ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

しゅまりないこ。

2012-09-26 23:23:20 | Weblog
今夜は朱鞠内湖にいます。朱鞠内湖の湖畔キャンプ場です。

日本最大の人造湖。人造湖に興味は無い・・・なんて言って、今までスルーしてきました。
今回の旅の中で出会った何人かと、こんな会話を・・・

朱鞠内湖って人造湖だから敬遠してたけど・・・あの形って、興味をそそるよね?
なんなんだろうね?あのギザギザ・・・。

昭和18年に造られた湖。70年近く経って・・・今ではもう、完全に天然の湖の様相。

ここは幌加内町。人口が日本一少ない「町」。日本一人口密度が低い「町」。市町村全てを合わせても、人口密度は日本で二番目に低いそうだ。

幌加内町はマイナス41.2度を記録したことがある。幌加内に入ってすぐに、誇らしげな「マイナス41.2度看板」が目に入って来た。

朱鞠内湖の標高は282メートル。マイナス41.2度を記録した幌加内町。

とにかく・・・寒いんです。今日のここら辺りの気温は7度。九月なのに7度。相当寒いです。
テントに立て籠もって、寝袋に入って過ごすしか、手はありません。

明日は5時半に起きるつもりなので、そろそろ寝ようと思います。

ここは静かです。さっきまで聞こえていた波の音も、今はもう聞こえません。
今夜は生憎の曇り空。もしも晴れていたら、と想うと残念で仕方がありません。きっと、素晴らしき星空が、湖面を照らしたことでしょう。
一番近くのガソリンスタンドまで30キロあるそうです。一番近くのお店は、5キロ離れた小さな商店です。
キャンプ場の灯りは気が利いていて、地面近くをひっそりと柔らかく照らしています。

もしかしたら・・・一番素敵な星空が見える場所なのかもしれない・・・。

今夜は見えない星空を、ぼんやりと想い浮かべながら・・・眠ろうと想います。

・・・おやすみなさい。

虹の立つ場所へ。

2012-09-26 22:34:42 | Weblog
今日は一日、低い雲が空を覆っていた。所々、遠くで雨が降っているのが見える。局地的な雨ってやつだ。
いつ僕の頭上の雲が雨を降らせてもおかしくはない。

雲の切れ間が無いってわけじゃない。実際、雲の切れ間は所々にあって、太陽の光を眩しく浴びせたりもしている。

自分の進む方向にある雲が、ただの雲なのか、雨雲なのか・・・。なるべくなら濡れたくはない。

あっ・・・虹だ!

進行方向に虹が見えた。かなり近い。
走れば走るほど近づいて、虹は大きくなっていく。

決めた。あの虹が立つ場所に行く!
僕は走る。虹が消えない内に、たどり着くんだ。シングINザ・レインボーだ!

僕は走った。そして、虹を発しているのであろう雨に打たれて、ずぶ濡れになった。
まだ僕には・・・虹をつかまえられそうにない。

それにしても・・・どでかい虹だったなぁ。



別段、行きたい場所があるわけじゃないから。

2012-09-26 22:02:01 | Weblog
どこへ向かおうか?・・・いつも悩む。

北上しよう。まずは・・・札幌を抜け出さねば。
北、とりあえず、方角だけ。北へ北へ。

石狩方面。橋を渡って、札幌圏内を脱出。
そこで地図を見る。うーん・・・この真っ直ぐな道を走りたいなぁ・・・。この道はどこへ通じてるんだ?ふーん・・・悪くないな。

国道を使わずに、こんな感じで進んで行くと・・・結構道に迷う。
あれ?どこだ、ここ?あれ?

時にバイクを停めて、ジッと地図を見る。ジーっと地図を見る。
すると、通りすがりの車から声がする。
「どこへ行きたいんだ?ちょっと行くから待ってろ。」

おっちゃんが車を停めてやって来る。
「迷ったんか?どこへ行くんだ?」
おれ、この真っ直ぐな道を走りたいんですよ。
「ん?・・・どこへ行くんだ?この道じゃなきゃダメなんか?」
稚内に向かってるんですけど、この道を走りたいなぁって思って。まぁ、この道じゃなくてもいいんですけどね。
「稚内まで行くんか?あれまぁ。どれどれ?ここが・・・これで・・・ん?・・・あぁ、今ここら辺で・・・ん?・・・」
とりあえず、方角はあっちですよね?それが合ってればいいんです。
「そうか、役に立てなくて悪いな。気をつけて行けよ!」

こんなことがある度に、道に迷うのも悪くないと思ってしまう。
人生って、悪くないな、などと想ってしまう。
この世界は素晴らしいじゃないか、などと微笑んでしまう。

結果間違って、そこから僕は行きたい方向とは反対へと走ってしまうのである。

でも、いいのである。
間違って進んだ道で、素敵なものを見つけた。遠くから見える真っ黄色な草原。見渡す限り満開のひまわり畑。

そうなんだよ。別段、行きたい場所があるってわけじゃないんだ。
こんな風景に出会える場所を、探しながら走りまわっているんだよ。

カーテン越しの陽の光を浴びて、黄昏るプー助。

2012-09-26 21:37:17 | Weblog
札幌で四泊。嶋田家に四泊。大変お世話になりました。

家主の留守の間は、ずっとプー助と二人でお留守番。
プー助もだいぶ慣れてきて、お腹の上や膝の上で、スヤスヤと眠るようになり・・・シャワーから出ると、扉の前でチョコンと座って待っていたり・・・とても可愛い。

昨日の午後、無事にフロントタイヤの交換も済み・・・マグナ完全復活!多分。なにぶん、酷使し過ぎの感があるゆえ、安心は出来ませんが・・・とりあえずは、また走れる。

ここからが第二章なのです。

ちょっと寝坊をしてしまい、ちょっと出発は遅くなってしまったけれど、いざ出発。

嶋田家と僕との関係。ここまで来ると、別れの時も・・・
じゃあ、またね!じゃあ、またな!
こんな具合がしっくり来る。

嶋田家に預かってもらっていた冬の支度をバッグに詰め込んで・・・いざ、秋の気配の北海道!なのです。

次はピラミッドだな。4。

2012-09-26 21:25:59 | Weblog

モアイ像の前に、チビモアイが支えるベンチ。少しふざけてはいないだろうか?
ストーンヘンジの向こうに大仏様の頭が見える。
なんか、ふざけてはいないだろうか?

総じて・・・
ここのお墓に入りたいと想う人はいるのだろうか・・・。

そう思わずにはいられない、札幌の隠れた名所。巨大モアイが並ぶ丘、なのであった。

キタサン、いい所に連れて行ってくれてありがとう。

おしまい。

次はピラミッドだな。3。

2012-09-26 21:03:24 | Weblog

モアイ像の向く方向にストーンヘンジ。では、ストーンヘンジの向こうには何があるのか?

それは・・・大仏である。
多分、鎌倉の大仏と同じくらいの大きさ。

めちゃめちゃ大きな鐘楼もある。思い切り突いてみたら、耳がつんざけるかと思った。

とりあえず、大仏様にはお参りしておいた。

次はピラミッドだな。2。

2012-09-26 20:56:31 | Weblog

大きな門を通り抜けると33体のモアイ像が立ち並んでいた。多分、実物大である。驚愕の光景である。なぜこんな所に、こんなにモアイが?

ここは霊園。・・・墓地である。

モアイ像の傍に、三十三モアイ地蔵とある。・・・なんのこっちゃ?

そして、モアイが向いている方向を見ると・・・ゲッ!ストーンヘンジじゃん!
多分実物大である。そして、完成形である。
なんでこんなところにストーンヘンジが?

移籍博物館か?ここは。いえ、霊園です。墓地なんです。