ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

五年後の自分を考える

2015-05-29 08:33:49 | きもの新陳代謝

 

先日銀行から「定期預金が満期になります」とのお知らせがきました。

ついては、「このままだと利子が低いので、五年満期のほかのものに移しませんか」とのお勧め。

「五年ですか~~」と応えたものの、五年先のことまで、とっさには判断できません。

五年先なんて、どうなるかわからないので、そのままにしておいてください」と電話を切ったあと、

「五年先にはどうなっているんだろう」と考えてしまいました。

 

★ 娘か息子かが結婚してできれば孫ができている(希望的予定)。

子どもを産むのが遅かったので、普通なら孫が二・三人いてもいい年なのです。

 

★映画がシルバー料金で見られるようになる。これはすぐだ。

★ 年金がもらえるようになるけど、私の場合、国民年金なので少ない~~。

などといろいろ考えてしまいました。

 

先に、人の身体は六年くらいで、すべての細胞が変わると書きましたが、その頃には今の細胞のあらかたが変わっているわけです。

きもの新陳代謝、始めます」

毎日食べるものに気をつけなきゃ。

で、ここはきものに関して五年後の自分を考えてみることにしました。

2010年。五年前。いい加減な着付け。

★まずどんなライフスタイルを送りたいかと考えると、普段きものを着る割合がぐっと増える(予定)。

勲章をいただく予定もなく(笑)、フォーマルな場でも、あまり気を遣うきものは着たくない。

ファーマルきものを着ていると、自分をよく見せようという気取りが出る、未熟者なんです、ワタシ。

で、そんなに気取ってまでの場は、できるだけ避けたい。

でも、きもの着るとアドレナリンの量が増えるので、元気のためには着たい。

だから普段着物を充実させる。

コーディネイト考えることは脳を活性化させるよ。

まあ、大騒ぎせずフォーマルを着こなせるようになっているといいな。

 となると、ファーマルきものは、何かのときのために2、3、いや3、4着?、あればいい。

袋帯も同じ。

 

★暑さのせいか、このところ何年ぶりかで体調を崩して、打ち合わせに気合を入れるために、一年ぶりにドリンク剤を飲みました。

これからは身体のメンテナンスに、しっかり時間をかけないと確実に衰えるな、と実感。

運動は欠かせないよね。

★目が悪くなるかもしれないので、再読も含め、読めるうちにできるだけ本を読んでおく。

2010年5月。隣はRこさん。写真、ハレーション起こしているせいか、

50代なれど若いね、(笑)。Rさんは40代。

色違いの帯で姉妹と間違われたね。

 

これまではもっぱら積み上げるための人生。

知識や情報、物欲も含めて、これまでは「増やす」ために使っていた多くの時間。

それを、これからは「減らす」「メンテ」といった自分を「保つ」ための時間になることは必至。

でも、それだって、じっくり自分の心や身体と向き合う、と考えれば、「こういうことじっくりやりたかったのよね」という充実した時間になります。

余計な情報や知識、人の言葉は捨てる。

自分の頭で、じっくり考える~~。

なんだか「良さげ」じゃない?

この線に沿って、きものも整理していきます。

でも物欲は元気になるために必要だから否定しません。

それもまたご報告させてください。

5年前の着付け? ひどいね。

後姿は今のほうが若い?

柔らかきものの着付けは、確実に上達したぞ

そしていつかは、このブログも「シルバーライフ」のほうにお引越し?

だんだん年齢に関する記事が増えているようなので。

タイトルは「着物で楽しむ、紫苑の若作り・シルバーライフ」?

いや、違った

「着物で楽しむ、紫苑のシルバーライフ」

でも、「若作り・シルバーライフ」いいよね、

今となっては有難いタイトル候補をいただいたものです。

60代は人生の最高か?-40代以降のファッション」

きもの、好きなように着させてもらえません?」自分のきものに関する考えなので再度アップ。

 

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買う快感<捨てる快感

2015-05-16 09:21:55 | きもの新陳代謝

 

 

捨てる快感にハマっています。

で、その前に「買う快感」から。

これまでの人生では「買う快感」にハマったのは二回。

 

「買い物しすぎる女たち」(講談社刊)によると、買い物は抑えられた怒りなどの感情を発散させようとする行為だとか。

簡単にいうとストレスですが、

女性は「周りの人に自分がどう思われているかを気にする傾向」が強く、その分着るもので「よく見せよう」という傾向がありショッピングにハマりやすいのだとか。

まっ、きれいになりたいということです。

最近は、もう男性も同じで、男性の症候群も増えているよね。

で、最近の整理本、「捨てる、捨てろ」の大合唱。

でも、そのときには潔く整理しても、リバウンド来るよね。

なぜって、「物を買うこと、持つこと」

それはカード地獄や家計に支障が起きない限り、「心身の変わり目に、新しい自分に生まれ変わろうとするエネルギー」、だと、私は前向きにとらえたい。

というのは、「買う快感」にハマった一度目は

★出産後に自分の体型が変わり、育児のストレスがたまり、体型が変わったことを理由に、新しい洋服などを買いまくった~~。

もう若くはないことを実感して、でも取り戻したかったんですね、きっと。

★二度目は子育てが一段落して。

ちょうどまとまった収入があったこともあり、きものにハマった。

これが一番大きい、いま考えると、このときが買い物、というよりきもの中毒かも。老後資金心配になったから

初心者熱、プチプラの穴にご用心!」

今考えてみると、この行動は、これまでの自分を捨てて、新しい自分に生まれ変わりたいという願望だったんですね。

嬉しいことに、きものにハマって、なぜかワタシ若くなりました。

活性物質、アドレナリンのせいだろうか。

似合う色とか着付けとか、これまでこんなに「自分のこと」見て、考えたことなかったもんね。

 

こんなに自分の写真ばかり撮ることって、ブログやらない限り、ないよね。

 で、今は、またまた心身の岐路なのか、似合わなくなったきものを整理。

で、今度はセンターに送ったり、捨てたり、オークションに出したり~~。

まあ、生前整理というところ。

不用品は右にある「豊能障害者センター」に送ってね。

これがまた快感。

今は買う快感より、捨てる快感のほうが大きい。

だって、どんどんきれいになっていくんだもの、部屋が。

でも、まったく買わないのも寂しい。

で、やはり「新しい自分」に似合うものを考えてゲット。

まだまだ、「新しい自分」になれるんだなと思えることが大切。

自分の部屋や家は、自分の身体と同じ。

 

溜まったものデトックスして、身体にいいと思うものを入れていくと、心身ともにきれいになる気がします。

身体に悪いといわれる甘いものや衝動買いだって、身体に「喝!」入れるためには時には必要。

買う快感と捨てる快感繰り返して、そのうち消滅。

 これが理想のきもの新陳代謝。

一年くらいかけて、捨てる快感、買う快感も少しは取り入れながら、ゆっくり愉しみながら、新陳代謝していきます。

 「きもの新陳代謝」

きものは大人の最高のファッション」

60代は人生の最高か?-40代以降のファッション」

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「きもの新陳代謝」で弓浜絣ゲット

2015-05-09 09:26:20 | きもの新陳代謝

 

先のきもの整理で「断捨離」、つまりいまあるものを捨て、入ってくるものを断つのは私には難しいとわかったので、

「きもの新陳代謝」、つまり多めに捨てて、少なく買うことにしました。

断捨離ではなく、きもの新陳代謝始めます」

あと何年生きるのかは神のみぞ知るというところですが、どんなに年をとっても物欲をなくすのは難しい。

物欲って、私にとっては生活の彩りでもあるのです。

でも、最近は整理、捨てる快感も知りつつあります。

捨てる、整理するって、「増える」ことでもあるのですね。

何が増えるかというと、空間が増える~~。

フリマに出せば、少しはお金が増える~~(笑)。

で、初期に何の知識もなく、仕事のストレスから買いまくったきもの、どんどん処分しています。

どんだけ知識がなかったんか、どんだけストレスがあったのかと我ながら呆れる~~。

 

きもの着始めの頃は、美しい絹のきものだけがきものだと思っていて、オフ会などでどなたかが、木綿などを着ていると、「どうしてそんな野良着みたいなものを着るんだろう」(ホント、失礼、無知の極みだよね)と思っていたけど、

友、そっと曰く「すごいね、あのきもの、ものすごいお値段なのよ」

ふーん、なんてね(汗)。

今はそんな「野良着」が好み。

着る機会が増えるに比例して、着やすいものが私にはベストと身体がわかってきました。

五枚、十枚と整理して、空いた空間にもう厳選?した好みのものを一枚、二枚~~。

ゲットしたのは弓浜絵絣。

すごいね、糸車の絵。こんな絵を織りで描いていくんですね。

しっかりした木綿で、どんなに洗っても大丈夫。

筆を持っても、私には描けないわ。

着る時間がないので、コーディしてみました。

やはり藍には爽やかに白ですね。

制服に藍が多いのは、日本人の少し黄味がかった肌に一番合うからだとか。

置きコーディではなかなかきものは生きてこない。でも、藍白は定番中の定番だから。

置きコーディって、似合う似合わないより、きものオンリーを見せるためなんですね、最近わかってきた。

プロでも難しい置きコーディ」

今度着用してみます。

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夏まで生きていようか

2015-05-05 08:46:45 | きもの新陳代謝

 

春と秋、衣替えの季節になるとウキウキします。

特に五月、新緑の美しいこの時期は、心も身体も生き返るような新鮮な気持ちで朝を迎えます。

そしていつも、この一節を思い出します。

「~~今年の正月、よそから着物を一反もらった。着物の布地は麻であった」

 太宰治の「死のうと思っていた」から始まる、あまりに有名な一節です。

 「~~これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った」「葉」より

この小説を読んだときには、すごい衝撃。

何が驚いたって、「着物をもらったので、それを着るまでは生きていよう」という感性の跳躍~~。

太宰、おしゃれだもんね。

若い頃はわかったような気がしましたが、今ならもっとわかる。

これとこれとこれ、着るまでは「生きていようと思った」。

これを書いたとき太宰は30代、

今の私は60代、「死」に向き合う気持ちは違うけど、着ていないきもの着るまでは死なないぞ

はい、可愛い金魚の夏帯を購入。ピンクの夏博多。

年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず。

毎年咲く花はどれも似ているけど、人は年々変わっていく。

でも、帯や着物はね、年々歳々、新しいものも、あれ、もう買わないなんて言ってなかった??

 

紗紬やら、絽、麻の帯を出すと、その都度、ああ、これもあった、こんなのもあったなと、新しいものを購入したように嬉しくなります。

片付けの本には「一年中の衣服を出しておく」という項目がありますが、それでは日本の季節を感じる感性が衰えるような気がします。

衣替えは季節を感じる行事。

季節の入った箱は宝箱。

あっ、これもあった。あのとき、これ着たなあ、もう古くなった、小さくなった~~とあれこれ思うのは楽しい。

塩沢は去年着たけど、この藍の絽はまだシメていないな、シメシメ。

というわけで、早くも夏モード。

このままスムーズに暑さに向かうのはチト困る、もう一戻りあると思うけど、それもまた余興。

まだすべての夏物出してないし、襦袢に半襟などの、お仕度もしなくちゃね。

衣替えだって、部屋の新陳代謝。

 

太宰のもらった麻は、「鼠色の細かい縞目が織りこめられてあった」

太宰の麻の縞は、たとえばこんな感じ?

本を読んでもきものの色柄、目に浮かぶようになりました。

そんな想像ができるようになったのもまた着物着るようになってから。きものの楽しみ

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断捨離、ではなく「きもの新陳代謝」始めます

2015-04-12 10:33:56 | きもの新陳代謝

 

暇ひまにきものの整理をしております。

何回か「断捨離」というにはオーバーですが、きもの周りの整理したのですが、入るのを「断つ」のは難しい、楽しくない、ということがわかったので、「きもの新陳代謝」をすることにしました。

これは「入ることを断つ」=何も買わない、のではなく、持っているものを、どんどん変えていくことです。

「捨てるだけ」というとためらいが出ますが、今の自分にふさわしいものに買い替えると思えば、処分も、心理的に抵抗がないと気づきました。

人は、何回か好みが変わります。

似合うものも変わってきます。

その都度、積極的に新陳代謝しようというものです。

まずは初期のころ、毎日のようにポチしていたものを、どんどん処分します。

こんな若い人が着るようなものを、50代で着ていたのよ(汗)

娘でも着ない~~。

こういう類のアンティーク帯は、処分!

で、自分の「今の好み」をのものを出して、傾向を調べます。

仕事、遊びに着ていて、楽か、楽しいかと選別していきます。

青系とピンク系に変わってきた。

人の身体の細胞は、おおよそ6年間ですべて変わるそうです。

肌なんか、一か月だからね。

そういうことで、だいたい6年くらい経つと、前の自分とは違う自分になっている?

成長していて欲しいものです。

洋服だと古いものの処分は、人様に上げるにも難しいものですが、きものはまだまだ喜んでくれる人います。

新陳代謝にも張り合いが出るというものです。

処分しきれないものは、直したり、繰り回ししたりして、これもまた新陳代謝、いたします。

「断つ」より「流す」、空気を換える。この方がずっと身体にも心にも良さそう。

5枚処分して、いいもの一枚買おう10枚処分して~~、こう思うだけで心が弾みます。

物欲、すべてなくすのはとても難しいものです。

 

頂く側から差し上げる側に、きもの循環」

 年末断捨離&なんにもない」

 「初心者熱&プチプラの穴にご用心」

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きもの「時間を味方にする」ために

2015-02-26 09:23:56 | きもの新陳代謝

 

先の「60代は人生の最高か?40代からのファッション」で、きものは唯一「時間を味方にできる」ファッションだと書きました。

日々、それを実感しているワタクシが、意識的に実行していたら、もっと良かったなと考えることを、覚書を兼ねて記しておきます。

これは2009年の春とお正月だったかな。

6年前。それまではとても写真撮る余裕はなかった。

着付けのひどさを隠すため、どちらもコート着用。

 

子どもたちが少し手が離れたこともありきもの熱上昇。

でも、最初は何度も書いた通りヒドイものでありんした。

 

反省を込めて、まずは五つの項目を、ほかの方のアドバイスも含めて記してみます。

1 まず、自分がもっともきものを着ていく場所、行きたい場所を定める。

お茶、歌舞伎、友人との会食、山登り(~~はないか)など、自分がきものを着ていく場所、行きたい場所を想定します。

これによって、どんなきものをどのように着るのかが決まってきますね。

「遊び」「お出かけ」は一緒に行く友人(その方が洋服でも)のことを思い浮かべればきものの種類も限定できるのではないかと思います。

ルールより難しい自由」

 

2 とにかく機会を作って着る。

 着付けがひどくても、お出かけする場所がなくても、とにかく着て、街でお茶を飲んで帰るなんてことも。→これは「きものとからだ」三砂先生の言葉でもありますね。

心理学によると一年に一度長い旅行に行くより、頻繁なお出かけのほうがストレスの解消になるそうです。

そのためには、ふだん着の一着を決めて、着倒す。

ある程度知識を得るまでは、あれこれ買わなくても、お気にいりの一着があればよかったですね、これは反省。

2009年?

3  着るごとに、着付け攻略のテーマを決める

一応着付けを練習しても、襟周り、おはしょり(特に横の部分)、帯揚げと、きものにはいくつもの難所があります。

私は帯は最初は付け帯→名古屋→ようやく最近袋帯、と難儀しました。

ゆっくりと、楽しみながら練習しています。

アッ、ワタシク、着つけ本式に習っていませんから。

そんな時間なくて~~、その都度勉強です。

「きれい着付けの効果」

試行錯誤の結果、劇的きれい襟周り」

 

4 自分に似合う色、髪型、襟袷をときどき確認する

 これらは、年齢とともにかなり変わってきます。

私はずっと、トップで髪をまとめるのが「若く見えていい」と信じてきましたが、ある日ダウンにすると、ぐっと落着きが出てきました。

きものヘア」

 

色に関しても、紫が似合うと信じてきましたが、これも~~。

PCって、ホント、使う色(配色)によって生きたり死んだり、それこそいろいろ変わるように思います。

色は生き物だと思います。

「パーソナルカラーコーディ」

5  きものメンター(師匠)を持つ。

 これは特にきものの着付けの先生などではなくても、とにかくきもの好きな方を捕まえて(!)、いろいろ教えてもらう。

きもの着ている方って、こときものに関してはとても親切なんですよ。

メンターは近くに見つからない場合は、きものブログを見る(笑)。

いやあ、この無償の情熱はすごい。

私にしても、どんだけパワー使ってんだと自分で思うことある~~(苦笑)。

好きなブログをいくつかチョイスして、参考にする。→これは役に立ちます。

 「大好きなスタイリスト原由美子さんのブログ、見つけた」

 きものカンタービレ」→高級きものならこの人?(リンクフリーなので)

きものブログ村の方には「釈迦に説法」ですね。

 

 

2008年

大島の着付けのひどいこと。

「星の王子様」に、「あなたが自分の薔薇を大切に思うのは、その薔薇のために自分の大切な時間を使ったからだよ」という言葉があります。

きものも同じですね。

きものが好きで、そのために時間を使えば使うほど、きものも時間も自分の味方になってくれると思います。

 子どもは過保護になるけど、きものはOKよ。

 

97歳?四世井上八千代さま

襟周りをはじめ、美しい着付け。

仏様のようではありませんか。

ここまでは目指しませんが~~。

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60代は人生の最高か?・40代以降のファッション

2015-02-22 09:09:06 | きもの新陳代謝

 

このところオーバー60、

つまり還暦を過ぎた女性たちのファッションを撮った

写真が話題になっています。

高齢化社会になって、

人口の25%が65歳以上の日本にあっては、

もはや高齢者はいろんな意味でターゲットに

ならざるを得ないのですね。

 

 

 

これはまさに「OVER60」(主婦の友社)の写真集。

女優や有名人ではなく、

普通の人の街でのスナップを撮ったものです。

この方74歳。

ぱらぱらと中をあけると、

表紙の方はファッショナブルではありますが、

あとはまあ、こんなものだろう、という感じ。

ワタクシの感覚だけかもしれませんが。

 

こういった写真は、ニューヨークの写真集がさきがけ。

 

 

 

こちらは80代の女性たち、インパクトあります。

やはり色使いがポイントですね。

渋谷の西武デパートで写真展やっているそうです。

3月一日まで。

 

 

ファッションライター斎藤薫さんも、

それに呼応するように、どこぞの雑誌でこんな記事を。

 

中身は「これからは60代が一番」みたいな記事。

子育ても終わり、余裕もあるからということ。

でも子育ても楽しかったわ、わたし、あれ、

今も子育て中?

いや、子どもの育てられ中だった(汗)。

 

 

斎藤さんは、長寿になった今は、昔とは違って

「七掛けの年齢」くらいが適性年齢ですって。

私が40代の頃は確か「八掛け」と

言われていたような気がします。

気持ち的には「八掛け」で手を打つわ。

七掛けだと、50才で35歳はおまけし過ぎだわ。

35歳はまだ子ども産めるからね。

 

でも「七掛け」とか「八掛け」とか、

バーゲンじゃないんだから、

数字が若けりゃいいってもんではないわ

 

 40代以上限定使用、ということにしないと、

皆が七掛けだと結局、同じことですね。

というか、元気に毎日過ごせれば、

どっちでもいい~~、

というのが本音。

 

で、「ELLE JAPON」という雑誌では

年代別にいろんな女優さんが、

「年取るって素晴らしい!」と仰っていて、

40代を代表してキャメロン・ディアスさんが言うには~~、

「もう美人だとかモテたいとか思わない

「人にどう思われようが構わない」

「些細なことに悩まない」という風になったとか。

まあ、ディアスさんくらいになると、それはもう当然かも。

ワタクシは、最近、同じようなことを感じますわ。

「人にどう思われようとかまわない」とかね~~。

(前からじゃない、とは別の声)

「嫌われる」のに特に勇気はいらない~~。

 

年齢を経ても、「お好きなファッションをたのしみましょう

がコンセプトだけど、ファッションなら、

日本には素晴らしいアイテム、がありますね。

洋服できれいでいようとすると、

どうしてもトレンド=時間を追いかけることに。

でも、きものはね、時間を味方にできる 

唯一の貴重なファッションです。

きものは、大人の最高のファッション」

 

その証拠に、バブル期のファッション、

今写真見ると笑えるけど、

きものだと違和感ないでしょ。

きものは、年を取るほど着こなせ、

身に着き、似合ってくる~~、

女性にとっては、いや男性にも強力なアイテムだわ。

ーーと、実感しているこの頃です。

 

 

「OVER60」より。

この方61歳、まだまだおとなしいですよね。

 ということで、まだまだ楽しめそうで、シメシメの紫苑でした。

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きもので自分の物語を再発見

2015-02-17 09:17:28 | きもの新陳代謝

 

先日実行した柔らかもの10着選定。

挫折したものの、久しぶりに柔らかもの出して眺めてみると、その中から「過去のきもの物語」、とでもいうものが浮かびあがってきました。

私の危機のときに、母が誂えてくれた江戸小紋、

いわく付き江戸小紋で遊ぶ」ブログ引っ越ししたので抜け写真多いです。

誂えてくれたときには、ありがたみはわからず「わっ、おばさんみたい」(当時も十分おばさんだったのにね)と憎まれ口をたたいた黒の江戸小紋。

いつ着るかしらと思いつつ、絞りに魅かれて購入した訪問着。

ここにはないけど、幼い娘が「怖~~い」といった訪問着。

そう、昔風のきものは子どもには少しコワいかも。

私も母のきもの姿はきれいと感じるより、いつもとは違って近づきがたかった。

きもので参観日に着た母には、知らん顔していたかった。

着用したときの思い出に浸りつつ、出して畳むのも愉しい~~。

これがおそらくきものの良さではないでしょうか。

親戚の結婚式やそのときどきの行事には家族の歴史と物語がある。

それがきものの中にじっと潜んでいて、広げるとぱっとその物語が魔法のランプのアラジンのように出てくる。

 「ご主人様、御用は~~」はとは言いませんが、「ご主人様、どんなお話をいたしましょうか」くらいは囁いてくれます。

 

アンティークきものだと、どんな人がどんなときに着ていたのかしら。

その人は幸せだったかしら、なんて思いをはせるのも愉しい。

アンティークバッグを購入したとき、中に「あんなこと言ってごめんね」なんて手紙が入っていたことありました。仲直りしたのかん、でもバッグ売っているってことは~~?なんていろいろ想像したりして。

 

 きものはそれ自体、日本の悠久の歴史を物語る力を持っています。

たとえば歌舞伎の演目に因んだ帯や帯留など、組み合わせ次第で物語を作ってくれるものです。

そんな大きな歴史に、自分の小さな思い出という歴史がリンクする歓びを感じさせてくれます。

Rimg1898

海老蔵の歌舞伎を観たとき、「えび象」というわけで象の帯留をして顰蹙を買ったなあ(汗)

着るのも愉しいけど、出して眺めて、いろんなことを思いだすのも愉しい。

まさに「きものサプリ効果」は、いろいろありますね。

なかなか陽の目を見ることのない紅型やら友禅やら、風通しを兼ねて出てきてもらって、また昔ばなしでもしてみましょうか。

 「帯はお守り、きものは気もの」

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柔らかもの・10着は選べないその理由

2015-02-16 10:20:03 | きもの新陳代謝

先に「フランス人は10着しか服を持たない」(大和出版)に因み、ではきものもと、紬から10着選んでみました。

 「きものは10着でいい?まずは紬から

 江戸小紋を着る機会があったので、ついでに「柔らかもの」を出してみました。

 

 

リビング照明なので、色が出ない(泣)

まずは江戸小紋、右から青緑系、リーフシャドー鮫小紋、グレー絞り。黒地鹿紋。

このほか先の「きもの遠近法」で着用の黒鮫小紋、ほかに普段着用に二着くらいあるかな。

 

 

これはお気に入りカーキ色の訪問着

本琉球帯・代官山の朝倉邸」で着用。

しかし、訪問着といったフォーマルきものは箪笥の奥に仕舞ってあるので、出すのに一仕事どころか二仕事。

そこでこれまでの写真を転用して10着。色無地はほかにも黄土色、漢方染などあったな。

しかし、この書籍の趣旨で「10着選ぶ」のは、質のいいものを普段でもどんどん着用、そのための10着。

ここで洋服ときものとのズレが出てきました。

紬は、まあ、どんないい物でも、元来ふだん着用。

現在ではホテル会食やレストランウエディングなど、もうほとんど場所を選ばなくなりましたが。

しかしファーマルきものは、逆に普段にきるのはちとオカシイ。

まあ、そのほか、きものの特徴として

1 季節柄というその時期だけ楽しめるものがある

2 小紋は、一着をまた違う雰囲気では着用できるけど、やはり実用よりおしゃれ度のほうが高い。

それに、これはファッション全体に言えることですが、ファッション、おしゃれって、どこか「見せびらかしの心というものがあるのではないでしょうか。

 「ほら、こんないいものを持っているのよ」

「ほら、こんなに安いのよ」(これは紫苑ですが~~、安さ自慢もジマンの一つ)

 「どこで着る、誰に見せる?&衣装比べ」

人さまのファッションを見て楽しむのも、お洒落の醍醐味。

シンプルな白いシャツとパンツだけで着こなすおしゃれも素敵ですが、カラフルなおしゃれを楽しみつつ、センスアップのための試行錯誤もまた楽しいもの。

「フランス人は10着~~」の著者、服を持ちすぎる見本として「セックス&シティ」というドラマの女性たちを引き合いに出していますが、彼女たちのファッションが「シンプル」だったら、あれほどの話題にはならなかったと思うよ。

おしゃれって、本来文化の一種だから「無駄」なもの、贅沢なもの。

いつも同じシャツを着ているおしゃれさんは、同じシャツを何枚も持っていたり、ね。

それで日々元気になれるなら、多少クローゼットがいっぱいでもいいのでは~~、とこれは安物買いの紫苑の言い訳かもしれません、ね。

とはいえ、やはり似合わないもの、もう着用しないものは、値段に関係なく破棄。

 おしゃれかシンプルか。

また植田さんの写真に登場していただきます。

やはり、真ん中が紫苑として(笑)、まだおしゃれのほうを向いているわ。

 おしゃれでセンスある断捨離実行者って、ものすごくハードル高いです。

 

でも、こういうこと実際にやると、箪笥のなかを改めて見直し考えるから、決して無駄ではない。

すっきりするしね。

同じようなもも重なっていたり、もうこれ以上いらないわ、との自覚も出る。

まだまだ雑念の多い紫苑ですが、まずは洋服の10着を決めましょうか。

今回の敗因は、ファーマルきものを入れたこと、次には普段おしゃれ着の小紋だけの10着、懲りずにやってみたいと思います。

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きものは10着でいい? まずは紬から

2015-02-03 09:18:44 | きもの新陳代謝

 

「フランス人は10着しか服を持たない」(大和書房)という本について述べ、「私も10着選んでみようかな」とチラと書いたら、「お願いします」という要望が(いつも素敵なコメントをくださる方から)きました。

そうか、この際だから、自分がどんなものが好きなのか、やってみようかなと、暇ひまに箪笥から出してみました。

 

 

この本は、アメリカ人の著者が、フランスの貴族の家にホームステイして、その時のライフスタイルをつづったもの。

「貴族の家」と「10着」がミソというかキーワード。

 内容はといえば~

「部屋を片付けよう」とか「間食はシックではない」「からだを動かそう」とか、まあ、やればいいに決まっていることが書いてあります。

まあ、なかなか実行できないから本が売れるのでしょうね。

コートやドレス、アクセサリーは含まずの10着。

その十着を試して、必要なものといらないものを見極める~~。などなど。

まあ、いつもの整理術。

 

参考になったはことといえば、「いいものを普段使いに」ということ。

著者は、いいものを身に着け、台所に立つときはエプロンをするそうです。

そうまでしなくても~~。

 

とまあ、本の紹介はともかく、「きもの10着」、この際だからやってみました。

翡翠色の大島・久米島紬二着・グレーベージュのお召(4着)

グレーの琉球紬・蜘蛛の巣などの絞り紬二着・ムガシルク・ベージュ紬(4着)

格子お召・白大島で10着プラス紅花単衣一着。(これは大好きな色なので袷でも着たいから)

好きな色・着やすい仕立て・どこにでも着ていける~~。

この三つを基準に10着+一着。

あれもこれも入っていないけど~~。

これは次の10着。

 

著者は、10着でまずは一か月試したとあります。

きものだと一年だよね。一生でも?

 

でも、とりあえずこの10着を、「箪笥の一番取りやすい場所に置く」ことができました。

ファーマル以外なら、どこでもOKの10着。

 

というわけで、次は柔らかものの10着を決めてみます。

 これは箪笥の奥のほうにあるので、面倒かも~~。

 

「それじゃあ、10着にならないじゃない」

まあ、そうなんですけどね。

「10着」という数はシンボル。

 自分のライフスタイルによっては5着でも、30着でもいい、と解釈します。

 自分の持っているものを把握して、いかに活用するかということ、そこから自分に大切なものを見付ける、これが趣旨ということで、少しはすっきり。

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コメント (6)
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