ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

夕焼け日記。

2013-08-16 17:28:52 | Weblog

何もすることがない・・・ってのもいいもんなんだな。
海を目の前にして、泳ぐでもなく、釣りに行くでもなく・・・何もしない。

夕方になって、陽射しが弱まって、風が吹き始める。汗がすっと引いて、心地よい島の空気に溶けいってしまいそうだ。

波の音が聞こえる。・・・もうすぐ陽が沈むよ。

裏坊主日記。フグ編。

2013-08-16 10:49:25 | Weblog

昨日の朝、グレートムタが石垣フグを捕まえてきた。炊事場でさばいている。
ムタ曰く、石垣フグに毒は無い。キモも美味しくいただけるそうだ。

興味深く皮を剥がされて丸裸にされたフグの顔を眺めていると、ムタが言った。分けてあげましょうか?・・・ウキキ。

身の量が少ないので、味噌汁がいいそうだ。素晴らしい出汁がでるそうだ。ジャガイモと玉ねぎとショウガも入れるといいらしい。ジャガイモはないなぁ・・・と言うと、ムタがジャガイモもくれた。

ムタがジップロックに取り分けてくれたフグ。クーラーボックスで冷やしておいて、夜の味噌汁にするのだ。

というわけで・・・味噌汁の話に続く。

裏坊主日記。

2013-08-15 15:24:15 | Weblog

料理がなかなか来ないので、団長日記。しかし、しかし、しかし、この店の中は暑い。

団長は毎朝7時半から8時半まで海に潜る。3メートルのヤスを片手に海に潜る。海に潜って、時には素手で時にはヤスで、色々なモノをゲットする。

昨日の獲物は・・・ハコフグ一匹、ブダイニ匹。ハコフグは素手で、ブダイはヤスで捕まえた。海中で締めて、エラから口へ太い針金を通す。それを足首につけたベルトから伸びる長いロープへ繋ぎ、その先にはブイ。ブイから自分までの距離はおよそ20メートル。
わかる?えっ?わかんない?そう、書いていてもよくわかんない。とにかくだね、自分が獲った獲物をブイで海に浮かせて、自分は遥か離れた場所で再び獲物をゲットするって話だね。

なんか・・・ワイルドすぎやしないだろうか?ワイルド過ぎるだろ?

なぜ8時半までしか潜らないか?
それは、8時半から海水浴の監視員がやって来るからだよ。基本的に、ヤスは禁止だからね。

それにしてもだ。武藤敬司にクリソツなんだけど・・・。クリソツぅぅぅ!

坊主日記。

2013-08-15 15:12:00 | Weblog

キャンプ場で知り合った団長お勧めの洋食屋NOW。
ブルーベリーの味がまったくしない真っ白なブルーベリーシェイクをジュルジュルと音を立てながら飲んでいるおだちゃん。

日焼けして、ヤクザ感が一層アップ。・・・こわーい。

流星群日記。

2013-08-14 03:25:27 | Weblog

関東は夕方から雨だったようで・・・。ペルセウス座流星群が見られなかった人が多いようで・・・。

だからね、南の島の空の下から、ちょっと自慢。

さっき、キャンプ場から徒歩一分の海岸で、波の音を聞きながら空を見上げた。流れ星10個発見。星が、ひゅー、ひゅーって、音を立てるかのように空を駆け抜けていったよ。
本当は9個しか見てないんだけどね、キリがいいから10個ってことにして報告。

なかなか素敵な八丈島の夜。今夜は少し肌寒い・・・八丈島の夜。

嘘の海に溺れてしまいそうだ日記。

2013-08-14 03:14:22 | Weblog

夕方。二日ぶりにもとちゃんが現れた。もとちゃんの後ろには知らないおじさんがもう一人。もとちゃんはそのおじさんをアニキと呼んでいた。

何してんだ?と聞いてきたから、これから釣りに行くと答えた。すると、これからアニキがいい所に連れて行ってくれるから来いと言う。すごーく嫌だったんだけど、しつこく来いた言うもんだから、仕方なくついて行くことにした。なんだか、タイでぼったくられる時のような雰囲気満載なのだ。

アニキの車、軽のワンボックスカーの後部座席に乗り込むとアニキが一言。
「どこ行くの?」
ん?いいところってどこだ?

とりあえず車は発進する。まずはもとちゃんの家のお墓があるお寺へ。お盆だからね。・・・なんなんだ?このツアー。
浅沼さん家のお墓の前でアニキが立ち止まる。もとちゃんの苗字は浅沼なの?と聞くと「そうだ」と答える。あれ?浅沼だったっけかな?と思っていると、もとちゃんがトコトコと歩き始め、村川家のお墓で手を合わせる。
あぁ、もとちゃんの苗字は村川だったと思い出す。・・・おいコラ、アニキ!さっき軽く嘘をついたろ?

車は再びノロノロと走り始め、細い路地に入る。そこでアニキが一言。「ここはおれの別荘だ」。扉の前に「居酒屋」の看板があった。居酒屋やってんの?と聞くと、やってないと言う。居酒屋の看板があったよ?と聞くと、そんなものはないと言う。・・・確かに看板があった。・・・なんなんだよ・・・このツアー。

その後、何軒かのアニキの別荘を通り過ぎ、たくさんの嘘攻撃を受けながら、車はキャンプ場へと戻ってきた。

もとちゃんが言った。「良かったな、アニキにいいところに連れていってもらえて」。
僕はね、声を大にして言いたかったよ。「どこが?」

誘拐もぼったくられもしなくて良かったのだがね、なんとなく不穏な一言をだね、アニキが最後に言っていたんだね。
「明日もどこかへ連れていってやるよ」。

・・・もういいっつうの。


キョンを見たよ日記。

2013-08-13 16:16:53 | Weblog

植物園にキョンを見に行った。
八丈植物園はとてつもなく広い。
やっぱり八丈島のキョンは見ておかないといけないと思い、キョンを見に行った。キョンは植物園にしかいない。

植物園の中の道路を走る。キョンの看板。キョンの厩舎。キョンが三頭。キョンを見終わる。しゅーりょー。今日の予定、終了。

カレー日記。2

2013-08-12 19:52:46 | Weblog

あまりにマズイカレーに大笑いした。薄しょっぱいカレー。ないない。
おだちゃんが牛乳を入れたりルーを足したり試行錯誤。不味さは一向に変わらない。

がしかし、炎の練乳数的攻撃!にて、不味さが一気に解消。あら不思議。

20点のカレーが75点のカレーに大変身。
美味しくいただきました。

通称タカリのもとちゃん日記。

2013-08-11 01:26:52 | Weblog

もとちゃんの話をすると長くなるのだが・・・まぁ、簡潔に。
四年前、初めて八丈島を訪れた時、最初に仲良くなった島の人がもとちゃんだ。
釣り竿を貸してくれたり、クーラーボックスを貸してくれたり、釣り場へ釣れて行ってくれたり、釣った魚を調理してくれたり・・・色々とお世話になった。(もとちゃんから借りた釣り竿は、おれが海へ落とした)。
で、手紙を書いてねと渡された住所に、手紙を送ったのだが・・・二年後に会った時には、そのほとんどの出来事を忘れていたのがもとちゃんだ。(少しずつ思い出したみたいだけど)。

朝の釣りのあと、少し昼寝をしてから海へ行った。この場合の海へ行くは、海水浴の海である。
散々ぱら、浮き輪でプカプカと浮かんで潮に流されてプカプカと浮かんで潮に流されて・・・少々日に焼けた。

キャンプ場まで、徒歩5分の帰り道。自転車を引いて歩くもとちゃんに発見された。
あっ、もとちゃん!と僕は言ったのだが、もとちゃんはキョトンとした顔をしていた。「こいつ、また忘れてやがる」と思った瞬間、「あー!」ともとちゃんが叫んだのだが、怪しいもんだ。
一緒に歩いてキャンプ場へ。「懐かしいなぁ・・・三年振りかい?」ともとちゃんが聞いてくるから、「去年も一昨年も来てるけどね、一緒に釣りに行ったけどね」と答えると、「あぁ、そうだった、そうだった」と思い出した振りをするのだけれど、怪しいもんだ。

二時間くらい休んで、夕方、もとちゃんと一緒に釣りに出かけた。もとちゃんと行くと結構釣れる。八丈島到着からまだ一匹も釣っていない僕にもチャンス到来か?

魚はいた。メッチャいた。もう完全に目視出来る。大小様々1000匹くらい見えた。でもなかなか食わない。食ってくれない。周りの釣り人もそんな状態だったから、きっとそんな時間帯だったのだろう。
それでも、なんとか、ムロアジ数匹とシマアジを釣りあげた。そして、近所の釣り人からムロアジを数匹いただいた。

キャンプ場へ戻って調理開始。調理はもとちゃんが担当。もとちゃんは板前らしい。包丁捌きはさすがのものだ。あっという間に、ムロアジのお造りとナメロウが出来上がる。シマアジはアジ飯にした。

昨日は何も釣れなかったから、焼きそばを作って食べた。
やっと魚。やっと魚でご飯が食べられるというわけである。もとちゃんのお陰だ。
もとちゃんにはお礼に発泡酒を買ってあげた。

今年のムロアジは脂がのっていて美味い。旨すぎる。
あぁ・・・飽きるほどムロアジが食べたい。そんなことを想う、八丈島二日目の夜なのである。

釣りの定石日記。

2013-08-11 01:07:14 | Weblog

昨日のおじさんが言うことににゃ、釣りは朝の5時に行かにゃダメだ。
まぁ、おざなりにね、じゃあ4時半に起きて行くよ、と答えておいた。

ハンモックに揺られながら浅い眠りの中の僕。
遠くで声がする。4時半だぞぉ!なんの夢だこれは?
4時半だぞぉ!の声が近づいてくる。変な夢だな。
目を開けると、おじさんが立っていた。うそ?マジ?夢じゃなかった。

起きる起きる。と言ってまた寝ていると、また大きな声が近づいてくる。もう・・・怖いんだけど。。。

夜明け前。空は少し朝焼けている。綺麗だ。
泣く泣く釣りの準備をして、おじさんに「じゃあ行ってくるよ」と声をかける。
行ってくるよと声をかけたのに、おじさんが横に並んでついて来る。ん?一緒に行くんだ?

ここで釣れ、あぁしろ、こうしろ、と言われ続けること二時間。一匹も釣れなかった。早朝の釣り人、誰も釣れていなかった。
まぁ、そんな日もあるさ・・・と、トボトボ。

あとで聞いた話では、今日は朝の7時過ぎから爆釣だったという。

釣りに定石無しということで。

いやいや、明日の朝も起こしに来たらどうしよう?ちょっと怖い。いや、かなり怖いのであーる。

写真は、夕方に隣の隣の釣り人が釣った40センチオーバーのカンパチ。

朝のおじさんは、夕方に魚は釣れねぇ!と言っていた。

導かれる結論は・・・
釣りは、人によって言うことが違う。
なのである。

星の天幕日記。

2013-08-11 00:49:51 | Weblog

過ごし易いとは言っても、やはり暑い。どこが暑い?それは、テントの中である。日中にテントの中にいることはないが、寝る時はテントに入る。やはり、少々暑いのだ。少々蒸すのだ。少々でも、蒸すと眠れない。嫌なのだ。

で、外に出る。ハンモックで眠ることにする。風は気持ちいい。風は気持ちいいのだが、時折ものすごい突風が吹く。段々と突風の間隔が短くなって来て、ずっと突風になる。・・・寒い。寒いけど、テントの中は暑い。戻りたくない。
で、突風に吹かれ続け、ハンモックは揺れ続け、浅い眠りを数時間。

風邪を引く寸前の状態のシングの出来上がりなのである。あぁ、喉に違和感。ケホケホ。

あぁ、今夜は外と中、どっちで寝ようかなぁ・・・と考えながら、芝生の上にマットを敷いている僕なのである。外で寝るつもり満々なようだ。今夜も凄まじい突風が吹いているよ。

あっ、今夜は長袖のラッシュガードを着ているよ。風邪対策ね。

猛暑列島日本日記。

2013-08-11 00:26:00 | Weblog

我ながら、いい時期に八丈島に来たものだと感心する。
猛暑列島日本のニュースは、八丈島の隅っこの小さなキャンプ場にも飛び込んでくる。どうやら、とんでもなく暑い日々が続いていて、もうしばらく続くという・・・。
南の島の方が涼しくて過ごし易いというのは・・・なんとも不思議な現象だ。

こっちも暑い。暑いっちゃ暑い。でも、泣きたくなるような暑さではない。湿気もあるが風もある。陽射しは強いが雲がある。最高気温は30度を少し超えるくらいだろう。このくらいが、昔からの日本の普通の暑さなのではないのか・・・そんな気がする。
これぞ、ザ・夏!という感じ・・・なのかな?と思ったりもする。

避暑ではなく、夏を感じに八丈島へ。結果、期せずして避暑になった。

みなさん、ご無事ですか?溶けちゃってませんか?・・・40度は嫌だな。
でも、去年と一昨年の夏は、そんな気温の中、瓦屋として、逃げ場のない屋根の上、にいたんだよなぁ。
あぁ、戻りたいけど戻りたくない。あぁ、怖い怖い。

八丈島日記。

2013-08-09 23:19:30 | Weblog

毎年会う島のおじちゃんが、今年も早速現れた。なぜ現れるのかは、わからない。ここには、毎年会うおじちゃんたちがたくさんいる。まずは一人目。実際は二人目。実際の一人目は、炊事場で寝起きをしているおじいちゃん。会ったというより、見た。

二人目のおじちゃんに、石垣フグには毒は無いの?と聞いたら、こう言っていた。

「天気とフグはあたらねぇって、昔から言うんだよ」

へぇ、あたらないんだ。フグ、大丈夫なんだ・・・へぇ。

いや、あたるって。死ぬって。死ぬと想うなぁ、おれ。
でも、フグ、食べたい。

明日はどのおじちゃんが訪れるのだろうか?・・・楽しみのような、楽しみじゃないような。。。

ハンモックに揺られながら夜風に吹かれる・・・ちょっとだけ南にある島で。途方もなく気持ちがいい・・・。そんな夜を過ごしています。

そんな、八丈島日記。