ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

通崎さんのきもののおうち

2016-02-03 21:43:49 | きもの新陳代謝

 

書店に行って「きものコーナー」を覗いたら、

こんな本を見付けました。

マリンバ奏者でアンティークきもののコレクターとして知られる

通崎睦美さんの

天使突破367」(淡交社)です

 

 

奥付をみると2011年、もう5年も前の本なのね。

知らなかったわ~。

というのは、最近、大手の書店でもきものコーナー、

縮小されているように思います。

この本は有楽町の無印カフェの

書籍コーナーで見つけました。

ここには女性向きのファンションやグルメ関係が

充実しているのです。

 

それはともかく、この本、きものがいっぱいになり過ぎて、

収納する場所が欲しいと、

自宅の前の家屋が売りにでていたので、

いきなり、きもの用の家を買ったというお話。

 

いいわあ、きもののために家を買うなんて、

なんてシアワセなきものたちでしょう。

 

 

家の広さはおおよそ14坪、

広さはおよそ48平方メートルと

狭いけど、これ何度も言うけど

「きもの用の家」だから。

で、この古家を解体してリフォームするまでの

プロセスが仔細に書いてあるの。

これが面白くて~~。

 

 

 

 

初はこんな感じの、

どこにでもある築40年くらいの古家。

それがどんどん変わって、

まさに劇的ビフォアーアフター。

でもまあ、ここではきものの話題に絞りますね。

通崎さん、これまではご自分が

どのくらいきものを持っているのか、

「怖くて正確に数えたことなかった」

そうですが、収納するために

まずは数を把握、

 

 

銘仙 170枚

袷 105枚

夏物 100枚

子どものきもの 10枚

帯 160本

羽織・コート 40枚

長襦袢  10枚

全部でおおよそ600枚だそうです。

 

コレクションの数々

すごいね。

 

収納用の家を買っても、それでも

何枚かは処分しなくてはならなかったそうで、

処分したのは30枚。

所詮、すべてが、どうしても必要というきものではない」と彼女。

だって、集めるのが趣味だから、楽しみだから~~。

だからこそ、整理するのは「

相当の思い切りが必要だ」

いや、ほんと、そう同感だわあ。

必要ないモノだからこそ、捨てられないのよ。

この気持ち、わかり過ぎるくらいわかるわあ。

ワタシとはレベルが違うけど。

同じようなモノに固着する傾向がある」

 

で、一年くらいかけてリフォームして完成!!

 

おお!!

これだけでも見る価値あるよ。

うーん、私も古家、欲しいな、

きもの用ではなく自分用にね

一人なら、このくらいでOK?

 

でも「この家にはとても住めない」だって。

「冬はエアコン30度にしても底冷えする。

夏は二階が灼熱地獄」なんだって。

京都って、ものすごく寒いんだ~~??

 

 

この階段の何段かは草履の収納になっているの。

 

「古いものを大切に使うのは環境に配慮しているように思うけど、

それを使いこなすには、忍耐と工夫がいる」と通崎さん。

ほんと、そう思うわあ。

 

関連記事

きものに似合うおうちまで・稲葉賀恵さんのきものの本」

 


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片付けコンプレックス・クロワッサン

2015-10-01 08:27:01 | きもの新陳代謝

 

書店を覗くと、

もうあちこちで「お片付け」関係の本がいっぱい。

片付けは「暮らし」から「ファッション」「思考法」まで

今や、花盛り。

 

曰く、「家が片付くと、頭も心もすっきりする」

「今や、トレンド~~」。

今度のきものコーナーは誰だろうと、

クロワッサン(マガジンハウス)を見ると、

ここでも~~。

 

そうかい、そうかい~~、

片付けの大合唱、

どこか「カンに障る」のは~~。

 

マイきものお片付けがひっかかっているせいだね~~、

 

心のなかに「汚部屋」があるというか。

 

そこで、というわけでもないけど、

マイお片付けを実行~~。

 

 

えっ、これ?

はい、きものにしようか、シーツにしようか迷っていた

布を巻きスカートにしました。

ざっざと縫うだけのカンタンソーイング。

一枚の布がスカートとして片付いた~~。

 

次はこれ~~。

 放っりぱなしになっていたほどき布が

きものとなって片付いた。

以上は、質量は変化せず、

縦のものが横になっただけ~~?

 

では、ネコならぬ、ほかの方の手も借りましょう~~。

 

 

~~任せて。私がすべて片づけるわ~~。

お望み通り、人生を変えてさしあげましょう~~。

あとは務所暮らし

 

 

もう一つ~~。

 

娘も片付いて(嫁く)で欲しい~~、

嫁(とつ)ぐ、って嫁(かたづ)く、とも読む。

これって差別語?

娘が見たら怒るね

親ハラだよね。

済みません。

 

とうわけで、きもの片付け、遅々として進まず~~、

何事も遅咲き、チガッタ、遠回り、道草して

目的地を忘れるタイプです。

 

 

しかし、そう、なにもかもテキパキ、どんどん捨てなくても、

ファージ―な部分、あってもいいんじゃないの。

その辺りに転がっているから、

子どもがつい手に取る本だってあるんじゃない。

 

整理して心もすっきり、なんて言うけど、

心にだってファジー、曖昧というか、暗いというか、

あまり利用価値はないけど、まあ、取っておこうというか、

目をそらしたいけど、

ぜったいにある心の汚部屋というか、

そんな置き場所があってもいいんでないの~~。

あれ、また問題すり替え~~、

テーマ、チガッた??

 

 

クロワッサン、買ったのは、こちらのせい。

なんだ、かったんかい

こちらは大切だよね。

なにしろ命かかっているから。

 

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これで帯は乾燥するだろうか?

2015-09-26 09:00:55 | きもの新陳代謝

 

 

いいお天気続きだった連休中、

このお天気を利用しないのはもったいないと、

帯を干してみることにしました。

それにしても、地味な連休だね

 

おうちにいるの好きなんですけど。

こんなに長く、一人で過ごす機会は初めて~~、かも。

これからこういう日々が増えるんだろうな。

それはまたそれでよし~~

やりたいことたくさんあるし。

第一きものがあるでしょ、きものが

 

で、地味な布団、ならぬ「帯干し」です。

 

 

一日目。

昼夜帯三本。

 

二日目。

紬帯三本。

 

 

で、ふと「これで乾燥させてはどうだろうか」と、

トライしてみました。

 

 

布団乾燥機、です(笑)。

布団を乾燥させる要領で。

ついでに帯を乗せて。

上に掛け布団をかけます。

 

 

 

出来上がり。

最初は熱で、やはり少し匂う~~

 

でも、冷めると、乾燥、しているはずだよね。

今度は、洗濯機のドライでトライ、してみようかしら。

帯、痛むでしょうかね。

 

で、話は変わりますが、着物や帯などを送っている

豊能障害者センターで、「着物市」があるそうです。

お近くの方はぜひ覗いてみてください。

私の送った着物たち、売れるといいなあ。

 

 箕面市のメイプルホール、というところです。

 

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ワタシって少しヘン~~?

2015-09-19 10:19:13 | きもの新陳代謝

 

先の「襟汚れを取る」という記事に、

コメントをいただきました。

掛け衿だけを解いて洗っています。

水ジミの心配もなく、アイロン掛けも楽々です」

なるほど、なるほどですね。

となると、先の結城もそうしてみます。

ありがとうございました。

 

 

「ほかの衿汚れのありきもの、ないだろうか」

と探し始めるまではいいとして、

 

 

 

「ワタシってヘン?」と思うのは、

 

 

あったら、「あった!」と喜ぶところ。

「~~もっとないだろうか」と宝探し!!の

ように思い始めるところ。

 

断捨離し始めたのはいいけど、

寄付したところから来るハガキが増えるのを

喜んだり、

 こんなに増えたよ

 断捨離のご褒美」

豊能障害者労働センター」→いらないものはぜひここに。

 

オークションで売り始めたら、

今度は、発送のための梱包材やらショップ袋が

気になり始めたり~~。

 

うーん、こっちのほうが邪魔だよ、と娘。

片付けているのか、散らかしているのか

わからない状態

 

「~~いや、これは途中だから。

ほら、なんでもやっている最中って散らかるでしょ」

と娘に言い訳。

「~~そうかなあ。

~~でも、お母さんって、少しヘン、だよね」

「そうか?? 人って、みな、ほかの人からすると

少しずつ変、なんなんじゃない?」

 

可愛かった娘だけど~~。

 

~~「出た!!」

「なになに~~」

お母さんの、自分の欠点を一般化するクセ」

「………」

「~~他人の欠点は自分の責任~~、

自分の欠点は環境のせい~~。

自己正当化が強い~~」

「~それはだれでも~~」

「アッ、それそれ」

 

とまあ、こんな風に、断捨離から、捨てハイから、

人格談義まで行ってしまう、わが家って、

娘って、少し~~、

いや、ヘンなのはワタシ、きっと。

同じようなモノに固着する傾向がある」

でもトイレットペーパーは買占めしません。

 

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あの頃に戻るために「捨てる」!

2015-09-01 08:31:43 | きもの新陳代謝

 

素敵なコメントをいただきました。

一人で読むのはそれこそ「モッタナイナイ」ので、

紹介させていただきます。

 「物欲&もったない&捨てる技術」

のコメントです。

ご自分と「物との別れ」体験をお話してくださり、

ものを処分して、すっきり。

その中の一言。

私は貧乏時代に戻りたいのかもしれません。

モノはなかったけど、けなげで生き生きしていたあの頃に」

 

 

あっと、思いました。

私のなかにもその気持ちあるって。

「喝っ」入れられた気持ち。

 

私も、モノのなかった時代を過ごしました。

広島から上京してきて、バイトに明け暮れる毎日。

将来への不安と希望のなかで、本さえ読んでいれば、満足だった毎日。

モノよりいろいろ体験したかった。

バイトでも旅行でも。

 

 成人式にも出席しなかった。

振袖きれいと思わなかったし。

きもの苦手だった。

ブランド品なんて、欲しいとすら思わなかった。

 それどころか、そこまで目が届かなかった。

 「私のジーンズきもの・くるり遊び」

 

世の中に存在していないのと同じ。

他の人がうらやましいなと思ったときには、

好きな作家の宇野千代さんの小説のこんな一節が頭に浮かんでいました。

「お金がなければ、どこまでも歩いていった。

ほかの人が車に乗ろうが、電車に乗ろうが、

それをうらやましいなどと

思ったことさえなかった。

雨が降っても風が吹いてもただ歩く。

お金がない、工夫するだけである。その工夫が面白かった」

 秋川りささん。可愛いので、借りました。

アンノン族なんて言葉とも無縁だった

 

 

そんな暮らしが好きだった、はずなのに~~。

いえ、いまの私は、キモノだけなんですけどね。

大量に持っているのは。

本や洋服、家具などは、引っ越しのたびにどんどん処分。

これからは子どもたちもいなくなるし、もっと小さなところに

引っ越してもいいなあ、なんて考えています。

そうすれば、実年齢はともかく、

あの頃と同じ。

20歳のとき10年後に希望を持って暮らしたように、

60歳になったって、10年後に希望を持って暮らせる気がします。

名画座でもぎりのバイトしながら、

映画ばかり観ていた。

初期設定、還暦~もとの干支に戻る、いい言葉じゃない?

24歳くらいにもどりましょうか。

 

シルバーだって、なんでもできるんだよ。

60代は人生の最高か?』

それまでに終わりがきたら、それもまたよし、ではありませんか。

若い頃とただ一つ違うのは、数枚のお気に入りの着物で楽しめること。

このくらいの贅沢は許してもらいましょうか。

わあ、これからの生活に希望でてきた。

でも、素敵なコメントいただけるのも、きものにはまったお蔭ではあります。

 

整理」生活には、皆、自分のペースがあると思います。

 

いや、私は素敵なモノを買いたいので、もっと頑張る、

まだその時期ではない。ゆっくりやりたい~~など等。

正解はそれぞれ。

「ファッション系捨て本」のなかには、

「今は洋服を数持たないのがトレンド」

なんて書いてあるのもあるけど、

トレンドだから捨てるってのもねえ。

 

ただ、こういう機会にモノと自分とのかかわりをチラとでも考えられたことは

いいことでした。

これからも、自分なりのモノとも関係を模索していきたいと思います。

デフネさま、ありがとうございます。

 

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捨てるなら、憶えておこう

2015-08-27 08:35:50 | きもの新陳代謝

 

「フランス人は10着しか服を持たない」とか

「服を買うなら捨てなさい」(宝島社)といった

ファッション系「捨て本」が人気です。

 

現在「捨てる!」が課題の紫苑としては、

やはり気になる。

「買ったら、捨てる」とは

「捨て」の王道なので、いまだ未読なのですが、

キモノを整理しつつ、思うのは

「捨てるなら、憶えなさい」

 

というのは、

「捨てる技術!」の「聖域を作らない」という項目、

→たとえば思い出のモノなどを捨てられない、

そんなときには、「こう考えよう」とあって、

あなたが死ねばみんなゴミ」と、ばっさり。

 

うーん、それでも「子どもが小さいときに自分で作った子どものロンパース」とか、

実物は捨てたけど、写真はなかなか捨てられない!

 

いあ、もうこのロンパ自分で作ったのよ。

恩着せがましく」子どもに見せたい。

それが捨てられない理由~~??

 

そんなとき、私が考えた「こう考えよう」が、

「捨てるなら、憶えておこう」

 

きものや洋服、モノを整理するに当たり、

着ていないもの、使っていないモノは、簡単に処分できるのです。

それは思い入れがないから。

 

一方、思い出のあるものは、なかなか処分できません。

 

 娘のショーに着ていったきものとか、きもの友達と遊んだときのきものとか。

 

母の買ったくれた貴重な一枚とか。

こういう着物たちは、たとえ、災害に遭って失ったとしても、

絶対に忘れない~~。

 

「捨てる」ときには、「見ないでどんどん捨てる」と、

たいていの本には書いてあります。

 

 ロンパースばかり作ってた?

 

でも、捨て作業、そんなに急いでどこに行く?

少なくとも、自分にとっての「聖域」に関しては、

ゆっくり、思い出に浸りながらやってもいいのではないの?

途中に気になる本ならつい読んでしまう、

 アルバムなら見入ってしまう。

少し期間かけて、モノの想い出を呼び起こしながら、捨てる!

 

人って、記憶からできているんですよね。

何を覚えているかが、その人がその人たる所以。

自分を作ってくれたのモノたち。

だから、捨てる前にしっかり頭に刻みつける。

それなら、モノたちも安心して往生できるかも。

人だって同じでしょ。

周りの人、いなくなってもちゃんと覚えていれば、その人は

近くにいるのと同じなんだよね。

年を重ねるしあわせー友の命日に想う」

わが家の百物語」

父と暮らせばと原爆」

 

死んだら、みなゴミ、だからこそ、今、しっかり覚えておく。

それを再確認しながら、「自分の生活」を振り返る、

それもまたいいのではないの?

どんなに気に入っていても、いずれ手放す日が来る。

それでもしっかり憶えておけば、自分の手を離れても

それらは生きているんだと、思う。

うーん、ワタシにとって「捨て作業」って

センチメンタルジャーニー、ノスタルジー、

(汚?)部屋の片隅からの小さなタイムトリップ。

 年齢のせい?

 

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物欲&もったいない&「捨てる技術!」

2015-08-22 09:47:12 | きもの新陳代謝

 

きもの整理、あるいは生前整理にあたり、

「捨て本」の元祖ともいえる「捨てる技術!」(

辰巳渚著・宝島社)を読んでみました。

 

200年の発行というから、もう15年も前です。

当時、ベストセラーになっていたのは知っていたけど、

特に興味もなく、

まだ着物にもハマることなく、

子育てと仕事の大車輪の毎日。

「捨てる」という境地にはほど遠かった。

あれから、月日は経ち、「断捨離」やら「ときめく」やら、

捨て本が大人気。

ご家庭内にそれだけモノが増えたからですね。

 

で、改めて拝読してみると、いや、この本、

のちの整理本の原点。

「捨てる」との志向は、ここから始まったのですね。

ワタクシが、一番「なるほど」と思ったのは、この一行。

 

わが家のいらない着物。何十枚

 

--私たちは”もったいない”という美徳の名残りと、

モノの増殖という新しい事態のあいだで、困り果てている状態なのだ」

 

そう、高度成長期に子ども時代を過ごし、

これまでの古い家屋(炬燵、縁側、柱時計、火鉢、桐ダンスなどなど)の

あの汚れた色(当時はそう思った)がイヤで、

それらすべてから逃げようと上京してきた^^。

バブルという「買わなきゃ損、ソン」に踊らされながら、

モノを持つことが自己実現だと、疑念を抱きながらも、

古~い、遅れている、と言われるのがイヤで、ものを買いあさる。

 それでいて、どこかに「もったいない」の心。

 

私自身は、一人身で子供二人を育てていたので、

バブルどころではなかったのですが、それでも子育てとは

モノが増えて当然の時期であり。

[捨てる」って、いろいろ余裕がないとできない

贅沢な行為なのだと思う。

 

学費ねん出で、毎年毎年、

自分の「欲しいモノは来年、買おう」と、

ずーーと我慢に我慢を重ね、

子どもから手が離れたとき、

きものにハマった。

その前に軽度だったけど、乳がんに

罹ったことも大きかったかな。

 

子どもが大学に入った途端に気が抜けた。

 

白状すると、子どもの大学の入学資金を前に

これだけあったら、きものが何枚買えるのか」

との思いがかすめてしまったことも。

アブナイ、アブナイ。

「紙の月」(角田光代著)の主人公の気持ちがわかる?

まあ、そんなわけで、我慢に我慢を重ねた末の、

きもの増殖。

200枚近くあるのではないか。

安物なれど、数だけは身分不相応。

今度数えてみようか。

 

ウオーキングクロゼットどころか、息子のベッドの下にまで、着物ケースを入れて、

息子と険悪になったこともしばしば。

いやあ、「老いらくの恋」は恐ろしい。

 「初心者熱&プチプラの穴にご用心!」

 

 

で、捨てる技術!」のポイント。

☆ いつかは来ない。

☆捨てる基準を決める

  それでも増えていくなら、基準があっていないので変更

 ☆後悔などしない。してもたいした後悔ではない。

  確かに

 

~~とまあ、「捨てる」の考え方がずらり。

やはり元祖だけあって、納得の「捨て技術」

しばらくはこれをバイブルとして整理していくことにしましょうか。

わが家の唯一の鉄則。

「テーブルの上にモノは置かない」

これだけで少しはすっきり。

共通の場所リビングには,個人のモノは置かない。

モノのない場所は、やはり必要です。

 

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椅子から落ちたー高所のキ・モノにご用心

2015-08-19 08:25:09 | きもの新陳代謝

 

とにかく整理しないと、ということで、

精力的に「捨て」モードに入っております。

人が動くのに最適な動線というのがあり、それによると、

日常使いのモノは、もっとも手の届きやすいところに。

これは収納の鉄則です。

 

ということは、

高いところには、

「使わないものが収めてある」ってこと。

では、その高いところにあるモノは、

捨ててもいいのではないの?

 

ということで、押入れの一番上、天袋を確認、

できれば処分することにしました。

椅子を持ち出して大きな箱を取り出し~~、

そっと、下に落とし~~。

 

 

引越しのときにもらったキモノ用段ボール箱、

入ったマンマ~~。

 

ーん、そこには、推理した通り?、普段使わないモノが。

娘の振袖やら、私の黒留やらです。

 

顔出ししたくない黒留きもの。

姪の結婚式で。

 

 

中には、オークションでゲットした振袖も。

「オークション失敗例・その②」

この振袖は破棄してもいいよなと、そのほかの箪笥の肥やしと一緒に出して

軽くなった箱を再度天袋に。

 

 

そのとき、事件は起こった!!

着ていた半パンツの裾が、椅子の腕にひっかかり、

そのまま、椅子ごとひっくり返ってしまった。

アブナイ、アブナイ。

どうにかバランスを取ったものの、

肘の部分にかすり傷が。

久しぶりのかすり傷だあ、(と、喜ん?でいる場合か)

こんな写真までアップするの?

DVの証拠写真~~??

 

いや、整理も命がけ?です。

でも、よかった、軽傷で。

 

 

万が一、頭でも打っていたら、娘帰ってきて~~、

「お母さん!!」「まだ親孝行すらしていないのに」

「これからいっぱい恩返しするつもりだったのに」

と滂沱の涙を流すこと必至ーーーー

ーーーーーと思いたい。

 

で、帰ってきた娘に話したら大笑い。

笑っている場合じゃないよ。

 

 

 

でも、今のうちに少しでも親孝行しておくつもりなのか、

ご馳走作ってくれました。

 

 

 

食べたら、元気出て、

 

この、娘の過去のモテキ?振袖も~~、

成人式。

両方とも始末してやる

 

赤い振袖、友達の結婚式にも、もう着ないのよね。

それにどうして振袖三枚も持っているの?

そんなに必要ないじゃない?

「…でも、人のモノ、始末する前に、自分のもの捨てれば?」

いや、そうなんだけど。

人のモノの無駄は、骨身に染みるほど、よくわかる。

 

 

それはともかく、高所のキ・モノにご用心。

ある日、ブログ更新止まったら、ジ・エンドしたと冥福を祈ってやってください。

お片付けも、気をつけながら、行いましょう。

 

 

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同じようなモノに執着する傾向がある

2015-07-15 09:03:55 | きもの新陳代謝

 

連日の猛暑、そんななか合間をみては、

粛々と「きものお片付け」を続けております

何枚もののきものを出して思うことは、

どのきものも「愛しい」ことよのう。


 

今回の「捨て規準」は

「同じようなモノはどれかを整理する」ことです。

若い頃から、「これがいい」となったら、

同じような色、デザインを何枚も

ゲットする傾向があります。


たとえば高価な黒のドレスを購入したとします。

それを着て汚すのはモッタイナイ。

同じような安いものをもう一枚購入する~~。

欧米の貴族!は、本物ダイヤのネックレスは

金庫に仕舞っておき、

パーティなどでは同じデザインの

ニセモノを使ったといいます。

まっ、そんなようなもの~~???

というか、単にセコイというか。


そんなわけで、

「絞りがいい」となると何枚も。

 

 

 

 

そのなかの何枚かを泣く泣く処分、~~辛い

トキメキ、なくなったわけじゃないのよ。

わが家のリストラクチュアリング、

再構築にはだれかに泣いてもらわないといけないの。

一番泣いているのはワタシなのよ、わかってね。

と言い聞かせます。(誰に?)

 

色の傾向としては、きもの初期は紫、

でもこれは似合わないと判明したので、

あっさり処分できました。

 

浅葱、黄土色、今では鴇色、ピンク~~と、

似合う色、好きな色、変わっていくのですが、

やはりこれも増えすぎたので、どれかをリストラ。

柄では更紗に、琉球柄に縞、格子~~。


 

 

 

万筋から白黒、黄土色まで、縞のオンパレード。

ここからも何枚か、さようなら

 

 

このように、同じモノが何枚もある傾向を

「コレクター」とも「固着傾向」とも言い、

「子どもの頃手に入れられなかったものにこだわる」

「完全主義」

などと問題傾向のごとく言われております。

ワタシ、小さいときには

「きもの着るのむしろ嫌だったし」

「完全主義には程遠い」のよね。


かの脳学者の茂木先生によると、

「あるものにこだわる、

執着することから世界を広げていくことで、

脳の働きはどんどんよくなる~~」

そうであります。


 茂木先生も、蝶のコレクトから興味を広げ脳科学に進んだそうで、

私はキモノから脳科学者に~~??


ワタシ、こちらの説をダンゼン信じます。

コレクト趣味は人間だけの特徴でもあるそうだから。


いや、コレクトの理論武装より、

今は捨てることの意義、意味重視でしょう。


ええと、なんだっけ~~。

すっきりして頭が整理される、だっけ?

いや、単純に、もう仕舞う場所がない。

しかし同じような傾向のもの始末して~~、

しばらくすると、また、

同じようなモノをゲットするのではないか

との一抹の不安が。

 

買うは安し、いや易し、捨てるは難し。

お片付けの旅は、続くのでした。

「捨てハイと節目」

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「捨てハイ」と節目

2015-06-28 10:07:06 | きもの新陳代謝

 

このところ、「捨てたい!症候群」に陥っています。

目にうるさいものは捨てたい!

箪笥の肥やしも捨てたい!

「捨てるのにハイテンション」の「捨てハイ」

それでも、ゴミの日やら、粗大ゴミの連絡やらの面倒にひっかかって遅々として進まないのですが、それはそれで、ゆっくり考える時間と前向きにとらえて~~。

 

お片付けしながら思うことは、

「片付ける」「捨てる」ことで「人生変わる」とあるけど、これ逆じゃないかな。

ある日、これまでの自分を変えたくなる、人生、とまではいかないまでも、何かを変えたくなる~~。

ここで、新しい趣味や生きがいなど見付ける、すると、それ関係のモノが増える。

すると、前のモノが必要ではなくなる→その結果、捨てたくなる。

P2211719

 

 

「お片付け本」も「ダイエット本」も、要は、「これまでの自分」を変えたいという願望に関しては同じではないのかな。

 

でも、実際、そんなことでは自分を変えることはできないから、何十冊と同じ本が次から次へと出る~~。

いろんなものを捨てながら、そんなことを思ってしまいました。

捨てるだけじゃなく、何か始めないと、何も変わらないし、気持ちときめかないよね。

さっぱり、すっきりはするかもしれないけど。

そう、おそらく、ワタクシ、今は節目。

心身ともに、変わりつつあるのを身体が察知しているのだと思います。

きものだって、趣味変わりつつある。

 老いに向かっているのか、新しいこと始めたいのかはわからないけど、できれば後者でありたい。

 

「捨てハイ」のなかで見つけた一冊の本。

「朝日新聞刊・小幡陽次郎・文」

本は、文庫になっているくらいの名作は、繰り返し読むもののほかは全部捨てます。

名作は、読みたくなったらどこにでもあるから。

でも、これは貴重な一冊。

1996年の刊だから、今から23年前の本。

古今東西の文学のなかの家を、その描写から再現した優れモノ。

漱石の「三四郎」から向田邦子の「あ・うん」、村上春樹の「羊をめぐる冒険」のホテル、嵐が丘の家まで、図面入りで解説してあります。

朝日新聞に連載されていた記事の書籍化です。これは向田さんの「あ・うん」の家。

 

で、「お片付け」「捨てハイ」と、どんな関係あるかというと、家を変えたい節目?

これは落合にある林芙美子邸。

必要なものしかないからきれいに見える。テーブルの上に何もないとすっきりします。

ヤドカリは、育つにつれて殻を変えていくけど、今の紫苑は、もっとシンプルで簡素な家に引っ越したい? という願望が芽生えたのね、おそらく。

いや、今も十分簡素なあばら家なんですけど、ただモノがね

で、すぐに家は変われないから、とりあえずお片付け。

5年後には、願い叶っているような気がするわ

 今より豪華な家に住みたいわけじゃないから。

 

それに、本棚の肥やしのなかにもいいモノ隠れているわ、得した。

林芙美子邸におでかけ」ワタシの住みたい家ナンバーワンだった。いまのワタシには広すぎる。

きもの新陳代謝」

群ようこさんのきもの欲と収納」

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