もう何度もアップさせていただいた
樹木希林さんのきもの。
それがまとまった一冊が出ましたね。
「樹木希林のきもの」(平凡社刊)
ブログ村のあつみさんが
仰っているように「転載禁止」なのです。
しかしですね、本では
過去に写真撮り放題の展示会やらで
拙ブログにアップしたものと同じ作品が
多く載っています。
まったく写真ナシというのも寂しいので、
そちらをアップしつ、
本のご紹介と行きましょうか。
「母は極端なまでにモノを買わない、
溜め込まないという精神を貫いていた」
(娘の也哉子さん)そうで、
オモチャを買ってもらった記憶もなければ、
洋服も、
家財道具や調理器具も最小限しか持たず、
「頭を使って持っているものの範疇で
どれだけ代用できるか」が口癖だったそう。
まさに「ブリコラージュ」
(やりくり)ですね。
樹木希林さんのきものが人気なのは、
持っているモノを生かす工夫が
共感を呼ぶんでしょうね。
女優さんだけど、
「ぴっちり、皺ひとつなくマネキンのように
着るのではなく、昔の人が普段着として
着ていたときのように~
多少の崩れもニュアンスのうち」
という着付けに対する考えも、
私など大いに共感
孫の成人式用に一式用意したあと、
「~あとは、これにバスケットシューズを履いて」
と宣うて、家族を驚かせたり。
樹木さんの着物にブーツはもう
フツウだもんね。
ゼクシ―のCMより。
何事も「始末」な彼女ですが、
着物だけは必要以上に集まってきた
そうで、(アッ、これも一緒!?だわ)
それらの着物を生かし切ったという。
「始末」とは無駄遣いをしない、
生かし切る、ちゃんと片づけることの意味ですが、
樹木さんは着物だけではなく、
ご自分の一生もきちんと最後まで
「始末」なさったのですね。
小さい大島に裄と襟に別布を
付けて~~。これ真似したい。
「着物には冥利がある」とも。
「冥利」とはいい言葉。
知らず知らずのうちに受ける幸せ
ということです。
冥利の「冥」はあの世のこと。
まさに「あの世」からも
いまなお幸せを届けてくれた希林さんでした。
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