ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

オバマ、いるかなぁ?

2012-09-19 23:34:38 | Weblog

今日は斜里か網走まで走ろうと思った。どちらもさほど遠くない。暗くなる前に着くはずだ。
斜里に泊まるなら、1000円で温泉付きのちょっと知られたライダーハウス。網走まで行くなら、ちょっと食べたいものがある。

昨日、"ミスター熊の湯が熱すぎて三秒で飛び出たおじさん"という大分から来たおじさんが、「網走で面白いものを食べましたよ」と教えてくれたお店。

どっちにしようかなぁ・・・と考えながら走っていたのだが、勝手にお腹は減るものだ。時間が経つに連れ、網走行きに振り子は傾く。
網走着予定は午後六時。晩御飯に丁度いい。で、結局、網走に来た。

やって来たのはホワイトハウスというお店。ちょっと小洒落た洋食屋である。

極楽の二段目

2012-09-19 18:53:26 | Weblog

露天風呂入り口から続く林の中の小道を少し行くと・・・ありました。三段の湯。もう少し進むと滝見の湯。

お湯の温度と、眺めの良さから三段の湯の二段目を選択。熱くもなく、温くもなく、丁度良い湯加減。眼前には知床の世界遺産、ヒグマの森。・・・これはいい。良いですよ。誰もいないので、絶景を独り占め。

個人的に、知床五湖よりも、知床世界遺産クルーズよりも、世界遺産知床を感じることが出来た・・・そんな場所でした。
あぁ、極楽極楽。

ここは地の涯、地の涯ホテル。

2012-09-19 18:19:02 | Weblog

小雨の中、キタサンに別れを告げて出発。キタサンは今日で20連泊目。明日羅臼を発つらしく、雨だからもう一泊していけと、しきりに言っていた。

キャンプ場を出ると雨は止んだ。・・・やっぱり試されていたんだな。

知床峠を快走。山に雲はかかっているが、見通しは良好。ウトロ側が晴れているのが見える。
知床峠の頂上はスルーして、峠を越える。
知床五湖方面へ。ヒグマが出そうな(出るんだけど)細い山路をグングン上がる。
グングングングン進んで、たどり着いたのは、地の涯ホテルの露天風呂(無料)。本当に地の涯といった場所にある・・・なんでこんな所に?

雨のち・・・なんだ?

2012-09-19 10:43:36 | Weblog

マゴマゴしてたら、再び雨。せっかくタープとテントを吹いたのに・・・また濡れた。
昼には雨も止むらしい。自然には逆らわず、しばし休息の続き。

キタサンのところで、牡蠣を食べる事に。
キタサン、毎日道の駅まで行って、厚岸産の殻付き生ガキを12個買ってきている。一個198円。

個人的に生ガキをは禁止なので、炭で焼いて食べる。
本当は剥いて小麦粉を付けて焼いて食べたいけど・・・それは殻付き牡蠣を重んじるキタサンに失礼な気がするからね。

早く晴れないかなぁ。

立ち入り禁止だよ。

2012-09-19 09:33:43 | Weblog

キタサンが、こっちに道があるから、と言うから、後をついて行く。
・・・道なんて無い。ケモノ道さえ無い。ケモノ道を作っている。
渓流釣りは危ないと聞くが・・・こういうことなんだな。

キタサンが長靴を貸してくれたので、ブカブカの長靴が余計に歩き辛さを助長する。

たどり着いた渓流は、流れが激しすぎると、断念。
もと来た道を谷を登って、次の場所へ。
そこも流れが激しすぎると、また違う場所へ。

そうこうしているうちに、陽が暮れてきた。立ち入り禁止の柵をくぐって、温泉の煙がもくもくと上がる、やや流れ柔らかい渓流。

渓流釣りって難しい。
上の方からエサを流して滝壺に落として、そこを待ち構えていた魚が食い付くという原理。
原理は分かるが、針がすぐに引っかかる。木の枝や葉っぱや、石。

ここは頭を使わねばならない。オショロコマは頭が良くない。北海道の人曰く、北海道の魚はバカだから、動くモノなら何でも食う。
それなら、オショロコマが潜む滝壺の中にエサをピチョピチョ入れて待てばいいんだろ?

で、釣れた。キタサンも釣れた。

オショロコマは、キタサンの土カマドの炭で塩焼きにして食べた。

カレイは五枚おろし。

2012-09-19 09:19:16 | Weblog

せっせせっせと魚をさばいていると、大阪から来たおばちゃんがこう言う。
「あらぁ、えらい上手にさばきよりますなぁ」
えっ?上手ですか?
「ほれ、このカレイなんてしっかり五枚におろしてまんがな。上手ですわぁ」
えっ?そうですか?カレイ、初めてさばいたんですよ。
「え?ほんまに?ほんまでっかいな?えっ?・・・ほんまに初めて?」
だって、カレイ、初めて釣ったんですもの。

相当上手に出来ました。カレイの五枚おろし。・・・天才かもしれない。

どれも同じ一日。

2012-09-19 08:41:33 | Weblog
今日も羅臼の朝です。
昨日の午前中は、霧雨の中海で釣り。大きなカレイを釣りました。あとはエゾメバルを11匹。最後の最後で地球を釣り上げ、ずっと旅の友だった往年の釣竿が真ん中から真っ二つに折れてしまいました。これで、僕の釣り人生も終わりです。最後に大きなカレイが釣れて良かった。

三時間も掛けて、さばいて調理して、キタサンと二人で食べました。ハンバーグ、つみれ汁、天ぷら、なめろう、刺身。八丈島で会得したメニュー満載です。

午後は晴れ。羅臼の外れにある、あなたの町のホームセンターつるやに釣竿を買いに行きました。165センチのスーパーウルトラ短いちょい釣竿を買いました。なぜなら、398円だったからです。この竿ではカレイは上がらないなぁ。新たな釣り人生のスタートです。

帰ってから、キタサンを誘って、羅臼川の渓流にオショロコマを釣りに行きました。絶景の中、不慣れな渓流釣り。危うく死にそうになったけど、オショロコマが一匹ずつ釣れました。暗くなって来て命の危険を感じたので帰ります。

今日一日、不思議に思っていた事があります。
どんな風に過ごしても、それは・・・一日。いちにち。
連日300キロ400キロと走って、色々なモノを見て、感じて、出会って・・・そんな風に過ごしても、それは一日。

釣り糸を垂れて、風に吹かれて、ただぼんやりとのんびりとふらふらと何もなく過ごしても、それは一日。

どんな命運を天から与えられていようとも、この一日をどんな風にも自由に使えるという・・・自由自在に使えるという・・・僕らに与えられたハッピー。

羅臼の夜。見上げると、満天の・・・満天の星空。見上げるたびにため息が零れる。
キャンパーの荷物にイタズラをしにやってくるキタキツネ。
気が向くたびに、タオル一つ首に掛けて何度でも足を運べる、徒歩三分の無料の温泉。

ここは・・・いい所だ。どんな風に過ごしたとしても、ここは・・・いい所だ。

もうみんな出発してしまった。・・・キタサン以外。
さて、荷物を片付けて、そろそろここを出よう。
今日は走りたい・・・なんとなく、そんな気がする。