瀬戸内海国際芸術祭に行きました。
このお祭りは、瀬戸内海の美しい島々を舞台に、いろんなアーティストが作品を発表するという芸術祭です。
10月5日の初日は台風の影響であいにくの雨。
ときおり小雨になったり、また本降りになったりと安定しない天候です。
女優南果歩さんのパフォーマンス「人魚姫」があるというのでそこに行くことにしました。
この雨のなか、大丈夫だろうか」と思いながら、とにかく本島に渡ります。
このパフォーマンスは、南さんが一般の客として芸術祭を訪れたとき、海を背景に何かやってみたいと始めたそうです。
昼ごろには本降り。
ところが私たちが観る頃には小雨に。
海を背景にした浜辺の舞台。
南さんは最初、人魚姫の祖母という設定で登場し、王子の命を救うため自ら泡になるという悲しい話を、パントマイムを得意とする小野寺修二さんと組んで演じます。
「フェリーの待ち時間に何かパフォーマンスがあればいいな」ということから始めたそうですが、雨のなか長蛇の列。
夫の渡辺謙さんもいらしてましたよ。
500円ではとても見られない完成度。ちょっと驚きました。
南さんのセリフとパントマイムがかみ合って笑いあり、涙あり~~、30分と短いのですが、短さを感じさせない充実です。
この芸術祭、小豆島、直島、粟島などいたるところにアートが仕掛けられていて、景色を楽しみながら、それをゲームのように探して回る仕組み。
和太鼓集団鬼太鼓座の公演前の様子.
時間が合わず断念。
普通の家の壁に掛けられた作品。
普通の家に張られた蜘蛛の巣(蜘蛛もここではアーティスト?)
「いえ、普通に生きているだけです。都会ではロケーションがないだけで」と蜘蛛?
突堤の先に設けられたオブジェ。
浜辺のオブジェ「叫ぶ女」
道端に捨てられた栗のイガ(ゴミという芸術!)
道端のオブジェ「或る女」(手にしているのはビニール袋アート!?)
写真を撮るときだけ、なぜか雨がやむ不思議。
というわけで、この日は島に渡る前に仕事関係の挨拶、打ち合わせのため洋服、というより「きものではない」
洋服でよかった
台風の影響で時折強い雨。
ちなみにこのチュニック、羽織を解いて自分で作りました。
ミンサー・バッグと自作のリフォームストール
このあと再び本降りの雨。
観るものすべてアートに変える不思議空間でした。
普通の空間もそう思って観れば立派なアートなんだなあと
つくづく実感しました。
次の日はまた別の島に行きます。
応援ありがとうございます。
海は広い、島はきれい、人は面白い