コロナ、また緊急事態が来そうな勢いです。
最近読ん本を挙げておきます。
ほかのブログから教えてもらった本ですが、
思いがけず、
若い頃に愛読した本とつながって
いろいろ読んでみたくなりました。

「赤いモレスキンの女」
(アントワーヌ・ローラン・新潮社)
イラストが素敵です。
前にアップした「ミッテランの帽子」
の著者です。
女性のバッグを拾った主人公が
持ち主を探すために見たバッグの中身。
それに魅了され、
持ち主をイメージしながら
探していくというお話。
著者は「落とし物」に興味があるのか、
ミッテランの帽子も落とし物の話でした。
というか、
その人が持っているモノは
持ち主そのもの、なのかもしれません。
彼女のバッグの中には
香水、モディアノの本などなど。
フランス映画を想像させる
シャレた一冊です。
別れた妻の生意気な娘が
キューピットになるとか、
フランス映画の定番ですね。

私のバッグの中身は~~。
主人公の男性が
本屋さんというのもいいなあ。
小説に登場する本、
モディアノとタブッキの本は
ワタシがうんと若い頃に読んだ本
だったのも嬉しい。
再読しました。

「インド夜想曲」(白水社)
当時、読んだあと興奮した覚えがあります。
この本も、やはり人探しを幻想的に
描いています。
映画にもなりましたが、
映画は~~。
もう一冊はモディアノ。
この人の「イボンヌの香り」
という本(映画にもなった)は、
あまりに女性を美化していて
ちょっとねと思った記憶があります。
「モディアノ中毒」と言われるくらい
好きな読者がいるとのこと。
ノーベル賞受賞の作家。
今回、読んだのは、

「パリの尋ね人」(作品社)
こちらは新聞に載っていた
ユダヤ人の少女を何年にもわたって
その後どうなったのかを
モディアノが追う実話です。
モディアノもユダヤ人。
自らの記憶を織り交ぜながらの語り口は
過去が現在を覆い、
現在が過去を浮かび上がらせて、
幻想的です。

少女と一家。
ナチス時代を生きた人は、
あの当時の記憶、自分の想い、
意味をずっと考え続けるんですね。
もう過ぎたこと、
終わったことにしない。

こちらはBSで見たドキュメンタリー。
「私たちは喜んでヒトラーを愛したのです」
堂々と過去を語る人たち。
さて、
私のバッグの中身を見て、
恋してくれる人は~~、
いないだろうな。
神秘とは遠く~~。
若い頃はどんな本を読んでいるかで
人を好きになっていたものです。
好きな人の読んでいる本を
そっと覗いて、
同じ本を読んでみたり~~。
そんな夢見る頃を思い出しました。
本はデジタル読むよりやはり紙でしょう。
素敵な本の紹介に感謝します。
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