ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

どんな気がする?

2011-02-08 23:45:23 | Weblog
想像して欲しい。

ママチャリで20キロ走ったのに、目的地が見つからなかったら・・・どんな気がするだろうか?

その後で来た道をまた20キロ、ママチャリで戻らなければならないとしたら・・・どんな気分になるだろう?

それは・・・絶望だ。味わった事の無い、絶望だ。

帰り道は陽も暮れて来るだろうよ。街灯なんて一つも無いんだろうよ。ママチャリのライトを点けたら、ペダルはさらに重くなるんだろうよ。

チャリンコごと、バスに乗せてくれないかなぁ?なんて、考えちゃうよね。・・・考えながら、こいじゃうよね。坂道は全部歩いちゃうよね。だって、モチベーションが・・・。タコが・・・。晩ご飯のオカズが。キュキュキュてなるタコが・・・。

もう、ちょっと、ねぇ、笑うしかない。

嘘だろ?とつぶやくしかない。

そして、また、こぐしかない。

本当の目的

2011-02-08 23:30:54 | Weblog
ママチャリのカゴに入れたリュックサックには割り箸が入っている。

前回イリオモテに来た時に、タコおじさんに出会った。引き潮で出来た岩場で出会った。
タコおじさんは割り箸を片手にタコを獲っていた。岩場に開いた穴ポコに割り箸を突っ込んでタコを獲る。
声をかけると、スーパーのビニール袋を開けて、獲物のミニタコを見せてくれた。

石垣で出会った船長さんも、イリオモテのミニタコの話をしてくれた。熱した鉄板の上に乗せると、キュキュキュっと縮んで可愛いと、絶賛していた。

そう、今回のママチャリ旅、目的地は由布島。

由布島には水牛がいる。水牛が引く牛車に乗って島へ渡る。島には植物園があって・・・なんのかんの。水中に電柱が一列に並ぶ。その横を水牛が行く。最も沖縄らしい風景の一つだと想う。

目的地は由布島。だが、今回は由布島にも水牛にも興味は無い。水牛にも乗らないし、由布島へも渡らない。
目的は・・・タコだから。ははは。

確か、タコは、由布島の手前のどこかしらにいた。そんな記憶。そう、そんな記憶とタコのために、ママチャリ40キロ走は始まったのだ。

うけるんですけど?・・・僕もそう想う。うけるんですけど。辛いんですけど・・・うけるんですけど。

つまり、由布島に着く前にタコ場が見つかれば、そこがゴールとなる訳だ。

スタートから20キロ、由布島が見えてきた。水牛が見えてきた。

あれ?

あれ?

あと6キロは遠いか近いか?

2011-02-08 22:23:05 | Weblog
干潟を出て、あと6キロの表示。あと少しと思っていいのか、まだまだじゃないかと思うべきなのか、もうよく分からない。強烈な上り坂と、その先遥かに見える深緑の山並みを前にして、もうよく分からない。

小浜島が見える。

ただただペダルに力を込めてこぐしかない。まずは目の前の坂を上り切れ!

またチビ

2011-02-08 22:01:19 | Weblog
チビガニに続いて、チビヤドカリ。

これもちっちゃい。

ヤドカリって不思議。

成長と共に、その時の自分にピッタリの貝殻を探して借りていくわけでしょ?

中にはいるんだろうね。

ちょっときつめとか、ちょっとブカブかの殻を背負っちゃってるヤドカリがさ。

面倒臭いからこれでいいや、みたいな。ちょっとキツイけど、まだこれでいいや的なヤドカリとか?

人間みたいだな。

秘密兵器

2011-02-08 21:30:28 | Weblog
今回の秘密兵器は・・・シューズ。靴。
ジャングル探検や、干潟での活動に備えての・・・防水靴。

これはすげぇ靴だ。完全防水だ。干潟でジャブジャブ水の中を歩いても、まったく水が染みて来ない。これはすげぇじゃん。

ただの長靴ですって?

違いますぅ。靴底がゴツゴツしてますから。多分登山用です。マイナス20度まで耐えられるって書いてありました。

ここは20度オーバー。実はすごく・・・暑いんです。ははは。

マイベストロード

2011-02-08 20:29:28 | Weblog
緩やかに延々と続く下り坂。

見るからに気持ちが良さそうだ。

この道が、ベストロード。


そうだよ、もちろん、帰りは緩やかな上りが延々と続く。

それでもやっぱりベストロード。

車やバイクだと、あっという間に過ぎる気持ち良さも、チャリンコだと少し長く気持ち良さを味わえる。

チャリンコ、なかなかいいじゃないか。


目的地は遥か彼方・・・まだ見えない

2011-02-08 19:24:59 | Weblog
目的地がどこにあるのか・・・行きの道中はまだ知らない。
例えば先の先の方に見える景色の切れ目当たりだろうと予想しながら、進んでいく。遥か彼方の小さな島が目的地なんじゃないか?と想いながら進んでいく。

実際は、遥か彼方の、その先の、また遥か彼方だったりする訳だ。

でも、海は綺麗なのだ。途方もなく青かったりするのだ。

沈没船

2011-02-08 13:48:02 | Weblog
座礁した沈没船。

串本町沖で座礁したトルコ船籍のエルトゥール号は地元の人達に助けられ、それが日本とトルコの友好の架け橋になった。

が、ここで座礁しても誰も助けには来ない。だって・・・誰もいないんだもん。うん、人っ子一人いない。

三ヶ月早い

2011-02-08 12:39:05 | Weblog
小高い山の上に水田があった。
イリオモテにも田んぼがあった。心和むねぇ。僕は無類の田んぼ好き。

小さな稲が植わっている。・・・まだ二月始め。

内地よりも三ヶ月早い田植えだ。刈り入れは夏前か?
夏の強烈な陽射しに焼かれる前に刈り入れるんだろうなぁ・・・
などと思いつつ、ママチャリは行く。

ハマグリ採りがしたい

2011-02-08 12:00:32 | Weblog
潮が引く時間帯。海沿いの道をちゃりちゃりと行く。

イリオモテの東部と西武を繋ぐ一本道。この島には一本しか道が無い。しかも島の周囲を半周だけ。あとは未開の地。

オフシーズンの沖縄、すれ違う車は数台のレンタカーのみ。信号も交差点も無い。

歩いている人、自転車に乗った人は・・・一人もいない。