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Goin' South ~Richard Page


Richard Page Interview



Richard Page Goin' South Promo Video




目下絶賛堪能中のリチャード・ペイジの新作 Goin' South

現在リチャードのオフィシャル(こちら)でダウンロード若しくはCD盤の購入が可能ですが、2月16日からamazonでMP3フォーマットでのダウンロード販売が始まります。
それからリチャードのオフィシャルでブックレットのデジタルダウンロードもできるようになりました。

Goin' South

Southern Wind
Turn Out the Light
Diamonds
Two Roads and Four Headlights
Me and My Guitar
Everybody's Hometown
Another Day Gone By
Don't Know Why I Miss You
Heaven Is Right Now
This Side of the Soil
Little Dume Recordings



全体的に全て吹っ切れていてカラッとバシッとしてて、ガツンと芯が通ってて、ゆるぎない感じです。

強い。

でもその強さはいろいろなことを経験して得た強さなんだなあ。

いろいろなことを積み上げて、結局自分の根っこの部分、一番大事にしているところに戻ってくる感じ。

でも最終的に還ってくるっていうのは、最初の出発点と同じようでも、それなりの経験とか厚みが加わって、成長してて、なんていうか、輪っかの外側の場所なのかな、と。

最初の地点でのシンプルさというのは、ほんとになんにも持っていないからのシンプルさ。
いろいろ経て、取捨選択し、削ぎ落としたシンプルさと言うのは、同じシンプルさでも必ずその人の得てきた何かが後ろに見えるような気がします。

(あ、別に戻ってこないで、全然違う地点に到達するのももちろん素晴らしいことだと思います。常に変化前進し続けるという生き方も素敵です。)

真面目に向き合って聴くとちょっとキュンキュンして思わずほっぺたが赤くなりそうなロマンチックなラヴソングもありますが、それもサラリキラリパサリ、さりげないのよね。
さりげないと思ってると「うわー、ちょっと直球すぎる」というのもあるんですけどもね。


それにしてもこんなにあったかいアルバムだとはちょっと予想していなかったですよ、ワタクシ。

じゃあどんなんだよ、って言われても困るんだけども。

ナッシュヴィルで出会った人たちとのアルバム作りがとても充実しているという雰囲気はポツリポツリと、数少ないリチャードの公式サイトやSNSの発信から伝わってきていました。
あとはギタリストのティム・ピアースがアップした映像などから想像していたのは、CCMっぽいものではなくて、ブルージーが強めのカントリーかな、と。
で、タイトな感じかな、って漠然と思ってたんですよね。

そうしたらめっちゃあったかかった。明るくハッピーな雰囲気で。
そして例のごとく、、、私はリチャードの歌声では、、、明るい曲ほど何故か泣けるという例のループ。

こりゃー仕事中には聴けないわー。
今の売り場はCDを流せますが・・・・・ええもう、心揺さぶられる音楽は流せませんて。

って、そんなに思い入れのない人だったら、普通に「いい曲だ」って感じで聴けるかもしれないので、とりあえず、売り場にこっそり置いてあります。
若者を洋楽好きに誘導する毎日です・笑

それとなく誘導。
1人だけわたしの持ってきたCDをよくかけてる子がいるので内心「おっしゃー!!!!!」です。
(あ、でも、イエスは駄目だったみたい・笑)




こちらはティムが以前アップロードしてくれてたもの。
これを聴いてたからピリッと辛めのものを想像してたんですよね。
In Session w. Richard Page

#10 This Side of the Soil


Richard Page Recording Session with Tim Pierce 2

#4 Two Roads and Four Headlights ~ #8 DON'T KNOW WHY I MISS YOU ~ #1 Southern Wind


こちらはティムのブログの該当記事→Session with Richard Page
ティム・ピアースはとても素晴らしいギタリストで一度は生演奏を聴いてみたい人のひとりなのですが、、、
いかんせん、彼は売れっ子セッションギタリストで忙しすぎるので、ほとんどライヴはやってません。
ちっちゃな箱で時々友人のバンドにゲストで出ることはあるものの、ツアーなんてもってのほか。
何故なら彼がいなかったら困るミュージシャンがいっぱいいるので、おちおち出かけられないそうですよ。

#01 SOUTHERN WIND Richard Page
1曲目はティムの映像で流れていたもので、私はなんとなくこれがアルバムの最後の曲になるのかなー、などと予想していましたら、1曲目でした。


♪Let me wake up to that Dixie dawn
Where I can sing my freedom song
Southern wind


Keep a light on
Keep a light on
So I can find my way home
Let's let bygones
Just be bygones
And now leave well enough alone
Take me back
Southern wind♪

のところが好きなのですが、ディキシーって南部って意味のディキシーでいいんですかねぇ。
こういうところがネイティブではない辛さでありまする。




#02 TURN OUT THE LIGHT  Page/Becker/Dragstrem
Margaret Beckerと Matt Dragstremとの共作です。

周りからは「時間を無駄にしている、やめておけ、あの娘はお前の手におえない」と言われてもそんなの関係ないと恋に突っ走る歌なのですが、、
これはですね、喋っているときのリチャードの声も大好きな人にはたまらない歌です。
台詞が、、、台詞が入ってるでござるよー。
歌声とは全然違う、あの魅惑の低音ヴォイスにうっとり、、、する間もなく、ナイスな歌声が入ってくるのでたまりません。

疾走感あふれる感じがこれまた良いのです


#03 DIAMONDS  Richard Page

ペキュリアーライフの中の、娘さんとデュエットしたPeace Of Mindに近いようで、でも違う。
シェルター・ミーの中の一連の泣かせる曲にも似ているような、でももちろん全然違うんだけども

これはギターソロが素敵でとても美しいラヴソングなのですが、ピアノだけでも聴いてみたいですね。


#04 TWO ROADS FOUR HEADLIGHTS  Richard Page

たぶん一番リチャード・ペイジらしい作品というか、おそらく彼がこの手の雰囲気の曲を歌ってる時、受け手に与えるものは計り知れないパワーがあると思います。(Broken Wingsとかさ)
別に意地悪されてるという意味ではありませんが、静かな破壊力で、こちらをけっこう打ちのめすんですよね。
ものすごく好きな曲です。



#05 ME AND MY GUITAR  Page/Kinder/Sheets

Ryan kinder と Luke Sheetsとの共作

TWO ROADS FOUR HEADLIGHTS からこの曲への流れがとても好きなんです。
うちのめされた後に差し出されたあたたかいまなざしという感じです。







#06 EVERYBODY'S HOMETOWN  Page/Steele/Hood


Jeffry Steel と Brandon hoodの共作で、とてもご機嫌で、アーシーな雰囲気にあふれるなナンバーです。Brandon hoodはこの曲でギターでも参加しています。


この手のリズムにはめっぽう弱いので、たまりませんぞ!


目下これを軽快に口ずさめるように練習しています。これをすらすら歌えたら滑舌よくなりそうだー。



#07 ANOTHER DAY GONE BY  Richard Page

ミディアムテンポのとてもハートウォーミングな作品。
1日のいろいろなことに感謝をささげたくなる曲です。


#08 DON'T KNOW WHY I MISS YOU  Richard Page

明るくて強くてピリッと山椒がきいてる曲です。
お気に入りです。


#09 HEAVEN IS RIGHT NOW  Richard Page

カントリーヴァイオリンとスライドギターが泣かせます。
タイトルそのまま極上、天国のような曲です。

これは、もしかしたら、楽器なしで聴いたら号泣しそうですよ。あ、でもね、明るい曲なんですけどね・笑


#10 THE SIDE OF THE SOIL    Page/Doyle
ライターはリチャードとJoe Doyle

サビの部分は高めの音も出てきますが、割と珍しい、低音から中音域の曲でリチャードのロウ・テノールをばっちり味わえます。

すごくかっこいい曲で、アルバムの中でも一、二を争うくらい大好きな曲です。





その日の気分でカッコいいリチャードに痺れたい日、打ちのめされたい日、手を差し伸べて欲しい日とあるのですが、まあ結局全部好きなのですな。。。。



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