秀でているとか、心が豊かだとか、あると思うのです。
ものすごく学業成績が優秀で、たまたま手先も器用で、さらに「人のために尽くしたい」という気持ちも併せ持った人が、上手いこと医療を志すと、臨床医として非常に素晴らしい人生を送るのだと思います。
性格が明朗快活な人は、周りの人を和ませるということで社会に貢献しているのだと思います。

ま、なかなか、得意分野がそのまま職業に活かせるかというと、難しい面もあるのですが。
(能力に気づかないまま終わってしまうケースもありますしね)
職業であろうと、社会生活であろうと、家庭内であろうと、、、与えられた能力をきちっと活かして、
自分が出来る限りのことをするのが、その人の役目だと思います。


ダンサー含めて芸術に携わる人々は、自分の努力・周りの人々の協力によって、与えられた能力を職業にすることが出来た人々だと思います。
その自分に与えられた能力を最大限に発揮して、観客を感動させるのが、芸術家の使命だと思います。
これは誰にでもできることではない、ほんとうに素晴らしいことだと思います。

かつてロストロポーヴィチが
「私は舞台で緊張はしません。
何故ならば、私は天才だからです。
天才は、才能を天(神様)から預かっているだけです。
私はその才能をみなさんにお届けする義務があるのです。」
と語っていたような、芸術に奉仕するという考え方が、今のロシアのダンサーに浸透しているかどうかはわからないですが、(ウクライナ出身のポルーニンの最近のインタビューについてはプロとして嘆かわしいことだと思います。普段の言動や性格についてはご本人の好き勝手にしてください、ですけども、職業人としては自分の立場に責任を持って欲しいものです。)
それでも舞台芸術に関わっている以上、自分の立場についてなんらかの考えを持っていると思います。
ダンサーの皆さんは、その「自分たちにしかできないこと」を職業にしているのだから、
是非自信と誇り、プラス責任感をもって、芸術に携わって欲しいなと思います。
舞台での表現で、私たちを感動させることができるって、めちゃめちゃ凄いことなんですから!



最後に。

>理由ではありませんが、「バヤデルカ」のコールドを、また観たいです。
なんていうか、、、、もう、この一言が全てなんじゃないかな、なんて思っちゃいます。
「また観たい」、そう、これこそがダンサーにとって、最高の賛辞だと思います。。。。。。












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ごちゃごちゃ

3週間の改装工事を終えて3月14日にリニューアルオープンした売り場でてんてこ舞いの毎日です。

うちの店舗に所属していたメンバーは、改装期間中あちこちの売り場にヘルプに入っていたものの、
基本的に「ヘルプ」の立場だから、まあ、気楽といえば気楽な立場です。

もちろん、お客さまやお世話になる売り場に迷惑をかけてはいけないですから、
責任重大な「ヘルプ」なことは重々承知。
しかしまあ、要は「販売」に専念していればいいのであって、売上だの発注だの在庫管理には関わらないからさ、
そういう意味では「家の手伝いはいいからあんたは勉強していなさいよ」みたいなぬるい立場。

余計なストレスから開放されてのびのび過ごしすぎて「もうこのまま戻りたくない」みたいな人もいたし(苦笑)

わたしは早く戻りたかったんだけど、人それぞれ考え方は違いますもんね。
(できれば、仲間全員に「早く自分の売り場に戻りたいなあ~」って思ってもらえるような、
そういう売り場にしたいと思っています。)



新しい売り場は綺麗で広くなったので、本来なら万々歳なのですが、
バックヤードが狭くなったし、まだ裏はごっちゃごちゃで、使い勝手が悪すぎて、げんなり
近藤典子さんに来て欲しい、マジで。

早く綺麗なバックヤードにしたい・・・・・

片付けに精を出したいところなのですが、折も折、年度末や春休みと重なって、仕事が忙しくて、お片付けまで全然辿りつけないありさま(苦笑)
毎日仕事に追われて、あっという間に勤務時間が過ぎてしまいます。

でもまあ、忙しいことはいいことです!
慣れるまでは大変だけど頑張ります!


それからどうも、今年は花粉に悩まされています。
改装前あたり(2月中旬)から、なんだか体調が悪くて、頭が重たい毎日。
この程度で花粉症といったら、ほんとに酷い花粉症の方に失礼なくらいで症状も軽いし、
数年おき(だいたい4年に1回くらいのサイクル・笑)にしかカユカユにはならないのですが、今年はどうやら「キタ!」みたい。


くしゃみ鼻水カユカユはたま~に、という程度なのですが、とにかく頭が重たい。。。。
ゆるい頭痛がずっと続いている感じ。
あの、月に一度訪れる、「とんでもなく酷い頭痛」「このままどうにかなっちゃうんじゃないか?ってくらい酷い頭痛(そしてそれがどうにかなったためしは無く、一晩でケロリと治ってしまうんだけど)」
あんなふうに痛くはないんですが、それにしても、勘弁して欲しいと思います。

できるだけ薬は飲みたくないので、べにふうき茶でしのいでいましたが、
売り場がリニューアルオープンして、長時間勤務に戻りつつあるので、必要最低限、薬を飲むことにしています。

薬を飲んだら、あれまあ、ケロリ!
嘘みたいに頭すっきり。
今までの苦労はなんだったんだ、とも思いますが、逆に薬のオソロシサを感じますネ。










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